ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

2021年4-6月まとめ

見たものリストを作りながら「なんでこんなに配信見たんだっけ…?」って考えたけど、4月後半~6月頭が観劇空白期間だったからでした。忘れんの早ない?
そしてもうお気付きかもしれませんが、明らかに例年に比べ宝塚演目が増えた。(せまりくるすみれ色の沼)だいたいDVDになってるって…強いですね…。

 

1-3月はこちら↓気が向いたら二つの記事を一個にまとめるかもしれない。

 

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そんなわけで4月から。★は配信です。※は演劇じゃないやつ。

 

★4/11 宝塚歌劇 雪組公演『fff-フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~
シルクロード~盗賊と宝石~』(東京宝塚大劇場/配信)

サヨナラショーのある公演を初めて見ました。思ったより知ってる曲が多くて、雪組さんの公演(放送やDVDだけど)色々見てたんだな…と実感した。フォロワーに感謝。
感想は現地の時に書いたので割愛。総公演時間がめちゃめちゃ長くて、終わって時計見てビビった。
だいきほの雪組にギリギリ出会えてよかったな…としみじみ。

 

4/16 Yellow新感線『月影花之丞大逆転』(オリックス劇場

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ネタモノ新感線に行ったことがなくて、メインビジュアルのパロディっぷりに爆笑しつつも「まぁ今回はいいか」と渋っていたのですが、東京で見たフォロワーさんたちが騒いでいたのと「もしかして今月現場がないのでは?」と気付いたのでノリで行ってきました。結果的に大阪公演が途中で終わってしまったため、そういう意味でも滑り込みだった。パロディ作品、「バッハ!」がシンプルで秒で笑えるので好きです。

ポスター通りのぶっ飛んだ作品で、なんでこんなにくだらないのに面白いんだ……って感心してたんだけど、終盤の展開で爆泣きしてしまった。役者が、芝居が、舞台が好きでよかった……と、遠征を諦めて空いた穴に広がる確かな満足。っていうかキャスト11人しかいなくてびっくりした。あんな常に舞台上ががごちゃごちゃした作品だったのに(ほめてます)

作中劇「アルプスの傭兵ジイジ」が思いのほか面白くて、展開がどうなるか本気でハラハラしてしまった。某セルフパロディー部分は曲も照明もかなりそのまんますぎる。なんかこう…ああいうセルフパロや身内ネタってうまくやらないと秒で虚無るし、グダって台詞が上滑りしそうなものなのに全然そうならなくてアツくてすごかった。さすがだなぁ…。

魔のオリックス劇場なので、2階3階だと何も歌詞わからん気がするのがやや気がかりだけど一部字幕も出てましたね。後日のWOWOW放送でもちゃんと字幕出てたけど、聞き取れたところで特に意味のない歌詞で笑った。

いやー新感線なりの「芝居させろよこの野郎!!!!」っていう想いをじゃんじゃん浴びた。素晴らしかった。新感線見るといつも末満さん(というかピースピット)とかぱっちとか壱劇屋さん他たくさんの関西小劇場に思いを馳せてしまう…根底に流れるものが一緒。劇団っていいな…!!

ライビュ行けなかったんですが、梅田会場でお煎餅配られたのよかったなぁ。新感線のお煎餅、まだ一回しかもらったことない…またほしい…。


4/17 時世がやや微妙になりつつあり、かつ長時間公演の日帰りに体力の自信がなくなり、新国立劇場公演ならNHKでの放送があるはずと期待を込めて(実際ありました。さすがや)斬られの仙太の遠征を諦めた。

 

~この辺から大阪の演劇が空白~


※5/1 スリルミートークショー(配信)

こういう裏話好きなので楽しかったんですけど、ちゃんと感想を残していなかったので、契約書を頑張って折りたたむ私たちと彼とのキスでタバコの味を知ったまりおさんの話くらいしか覚えてなくて駄目。直後の感想メモやツイート、大事。でも企画ありがとうございました。


★5/1 舞台刀剣乱舞 天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣-
★5/9 舞台刀剣乱舞 无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-

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5/1 バイマイコン中止

 

★5/5 エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート(大楽/配信)

最近宝塚エリザにも触れたので(演出や歌詞違いすぎていちいちびっくりしてた)見てみました。のぞみトートめちゃ好きなタイプだったし七海ルドルフの解釈がいい~!いつか生でも見てみたい、宝塚エリザ。

大楽だったので最後に小池先生の挨拶があり「イケコ…お話ありがたいけどもあと15分で宙組が…!!」って焦った。

 

★5/5 宝塚歌劇 宙組 梅田芸術劇場メインホール公演 ミュージカル「ホテルスヴィッツラハウス」(梅田芸術劇場/配信)

