ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

それは二人の物語。『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』10/5マチソワ

2021年12月追記:

再演おめでとうございます!!!この記事書いたあとに名古屋へ飛んだり韓国版の話を聞いたりと2年拗らせたので、今となっては自分の中での解釈が全然違うな‥とも思うのですが、初見の印象は初見でしか出ないので加筆修正はせず残しておきます。




2014年に一度見たにも関わらず、2019年頭にスリルミーに狂ってから早10ヶ月。感想を探すとたどり着く、韓国ミュ感想ブログの数々。そしてどのブログでもスリルミーと共に語られていた作品、それがストーリー・オブ・マイ・ライフ。通称(?)SOML。

へーこれも二人ミュージカルなのか、あっ日本でもやるの?ってか万里生さん!!?と、トントン拍子でチケット取った。推しのいないミュージカルしかも日本初演っていつもそこまで積極的に行けないけど、スリミ好きな人が好きならわたしも好きやろ…という確信と、繭期*1が大好きな役替わり上演だと聞いて即決。オタク、ちょろい。

10月1週目にでかめの関西公演が固まりすぎてて、一回しか見れないかもってドキドキしてたけど両方見れた。

 

ストーリー・オブ・マイ・ライフ 10/5マチソワ

人気短編小説家のトーマスは、幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰って来る。しかし、葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばない。すると死んだはずのアルヴィンが目の前に現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と積み重ねた人生の本当の物語を書いた原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。しかし、トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。果たして、弔辞は完成するのか・・・。
いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。
アルヴィンとトーマスが子供時代に育んだ絆と生涯を通じて築き上げた友情の物語。

 

田代万里生 平方元基 (相互出演)

 

ートーマス・ウィーヴァー
名声を得たカリスマ作家。アルヴィンの生涯の親友。

ーアルヴィン・ケルビー
繊細で、自由奔放な男性。トーマスの生涯の親友。

 

ストーリー・オブ・マイ・ライフ | 【公式】ホリプロステージ

 

マチネを見たあとは圧倒的多幸感に包まれて、「まりアルめちゃめちゃ可愛い!目が足りない!ちょっとまりアルの動きが多すぎて情報量やばくて、ひらトムの台詞いくつか聞けてなかったごめん!スーツかっこよすぎ足が長すぎ、二人とも歌うますぎ!」ってテンションの高い(IQは低い)感想ばかりが出てきた。曲も好き、小編成バンドによる生演奏も良い、でかい本棚も素敵。すごく晴れやかな顔で会場をあとにした。

ところが一転、ソワレは「いやこっちがトゥルース*2だわ、まりトムめっちゃええやん…ひらアル純粋…泣けた…」ってしみじみした。マチネでどゆこと?って思ったとこもだいたい解決したし、考えれば考えるほど「しあわせな話では…なかったな…??」って気付いた。わたしの情報処理力がポンコツなだけかもだけど2回見て本当によかったなと思いました。小並感。

 

◆ジョージ・ベイリーにあってアルヴィン・ケルビーにないもの

やたら公式に予習として「素晴らしき哉、人生!」をすすめられたので見ましたが、名作ってマジで名作なんだな…ってアホな感想を抱いた。2時間10分であの町ごと愛しくなってしまった。

それにしてもあんなに作中でジョージとクラレンスの名前が何度も出てくるとは思ってなかったし、ベルのくだりは「進研ゼミでやったとこだ!」って気分になったんですけど、これアメリカ人からしたら当然のことなのか…。日本でいうとなんだろう、ドラえもん?桃太郎とか?毎年クリスマスの時期にTV放送される、で忠臣蔵かなって思った。(今の若い世代には馴染みがないだろうけど)

天使の出てくる作品だったので、それのオマージュだからアルヴィンは天使(になった?)だと思っていた。衣装がクラレンス寄りなのでなおさら。それにしてはトムが驚かないし説明もないな…めっちゃしゃべるのに…と首を傾げていたら、天使(仮)アルヴィンとの会話が全て過去のやりとりの繰り返しだとわかっていく。そこに居なかったものは覚えてない。知らない。あれはあくまで、トムの記憶の中のアルヴィンだった。それに気付いてから見るソワレがめっちゃおもしろかった…。

 

家業を継いで町を出られないアルヴィンはジョージそのものだ、と最初は思ったけど、ジョージには商才があって、美しい妻と4人の子どもと、父親は亡くなっているけど家族もいた。友人もたくさん、あの町から愛されていた。

変わり者だと言われ続けたアルヴィンは、早くに母親とレミントン先生を亡くし、トムと疎遠になり、ついには父親までも。そんな彼には何が残されていたのか。彼に8000ドルは集められない。彼のために祈る人もいないから、クラレンスも来ない。というかアルヴィンにとってのクラレンスはトムで、ずっと祈っていたのに届かなかった。

マチネで、クリスマスカードの一枚目が偶然トムの机に届いてしまってた。あまりにきれいにふわっと落ちたものだから、ワイヤーでもついてんのかと思ったくらい。演出的には届いちゃいけないんだろうけど、なんだか嬉しかった。一枚目までは届いたのかなぁとも思った。最初は「会いたい」って率直に書いてて、次が「愛を込めて」だったのに、最後のツリー型のカードは「ケルビー家より」になって。時間の経過と心の離れ方があまりにエグい。(トムの負担にならないよう、アルヴィンが考えた結果の差出人なのかもしれない)彼の祈りは届かない。

 

予習した結果「いや…しんど…」って顔を覆う羽目になったけど見ててよかった。

 

◆役替わり公演による演じ方の違いの話

二人とも出ずっぱりなので、途中で水飲み汗拭きタイムがあって飲み方拭き方にも個性がある。元基くん汗っかきだとは聞いていたけどアルヴィンの衣装で拭きまくっていて笑った。万里生さん水飲みながら本にハタキかけてて器用だなと思った。さすが元書店員。

 

・田代アルヴィン

止まったら死ぬんか?(※死んでる)ってくらいめっちゃ動く。動きが忙しないし普通にうるさい。声も高くてずっと10歳前後。両手で水飲みながらニコニコと1876年歌うトムを見てるんだけど、間奏で「プハー」って息吐くのマイクが拾ってて(わざとだろうけど)思わず笑いをこらえた。パパの能力説明のとこのお客さんは老婆。独立記念日大暴れ。

万里生さん笑うと目がなくなるしずーっと笑ってるから、笑顔がなくなった瞬間がやばい。バタフライで途中から泣きそうになるのはひらアルと一緒だけど、顔がかなり翳る。トムがいなくなることを察したけど、ギリギリまで受け入れたくなかったような。何度も繰り返されるパパの弔事の場面、「…見せて」の冷えっぷりがすごい…台詞一つで一気に空気が変わる。好きだな…。

パパの弔辞を即興で言いながらもだんだん調子に乗ってきて、THE・アメリカンな身振り手振りで表情もコロコロ変わるのちょっとおもしろかった。

最後に机に座るところで、自分の隣の荷物をどけてポンポンと軽くたたいてトムを呼んでいたの可愛かった。

トムを焚き付けて背中を押すアルヴィンだなと思った。

 

・平方アルヴィン

変わってるけど、おとなしくて優しい子。トムの前以外ではそこまで自己主張しなさそう。単純に背が高くて声が低めだからかもしれない。ずっとトムのことを目で追ってる。ちょこちょこ動き回って机の後ろに隠れたタイミングでも汗拭いててちょっと笑ってしまった。トムと共に成長していって、どの回想シーンでもちょっと子どもっぽいところはありつつも年相応かなぁと。ハタキの使い方は雑。パパの能力説明のとこのお客さんは若い女性。

バタフライでどんどん涙はたまっていくし鼻も赤くなるけど、それでもなんとか微笑んでる。まりアルよりも、トムがいなくなることを受け入れようとはしている。できなかったけど。川に枝を投げながら、本当に悔しそうに小さく「あぁ…」と漏らす声が悲しかったから「滝越えた!」の嬉しそうな姿に余計に泣けた。

パパの弔辞は一言一言噛み締めながらゆっくりと。途中から表情が和らいで口調も軽やかになる。

トムを「見守る」アルヴィン。

 

・田代トーマス

めっちゃ頭良さそうだしユーモアもありそう。成長したあとの回想パートでも時々アルヴィンと一緒にはしゃいでいた。首元寛げたあとにネクタイピンひっかかってしばらく苦戦してたの笑った。机に足を上げるし結構テキトーなとこありそう。

自分よりでかいのに抜けてて頼りないアルヴィンを支えて、隣を歩こうとしていたトムかなと。でも自分も強くはなくてよく泣きそうになってた気がする。多分ひらトムはやってなかった、「お前が教えろよ!」のあとに膝をついてアルヴィンにすがり付いてしまうところの印象かな…。あれびっくりした…。

 

・平方トーマス

シンプルにスーツ姿がかっこいい…足が長い…。コートと一緒にジャケット脱げるし忍び込むとこで肘打ち付けるし(あれはアルヴィンも悪い)ちょこちょこ事故っていておっちょこちょい感。でも全体的には落ち着いていて、ベストセラー作家の威厳がある。回想の中でもちょっと大人びて…いるのは隣のアルヴィンが子どもっぽすぎるだけかも。でもそんなアルヴィンがいるからこそ自分はしっかり大人にならなきゃって思ってそう。自分より小さくて要領の悪いアルヴィンを守ろうとしていたトム。

 

万里生さんは実は初めて(スリミCDやアルバム聞いたりエリザDVD見たりはした)で、元基くんはアリスかと思ったらるひま納祭ぶり。多分。

目が動く方を追ってしまうのでどっちもアルヴィン寄りで見てしまったから、あと2回増やしてトムメインで見る回を作りたかった…大阪そもそも3公演しかない…。

最初に見たのがひらトムまりアル回なのでわたしの親ペアはこっちなんですが、最初にも言ったけどまりトムひらアルがトゥルースでひらトムまりアルがリバース*3だし、話がすんなり入ってくるのもまりひら…というのはただ2回目だったからかもしれない。

