ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

観劇まとめ2019年下半期

あけましておめでとうございます。秋以降、怒涛の観劇と親戚行事と仕事とオタクイベントに追われてたら、いつの間にか1月も後半に。やっとこさチケットをまとめ終えたのでブログもまとめます。上半期に続き、映画も入ってる。

 

(6/15)・7/3・5昼・12夜・13夜・19昼・20大阪楽・8/12博多 レ・ミゼラブル梅田芸術劇場博多座

6月のは上半期カウントで最終的に計8ステ。
だいたいここにまとめました。

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7/7 劇団壱劇屋「ピカルーン」(ABCホール

7/15 無名劇団第31回公演「プラズマ」(SPACE9)

8/3 ナイスコンプレックス「12人の怒れる男」(インディペンデントシアター2nd)

夏のPatch客演色々。実際もっといっぱいあったんですけどこの3つしか行けず!嬉しい悲鳴ですね。

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9/14・15夜・10/6大楽 怪人と探偵(KAAT神奈川芸術劇場兵庫県立芸術文化センター中ホール)

計3ステ。推しが出てる演目ほど単独記事書かない現象。
以下ふせったーと当時のツイまとめなので話題の順番がめちゃくちゃです。

色んな人が言ってるけど内容が「怪人と探偵と令嬢」だったので、初日は「思ってたんと違うな!?」という驚きが先行した。ミュージカルらしくリプライズが多くて楽しいし、2回目見ると歌詞の意味とか当てはまる人物がどんどんスライドしていっておもしろい。みんな愛の手前で怯えている。M20「幾つもの告白」~M23「対決」までの流れが超好き。リピりたい。なんかバルジャベの対決みたいな歌だったなぁと思ったらタイトルそのまま「対決」で笑ったんだけど、今後男性二人で歌うミュージカル曲のスタンダードになってほしいな~。

ヒーローショーみある乱闘の中で、フォーメーション完成させて「世界で一番綺麗な宝石」を歌う二十面相と手下たちめちゃめちゃ好き…。もっと探偵団側に入れ込むと思ってたんですけど二十面相側めっちゃよかったですね。ネコ夫人が髑髏城の生駒のようだったので生きててよかった。あと夫婦好き!混乱の中でもリリカを助けようとしてて泣いた。

歌上手い人ばっかだし曲もどれも好きで、なおさら生バンドでブラス浴びたかったなー!ってちょっと惜しい。ミュージカルとしては好きだけど作品としては小ヒット。みたいな感じ。

個人的に、花崎マユミが最後まで気になった。彼女のソロが「マユミの白日夢」なの、秘めた恋とかの可愛い方向性でも言いだろうに白日夢なんだな、って思ってたらM24「魔法の滅びた世界で」で「夢から醒めた人だけが真実の愛の意味学べるなら~」って歌われるので、あぁマユミはずっと夢から醒めてないんだなぁと。真実の愛の意味がわからない。いやそれはわたしもわからん。
一曲でヤベェ女だとわからせるためというのもあるだろうけど、ソロの歌詞というか行動に品がないのはリリカの品の良さとの対比なのか。今気づいたけど名前もカタカナ同士ですね。あの時代の流行りだろうけど髪型も近いし。対比…。

主人公三人と探偵側三人との三角関係も対比ですよね?微笑みの影リプライズを小林が歌うし。主人公側に比べてあまりに一方通行だけども…。
マユミを重点的に見ると、彼女はほぼずっと先生のことを見ている。仕事中でもふとした瞬間に先生の方を振り返る。
そんなマユミがM24の間はずっとリリカを見てるのが怖い。顔も怖いしナイフスタンバってる。捕まった時の竜太郎が「探偵団から借りた万能ナイフがある」って言ってたのこれの伏線だったんですね。初日は忘れてたのでナイフどこから出た!?って思ってたな…。

推しくんこと中山義紘さん演じる羽柴くん、可愛かったですね!!!!スーツでびしばし踊って歌うよしくん見れたの嬉しすぎて、初日そのあとの記憶がしばらくなかった。先生に対するキラキラした目と、二十面相たちに向き合う時の険しい顔のギャップが良い。メモ係でモールス通信すらすら読めちゃう。多分恋色沙汰には疎い。

あとどこも平行になってないセットがすごかったなー。ただの柵すら歪んでて、特に二幕の奇面城が目の錯覚起こしまくった。

協賛にも入ってるしWOWOWでやるだろな~って思ってたら早くも12月に放送してくれたので嬉しかったです。

 