気になっていたので配信で。第二次世界大戦下のスパイとバレエの話…とあらすじだけ見ると難しく暗く堅苦しそうな印象で、実際そういう要素はあるものの、全体を通して芸術賛歌だった…ドドド名作やん…演劇を舞台を芸術を愛する全ての人に見てほしい作品だったし、劇場で見たかった…いやノーマークでチケットそもそもなかったんですが…そして無観客配信でしたが…こんなに芸術を、劇場を愛してる作品が無観客て……おまけに大楽配信だったためその後にオススメできないのあまりに悔しかった…みんなに見てほしかった。

名言バカスカ出たのに泣きすぎて忘れたのでもっかい見たかった。あとビリヤードダンスヤバすぎたからあそこリピりたい…なにあれ??この要素で最後きっちりハッピーエンドなのもすごい。最高だった…エリザからのインターバル15分はしごで首も腰も痛いけど最高のGWだった。

宙組さん、何故かオーシャンズとアナスタシアという推しさんとの共通作が多くてそればかり(あとエリザ)見てて、オリジナル作品初めてだったんだけどこれが初めてになってよかった。推しさんの幻影を見ず初めて真正面からキキさんを見られた。
今回はキキさん関係者席かな(グレブ立ち見B席の思い出)っていうかまたみんなでバレエ見てたのか…エモやな…。ド悪人かと思ったら良い人で、アルマに別の相手がいたことで「やばいこの人『俺にはもう何もない』って全てを背負って死ぬタイプや!」ってハラハラしたらそんなことなかった。ここから大変そうだけど。

オーシャンズに続いて「キキららコンビ可愛い~!」って気付いた矢先にららちゃんの退団が発表されてひっくり返った。宝塚 覚えた人から いなくなる 。


★5/8 「『井上芳雄 by MYSELF』スペシャライブ配信 20th Anniversary Festival! ~急遽生配信!裏切らない芳雄4時間フェス~」

いや普通にめっっっちゃ良かったですね。冒頭からエリザパロで笑ったし、小ネタ満載で勢いで突き進んでいくのに雑ではなく構成バランスがいい…そして歌が全部うまい…。ゲスト来てからはもうめちゃめちゃで、今までのバイマイコンレポを見て「なんでそんなことになるの?」って思ってたカオスがそこにあった。なるほどこれか!まりおさんの気合の入りすぎた衣装や役の作り込み、スリル出ながらマタハリ稽古に参加してる人のやることではない。

そして何より歌穂さん海宝くんとのレミメドレーがあまりに…あまりによかった……。予想外の曲選ばっかりで「レミ、2003年以降一度も音源になってないのにここで!?」ってびっくりした。最終的に放心して次の曲全然聞けなかった。

レミに限らないけど、本役をやっていない方の歌うミュ曲ってやっぱり「違う」ので(当たり前)(でも年齢性別を越えた曲が聞けるので本役以外のミュ曲好き)いつもは気軽に聞けるんですけど、芳雄さんの入り込み方が自然ですごい。出てました??ってくらい。

ラストのルドルフでかな?芳雄さんが「もういけないと思っても、案外いけるもんですよ!」って言ってたのがなんだかじーんと来た。井上芳雄という役者に魅了され続ける幸せな時間でした。

 

★One on One 32nd note 無題 ―1[MONO]― (配信)

相変わらず生で見る機会が巡って来ないOneさん…!

再演と聞いたけども、アンドロイドモノとしての感覚(倫理感とか)が結構昔の作品っぽくて驚いた。わざとなのかもしれない。アンドロイドとの共存も、息子のアンドロイド作るあたりも「アカーン!!」って思いながら見てた。そんな気軽に禁忌に踏み込むな!!セットや衣装が可愛くて、キャストも曲も好きなので世界観が個人的にめっちゃ惜しい。そんな中、秋沢さんはなんだかものすごく現代の人だった。あと田村さん一人に要素が盛られまくってて笑った。主人公の先輩で博士の息子で故人でアンドロイドとして復活って。盛り盛り。スリル行くことになり駆け足で見てしまってキャラ名ももうぶっ飛んでいるので、落ち着いて見てたらまた印象違ったかも。

 

5/15-16 スリル・ミー(ウインクあいち+5/29・30配信)

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5/19-23 大阪スリル全中止。これあったからレミのプレビューや初日を最初から諦めてたのに本末転倒?(どっちみち遠征は厳しかったのですが)

 

 

★6/7 ミュージカル「モーツァルト!」(山崎モーツァルト/アーカイブ配信)