役替わり公演ほんっと好きなので今度も続けてほしいけど役者の負担がやばいような、スリル・ミーのように数組キャストで回してほしいような。すでに再演がある前提で話していますが東京完売だし再演…お願いします…。

 

◆アルヴィンの死因とバタフライ効果

死因は明言されてない以上どうとらえてもいいと思う。それこそジョージのように追い詰められた末の自殺でも、何かしらトラブルに巻き込まれての他殺でも、完全な事故でも。

わたしが今日の公演を見たうえで想像したアルヴィンの最期は、一番気分の落ち込む(トムが傍に居ないことが顕著なので)クリスマスイブに橋を歩いていたら、突風に煽られて持っていた本や紙の束が舞い上がって川に落ちそうになり、消耗した彼にはそれが蝶に見えたのかもしくはトム・ソーヤーの本だったかで、つい手を伸ばして追いかけてしまってそのまま落ちた。という感じ。追いかけて、川になって、海へ行く。半分事故半分自殺くらい。

なんでもその言葉で片付けるのもな、とは思いつつ結局二人は共依存だったと思う。あのタイミングで離れちゃいけなかった。アルヴィンと過ごした過去を小説として書き上げるトムの才能は確かだし、ずっと一緒にいるわけには行かなかっただろうけど、「こっちに来るな!」のとこ以外もどうも間が悪かった。じゃあいつだったら良かったのかと言われるとわからないけど…。首筋へのキスめっちゃびっくりしたし、その場所への意味(作中でもそうかはわからんけど)ググって倒れた。

作中でバタフライ効果について語られるけど、この二人の場合もし出会わなかったら…はあまり考えたくないので、アルヴィンがトムに本の素晴らしさを教えたのが最初だろうか。そこからトムは物語を書くようになり、大学へ行くため町を出て、アルヴィンの元から離れる。二人にとっての蝶の羽ばたきは、トーマスがトム・ソーヤーの冒険のページをめくっていくこと。

戯曲に残された余白の具合がすごく好きなので、余計なこといっぱい考えてしまうな…。死因なんて完全に妄想の域だし。きっとキャストが変われば受ける印象も変わるから、何卒再演を…(何回でも言う)

 

◆その他もろもろ

曲好き!訳詞は原曲知らないなりに直訳っぽいなとか字余りすごいなと思ったけど、まー難しいだろうしな…。照明はきれいだったけど、本棚の色めっちゃ変わるの笑った。クリスマスあたりからビカビカ光り始めてもう最後らへんめちゃめちゃ。ホラーかよ。本棚のあちこちに小道具が混ざっていて、水とか汗拭く布とかも一緒に置いてあるの雑多で好き。

マイクが顔の両側にあって、へぇその方が音のバランスいいのかな~二人だけだとそんなことできるんだって勝手に感心してたけどあれ水没で片方死んだ時の予備?

衣装はほんっとアルヴィンの丸メガネ蝶ネクタイ見たかったんですけど、あれだけ汗だくになってる二人を見るとしょうがないか…むしろ韓国の眼鏡どうなってんの??あとパンフにも書かれてたけど、元基くん寒色で万里生さん暖色になってるのおもしろい。ネクタイも、タンブラーも?というかパンフめっちゃ読み応えありますね…。弔事ってワードがあまりしっくりこないと思ったら実際意味合いが違うそうなので納得。

あんだけ雪が降ってくる舞台久々に見たんですけどやっぱきれいだなー!ラストで雪とキラキラが一緒に降ってきて、二人とも頭パーマかかってるからいっぱいひっかかってるの可愛い。その状態でカテコなの可愛い…。

余白はいくらでも考え込めるけど、全体を見ると爽やかでまっすぐ前を向きたくなる作品。それに加え曲と歌声と二人の可愛さで多幸感がすごい。もうちょい小さい箱で見たかったけど、これはだいたいの関西公演に言えることなので…。

 

いつかクリスマス記念公演やってほしい、昼にSOML見て夜に家で素晴らしき哉、人生!見たい。逆でも良い。

カテコで万里生さんがおっしゃってたように、この作品が末永く愛される作品になればいいなと思うし、そんな作品の日本初演を見られてほんっとうに良かったです。

 

 

こういうちっちゃい可愛いとこいっぱいあったから覚えてるうちにレポ絵描いときたいなー。

 

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メインビジュアルひらトムまりアルだったっけ…忘れてた…。パンフの構成が左右両開きだけど、ページ数はまりトムひらアル側のが多いのでほんとこの公演どっちがどっちって決めずにやってるのか。
公式の初日レポ写真が片方だけなのでもう片方もほしい…。

 

*1:TRUMPシリーズを拗らせてるファンの総称。

*2:TRUMPシリーズをはじめ、末満健一氏作演出の舞台でよく行われる、劇中で対となる役を二人一組の役者がステージごとにトレードして演じる公演において、メインビジュアル等で使われたりして「正史」っぽい組み合わせのこと。役替わりした状態を「リバース」と呼ぶ。でもどの組み合わせが自分の中で一番ハマるかは人それぞれ。

*3:ギャグ要素が強めだったりキャストが活き活きしているとリバースって感じがする。

兎にも角にも内藤マリウス。2019年レミゼ個人的総括

2019年レ・ミゼラブル、大千穐楽お疲れ様でした。そして2021年の上演決定おめでとうございます!
2017に沼って専用ツイアカまで作ってから早2年。通うつもりではいたとはいえ、予想外のハマり方したり双眼鏡新調したり最終的に予定になかった博多へ飛んだり、とても楽しい夏を過ごせたのでその記録です。相変わらず感想ではない。自分のツイや絵の引用いっぱい。この記事ちょうど10000文字らしいよ。
まぁ記事タイトルが全てを物語っている気もするけど、語りたがりのオタクなので…。


今までのレミ関連の記事。

yhforestmk.hateblo.jp

yhforestmk.hateblo.jp

これらを見るとわかるように、わたしにとってのレミとは相葉アンジョルラスのことだった。とにかく相葉アンジョが見たい、が優先。でも初手のチケ取りは思った以上の落選で、最初に取れた2枚(大阪初日と、大阪唯一の吉原伊礼回)に相葉アンジョ回がなかった…。
「えっっやだ無理無理、ばちンジョ見れないとか無理!!!」と、その次のプレイガイド先行で他キャストをほぼ見ずに相葉アンジョ回ばかり適当につっこんだ結果、5枚の時点で相葉アンジョ回は3。
そしていつの間にか、内藤マリウス回が4あった。ばちンジョより多くなっとるやんけ。

そもそも、最近までわたしはマリウスを全く重要視していなかったんですよね。2017でうまいこと3マリを見られてその違いを楽しんでいたので、良い意味で「誰でもいい」って感じ。あと砦でよく見失ったり見間違えたりしてるので、自分の中での優先順位が比較的低め。

今回の偏りっぷりは相葉アンジョと同じく大阪通しキャストが内藤マリウスだったからなんだけど、まぁ別にいいか~みりんぼしくん可愛いし!とそのままスルーしていたら、のちのち7月の自分にめちゃめちゃ感謝されることになる。

最終的に8回入りました。内訳は後々。
わたしの複ステはいつも気付けば上限が8回で、身体的にも財布的にも仕事の休み的にもこれが限界なのかもしれない。
 

◆2019.7.5マリコゼ革命

内藤大希さん。多分、大山真志氏や西川大貴さんあたりのアルゴ組エピソードでお名前を知った気がする。認識した頃はたなかみりんぼし時代(?)だったので未だにみりんぼしくんと呼びがちなんですけど、ちょっとずつ内藤さんに修正かけてる。

「るひまの前にレミゼで見ときたい」という雑な理由で2017のみりマリを見て、ちっちゃくてあまりしっかりしてなくてチワワみたいで可愛いマリウスだな~好きかもな~と思った。そのあとのるひま(る年・る戦)の役がどちらもめちゃくちゃ好きで、ちょっと気になって検索してインタビューとか読んでたら、ミュージカルに対する考えなど推しさんに近い部分を発見しそもそも推しさんファンだということも知り。内藤さんの好感度が上がったところでの2019年マリウス続投。

またあのチワワマリウスが見れるのか~とウキウキして迎えた7/5マチネ。

 

 

 びっっっっくりした。かっこよくて。

この日の感想ツリー、幕間までみりマリみりマリって言ってるのに二幕以降言えなくなった…。

これの前に海宝マリウス+前方席で見たおかげで、動線がわかって見失わなくなったので砦でのマリウスがしっかり見えて、そんなことしてたんだ!?という驚きもあった。きっと髪型の影響もある。かなり泣いてるカフェソングに、(CDでしか聞いてないけど)推しさんマリウスの泣きカフェソングを思い出して「えぇ…好き…」って思ったりもして。じわじわと、今年のみりマリ良いな、という思いが積み重なっていたところでのバルジャンの「告白」。

 

語彙力乏しくて言い表せないので自分のレポを貼るけど(画力があるとも言っていない)

 これが

こうなってた。

告白の意味にすぐ気付くようになってたのは勿論として、このシーンでボロボロと泣くマリウスにとてもびっくりした。戸惑ったり困ったり何でそれ今言うのって怒るのはわかるんだけど、「泣く」という選択肢が自分の中になくて。この日一階ほぼ最後列だったのでオペラを覗きながら「嘘やん…えっ…これほんとに内藤マリウス…???」ってこっちが戸惑っていた。コゼットだけでなく、バルジャンのことも想って泣くことのできるマリウス。めちゃくちゃ衝撃。

 

そしてエピローグ。これまでは主の国へ向かうバルジャンとその向こうの学生たちを見ていて、舞台前方のコゼットとマリウスのことはそこまで見てなかったんだけど、この日は前の告白の衝撃を引きずったままマリウスを見ていた。ら。

 

 

いや、いやいやいや、マリウスそこでも泣く!?!?