10/5マチソワ・10/29マチソワ ストーリー・オブ・マイ・ライフ(新歌舞伎座御園座

結局名古屋行ってしまったので計4ステ。推し(と繭期関連とレミ)以外の遠征・複ステはしないの制約を軽々破った上に、現在進行系で韓国公演がやっているためにまだまだこじらせているし、SOML以降知り合ったフォロワーやお話させてもらったおたく、半数以上が渡韓している。すごい(※飛行機が苦手)でもそりゃ今行けばスリルミーとSOML見れる言われたら検討もするわ。

 

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今読むとすでに自分の感想に対して解釈違いだなって思った。大楽レポをtwitterでやったりあれこれ絵描いたりしながら韓国版のレポを日々漁っています。
ほんと出会えてよかったな…。

 

怪人と探偵兵庫・SOML大阪・愛と哀しみのシャーロック・ホームズ大阪、が10月一週目に見事に被ったせいでシャーロックを諦めたのですが、結果的に怪探とシャーロックがWOWOW放送されたのでSOMLに回数振って結果オーライだったなって。

それにしてもSOML、ゲネプロくらい動画くれてもよくない!?日本語歌唱の映像いっこもないのなぜ!?

 

10/11 THE ROB CARLTON×ABCホールジェシカと素敵な大人たち」(ABCホール

安心と信頼のロブカールトンさん!フルハウス世代には実家のように馴染むアメリカンホームコメディ。容赦なく挟まれる不意打ち小ネタには声を上げて笑わされるし最後はじんわりくる。ダイチさんの女性役ってなんであんなに自然で素敵なんだろう。全員があの世界観に溶け込んでいて、みんな知ってる役者さんばかりなのにそれを忘れるくらい家族だった。
素敵な大人たち、ってタイトルもとても良い。みんな素敵。キャラクターバランスもいいから全員めちゃめちゃ濃いのに誰かが突出しない。そして本当に「ジェシカがただ犬を飼いたいだけの話」だけで、そこまで大きな事件も起こらないのに1時間45分があっという間…ただしABCホームなので腰が痛かった。
ROBさんの作品には嫌な人がほんといなくて、皆一生懸命で人のことを思っている。綺麗事かもだけどそんな作品いくらでもあっていい…個人的に一番ジーンと来たのレナードのあの大一番。お兄ちゃん良い子。

 

10/17 劇団☆新感線いのうえ歌舞伎<亞>『けむりの軍団』(フェスティバルホール

とあるフォロワーが「なるしさん(の役)がヒロインだった……」とずっと呻いていて各地のけむりへ遠征していて、どういうこっちゃと気になりすぎて見てみたら本当にヒロインだった。びっくりした。そしてtwitterで狂ってる姿を見せるのって一番のプレゼンだよなぁと改めて思った。
新感線の派手で豪快で全部まとめあげちゃうとこが好きなんだけど、今回のホンの取捨選択具合はこれはこれでいい気がしたなぁ。全部詰め込んでしまわない、投げっぱといえばそれまでだけど…。古田さんと太一さんの対決が結構宣伝されてた気が?と思いながら見てたら、最後数分に詰め込まれまくってたのは笑ってしまった。めちゃめちゃ闇落ちさせるやん。
義経とけむりと、どっちも良かったな39周年お疲れ様サンキュー!って気持ちになったんですけど東京の偽義経まだこれからだった。みんなにせつね見てね。

 

10/18昼 劇団四季ノートルダムの鐘』(京都劇場

やっっっっっっばかった。KAAT公演中に沼って通ってる人がいるなぁとぼんやり思ってたけど、アニメ版の内容もおぼろげだったので「川口フロロー見れたらいいな~ところでフロローって誰?」って気軽に行ってひれ伏した。キャストも歌も話も演出もやばかった…2019年の初見作品で一番満足度が高い。飯田さん歌うま~!!!クワイヤずっといるし音の圧がやばすぎた。

川口ロー、十字切る度にジャベを思い出して「ンンンッッ」て息を噛み殺したし、最期はなんとなく知ってたのでまた高いとこから落ちてるやんってちょっと笑ってしまったりしたんだけど、激重感情でめちゃくちゃになる川口さんめっちゃいいですね…。カジモドとフロローの関係性がミュだけと知って衝撃。そりゃノーマークでこんなんぶつけられたら沼る。京都でよかった…大阪四季劇場でやってたら週1で通ってた…。

カジモドに「なる」瞬間を見せつけられたのえぐすぎてぞわぞわした。アンサンブル人数少ないので着替えによるキャラ変が見えるの楽しかったし、ガーゴイルの表現好きだな~一瞬で石になる。ベンチ等小道具の使い方も演劇表現として好きなやつ。全体的に演出が好き。でかい鐘の迫力すごい。

