ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

韓国でEqualやってるってよ。(中身は7割SOMLの話)

7月以降自分が行ける現場も少しずつ増え、新しい情報解禁に対しても「でもまた中止になるかもしれないし…」とマイナスな感情で構えることもちょっと減り(勿論まだまだある)、半年ぶりに推しさんが見れたりと比較的心穏やかにオタクをしている時に、それは突然やってきた。

s://twitter.com/watanabe_engeki/status/1301202423424352257?s=20

 

 

嘘でしょ!??絶対見に行けない今やるの!?!?

あーでもわかるめっちゃわかる、韓国の観劇オタクとEqualの相性絶対いい~!!!!(詳しくないくせに謎の同意)

 

 

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待って????
ソンユンさんがいるんだが!!?!?(※3日間くらい気付きませんでした)


と発表の度に大混乱しているのですが、何に対してそんなに混乱しているのかが(自分でも)わかりづらかったのでブログを書きました。おすすめ記事でも感想でもない、日記のようなものです。


タイトルにもあるけど7割…いや8割?はSOMLの話。

 

◆日本SOMLを見て、最初に思い出したのがEqualだった。

ミュージカル「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」、長いので頭文字をとってSOML(またはSOM)、読み方はソム。ハングル表記だと솜。

見た経緯や感想は以前書いたし(この感想ブログ、もう解釈違いになってるけど…) 

yhforestmk.hateblo.jp

https://twitter.com/i/events/1233937791261663232?s=20https://twitter.com/i/events/1233937791261663232

絵やレポもそこそこ描いているので今更ですが、ps://twitter.com/i/events/1233937791261663232?s=20以前から末満脚本が好きで繭期な観劇オタクなわたしは、昨年10月に上演されたこの作品の日本初演に突然ドドドハマった。いや、現在進行系でハマっている。ちなみに今年上映された、同名のサブタイがついた映画「若草物語」とはなんの関係もない。あらすじ等は↑のブログの中に貼り付けてるのでそっちを見てほしい。

日本SOMLは、田代万里生さんと平方元基さんの二人のみの役替りで上演された。昼公演は田代トーマス/平方アルヴィン、夜公演は平方トーマス/田代アルヴィンなど、相手と役を交換する。1公演のみの日もあるので必ずしも交互ではなかったはずだけど、二人の役がグルグル回っていた。繭期にはトゥルリバだといえばわかりやすいのだが、出演者がたった二人で役を交代し続けること、アルヴィンの衣装がローブ系だったこと、幼馴染の親友が……でしまうところなど(ネタバレです)が「Equalっぽいな」と思った。

https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/www.horipro-stage.jp/wp-content/uploads/2019/10/05002943/2NY2116.png

 

https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/www.horipro-stage.jp/wp-content/uploads/2019/10/08210548/11d6751a9eab88e72111205d53a40131-1024x683.jpg

ストーリー・オブ・マイ・ライフ | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 より引用

 

ちなみにここでいうEqualは、現在韓国で上演されているEqualが参考にしているであろうワタナベ版というよりは、赤星マサノリさん・坂口修一さんによる「赤坂二人芝居」にて上演された、日本初演Equalのことである。

 


ワタナベ版DVDが在庫切れのため、今一番さくっと見られるEqual。月額950円(税別)です。

 

ワタナベ版やおそらく韓国版よりもかなりコメディ色が強く、ローブ(のような布の多い服)でキャッキャとはしゃぐ姿がすごく印象的で、日本SOMLのアルヴィン(特に田代アルヴィン)は赤坂Equalの二人を彷彿とさせた。

 

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blog.livedoor.jp より引用


幸いにもEqualを好きな友人がSOMLを見てくれて、Equalっぽいとこあるよね!と実際に話すことができたためにあまりtwitter等で騒ぐことはなかったが(もちろん話の根本的なところは全く違うので)、最近は逆にSOML好きな人向けにEqualをおすすめしたりしている。また、スリル・ミーが好きな人にもおすすめしている。わたしがそれら全部好きなので。

  