もう二幕ほぼ泣いてるやん。自分じゃなく色んな人のことを想って泣いてるやん。しかもそれを受けてコゼットが笑ってる…尊い…絶対幸せになってくれ……。このあと笑いながら額をこつんと合わせるし、まゆコゼの「パパ、ありがとう」でトドメくらって自分もひくほど泣いてしまった。この感想書きながら「のび太結婚前夜みたいだな…」って思った。内藤マリウスはのび太くんのように、人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人…。よし、マリウスの結婚前夜しよ!前日に飲みに行ってくれる友人みんな死んでるけど…。

小南満佑子さんのコゼットってわたし2017で3回(つまり全部)見てたはずなんですけど、全く覚えていない。学生を重点的に見始めた頃だったし、前述したように自分の中でマリウスの優先度が低かったんだから、そりゃあその隣にいるコゼットは覚えてない…。なので2017からの違いなどはわからないんですけど、この時明確に「もっとまゆコゼが見たい。みりマリまゆコゼカップルが見たい!!」って思った。内藤マリウスはあと3回チケットがある、まゆコゼも同じく大阪通しキャストだからあと1回くらいは…!

なかった。(チーン)

しょんぼりしたけども、でも今年また出会えてよかった見れてよかった、ありがとうまゆコゼ!(※まゆコゼ自体はまだ見れる)

 

 

◆そして博多へ。

そんな感じで7/5にマリコゼ革命が起き、残りの回もマリウスを重点的に見るようになる。また、推し現場がなくなって浮いたお金で明るくてお高い双眼鏡を新調したおかげで、バイト探しやアンサンブル学生たちのこともどんどんわかっていく。マリウスと仲良しで、砦でも結構近くにいるジョリ/新井海人さんに目を奪われた。

毎日内藤マリウスや相葉アンジョ、アンサンブルのレポを描きながら楽しんでいたけど、大阪公演がだんだん終わりに近付いていく。8月のスケジュール帳は推し現場のはずだったので真っ白。どっか行きたい。エンタメが抜けた穴はエンタメで埋めたい。というか、博多レミに行きたい。

内藤マリ小南コゼがどーーーしてももっかい見たい!! 

相葉アンジョルラスがどーーーーーしてももっかい見たい!!!!

原作読んでからレミゼ見に行ったらとても楽しかった話 - ぼちぼち観察記録

完全に2017年と同じこと言っとるやんけ。

でも8月は夏休み。東京でもいろんな演目がある。エリザ当券チャレンジ…ブランニューミューコン楽しそう…個人のライブもあるな…やっぱ東京強いなぁ行くか…と、かなり東京に心が傾いていた頃、唐突に気付いた。

 

 

内藤マリウス&小南コゼット、共に博多前半楽が2019大楽。

え??は?マジで言ってる?あっはい、

 

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来ました。

博多座、良い劇場ですね…あまり見る時間なかったけどお店もいっぱいあって楽しかった…駅からのアクセスも良い。目の前にショッピングモールもある。便利~!

 

いやーーーー、来てよかった……。ずっと見つけられてなかったマリコゼのバイトもわかったし、この日のODMの気迫すごかった。あんなにマリウスの声が聞こえたODM初めて。(音響や席の関係もあるだろうけど)

カフェソング以降もうずっと泣いてるマリウスにしょっちゅうもらい泣きしてたんだけど、驚いたのはそれ以上に泣いてるコゼット。小南コゼット、内藤マリウスよりちょっとお姉さんって感じで(内藤さんのが8歳上のはずなんだけど…内藤マリウス、時々15歳くらいに見える…)背もすらっと高くてしっかりしたコゼットだと思っていたので、そんな彼女が歌い出しに詰まるほど泣いていた。手紙を読みながら、読み終わってから、歌い終わる直前にと何度も感極まっちゃってて。その度にマリウスが優しく手を握って顔を寄せて、泣きながらも笑顔で慰める。もう最後は二人ともまともに目が開けられなかった。

終盤の印象が強いので泣いてる話ばかりになってしまうんだけど、とにかくすっっっごく良かったんですよ…。大楽の二人も、それを全力で押し上げる他全員も…はーー来てよかった……。細々した感想はだいたいツイに投げたのでもうこれしか言えない…。

 

◆ざっくりキャラごと感想。

ざっくり行きます。後ろの数字は見た回数。チケ取り時ほぼ相葉アンジョ(あと初日と楽)しか狙ってなかったわりにはいい感じにバラけている。

 

・バルジャン(福2・佐3・吉3)

みつおバル内藤マリのよく泣く義親子を3回見れたのでみつおバルの印象が強めだけど、内側からぐわっと思いが溢れ出てすごいエネルギーを発してる福井バルが時々怖かったり(みつおバルの怖さとはまた意味が違う)、シュガバルの優しさに胸を打たれることも。帝劇の頃を見ていないのでそのへんはわからないけど、シュガバルのBHHのロングトーンが美しかった。

・ジャベール(川3・上2・伊3)

川口ジャベの安定感に「さすがだなぁ」と思っていたのでバリケード後の咆哮にめっちゃビビった。よく喋って市長疑いまくりのリオジャベに、疑ってなさすぎて裁判所で宇宙猫になる伊礼ジャベ…新ジャベ二人極端すぎる…!少しずつひび割れたのが一気に砕け散る川口ジャベ・外装がメリメリ剥がれて行くのを自分で破って終わらせたリオジャベ・足元から黒い影に侵食されて引きずり落ちたいれジャベって感じ。

・ファンテーヌ(知3・二3・濱2)

名古屋のめぐファンテ強いなって思ったけど大阪楽でかなり弱ってた。繊細な歌がビシビシ刺さってきてすごかった…。二宮ファンテは前期見れてないので初。身体より先に心が壊れていて本当に幻覚を見ていて怖かった。知念ファンテは変わらぬ安定感と安心感。

・エポニーヌ(昆2・唯4・屋2)

手をバタバタさせながら走る屋比久エポかわいーっ!!と同時にマリウスから恋愛対象で見られてないのもわかりやすくて泣いた。唯月エポの健気さに泣いたり昆エポの全部わかってて強がる切なさに泣いたり、泣いてばっかなのに恵みの雨の最後でマリウスとキスできそうでできないのにトドメさされた。

本投げひとつとっても個性に溢れてて好きです2019エポズ。

 ・マリウス(海1・内5・三2)

海宝マリウスもっかいくらい見たかったな!!でも2017の強くて革命成功しそうなプロのポンメルシーさんではなかった…なんだか影があった…。みうマリさん、歌そのものの印象は薄めだけども等身大のTHE・マリウスだなぁと思った。ラマ死とかで、幼さの残る顔がかげる瞬間にあぁ若者だな~って。今年のマリウスの演出に合う。

・コゼット(小4・熊4・生0)

なんでわたしは今年も生コゼ見れてないの!?ぐぅ…。いろはコゼもうキュートで可愛くて、嬉しそうに目をぎゅっと瞑った顔がめちゃめちゃ可愛いしお歌めちゃめちゃうまい。すごい。まゆコゼのお姉さんっぽいところも今年ようやく気付けたので来年もいてくれたらいいな…。生コゼも見たいしみんないてほしい……。

・テナルディエ(橋3・K3・斎2・駒0)

しょうがない気もするが駒田さん見れず。斎藤さんめっちゃ良かった、しばらく(というかカテコまで)芸人さんだと思い出せないくらいテナだった。じゅんさんテナは毎回声出して笑ってしまうからちょっと勘弁してほしい。ちょこちょこ笑わせてくる。KENTAROさんテナのかっこよくて朴マダムとの美男美女カップル良かった。

・マダムテナ(朴2・森3・鈴3)

ろみ姉さんの緩急自在な声色に翻弄されて、ほとんど歌ってないことに気付かなかった。すごい。ほのかマダムの「笑わせないでよ!」がなんだか可愛くて好きなんだけど怒鳴り声が一番怖い!森マダムの時って対するキャストの反応もちょっと違ったりして楽しいんよな~森マダム斎藤テナが揃ったことでFNSで宿屋の主人の歌が聞けたのめっちゃ嬉しかった。

・アンジョルラス(上1・相4・小3)ここだけちょっと長めに。

やっぱり一番リーダーで頼もしいのは上山アンジョ。かっこいい。目の前にいる人の目をまっすぐ見て手を取ってくれる。小野田アンジョもその方向性だと思いこんでいたので、声のかけ方が優しくてみんなと横並びで歩いていたのでびっくりした。頼もしさは勿論ある(歌もうまいし安定感ありすぎる)んだけど、砦での崩れ方も凄まじくて「えぇ……?」ってこっちまで呆然としてしまった。(わたしの中で)新しいアンジョルラス像だ…。当初1回予定だったのが最終的に3回見れたので、どんどんくせになっていってやばかった小野田アンジョ。

そして相葉アンジョ、あなたもたいがい2017と違いますね!?クールであまり笑わなくて、青い炎を纏ったアンジョルラスはどこにもいなかった。いうて2017も2回しか見てないけど。2019年の相葉アンジョは、目がキラキラと輝いていて笑顔で、前線を突っ走っていく。言ってしまうと、なんかやばいものキメてません??みたいな恐ろしさもあり。この輝き、あかんやつじゃない?って思いながら見てた。そして歌はめちゃくちゃうまくなってた~!!日に日に「発光してた」って感想がTLを埋めていたんだけど、大阪楽の時点でも最後らへん光り過ぎて見えなくなってた。札幌、一体どうなっていたんだ…。

相葉アンジョは学生たちのこともちゃんと見てるんだけど、話してる相手が眩しくて目を少しそらしてしまって、結局目が合わない…みたいなズレが起こっていそうな。名古屋で見た川島グランに掴みかかる(ように見えた)のちょっと怖かったし、大阪後半の丹宗グランとも向き合えているかわからなかった。
ガブ死で一気に炎が燃え上がる姿は大好きだし、こちらを振り向きながら背中から落ちる美しさを今後もずっっと見たい。来期も見たい。

今期4回見たうち3回が内藤マリウスとのコンビで、途中でマリコゼ革命が起きたもんだから正直しっかり相葉アンジョを見れなかった回もある…。2017年同期コンビは好きだけど、もうちょいバラけさせた方が余裕を持って見れたな…と少し反省。

 ・ガブローシュ(大3・坂1・小4)

2017年って子役まで気が回ってなかったので、臣ガブがわたしの最初の推しガブ。芝居歌がすごかった。あんなに、砦に戻って来れないんじゃないかとハラハラ心配したガブは初めてだ…。

リトルコゼット(桑原広2・桑原愛1・山2・岩3・尾/立0)
リトルエポニーヌ(桑原広2・桑原愛4・立2・岩/山/尾0)

数えて気付いたけど尾上さんを見れていなかった。桑原姉妹のコゼエポどちらになるかでコゼエポ自体の印象が変わるのがおもしろかった。小さくて栄養足りてなさそうなコゼだったり、エポと同じ環境なのにすくすく育って大人びていくコゼになったり。

・アンサンブル

回数は下の方にメモとして貼る。

なにはともあれ新井ジョリですね!