パリの市民すぐ立ち上がるなぁフィーバスがロベピかアンジョみたいになってるよ、って思ったらすぐ隣にアンジョ(クロパン/阿部よしつぐさん)いたのでウフフってなったり、アンサンブルの名前に見覚えある人多いけど立崇さんは顔もわかるな~って見たらめっちゃ目立つ役でびっくりした。フレデリック君いいキャラ。隅から隅まで楽しんでしまった…。

 

10/18夜 ノンバーバルパフォーマンス「ギア」(ギア専用劇場)

この日は母親と京都で観劇デーだったので鐘からのはしご。ギア二回目だったんですけど、最前だったので最後は頭から思いっきり浴びて埋もれた。楽しかった。最前で見ようともマジックのタネはわからなかった。外国人のお客さんたちの反応も楽しく、母親も気に入ってくれていい観劇デーだった!

 

10/22 牙狼<GARO>-月虹の旅人-(映画)

牙狼シリーズ、MAKAISENKIの途中くらいまでしか追えてなくて子世代ほぼノー予習で行ったけど楽しかった。集大成だった。相変わらず雨宮監督の作る世界観はすごい。最近(というほど見れてないけど)ミュー俳優なイメージの小西さんだけど、そういや冴島鋼牙めちゃめちゃかっこいいんだったわ!!って改めて思った。ロングコートがアホほど似合う。

 

11/6・7・8マチソワ・9マチソワ・10大楽 Patch Stage vol.13「カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!」(ABCホール

タイトルが長すぎる。
大阪全通で計7ステ。ABCホールの全通、普通に腰がつらかった。
相変わらず単独感想が書けてないんですけど、ぱちすてに関してはその場で友人らとババッてしゃべることができるのでなおさら文章に残らない…贅沢な悩みだ…。

考察しようと思えばいくらでもできた作品なんだけど、11/7にあった「井上拓哉バースデーイベント(というスタッフM氏による職権乱用)」や、フォロワーいっぱい集まってたことでお祭り騒ぎ感がすごかったのであんまり深く考えんのやめた!って感じ。初日が仕事帰りで体力ゲージ減ってたのもあって、まぁ嫌いではなかったけども自分的に普通!というかよくわからん!脚本ガチャってない!?って思ったりもしてて、回数増すごとにどんどん好きになった。それでええんかというと微妙だけど。

殺陣が満載で少年漫画みにあふれてて(思わず漫画にして遊んだ)、ぱっちらしさはすごくあるのでDVDで色々見返したい。全員が全員良かった…それぞれの良さを存分に出しつつも、今までと違ってちょっと意外なポジションのキャラだったの楽しかった。

 


11/18 TRUMP series 10th ANNIVERSARY FINAL『繭期大夜会』(オーチャードホール

まさかオーチャードに初めて来るのがこれだとは。何故か席もすごく良かった。月曜だったので仕事早退して新幹線に飛び乗り、帰りは夜行という近年稀に見る強行スケジュールだった…。
生オケで聞く曲はめっちゃ良かったし、エツ子さんの生歌のヤバさを浴びて開いた口が塞がらんかった。近年ミュージカルで活躍してるめいめいやとんちゃんの生歌はもちろんなんだけど、大久保祥ちゃんの歌聞けたの個人的にうれしい。D2版リアタイ勢じゃないわたしでも、ハマグリと星の轍にエモで死んだのでリアタイ勢どんだけやばかったんだ…。
黒い集団愉快だったし(自分もめちゃくちゃめかしこんで行きました)ライネス合唱楽しかった。

はじ繭等配信やDVD紹介になるとリリウムが外され、今回のような音楽関連になるとSPECTERが外され、初演再演TRUMPや二輪咲きは基本的に今見る術がなく。それぞれのファンがハンカチ噛むことになってしまうから、それらがいつか解消されたらいいなと思う10周年だった。

改めてTRUMPシリーズ10周年 おめでとうございました。

 

11/19 Coloring Musical「Indigo Tomato」(大阪文化創造館小ホール)

初演の時に行けなくて評判は聞いていたので、再演ありがたかった。日程的に大夜会の次の日しか行けなくて迷ってたんだけど、ちゃんと起きられたので行ってきた。

演出照明めちゃめちゃ好き。音響が若干ぼやっとしていたのはホールの影響かな~。東大阪文化創造館小ホール、こじんまりしていて思ったよりアクセス悪くなくて、なんばから乗り換えなし20分程度で駅から近い。音響どうにかなるなら今後もここで小劇場ミュージカルやってほしいな~って思った。関西公演ってだいたいブリーゼになってしまうので。ラストの円周率のとことか、このくらいの近さでグッッッと集中して見てこそだなと。入り込める。

