ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

中之島春の文化祭2019感想。

去年の感想↓(一昨年のも記事内から飛べます)

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このブログ作ってからもう3回目の感想記事になるのか~。参加自体は今年が4回目でした。

毎年恒例ですが解説。
中之島春の文化祭は関西小劇場の縮図のような(関西外から参加される団体さんもいる)イベントです。1団体20分の一発勝負。
内容は、歌・ダンス・演劇・コント等なんでもあり。劇団によっては次回公演の導入部分だったり、逆に過去公演のダイジェストを演ったり、文化祭用に一本作って来たり、そもそも文化祭にしか出ない団体があったりととても多彩。普段は別の劇団に所属しているけど今回は○○さんのところでというゲスト出演も多く、一人で何度も出る方も。

もう初見以外で知らない団体さんはないし、上記のゲスト出演にもすぐ気付けて笑えるし、今年は3-4月にアンサンブルが関西小劇場役者さん中心だったSPECTER再演をたくさん見たので、例年以上に「知ってる顔しかいない…!」という二日間でした。初演再演合わせたら何人のSPECTERキャストがいたんだろう。

 

そうそう、今年から一部の指定席制度導入&並ぶ場所の明確化がすごくありがたかったです。指定席瞬殺だったぽいけど。例年よりかなりのんびりした時間に整理番号貰いに行ったけど、すごく気楽に並べた。来年もこうだと嬉しいです。

 

以下感想。twitteでつぶやいたやつのコピペです。一部誤字訂正。敬称略。
ツイの140字以内で収めると決めてるんですけど(除くぱっち)、今年はタグの文字数も多くて短めだし、その文字数じゃあらすじまで言及できないのでなんのこっちゃな感想です。行った人にしか伝わらない。

 

中之島春の文化祭2019

Aブロック

◆かのうとおっさん
いつも出番序盤な気がするけど今年トップバッター!勢いがすごいけどそれだけじゃなく、丁寧な天丼が安定してて好き。ゆるーく楽しんでたのに「近大ならやりかねん」の畳み掛けでついに噴いたし実際の公演も気になった。

◆男肉 du Soleil
SNSに書かれへん演目早くない!?大輪の花火~のくだりで次にくるものに気付いて笑ったし勢いとキレッキレのダンスに負けた。さすが男肉さん。笑ってよかったんか…!?って自問自答する羽目にもなったけど。いやー…演劇って…自由だな…

◆劇団SE・TSU・NA
今の自分にはヴァンパイアハンターコンビが別の意味で刺さってしまうので正常な感想が難しいんだけど、アクションがガチでびっくりしたすごかった!姉妹めっちゃ良いキャラしてた。あの敵親子の秘密は一体…

◆石原正一ショー
Queenプリキュアになるっていうワードだけでも延々笑えるのに、あの濃い面子でやるから大変なことになってた。だんだん坂口さんが本物に見えてくる中で後ろ3人の…特にドラムのゆるさよ…色んなシリーズのパロディ混ざってたのも笑った

◆無名劇団
タイトルが不穏でビビってたけど思いきり泣いてしまった。去年もそうだったけど雰囲気はちょっとほの暗くて、真摯に演劇をやっているのがMC部分含めて伝わってくる。本公演見に行くので楽しみです。

 

Bブロック

◆ミクロムス
出てくる食べ物のチョイスがマイナー過ぎて笑ったしおなかすいてしまって困った!楽器もマイナーなの多くて楽しい。そして歌うまー!!!最後のポレンタポルカがミュージカルみあって聞き入ってしまった。またどこかで出会いたい。

◆十三ババロワーズ
十三クラブとババロワーズ のコラボ。人間を描くのがうまい…そういう人いるいる、という域を越えたリアルさだけどもちゃんと一本の話になってる。要所要所でうちの職場だな…って思ったしみんなああやってマイクを持てる世界だったらいいなぁ。