ほぼ定点で見た回すらあった。横田プルベとともにガブローシュ経験者ということでめちゃくちゃ応援してしまう。新井マリウスを見たくなった。

木暮くんの背の高さや田川さんの髪型でアンサンブルバイトの位置を把握し、藤田プルベの澄んだ眼差しに見とれ、田川モンパルナスの鮮やかな逃げっぷりに感服し、染谷レーグルがアーミーオフィサーになるためにはけてまた戻ってくるのを目の当たりにした。女性アンサンブルさんの見分けがまだまだぱっとはできないけども、今年はいーっぱいアンサンブルに注目して見れました。8回入ったらこんな見方ができるんだな…。

 

◆結局のところツイ感想が一番見やすい。

先人たちを見習ってツイのリプツリーで感想やレポ絵をつらつらと書いたので、頭のツイだけ貼っていきます。

 

6/15マチネ(名古屋)相葉アンジョといれジャベを増やしたくて遠征。

 

7/3ソワレ大阪初日。今期唯一の10列以内。海宝マリ・上山アンジョはこの回のみ。

 

7/5マチネ。マリコゼ革命回。大阪前半個人的ラスト。

 

7/12ソワレ。大阪唯一のみつおバルVS伊礼ジャベのボビー対決(※メンフィス)

 

7/13ソワレ。みつおバル、やり残したことありすぎ回(※歌詞間違い)

 

7/19マチネ大阪前楽。ばちンジョみりマリ2019ラスト。

 

7/20マチネ大阪大楽。三階上手バルコニーの一番端っこというドドド見切れ。

 

8/12マチネ。博多前半楽&みりマリまゆコゼ大楽

 

その日のレポには入っていないレポ絵も色々描いたりして、この2ヶ月ずっとレミ漬けでした。レポ絵の生産力も多少鍛えられた気がするから推し舞台とか推し劇団レポも色々描いていきたい。

 

◆座席位置の話

 2017の見切れが楽しかったように、今年も3階バルコニー席がめちゃくちゃ楽しかった!。正直手すりで真ん中が見えないのでアンサンブルばっかり見てたんだけど、下手の一番奥でのジョリと彼女のやりとりなんてこの席からしか見えないのでは…?って思ったり。

双眼鏡記事でも言ったんですけど、

 

個人的に特に「よかったな」と思うのが、2階席後方や3階席がこわくなくなったこと。

観劇オタクが明るい双眼鏡を買うまでの話。 - ぼちぼち観察記録

 

登場人物の多いレミを隅々まで楽しむには、やっぱり1階前方じゃないと駄目じゃないか?と思うことすらあったんですけど、そんな気持ちが今回かなり薄れた。だって、見える。

観劇オタクが明るい双眼鏡を買うまでの話。 - ぼちぼち観察記録

2階・3階後方から見るミュージカルの楽しさに気付けたので、今後のチケ取りの参考にしたいなぁと思った。複ステ前提なところはあるけども…やっぱ音楽を浴びるには1階だし。

8回のうち1階席が4、2階席が3、3階席が1。しっかりセンブロだったのは2回かな…。あとは上手寄りが5回、下手寄りが1回。偏ったな!しかもその唯一の下手席がマリコゼ革命回なので、マリウスを見るには下手寄りがいいんだろうなぁ…カフェソングもそっちだし。上手からだと見えない表情が結構ある。

席位置選べるほどチケットが容易く手に入ればいい話なんですけど、2年後のチケット事情どうなってんだろうなぁ…オリンピックの後だし…。

 

 

総括っていえる内容ではなかったけどこんなもんですかね!多分書き忘れてることいっぱいあるけど、秋からの観劇予定も詰まっているのでブログではこの辺で。レポ絵はツイで続けていきます。

公演が2021年とはいえキャスト発表は来年の今頃だろうし、チケ取りもきっとあっという間に始まる。来年の話をすると鬼が笑うというけども、ミューヲタを見てる鬼は笑い死んでないだろうか…。
来期までの目標は、岩波版以外の原作を読むこと・アニレミを見ること・明るい双眼鏡を持ち続けられる筋肉をつけること・貯金。

 

2019年レミ、本当にお疲れさまでした。

 

 

・アンサンブル回数メモ ★だけ同じ回数だった

司教(中6・増2)
工場長(石3・伊5)
バマタボア(宇2・武6)
グランテール(川3・丹5)
フイイ(木3・杉5)
コンブフェール(鎌3・中5)
クールフェラック(持3・今5)
ジョリ(篠2・新6)
プルベール(藤3・横5)
★レーグル(深4・染4)
バベ(町2・大6)
ブリジョン(佐3・松5)
ラクスー(土3・長5)
モンパルナス(田2・大6)

ファクトリーガール(島3・森5)
買入屋(廣5・般3)
かつら屋(桑6・三2)
マダム(湊5・柳3)
宿屋の女房(伊5・中3)
★カフェオーナーの妻(篠4・町4)
病気の娼婦(石3・桃5)
鳩(五3・木5)
あばずれ(小5・華3)
若い娼婦(み3・小5)

 

 

7・8月ぱっち客演感想(ピカルーン・プラズマ・12人の怒れる男)

推し現場がなくなり、博多へ飛び、そのしわ寄せでオタク的作業に追われたりしてたらいつの間にか9月になってました。推しさんアナスタシアおめでとうだけどゼロワン出演どういうこと!?ぱちすて13th決定めっちゃうれしいけどカーニバル!×13って何!?!?と、日々情報に踊らされています。2020年ミュージカル問題もあるしいつまでも心と財布が休まらない。

さて、7・8月はレミとこの三つのぱっち外部にしか行けてないので、先にこっちの感想を。ロバラバ2も検討はしてたけど行けずじまい…。
twitterにぽいぽい投げた感想をまとめただけです。

 

7/7 劇団壱劇屋「ピカルーン」(ABCホール

今回はワードレスでなくでなく台詞あり。いつもは伏線を見落とさないようにかなり集中して見ていたけども、今回は気軽に見てたら見落としたことめっちゃ多かった。お前なぁ…。

でも話自体は要所要所でとてもベタ!竹村さんの作演は元々そのベタを煮詰めて人情と絡めたもので、ワードレスだとそれらのベタが勝手に作用していくものが、台詞があることによって蛇足に思えたり逆にミスリードになったり。おもしろい。でも竹村さん作演で初めて明確に「うわこの展開苦手だ」って思ったとこがあって、それは個人の好みというかこれは「ワードレス」じゃないから、説明されてしまったからだろうなぁと思う。言葉とは難しいものだ…。

飛ちゃんの輪刀の扱い方に懐かしくなり(そういえば私の舞台沼の入口は舞BASAだった。)、伊武のあれこれには五彩を、あと壱劇屋さんではないけど八犬伝思い出したりした。個人的MVPは勝又の藤島さん!この2年くらいでだいぶ壱劇屋さん見たので、殺陣の組み合わせにあっ今回もここの二人がコンビ!って楽しみ方もするので感情が忙しい。岡村さんどんどん貫禄出てくるな…。紙研様の格好良さ全振りの立ち振舞いとかキャラデザとか、全体的にその人の良さをめちゃめちゃ引き出していて見ていて楽しかった。
力石の真っ直ぐなところをそういう感じで歪めるの最高~~!!!!ってニコニコしたし、勝又くんが最強に好きなタイプの従者だったので竹村さんのキャラづくりは解釈があう。

日替わり賊のザクスさん目当てで大阪楽に行ったんですけど、楽限定でゼロスのDVD物販に置いてたのめっちゃ笑ってしまった。ゼロスはいいぞ~5か月ぶりのザクスさん元気そうでよかったです(??)

 
7/15 無名劇団第31回公演「プラズマ」(SPACE9)

中之島文化祭で気になってた無名劇団さんと、大吾くん外部初主演ということで何も考えずチケ取った!考えてたら取らなかった(内容的に)気がするのでチケ取りは勢いも大事。

わたしが小劇場において「好き!!」って思う要素と、「こういうとこが苦手だな~」って要素が見事に同居していたので中盤くらいまではうーん?って首をかしげ気味だった。でも後半で一気に巻き返した感じ。お兄ちゃんがめちゃめちゃ良い。いずなとなゆたのリアルな雰囲気に対して、警察組とほむらのキャラクター感が強くて(設定も衣装も)世界観が自分の中で最後まで合致しなかったんだけど、何か理由があるんだろうか…。
今回は良い意味でだけど、白い服着た手足の長い顔のきれいな男が横たわってる図の美しさってそれだけで色々許せてしまうところある。赤い布の使い方も効果的で、あの狭い空間の活かし方が良かった。
今まで見たこと無いタイプの役の大吾くんを、あの近さでじっくり見られたの嬉しい。ほんっとうに顔が整っているな……ってマジマジと顔を眺めてしまった。


8/3 ナイスコンプレックス「12人の怒れる男」(インディペンデントシアター2nd)

いやーーーよく練られたホンによる会話劇最高!!