◆周りがどんどん渡韓したおかげでソンユンさんを知る。

さてこの作品、2006年にカナダが世界初演でその後ブロードウェイ各地でも上演され、韓国ではなんと今年公演10周年。まだ初演な日本はおそらく版権の問題で、CDやDVDはおろかゲネプロ映像すら上がらないという徹底っぷりにより、日本SOMLの記憶は見たオタクの脳内にしか残らなかった。
公演は2019/10/29にさくっと終わる。ホリプロに再演希望のメールを送ったり、キャスト二人が個人のコンサート等で歌うSOML曲を噛み締めながら過ごしていたクリスマス頃。


「今韓国行ったらSOMLとスリルミーでマチソワができるよ!」
「えっじゃあ行くわ!」


という気軽な会話がTLに散見され始める。なんやその「会社帰りに寄るわ!」みたいな軽さは。

海外渡航経験どころかパスポートすら未所持のわたしは「みんなすごいなぁ」と眺めていただけだったのだが、最終的にはSOMLきっかけで知り合ったフォロワーの8割(マジ)が渡韓していた。近いとはいえ、オタクのフットワークどうなってんの…とりあえず韓国SOMLのサントラを買いました…。

曲は一緒だけど、日本とはセットも衣装も解釈もかなり違う韓国SOMLのレポやイラストを日々眺め、行った知人らから細かい話を聞き、RTされてくる退勤(なんかすげぇ出待ち)の画像を流し見していた中で、

うわっっっっ顔が好き!!!

と直球で刺さったのが、トーマス役のチョ・ソンユン(조성윤)さんだった。後々気づいたのだが、いろんなキャストverの曲が収録されている韓国SOMLのOSTの中で「この人の歌い方好きだな」って思っていたのもソンユンさんだった。

 

顔がきれいすぎる…。
こういう退勤写真の眼鏡のお姿とトーマスの衣装でしか知らなかったので、Equalのキャスト発表後も周りの友人に教えられてようやく気付くレベルだったんだけど、本当にこのお顔とお声が好きだな……と思ったのでいつか生で拝見したいです。

 

そんな、SOMLドハマリ→日本SOML特有演出でEqual思い出す→韓国SOMLキャストソンユンさんを知る→Equalご出演。が一本に繋がってしまい混乱しています。いやほぼ一行で済んでるやん。なんやってんこのブログ。

 

フランケンシュタイン(日本版DVD発売おめでとう)やブルーレイン(日本版めちゃよかった)・ファンレター(韓国版配信英語字幕、演出かっこよすぎ)・モーツァルト!(日本字幕付き配信/これはウィーン作品だけどもすごかったので)(あとは日本版メイビーハッピーエンディングも見たかった…)と最近韓ミュに触れる機会が多く、歌上手いし曲良すぎるし演出がやばい!!いつか行きたい!って思っていたタイミングだったのでほんとひっくり返りました。

そんなすごい韓国演劇界にオリジナル作品で乗り込む末満脚本、って本当にすごいと思う…持ち込もうと思ったの誰なんだろワタナベの人…?向こうの制作さんで繭期や刀らぶのオタクの人…?(ありそう)


韓国どころかまだおいそれと東京にも行きづらい日々だけど、Equalが韓国で愛され、今後もまた再演され、いつか見に行ける日が来たらいいな。とりあえず韓国初演が、日本からするとめっちゃロングランな11月まで無事走り抜けますよう祈ってます!

 

 

 

ところで、初日のテオ役だったジフィさんが韓国RENTでエンジェルを演じてらしたと知り、ミュージカル版Equalが見たいなぁ…という気持ちも膨らむ。どうですかワタナベさん。どうですか韓国のクリエイターの方々。繰り返される毎日をちょっとずつ違うリプライズナンバーで展開して、進むごとにどんどん不協和音やズレが生じていってほしい…スリルミーとSOMLをあれほどまでに育て上げフランケンを生み出した韓国演劇界の作るEqualミュ…見たい…。

 

(11/8追記)

とか祈ってたらまさかすぎる理由で10/25に早期クローズしてしまい、「そんなことある!?!?」って言ってしまった。

 

韓国の観劇勢をフォローさせてもらって何度か交流したりお絵描きしたり、日韓同時Equalが実現したりして楽しかったのに、ちゃんと韓国語勉強したいな~ととりあえずハングル読む練習していたわたしの熱意もまとめて霧散してしまったの悔しいな…いや…でも韓国自体はいつか行く……。