何故かM!現地に縁がない。2015版映像(WOWOW)が初見、2018ゆんヴォルフを諸事情で諦め、去年韓国版を配信で見て。今回行きたかったんですけど大阪公演がたくさんなくなったので配信で…。3パターンも映像で見れてるのも逆に珍しいとも思う。

なのでしょんぼりしつつ見る感じになると思ってたんですが、2015からすると衣装もセットも演出もキャストも変わっているのですごく新鮮で楽しかった。遠山シカネーダー可愛いー!!光るちくわ(魔笛)にツッコミ入れるはずが、全体的に楽しくてちくわ忘れてた。あとここ数ヶ月で宝塚をたくさん見ていてイケコ演出にも慣れていて、銀橋が身体に馴染むようになっていたので銀橋ぽいセットもええやんって思いました。

でもやっぱ生で見たーーーい!!

 

6/9-10 レ・ミゼラブル(帝国劇場)

多分また総括記事作ると思うので割愛。
一応行った日のツリー冒頭。

 

6/11 メリリー・ウィー・ロール・アロング(梅田芸術劇場

6/12の大楽を取ってたんですが!なんか大阪に土日の上演駄目でーすって言われたので取り直しましたこのやろう!
遅刻前提で初見演目のチケ取ったの初めてでした。結果的に15分程度で済んだので話はわかったし、見れなかった部分は後ほどフォロワーさんに教えてもらったので助かった。

仕事帰りに見たため、どうしても「いやそれはしょうがない」「あるある~!」みたいな社会人の端くれ感想が混ざってしまって悔しかった。だから土日に見たかったのに…!あとホログラム系のチカチカが少し苦手で、終盤のカフェバーのシーンで後ろのビラビラがそのタイプだったため重要なシーンなのに直視できないという事象まであった。疲れ目には辛い。そういう小さい要素が重なって、考えても集中して見れなかったのでめちゃめちゃ悔しい。

どの曲も難しそうだったので「笹本さん歌うまーーー!!」っていっぱい思った。誰か昆ちゃん(のキャラ)を幸せにしてあげてほしい。MAメリリーL5Y連チャンで大変なことになっている。

一日早い大楽だったので元基くんの挨拶があったのだけど、彼のトンチンカンな挨拶が愛しくてほんと何言ってんのかわからなかったのに泣いてしまった。良いこと言ってるんだけど一回「なんて??」ってなる。「キャストの皆さんとスタッフさんたちで…一つの村のくらいの人数が…」って言ってて舞台上も客席も「村??」って和んだんだけど、「いやでもほんとそのくらいの人数いるんですよ!関わってくださった方々皆さんにもう一度大きな拍手を!」って流れになったのよかった。そもそも名前言わずに話し始めてて、途中で「あっフランク役の平方元基です!」って挟んだの可愛かった。

ドアにはけるときウエンツにぶつかりながら先を行って、笹本さんに「アンタは最後!」って追い出されるの毎回やってたらしいけど愛しい。トリオのわちゃわちゃ可愛くてずっと眺めていたかった。


★6/17 A New Musical『ゆびさきと恋々』(本多劇場/配信)

ワタナベの作るミュージカルで2、3回立て続けに「作り方が好きではないな…」と思ったことがあり、それ以来避け気味だったんだけど今回もキャストがめっちゃよくて…(キャストは毎回好き)

原作は試し読み程度でほぼ未読。女性陣絶対歌強いから男性陣頑張れ、っていうか上山さんだけ作画違うくない?って思ってたら、心役の宮城紘大さんが降板され、代役が中山義紘さん。推しくん???何故???いや、ワタナベ所属なので元からアンダーだったと思っているんだけど、今回パンフが公演後通販で、その辺詳しくはわからず。

よしくんと、MAでだいぶ拗らせた上山さんの共演になってしまい(それ自体はどうぶつ会議から2回目)「え…公演期間中レミで東京いるが…どこかレミ手放してこっち行く……か……???」と散々悩んだのだけど、元々配信が決定していたので配信が100%ないレミを取りました。これに関してはレミ大阪がなくなった今となっては大正解。

と、事前にあれこれあったので恐る恐る見たんですけど、思った以上に良かった。女性陣みんな強くて歌上手くて可愛くて最高……。歌と芝居の割合がよくて、今までの作品の解釈違いはなんだったんだ…。

豊原さん、5DAYS以来だったけど歌い方がすごいまっすぐで眩しくて、聞いていると泣きそうになる。気持ちがドバーン!って飛んでくる感じ。おてんば元気キャラのイメージが強かったので雪のようなおとなしい役が意外だったけど、話さない分歌パートでの感情溢れまくってる表現めちゃよかった。手話シーンで後ろに字幕出てたのに途中で気付いたんですが、配信だとほぼ映ってないんですよねもったいない。衛星放送で放送あるから字幕ついたりするのかな。