「12人~」はざっくりしたあらすじと結末は知ってて、それをオマージュした「12人の優しい日本人」を見ていたので展開や結末にびっくりすることはなかったんだけど、それでもめーーーっちゃおもしろかったです。人の感情のうねりが目に見えるのがすっごく好き。その人の気持ちとジャケットの関係性すごいよかったな~そこだけ注意してもっかい見たかった…。

舞台上に水が置いてあって、途中でみんなが飲む作品を見るの今年二本目なんだけど自然でいい。そりゃ喉も渇くわ。
こういうガチガチの会話劇って変に間ができた瞬間気になるんですけど、そこらへんのバランスがうまかった。台詞に関してはちょっと戯曲に押され気味かなと思うところはあるけど、全員が口が立っても意味なくてあのバランスでちょうどいいのかもな~って。口の立つ二人が目立つ。

Patch4人もものすごく良かったです。たくちゃん(7号)のあの人を馬鹿にしたような演技、めちゃくちゃハマる…うますぎる…。けんちゃん(11号)の実直な人柄とカタコト具合が絶妙で、たかしくん(5号)の心根の優しさがにじみ出る。大吾くん(12号)は大吾くんだったね!?有罪無罪の歌、日替わりだったそうですが何故うまいことわたしが行った回がレミゼの「民衆の歌」だったのか…!!その歌先月何回聞いた思てんねん!って12号に若干キレた。ダメなわけじゃないけど、めちゃくちゃ心を掻き乱されてあの前後のくだりの記憶がない…。7号が行きたがってるナイター、甲子園の阪神戦やろなって思った(雨で中止なのも含め)んだけど一応海外設定なんだった。
Patchで12人~やってほしいなぁと前から思っていたのでとても満足。勿論全員ぱっちでも見たいけど。

数人だけ関西弁なの好きだったし全員関西弁verも見てみたい。わたしの場合、全員の標準語だったらもうちょい見るのしんどかったかもしれんし、女性がいないのも見易かったんですよね。なんだろうね女性の言い争う声のつらさ…自分が女だからなのか…?

一回だけだったのでロイヤル傍聴席には入れず。ああいう変わった席好きなので挑戦したかったな…。あちこちで言われているけど、ラストの8号の表情ってそっちからしか見えないので。

あと、これを見てから前述した「12人の優しい日本人」見ると三谷幸喜さんの天才ぶりにひれ伏してしまう。1人以外有罪から始まる怒れる男、1人以外無罪から始まる優しい日本人…。未見の方は是非(感想でマーケティングすな)

 

 

殺陣・THE小劇場・バチバチの会話劇と、タイプの違うもの見れて楽しい夏でした。あとはレミ大楽までに総括記事も書きたかった…(あきらめ顔)

さーって来週から怪人と探偵も始まるし、カーニバル13もある!繭期大夜会もある!他にも見るものもだいぶ決まってるので、冬まで一気に駆け抜けます。

観劇オタクが明るい双眼鏡を買うまでの話。

 

「観劇オタクがめちゃめちゃ悩みながら明るさ16の双眼鏡を買ってレミゼ見たら世界が変わった。」

と、たったこれだけで済む話を延々語っています。
おすすめエントリというより、最近どこのアカウントでも双眼鏡の話をしてしまうので一回落ち着くために書いたものです。日記。
全て個人の感想です、感じ方には個人差があります。ご了承下さい。


◆それは七夕に起こった

大阪のレミ通いを始めた7月。七夕。詳細は不明だが、8月の推し現場がなくなるという大事件が起こる。

星に願う七夕にそんな殺生な、と落ち込むわたしの元に残ったものは、真っ白な8月のスケジュール、複数回東京へ行くための交通費、使われなかったチケット代。突然の臨時収入(※全くもって違う)をどう使うか考えた。

候補としては

・家電の新調
・大阪レミを増やす
・博多レミへ行く
・東京で何か見る

このへん。ほとんど観劇関連。でもエンタメの穴は…エンタメで埋めたいので…。

当初は「東京で何か見る」が優勢で(最終的には博多が勝った)8月の公演を調べ始めた頃、twitterを眺めていたら何故か同じタイミングでフォロワー数人が双眼鏡を新調していた。

 

それだ!!!!

 

レミゼのオタク、明るさを求めがち

数日後早速梅田のヨドバシへ。店員さんと話すの苦手なおたくなので、できるだけ調べて行こう!と、参考にさせて頂いたブログがこちら。

 

shioring78.hatenablog.com

shioring78.hatenablog.com

shioring78.hatenablog.com

いつも読ませて頂いているしおりんさんのブログ。
結論からいうとわたしも同じものを買ったし感想もほぼ全部一緒なので、この3つのエントリを読んで頂ければこれ以降のわたしの文章は読まなくて構わないのだけども。めちゃめちゃまとまっていてわかりやすいし。

 

さて、これらのエントリを読んでやっぱり気になったのは「明るさ」
レミゼのオタクは特に明るさを求めがちだな、と思うのですが、その理由は主にこの二つ。

 

1.照明が暗い
とにかくずっと暗い。ちなみに話も暗い。明るいのは結婚式くらい。フランス革命前後のグランドミュージカルってだいたいこんな暗さだと思ってたら、1789とか明るくてびっくりした。地方公演になると「名古屋ちょっと明るい!」「博多暗くなってない?」と照明情報まで出回る。どないやねん。

 

2.バイト探し
アンサンブルキャストが一人で何役もやるのはわかるけど、レミの場合プリシパルキャストもひたすら着替える(除くバルジャン・ジャベール)。それらはバイトと呼ばれ、例えばコゼットは本役の出番までに農婦・客・見物人・失業者・労働者・娼婦と姿を変える。推し俳優がバルジャベ以外ならどの役であろうと、出番を全て追いかけるには暗い照明の更に暗い舞台奥にまで目を配ることになる。

 

わたしも以前からレミを見ながら漠然と「明るい双眼鏡欲しいな~」とは思っていたんですが、まぁ今ので十分見えてるしな、とそこまで調べはせずにいた。


特に気になったのがこの部分。

 

【明るさ数値】 4~9→割と暗い。私はきつかったです。 10~→まあ、耐えられる。 16~→すげぇ。覗いたら戻れなくなった。 25→怖くて覗いてない。

乃木ヲタが良い双眼鏡を買った話 - しおりん日記

  

へー16ってそんなに明るいんだ、手持ちのオペラはどんくらいだろ、12くらい?えーと明るさは(対物レンズ有効径÷倍率)の二乗、これには8×21って書いてるから……

6.8!!?

見えてると思っていた双眼鏡、めちゃめちゃ暗かった。というか、おそらくお手頃に買える一般的な機種はだいたいこのくらいの明るさ。これ、今や懐かしいどりじゃん梅芸(2013年頭)のマチソワ間に目の前のロフトで買ったやつだもんな…この数値に驚愕し、買い替えたい気持ちが強固になる。

 

一体明るさ16ってどんな世界なんだ…一番人気のビクセンのアトレックⅡか…と気になるけども、予算オーバー。せめてレミS席1公演分以下に押さえたい。諭吉さん1.4人ほどを準備しヨドバシの双眼鏡コーナーへ向かう。種類が多すぎて早くも帰りたくなる。

予習とは何だったのか、というくらいわからない。値段と倍率くらいしかわからん。これとこれ何が違うの!?とアタフタしていたら即店員のお兄さんに捕まった。最初こそコミュ障炸裂していたが、欲しいものがある程度決まっている時の店員さんほど頼もしいものはないと気付き、色々相談する。


◆戻れない道(双眼鏡的な意味で)

レンズがコーティングされていてクリアなもの、軽くて持ちやすいもの、ストラップが幅広でしっかりしていて首が楽なもの…。色々おすすめしてもらったけども、とりあえずわたしの頭の中は「明るさ」で占められていた。

予算内だと、明るさ10ちょっとくらいのものが多い。店員さん曰く、明るさというか色味が違うらしい。白がより白に見える的な?(曖昧に聞いてしまってすいません)

予算内の双眼鏡と、手持ちの双眼鏡を覗き比べる。なるほど、確かにちょっと白がはっきり見える気がするな?文字もくっきり、うんうん、明るい店内なのでそこまでピンと来ないところもあるけど、今まで6.8だったんだから10ちょっとでも十分明るい!と自分を説得しながらも出来心で、すぐ隣にあった明るさ16のアトレックⅡを手に取り覗k何これ!??!?!?


明るいかも、なんてものではない。明確に明るい。びっくりしすぎて笑ってしまった。これが…明るさ16…!!!!知らなければよかった、でも知ってしまった。もう戻れない…。

完全に予算オーバーなので、それに近い明るさの他の双眼鏡を手に取r重っっっ!!!

あーそーゆーことね完全に理解した、この明るさでこの軽さ(いうて手持ちのやつより重いけど)ってすごいな、その分値が張るのか(多分)なるほどね??


うーーーーーーーん………双眼鏡に……約2万……

 

Who am I前のバルジャンの如くウロウロしながら悩むオタク。アトレックⅡをじっと見つめていたら、店員さんに「最近この機種を指定で買いに来るお客さんが多いんですよ」と不思議がられる。それ多分、しおりんさんの影響。

2万は高い、でもきっと今後もずっと使うし、今年の観劇予定もすでに埋まって…まで考えてふと気付く。

私の年間観劇数は60ほど。小劇場等で双眼鏡を使わない現場もあるが、それでも約50は使う。20000÷50=400。え?一回400円?

なにそれ、実質タダでは?

そう思った瞬間、足はまっすぐレジへ向かっていた。

 

◆どこから見ても楽しい。

記念すべきニュー双眼鏡デビューの日のレミ感想、双眼鏡の話をしすぎ。

 

 

 

 

本来見えなくていいとこまで見えてるけど、とにかく明るさでの満足度は百点満点。一回でもう元取った!って気持ちになった。

もうあまりにも全部見えるので、あーそうか、世間のレミオタの皆さんはこういう双眼鏡を持ってたんだな!そりゃバイトの位置もマイクオフの口の動きも詳細にレポできるよな!と納得し、試しに取ってみたアンケートがこちら。

 

アレェ!?