◆久馬とチョップリン
似顔字でアホほど笑ってしまって悔しいしそこからのボケも予想できるのにおもしろい。というか京劇の変面が見れるとかほんま文化祭多彩やな…チョップリンさんの持ちネタなのすごい…。最終的に人死んでるあたり久馬さんっぽかった。

ABCテレビアナウンス部です。
最後のやりたかっただけやろ!!!まんまと誘導された。年々人数が減って茶番度が増すほど、軽やかな滑舌に感動するので楽しい。普段意識してないけどニュースってあんなに読み方違うんだ…。いつかボケ側に回った上田アナを見てみたい。

◆カヨコの大発明
出オチ感すごいのにすぐに空気がガラッと変わるし、最後は何故か感動してしまう…好き…。飯嶋くんの巻き込まれ型主人公っぷりがいいし、全員がちょっとずつ仰々しい演技なのがクセになる。桂三文枝のネーミングセンス良き。

 

Cブロック

◆STAR☆JACKS
ほんっとうに男たちの人情を20分で描くのがうまい…。石松の派手な着物と髪型とBGMの洋楽がまるでロック歌手のようで、刀とのアンバランスさが目をひく。当たり前だけど殺陣の迫力がすごい。上質な映画一本を見た気分になった。

◆VOGA
初見。序盤の方、カウントの法則性がわからなくてどうやって覚えてんの!?って困惑してたら基礎練習だった…どっちみち集中力がすごい…メトロノームで気が狂いそうになる…。普段は野外でやってるそうだけど、見え方も違うだろうし気になる。

◆ステージタイガー
去年好きだった演目!話の展開わかってて今年も泣いたし、自分が最近転職したりしたのもあってちょっと見え方が変わった。一番難しいの、「言い訳しない」かなぁ…男でなくても、心に留めておきたい五ヶ条+1。

変ホ長調
毎年「今年は芸能界で何があったっけ…」って先に身構えて見るんだけど、あーーあったな!って打ちのめされる。口調はあんなにゆるいのに。ちょこちょこ挟まれるABCネタと上田アナとのゆるい絡みで、MCまで含めて変ホ長調さんのネタだなって思う。

◆THE ROB CARLTON
ヤッター今年も続編だー!!もう永遠に閉じ込められてて欲しいあの三人…。今回衣装的にもマフィア要素完全になくなっててるし、みんなちょっとずつ良い人になっている。ホセと李のやりとりがいちいち微笑ましい。好き。

 

2日目

Dブロック

◆ダイナマイトしゃかりきサ~カス
毎度お馴染み。マッシュアップの3曲がどれも好きな曲ばかりで聞いてて幸せだった~!微笑みは~の輪唱してると、歌って良いよなぁって純粋な気持ちになれる。今年もちょっとだけ野外ステージ見れた!

◆ばぶれるりぐる
作中の幡多弁に何の補足も入らないとこがいい。じゅうぶんわかるし。自分が方言が好きなのと、遠足で同じとこ行くのとか知り合いのおっちゃんにすぐ会うような田舎あるあるの具合がぴったりなんだけど、これ以上踏み込まれるとしんどいだろうなぁとも思う…。

◆コトリ会議
初見。穏やかな絵本朗読かと思ったら、まさかの突然のゾンビ展開で狼狽えてしまった。声のトーンはそのままなだけに静かな狂気がやばい。最後らへんはちょっとジーンと来てしまったけど。醤油…。

◆えみみとのりり
堀川さんが歌わずに終わるとは!最初のアンパンマン絶対フリだと思ってたのに!勢いのありすぎる「次元は!?!」のツッコミが好き。ギャグ百連発の片鱗がちょっと見られて嬉しかった。パワーに満ち溢れたコンビだなぁ…

◆劇団レトルト内閣
こちらもお馴染みのこみたお先生。日常的に使いたくなるワード「マジLemon」。テンポがよくて好きなんだけど、違う演目になりそうだったらしいの気になるな~。平成の置き土産にはなりたくない昭和終盤生まれです。

 