前ちゃんの逸臣さんは絶妙だなぁ…。少女漫画で、ドSまでは行かずも少し強引でちょっと意地悪なイケメン、ちょっと加減を間違えると途端に最低な男になるので、前ちゃんのビジュアルや話し方と動きでそのへんはマイルドになっていて、嫌味のないイケメンだった。歌もどんどんうまくなっていくし。強い。

個人的に池岡くんの桜志がめっっちゃよかった。いけぴーの演じる一般人の青年がやたら刺さる。柔道少年の時とか。そういう役どころではあるけど手話がめちゃめちゃ自然で、普段から使っている人のようだった。彼が一人いるだけで作品の説得力が変わる。

上山さんの京弥さん、試し読みしただけでもわかるくらい原作とキャラかけ離れてて私は好きだけど、原作ファン的にどうなんだろ。逸臣さんと従兄弟なの説得力がなさすぎて笑ったのと、りんちゃんが冒頭で歌う「笑うと目がなくなる(のが好き)」みたいな歌詞に「わかる……」って全面同意してしまった…。
歌もダンスもうまいので、コストコソングのラインダンスの足の角度が一人だけ段違い過ぎて思わず二度見した。あとコストコのカートをノリノリで押すところでレミの給仕さんの幻覚がやや見えた。全体的にコメディリリーフで良いんだけど、ロッキンロビンをいきなりミュザンにすな(恋バナのところ)。歌の割合あそこだけ多すぎたし、コード進行とかちょっと狙ってるとは思うけどびっくりした。

そしてよしくんは、代役とは思えない馴染み方。共演経験あるキャストがほとんどだったのもあるかも?登場シーンも歌もそんなに多くなかった(元々か代役でカットされたのかはわからないけど)から、よしくんらしさを感じるほどではないんだけど、強い女の子の隣にいるよしくんの図、安心する…。コストコのところで後ろでノリノリなの可愛かったです。歌って踊るよしくんもっと見たいな。


脚本がちょっと惜しい…とは思ったけど、倫理観が無理でキレるみたいなことはなかったのでよかった(ハードル爆下げ)。演出はきれいだった。原作読んでたらまた印象変わるかも。

曲はかなり好きな部類だった。わたしがワタナベミュとの相性悪いの、「そこは歌わんのかい!」ってとこが多くて気になってしまうことがかなりあるので、今回それがマシだったんだけど後半あそこまで歌で畳み掛けるなら前半からもうちょっとやっててほしかった気もする。ミュザン化は多分スタッフが遊んでるので別カウント。

でも全体的に見て良作だったなー!って思います。衛星放送見たい。


6/27 『伊礼彼方の部屋vol.6』佐藤隆紀×木内健人×伊礼彼方

いつもタイミング合わず行けないので、オンラインとはいえ初参加。いっぱい裏話聞けて楽しかった…木内くんほんといい子だな…。お互いやキャストのモノマネみんなうまくて笑った。普段は現地でのイベントなので、どこまでレポしていいもんかイマイチわからないので見た当日もふんわりした感想しか残してないな…

 

その他宝塚関連など。

・MAの影響でベルばらコミックス全巻読んで、友人に雪組ベルばら(2013年えりあゆ)を見ました。往年の名作に何言うてんねんって話だけどベルばらめっちゃおもしろかった…ナポレオンの方も読もうかなぁ。宝塚ベルばらの、宝塚の得意なこと詰め込みました!感がおもしろかった。

・録画してたひかりふる路を見直した。雪組の解像度もフランス革命の知識も増してから初めて見たので、ほぼ初見みたいなものだった。ほんといい作品だな…。

雪組繋がりでワンス・アポン・ア・タイムも見た。望海さんがあらゆる作品で大変な目に逢いまくるのかを改めて実感した。全然ハッピーエンドにならん。

・解像度上がったし!と花と宙のオーシャンズ11録画見直した。

・宙エリザ(2016年)お借りしたのでわたしの親宝塚エリザがこれになりました。歌詞や演出の違い、噂には聞いてたけどいっぱいびっくりした。3回くらい「そこアンタが歌うんかい!」って言った。

 


1~3月分も含めて、上半期合計で23演目+トークショー配信2(+映画1)ですかね?
現地13公演・配信19公演?かな…カウントに自信がない。


7月にスカステ無料期間があったりムラ行ったり友人から追加でDVD送られて来たりで、下半期もすでに宝塚が多い。
ただ現時点ですでに現場数が予定よりマイナス12公演になっているので、最終的なカウントどうなるのやら。