普通にびっくりした。レミオタ、双眼鏡の明るさに頼らない猛者だった。つよい。

 

全てにおいて最高!!って思ってしまうので、デメリットなにかあったかなって考えたんですけど

良:ハイアイポイントという機構により、眼鏡かけたままでも見やすい。(今まで眼鏡を押し上げて覗き、裸眼に無理やり度を合わせていて目も頭もすぐ痛くなっていた)
悪:重さがかなり増したので、調子に乗って覗き続けると肩と首が死ぬ。腕も背中も死ぬ。鍛えねば。

 

良:バイトがじゃんじゃん見つかるし、砦の暗がりにいる学生も全部見える。表情まで見える。
悪:バイトや学生を追いかけるのが楽しすぎて、メインキャラそっちのけになりすぎてここぞというポイントを見逃す。アンジョルラスが落ちる瞬間を完全に見逃した(わざとではない)時さすがに自分に対して「嘘でしょ!?」って心の中で言った。

 

良:感想やレポを絵で描くタイプのオタクなので、衣装の模様がよく見えるのめちゃくちゃ助かる。黒髪を結んでいる黒リボンが余裕で見える。白い生地の上の白レースが見える。
悪:見えすぎて描きたいものが増えて手がおいつかない!

という、主に自分に原因のあるデメリットばかり。

 

個人的に特に「よかったな」と思うのが、2階席後方や3階席がこわくなくなったこと。
1階前方席で音を浴びる楽しさや興奮は代え難いものだけど、複数回S席に入れるほど懐に余裕はない。Sで申し込んでも2階席が来ると、最前でない限りやっぱり少し残念だと思ってしまう。(もちろん、2階や3階からの光景の素晴らしさも知ってる)登場人物の多いレミを隅々まで楽しむには、やっぱり1階前方じゃないと駄目じゃないか?と思うことすらあったんですけど、そんな気持ちが今回かなり薄れた。だって、見える。ちょっと覗きっぱなしになりすぎな自覚はあるので、そこは今後バランスよく見たいけど。

新調以降に取ったチケットも、今までならとりあえずS席で!と申し込みがちだったところをAやBも混ぜてバラけさせた。おかげでチケ代もかなり抑えられていて、やはりこの双眼鏡、実質タダ。

 

というわけで、会う人会う人に「明るい双眼鏡いいよ!!」って言いまくっていてそろそろ鬱陶しがられている気がするので、このブログにてわたしの双眼鏡ゴリマ終わり。多分。いやきっと何度もこのエントリを引用する未来が見える。

 いっそレミと同レベルで暗いSPECTERや衣装が白基調だったCOCOONの頃、いやブリーゼ2階(体感めっちゃ遠い)からたった二人を見つめ続けたスリルミーの頃に新調していればよかった…!と思うけどその頃にはお金がなかった!

今回推し舞台が飛ばなければ新調なんかできなかったし、もしできてもこの価格帯を選んでないのでいいタイミングだったなーとは思うのですが、これで最初に推しさんを見れなかったのはやはり悔しいので来年アナスタシアで使いまくってやるからな!!!

 

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こうやって見るとサイズ感の違いやばいですね。
左の双眼鏡、もう6年ほど使っていたのかと思うと愛着も湧くので、今後も小劇場で活躍させていきたい。やっぱコンパクトだし。

観劇まとめ2019年上半期

いやーー観劇数、めっちゃ増えましたね!!

 

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↑の下の方にも貼ってる去年の目標の「休日を舞台の予定だけで埋めない」「当日券での飛び込みは体調を考慮する」を今年は全然守ってないんですけど、他の「今年の目標、推し舞台以外の遠征・複ステをしない(これは毎年だけど)、一度見たことのある2.5次元作品は控える」は守りつつ、日本の歴史ものはまぁぼちぼち。

期間の区切り方がバラバラなんですけど、ほぼ全部感想まとめたので貼るだけにしますね。よく見たら映画の平ジェネだけ感想なかった(おもしろかったです)

 

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で、演目数とチケ数。単純に数えると27演目47枚…?2018年の年間とあんま変わらんやんけ。チケットずらっと並べて「映画チケがすごく多い!珍しい!!」って思ってたんですけど、ゲキシネ9(花7・鳥風1ずつ)・刀剣映画3だったので偏りがひどい。

普通の映画・ライビュ・ゲキシネ等映画館で見たものを除くとチケット28?か29枚なので、それだけ見るとものすごく例年通り。普段いかに映画館行かないかわかるな…。

 

さて下半期ですが、チケあるのがレミゼ、ピカルーン、プラズマ、怪人と探偵、ノートルダム、。行きたいのが12人の~とSOMLとギアと繭期大夜会。情報待ちがちらほら。ぱちすて秋にあるなら情報ぼちぼちかな。

来年以降で行きたいミュージカルの情報がじゃんじゃん出てるので、ぱっちと推しさん関連以外はしばらくはミュージカル中心に手をのばしていきたいです。フランケンシュタインとか。

 

2019年5-6月観劇・映画まとめ

ここ2ヶ月分まとめ。今年これだけこまめにまとめてたら上半期まとめいらないんじゃない?とも思うけど後日一応記事作ります。総チケ数どうなってんだろ…。

 

5/4・5/5 中之島春の文化祭2019(ABCホール

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5/11 ゲキ×シネ「髑髏城の七人season風」

定例登城。日程的に土曜しか行けなかったのにチケ取りに出遅れて、最前列で松ケンの顔の良さを浴びまくって来ました。首が痛かった。
他二つ以上に映画感が強くて(柝の音がなかった?)花とは違う意味で顔のアップが多い。風はライビュ見れなかったので大画面で見る無界屋襲撃の怖さがやばかったし、捨はハチャメチャに格好いいし沙霧がすっっごくかわいい…大画面で見てもやはりむかいりらんべえの顔は小さい…。風蘭の殺陣、スクリーン映像をふんだんに使ってたのが印象的だったのに顔アップ多すぎてそのへん映ってなかった!
口説きは捨天同役髑髏の方が説得力あって好きなんですけど、風は口移しの前に一回普通にキスされてたな~ってふんわり思い出しつつ見てたら、リップ音入っててめっちゃ笑ってしまった。WOWOW版だと無音なのに。愛され蘭兵衛…。
生瀬狸穴さんやっぱりめっちゃ好きだな~!襲撃で門の外のおえまさん(…)を見つけて鏡だけを持って戻ってくるのを見た気がするんだけど、WOWOWゲキシネも映ってなくてほんとにやってたか謎。
ぐるぐるカテコカット、映画っぽさを出すならカテコ自体いらないのかーそうかーって思ってたら最後のダブルカテコは入っててびっくり。ゲキシネ、相変わらずカットの取捨選択が謎い。


5/12 チャリウッド2019(梅田茶屋町一帯)

11日もちょびっと行きました!壱劇屋さんのヘンテコサークル大集合、ヘンテコってそういう感じ!ゾンビ研究会ビジュアル特化メンバーで笑った。美しい。今年も偶然智ちゃんの近くだったので写真めっちゃ撮れました可愛い。あとフルーレットのライブも見れた。頑張るアイドルは可愛い。
そして12日に友人らと謎解きしてきました。去年のも含め室内型謎解きしかしたことなかったので、あちこち周るの楽しかったし疲れたー!謎解き慣れしてない三人だったので初っ端からヒントサイトのお世話になりまくった。スタートが遅かったので、たちねえ様の紙芝居読み聞かせを三人で独占してしまった。贅沢。
普段入らないビルに立ち寄ったり、逆によく行くユニクロに服じゃないもの探しに行ったり。知ってるエリアでやる謎解きすごく楽しい。無事最後まで行けました。ラスト茶番の田川さん最高。


5/18 映画「刀剣乱舞」4D→ゲキ×シネ「髑髏城の七人season花」

ゲキシネ花の初回公開時に惜しくも実現できなかった、推しさんの信長→蘭丸はしご!安土城が燃えて殿の切腹を見届けてから、その八年後の物語を見るという…時系列が完璧…。熊木の城燃え落ちコンボとも言う。
刀剣映画は三度目だったけど、なんだか一番泣けた。WOWOWで下弦を見たし、信長と秀吉でレキシアター思い出すし、ちゃんともおめでとう!とも思ったし(発表直後でした)感情が忙しかった…。4Dは久々だったけど、あんなに細々と動き続けたの初めてだったかもしれない。あと限定予告全種流れるの知らなくてびっくりした。
スクリーンにでかでかと映し出される推しさんの名前を、一日で二回見れたのも嬉しかったです。

タイムスケジュール的にはしごがギリギリ(というかアウト)だったのでEDが終わってすぐパークスまで走ったんですけど、映画ってほんと予告の時間長いんだな…。(映画泥棒に間に合いました)

それぞれの感想は以前書いたので割愛。

 

5/23・24・30・31 TRUMPシリーズ『COCOON』月の翳り・星ひとつ(サンケイホールブリーゼ

23と24はライビュですね。先にライビュで現地と合わせて2回ずつ。すでにふせったーで騒いだり絵を色々描いたり人の考察を見て満足しているので、書くことがあまりない…。ので、一部ふせったーからひっぱってきた。

NU版でラファエロとアンジェリコを好きになってからずっと楽しみにしていたCOCOONだったし、叙述トリックや時系列トリックも大きなどんでん返しもなく、クランで過ごす彼らの姿を見られてとても嬉しかった。あんなに普通の(?)青春物語がTRUMPシリーズで見れるとは。まぁ後半しっちゃかめっちゃかになるけど。
あまりの要素の詰込みっぷりに「ハマらないぞ…!」と身構えていたジュリオはじめ同期トリオにも、ドナテルロにも結局ハマってしまったので悔しい。好き。あちこちで言われてるけどハリポタ親世代好きには好き要素が直撃。