Eブロック

コマツマツリ
隅から隅まで好きだな…ポジティブゾンビからのマグロ少女って発想がやばい。しかもマグロの造形がきれい。アツいサイリウム芸もMCも超楽しくて、一つ一つのレベルが高いのすごい。ゾンビ時の声どうやって出してんだ…

◆ゲキゲキ /劇団「劇団」
個々を客演で何度か見てるけど、劇団としては初見。キャラクターが多彩で見てて楽しい。劇中劇コメディかと思えば結構演劇の痛いとこつきまくる話だった!ホワイトアウト、実際に起こりまくってるだろうにそれを乗り切る役者ってすごいな…

◆匿名劇壇
Ctrl+Hって何のショートカットだっけ、って思ってたら置換らしい。タイトルのセンスが好き。次々入れ替わっていくけどどこに誰がいるかわかるの、全員がうまいからだよな~!同年代男女があれだけいる劇団でああいう内容やれるのもすごいと思う。

◆N-Trance-Fish
Nトラさんが文化祭に出てなければわたしは一年で一度もダンス系公演を見ないまま終わる…。言い争う人間と、活き活きとしたダンサー達の表情の差がいい。和田さんのしなやかな動きが女性の中にに溶け込んでいて、いつも探すのに時間がかかる。

◆オパンポン創造社
ちゃんと服着てるな…って思ったのがフラグだった。相変わらずキレイな身体してますね野村さん…。結構真面目な内容だった気がするんだけど、殿村さんのインパクトがやたらと強いし最後のあれこれで色々吹っ飛んで覚えてないからやばい。

 

Fブロック

◆Micro To Macro
今年もじんわり泣けるあたたかい話~!!映画を見てないのでオマージュとかはあってもわからないんだけど、20分でキャラ立ちめっちゃしてて2クールドラマで見たくなる。キャラごとの過去編とかあるやつ。

劇団Patch
毎回恒例、ここだけ長め感想。
普段の公演じゃ見れないけんちゃんのチャラ男や大悟くんの女性役(女装も仕草もかなり自然でびっくりした。めっちゃきれい)が楽しいんだけど、らんくんだけめっちゃいつものらんくん!SWATのたかしくんだけでも十分出オチだったのによしくんに笑った。

下手(へた/しもて)にはける時の大悟くんの動きが怖すぎたし、ちゃんと一人下手にはけるSWATが真面目で可愛い。よしくんハルさんが語り始めた途端、場の空気が変わったのさすがだったな~ああいうとこすごく好きだな~。

脚本が急遽変わったそうだけど、SWATのベスト用意してたなら本来はここ数年みたいにセキュリティ系の話だったのかな。あのベストのちにマウスさんにレンタルされててめっちゃ笑った。没った方もいつかどこかで見れたらいいなー。

◆彗星マジック
初見、そして個人的に圧倒的MVP。凄まじい情報量が流れていくホンも、それを淀みなく表現しきるお二人も、音響も照明も衣装も完璧だった。帰ってモールス信号の一覧表眺めてしまった。すごいもんを見た…。

◆劇団壱劇屋
本公演ダイジェストや番外編が多かったので新作嬉しいし、台詞がある!次回公演の布石なのかな。二ツ巴で好きだった水の演出、岡村さんVS小林さんの新世代対決と好き要素がモリモリ。新解釈五条大橋、好き嫌い別れそうだけどあれはあれでアツかった。

◆MousePiece-ree
文化祭一番の楽しみといっても過言ではない。流れ自体は毎回一緒なのにアホほど笑うし、謎ゲームが好きすぎる…今後あの曲聞いたら噴いてしまう…ノンバーバル(じゃなかった)壱劇屋やPatch(のSWATベスト貸出)を巻き込んでて最高だった。

 

何故かゾンビものが多くて、上田アナが「僕ゾンビ大好きなんです~」って何度か言ってたのが微笑ましかった。

 

来年もあるのかなー。年々チケット完売が早まってる気はするけど、行ける限り毎年行きたい。今年もGWの良い締めくくりになった。参加者の皆様お疲れ様でした。

 

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去年と整理番号全く一緒なのすごい。