星の方は色んなとこで「それ今言う!?!?」って新事実と「それも言っちゃう!?」って丁寧すぎる説明に頭ぐちゃぐちゃにされつつ、バンリ周りのあれこれには勝訴を持って走り出したい気分だったんですが最後数分でめっちゃ泣いた。月見たあとに「安西アンジェリコのアンジェリコフィーバーいつか見たいな…」って思ったの一瞬で叶って笑った。染ダリちゃんによる椅子とかも。

 

TRUMPシリーズ、もうそろそろ過去作全部見てパンフ読んで情報網羅してるっていう重度繭期にしか通じないくらい用語の説明や過去作台詞のリフレインのない作品やってみてもいいんじゃない?って思った。商業舞台で初見のお客さんを完全に振り落とすのはあかんやろって話なので現実味はないけど、繭期やイニシアチブやTRUMPの説明を省いた分の尺で描かれる新しい世界がどんなのものになるか気になるというか。

月であれだけメインキャラでない(と思う)ラファエロアンジェリコの過去を、星で別視点のTRUMPをあれだけ丁寧に描いたものが上演されたのはすごい。どっちもめちゃめちゃ「番外編」だなと思った。だから同時上演なんだな。10thで盛り上がってるこのタイミングでしかできない気がするから、やってくれてありがたい。色んな過去作BGMも使われていたし、まさに10周年記念作品って感じで楽しかったです。

だいぶ長くやるやる詐欺が続いてたCOCOONが終わって、次がどれかが全くわからなくなってのでこれからのTRUMPシリーズも楽しみ…ちゃうわ、ペンデュラムの続きください!!!!連載止まってたの忙しさもあるだろうけど、舞台で先出ししなきゃいけない情報が多かったから一旦止めた、ってのもあるって信じてるから!!!(バルラハとかドナテルロとか)

 

って感じの細切れな感想はふせったーに置いてます。わたしTRUMPシリーズの感想まともにまとめたのギニョルだけだな?

fusetter.com

余談オブ余談。セットのでかい月や怪しい薬に髑髏城を思い出してしまってたのだけど、ドナテルロが左目真っ赤にしながら高所から落ちたので「いや髑髏城!!!花!!!」って思ってしまって幾分か集中できなかったので、現地のチケがあってよかったなぁと思いました。


5/26 映画「名探偵ピカチュウ

ポケモン初代ドンピシャ世代なのですが、例の踊り続けるピカチュウの動画を見て泣いてしまい「これは心が疲れてる…もふもふに癒やされに行こう…」って理由で行ったら全然癒し系の話じゃなくて笑った。でも面白かったし、ド派手なバトルにテンション上がって元気出たのでオッケー!
もーとにかくピカチュウが可愛かった…例のシワシワはもちろん表情がめちゃめちゃ動く…生きてる……。コイキングギャラドスに進化するのって当然だと思ってたけど、こうして迫力満点のギャラドス見ると「マジで??」って初めてそれを知った頃の気持ちを思い出した。
ポケモンのいない現実なんて…って一瞬思ったんだけど、洋画なので「いいなぁアメリカにはポケモンいるもんなぁ、日本には今いないもんな~」と自分の中で謎の設定を生み出してしまった。
最後に流れる予告が反則過ぎて、終盤の展開の記憶が若干飛んだのは困った。あれはずるい。

これまた余談。もふもふしたもの持ってくといいよ!と聞き、持っては行けずとも家に用意しておこう…そうだ、当時買った等身大ピカチュウのぬいがある!洗って干しとこ!とあちこち探したが見つからず、親に「えっ…そんなの買った覚えがない…」と言われたために、等身大ピカは共同幻想となった…そんな…サトシの真似して肩にのせて「思ったよりでかい!」って騒いでいたこの記憶はなに…??
同サイズくらいのムーミンを抱えてしょんぼりしていたら、親にピカチュウクッションを買い与えられた。(アラサー)


6/2 ポップンマッシュルームチキン「殿(しんがり)はいつも殿(との)」(HEP HALL

PMC野郎さん。2016年の中之島文化祭で初めて見て「く、くるってやがる……」って思ってたので、ちゃんと本公演見たいと思ってやっと。犬コロのDVDは見た。他にもいくつかお借りしてる。
一見ハチャメチャなホンなので要素の塊を千切っては投げ千切っては別方向に投げ…って散らかしてるように見えて、実は下に見えない風呂敷が敷かれていて最後にはきれいに回収されていくのがお見事。現代パートがシリアスなので、ノリの緩急のつけ方も好きだったなー。あ、開演前パフォは「く…くるってやがる…」って思いました。

あと久々に外部でのしょりくんを見れました。ドラゴンカルト振りかな?戦国パートめっちゃ磯ミュの中島で笑った。着替えも多くて色んなしょりくんを一気に見られてまんぞく!

それはそれとして、COCOON期間とドンかぶりの中での不老不死の物語だったので、要所要所で「これ昨日聞いたぞ」「わたしは何を見ているんだ…!?」って混乱したのは愉快だった。クラウスより長生きやないかあの二人…って思うのと同時に、二人なら何万年生きててもどうにかなるんだなってしんみりした。
今回ぱちすてか?ってくらいフォロワーが集まっていてなんだか面白かったんだけど、そのおかげで当日券を無事購入できたので本当にその節はありがとうございました…。

 

6/2 映画「プロメア」

脚本も監督も声優も好き要素しかなかったんですが、畳み掛けるセルフパロに膝叩いて笑いそうになって震えてたし、ドリル出てきた時はさすがに噴いた。口開けっぱになりながら「なにこれおもしろ…」って戦闘シーン見て震えてた。四天王で唯一ハブの檜山把握。

ツーブロで黒Tシャツの男が好きなのでガロめちゃめちゃ見ちゃうんだけど、リオかっこいいしクレイは詰めが甘くて可愛いし、マドバ部下二人の部下っぷり(何?)完璧だしそれぞれキャラが濃い!たった2時間のアニメだとは思えない…テレビ放送やった上での映画っぽい…。
バーニッシュ差別描写やガロの発言に真顔になってしまったりもしたけど、畳み掛ける派手な戦闘と宇宙での清々しい別れとエンディングによってだいぶ中和された。考察いっぱい見かけるし時々読んでは「なるほど」って思うのだけど、あんまり深追いするとしんどいのでここまで。
髑髏城で毒々しい血みどろ(お酒です)口移しを散々見ていたので、めっちゃ清らかで美しい口移しに謎の感動を覚えた。いや普通に感動シーンではあるんだけどね。

 

6/15 レ・ミゼラブル御園座

東京は4月からやってるのに、大阪7月なんて待てない!!と名古屋へ行きました。マイ初日が二週間早まった。御園座、思ったよりこじんまりしていて二階でも見易くてよかった。きれいなとこだなと思ったら最近新しくなった?のかな?

友人呼び出して名古屋めしも堪能できたし良い日帰り遠征でした。

これ感想どうしような…。2017にこじらせて、来る2019のために専用アカウント作って情報集めたりちまちまレポ書いたりしてるけど細切れすぎてまとめられない。

とりあえずレミゼ垢と

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沼落ち完成ブログを置いておきます。

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大阪公演めちゃめちゃ行くので、もうちょっとまともな感想まとめられたらいいな。

 

6/20 ゲキ×シネ「髑髏城の七人」2019夏の陣(花)

上弦の公開日を待ってたらなんか来た。最初オールナイト上映会だと思って「何日かかるの??」とか思ってたらそんなことなかった…。
基本が平日なので迷ってたんですが(終電的な意味で…)、花だけ無理やり行きました。スクリーンの大きさか自分の体調が良かったのか、「今日の花、いつもより色々見えた!いつもよりあのシーンよく映ってたよね!?」とか言ってた。今まで見てなかっただけだと思う。ゲキシネ7回目くらいのはずなのに。

ところで上弦下弦修羅天魔はまだですか!!!カミングスーン!!

 

 

7月はレミゼだけかな~と思っていたらぱっちの客演がどんどん入ったので、ピカルーンとかプラズマとかも行きます!8月の予定すっからかんのままなんだけどもうこれ推し舞台ないと見ていい?(よくないと思う)

 

中之島春の文化祭2019感想。

去年の感想↓(一昨年のも記事内から飛べます)

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このブログ作ってからもう3回目の感想記事になるのか~。参加自体は今年が4回目でした。

毎年恒例ですが解説。
中之島春の文化祭は関西小劇場の縮図のような(関西外から参加される団体さんもいる)イベントです。1団体20分の一発勝負。
内容は、歌・ダンス・演劇・コント等なんでもあり。劇団によっては次回公演の導入部分だったり、逆に過去公演のダイジェストを演ったり、文化祭用に一本作って来たり、そもそも文化祭にしか出ない団体があったりととても多彩。普段は別の劇団に所属しているけど今回は○○さんのところでというゲスト出演も多く、一人で何度も出る方も。

もう初見以外で知らない団体さんはないし、上記のゲスト出演にもすぐ気付けて笑えるし、今年は3-4月にアンサンブルが関西小劇場役者さん中心だったSPECTER再演をたくさん見たので、例年以上に「知ってる顔しかいない…!」という二日間でした。初演再演合わせたら何人のSPECTERキャストがいたんだろう。

 

そうそう、今年から一部の指定席制度導入&並ぶ場所の明確化がすごくありがたかったです。指定席瞬殺だったぽいけど。例年よりかなりのんびりした時間に整理番号貰いに行ったけど、すごく気楽に並べた。来年もこうだと嬉しいです。

 

以下感想。twitteでつぶやいたやつのコピペです。一部誤字訂正。敬称略。
ツイの140字以内で収めると決めてるんですけど(除くぱっち)、今年はタグの文字数も多くて短めだし、その文字数じゃあらすじまで言及できないのでなんのこっちゃな感想です。行った人にしか伝わらない。

 

中之島春の文化祭2019

Aブロック

◆かのうとおっさん
いつも出番序盤な気がするけど今年トップバッター!勢いがすごいけどそれだけじゃなく、丁寧な天丼が安定してて好き。ゆるーく楽しんでたのに「近大ならやりかねん」の畳み掛けでついに噴いたし実際の公演も気になった。

◆男肉 du Soleil
SNSに書かれへん演目早くない!?大輪の花火~のくだりで次にくるものに気付いて笑ったし勢いとキレッキレのダンスに負けた。さすが男肉さん。笑ってよかったんか…!?って自問自答する羽目にもなったけど。いやー…演劇って…自由だな…

◆劇団SE・TSU・NA
今の自分にはヴァンパイアハンターコンビが別の意味で刺さってしまうので正常な感想が難しいんだけど、アクションがガチでびっくりしたすごかった!姉妹めっちゃ良いキャラしてた。あの敵親子の秘密は一体…

◆石原正一ショー
Queenプリキュアになるっていうワードだけでも延々笑えるのに、あの濃い面子でやるから大変なことになってた。だんだん坂口さんが本物に見えてくる中で後ろ3人の…特にドラムのゆるさよ…色んなシリーズのパロディ混ざってたのも笑った

◆無名劇団
タイトルが不穏でビビってたけど思いきり泣いてしまった。去年もそうだったけど雰囲気はちょっとほの暗くて、真摯に演劇をやっているのがMC部分含めて伝わってくる。本公演見に行くので楽しみです。

 

Bブロック

◆ミクロムス
出てくる食べ物のチョイスがマイナー過ぎて笑ったしおなかすいてしまって困った!楽器もマイナーなの多くて楽しい。そして歌うまー!!!最後のポレンタポルカがミュージカルみあって聞き入ってしまった。またどこかで出会いたい。

◆十三ババロワーズ
十三クラブとババロワーズ のコラボ。人間を描くのがうまい…そういう人いるいる、という域を越えたリアルさだけどもちゃんと一本の話になってる。要所要所でうちの職場だな…って思ったしみんなああやってマイクを持てる世界だったらいいなぁ。

◆久馬とチョップリン
似顔字でアホほど笑ってしまって悔しいしそこからのボケも予想できるのにおもしろい。というか京劇の変面が見れるとかほんま文化祭多彩やな…チョップリンさんの持ちネタなのすごい…。最終的に人死んでるあたり久馬さんっぽかった。

ABCテレビアナウンス部です。
最後のやりたかっただけやろ!!!まんまと誘導された。年々人数が減って茶番度が増すほど、軽やかな滑舌に感動するので楽しい。普段意識してないけどニュースってあんなに読み方違うんだ…。いつかボケ側に回った上田アナを見てみたい。

◆カヨコの大発明
出オチ感すごいのにすぐに空気がガラッと変わるし、最後は何故か感動してしまう…好き…。飯嶋くんの巻き込まれ型主人公っぷりがいいし、全員がちょっとずつ仰々しい演技なのがクセになる。桂三文枝のネーミングセンス良き。

 

Cブロック

◆STAR☆JACKS
ほんっとうに男たちの人情を20分で描くのがうまい…。石松の派手な着物と髪型とBGMの洋楽がまるでロック歌手のようで、刀とのアンバランスさが目をひく。当たり前だけど殺陣の迫力がすごい。上質な映画一本を見た気分になった。

◆VOGA
初見。序盤の方、カウントの法則性がわからなくてどうやって覚えてんの!?って困惑してたら基礎練習だった…どっちみち集中力がすごい…メトロノームで気が狂いそうになる…。普段は野外でやってるそうだけど、見え方も違うだろうし気になる。

◆ステージタイガー
去年好きだった演目!話の展開わかってて今年も泣いたし、自分が最近転職したりしたのもあってちょっと見え方が変わった。一番難しいの、「言い訳しない」かなぁ…男でなくても、心に留めておきたい五ヶ条+1。

変ホ長調
毎年「今年は芸能界で何があったっけ…」って先に身構えて見るんだけど、あーーあったな!って打ちのめされる。口調はあんなにゆるいのに。ちょこちょこ挟まれるABCネタと上田アナとのゆるい絡みで、MCまで含めて変ホ長調さんのネタだなって思う。

◆THE ROB CARLTON
ヤッター今年も続編だー!!もう永遠に閉じ込められてて欲しいあの三人…。今回衣装的にもマフィア要素完全になくなっててるし、みんなちょっとずつ良い人になっている。ホセと李のやりとりがいちいち微笑ましい。好き。

 

2日目

Dブロック

◆ダイナマイトしゃかりきサ~カス
毎度お馴染み。マッシュアップの3曲がどれも好きな曲ばかりで聞いてて幸せだった~!微笑みは~の輪唱してると、歌って良いよなぁって純粋な気持ちになれる。今年もちょっとだけ野外ステージ見れた!

◆ばぶれるりぐる
作中の幡多弁に何の補足も入らないとこがいい。じゅうぶんわかるし。自分が方言が好きなのと、遠足で同じとこ行くのとか知り合いのおっちゃんにすぐ会うような田舎あるあるの具合がぴったりなんだけど、これ以上踏み込まれるとしんどいだろうなぁとも思う…。

◆コトリ会議
初見。穏やかな絵本朗読かと思ったら、まさかの突然のゾンビ展開で狼狽えてしまった。声のトーンはそのままなだけに静かな狂気がやばい。最後らへんはちょっとジーンと来てしまったけど。醤油…。

◆えみみとのりり
堀川さんが歌わずに終わるとは!最初のアンパンマン絶対フリだと思ってたのに!勢いのありすぎる「次元は!?!」のツッコミが好き。ギャグ百連発の片鱗がちょっと見られて嬉しかった。パワーに満ち溢れたコンビだなぁ…

◆劇団レトルト内閣
こちらもお馴染みのこみたお先生。日常的に使いたくなるワード「マジLemon」。テンポがよくて好きなんだけど、違う演目になりそうだったらしいの気になるな~。平成の置き土産にはなりたくない昭和終盤生まれです。

 

Eブロック

コマツマツリ
隅から隅まで好きだな…ポジティブゾンビからのマグロ少女って発想がやばい。しかもマグロの造形がきれい。アツいサイリウム芸もMCも超楽しくて、一つ一つのレベルが高いのすごい。ゾンビ時の声どうやって出してんだ…

◆ゲキゲキ /劇団「劇団」
個々を客演で何度か見てるけど、劇団としては初見。キャラクターが多彩で見てて楽しい。劇中劇コメディかと思えば結構演劇の痛いとこつきまくる話だった!ホワイトアウト、実際に起こりまくってるだろうにそれを乗り切る役者ってすごいな…

◆匿名劇壇
Ctrl+Hって何のショートカットだっけ、って思ってたら置換らしい。タイトルのセンスが好き。次々入れ替わっていくけどどこに誰がいるかわかるの、全員がうまいからだよな~!同年代男女があれだけいる劇団でああいう内容やれるのもすごいと思う。

◆N-Trance-Fish
Nトラさんが文化祭に出てなければわたしは一年で一度もダンス系公演を見ないまま終わる…。言い争う人間と、活き活きとしたダンサー達の表情の差がいい。和田さんのしなやかな動きが女性の中にに溶け込んでいて、いつも探すのに時間がかかる。

◆オパンポン創造社
ちゃんと服着てるな…って思ったのがフラグだった。相変わらずキレイな身体してますね野村さん…。結構真面目な内容だった気がするんだけど、殿村さんのインパクトがやたらと強いし最後のあれこれで色々吹っ飛んで覚えてないからやばい。

 

Fブロック

◆Micro To Macro
今年もじんわり泣けるあたたかい話~!!映画を見てないのでオマージュとかはあってもわからないんだけど、20分でキャラ立ちめっちゃしてて2クールドラマで見たくなる。キャラごとの過去編とかあるやつ。

劇団Patch
毎回恒例、ここだけ長め感想。
普段の公演じゃ見れないけんちゃんのチャラ男や大悟くんの女性役(女装も仕草もかなり自然でびっくりした。めっちゃきれい)が楽しいんだけど、らんくんだけめっちゃいつものらんくん!SWATのたかしくんだけでも十分出オチだったのによしくんに笑った。

下手(へた/しもて)にはける時の大悟くんの動きが怖すぎたし、ちゃんと一人下手にはけるSWATが真面目で可愛い。よしくんハルさんが語り始めた途端、場の空気が変わったのさすがだったな~ああいうとこすごく好きだな~。

脚本が急遽変わったそうだけど、SWATのベスト用意してたなら本来はここ数年みたいにセキュリティ系の話だったのかな。あのベストのちにマウスさんにレンタルされててめっちゃ笑った。没った方もいつかどこかで見れたらいいなー。

◆彗星マジック
初見、そして個人的に圧倒的MVP。凄まじい情報量が流れていくホンも、それを淀みなく表現しきるお二人も、音響も照明も衣装も完璧だった。帰ってモールス信号の一覧表眺めてしまった。すごいもんを見た…。

◆劇団壱劇屋
本公演ダイジェストや番外編が多かったので新作嬉しいし、台詞がある!次回公演の布石なのかな。二ツ巴で好きだった水の演出、岡村さんVS小林さんの新世代対決と好き要素がモリモリ。新解釈五条大橋、好き嫌い別れそうだけどあれはあれでアツかった。

◆MousePiece-ree
文化祭一番の楽しみといっても過言ではない。流れ自体は毎回一緒なのにアホほど笑うし、謎ゲームが好きすぎる…今後あの曲聞いたら噴いてしまう…ノンバーバル(じゃなかった)壱劇屋やPatch(のSWATベスト貸出)を巻き込んでて最高だった。

 

何故かゾンビものが多くて、上田アナが「僕ゾンビ大好きなんです~」って何度か言ってたのが微笑ましかった。

 

来年もあるのかなー。年々チケット完売が早まってる気はするけど、行ける限り毎年行きたい。今年もGWの良い締めくくりになった。参加者の皆様お疲れ様でした。

 

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去年と整理番号全く一緒なのすごい。