平間壮一さんの少年ぽさとその中に溢れる利発さ、歌、あと身体能力まで見られてめちゃめちゃ満足。踊ると思ってなかったのでびっくりしたけど見れてうれしかった。円周率最終的にどこまで覚えてるの?上弦はライビュだったから、壮ちゃんを生で見たの2015年RENT以来かもしれない…。
あとWキャスト大山真志氏の初日でした。再演とはいえLLLから中一日て!スーツでキメッキメのまさし氏おもしろかったし歌がうまい。作中は気にならんかったんだけど、カテコでくしゃりと笑うまさし見てたら無性に泣けてしまった。これはただの個人的感情。ミュージカルのまさしもっと見たいな。

もっと重くて(いい意味で)めちゃくちゃドロドロの話かと思ってたら、シンプルで優しくてあったかい話だった。タカシはサヴァン症候群ではあるけど、身近な日常の話。黒板がどんどん埋まっていくのは壮観だった。見に行けてよかったなぁ…。

 

12/7 レ・ミゼラブル塚口サンサン劇場/2012映画)

日本での上映権が切れると聞いて、まだ映画館で見たことなかったので行ってきました。特別音響上映。色々話には聞く塚口サンサン劇場。懐かしい雰囲気だった。駅前のフレンチでパン食べてから行った。発売当時にDVDを貸してくれた友人と一緒だったんだけど、当時わたしはレミもミュもそこまで興味なくて数年積んだし、彼女は逆にまだミュージカルで見たことがないので、いやー今になってこんな響くとはねぇってパンかじりながら話してた。

ハマってからDVDで何度も見てると思ってたけど、テレビで流してフンフン日本語歌詞で歌いながら好きなシーンとかを見てただけで、しっかり字幕読んでなかったことに気付いた…!思ったよりミュー歌詞に合わせてるんだな字幕…。ガブのソロで旧歌詞と現歌詞が一番二番になってたのとか知らんかった。歌の順番違うのも家で見てるとそこまで気にしてなかったけど、夢やぶれて聞きながら(アッ…このファンテもうロケットを持ってない……)って思ったらむしょうに泣けたりした。あとODM終わった瞬間身体が休憩を求めていた。

よく考えたら上映から7年?経っても各地で定期的に上映されてるってすごい。発声可能上映には行けず歌えなかったのは残念だけど、最後にスクリーンで見れてよかった。

 

12/14 宝塚星組公演「ロックオペラモーツァルト」(ライビュ)

推しさん過去出演作×宝塚第二弾(第一弾はオーシャンズ※宝塚のが先、第三段はアナスタシア)で、ネルケ版はCDで聞いただけなので知らず話も演出も知らず、歌詞の意味もそこまで考えてなかったので要所要所で「あっそういう時に歌う曲だったのか」ってびっくりした。アロイジアって誰?っていう長年の謎がやっと解けた(それは調べて…)みんな歌めちゃめちゃうまい…すご…。
脚本に「なんて???」って首かしげるとこはいくつかありつつも、総じて楽しかったです。初めて見るのにイントロ聞くとテンション上がるっていう不思議な観劇体験だった。


12/16マチソワ 劇団Patchのファン感謝祭!『パッチこーい!!Vol.4』~パチベンジャーズ全員集結!!2019年のエンドゲーム!!~(YES THEATER

だからタイトルが長い。物販買う気満々で行ったら早々に在庫なくなったの、ぱっちくんそういうとこやで!
ただチーム分けするだけで一大イベントになるわ奇跡起こりまくるわで今回もめちゃめちゃ楽しかったです!相変わらず全くレポ書けん!ちょっとだけtwitterでやったけど!

 

12/21・30 仮面ライダー令和ザ・ファースト・ジェネレーション

推しさんが!変身しました!!!推しの声の入ったベルトが出ます!予約しました!!

特撮映画の初日初回に行ったのも二回目おかわりしたのも何年ぶりだろう…!5年ほど遠ざかっていた(普通に毎週放送を楽しむレベルのゆるいオタクやってた)ので突然の特撮供給に大混乱した。

刀剣映画もそうだったんですけど、想像の10倍くらい出番あってビビった。ちょっとだけ出て大事なこと言い残して消える人とかじゃなかった…戦闘ボイスかっこよ…マントかっこよ…スノーブーツはやっぱりよくわかりません。あと普通に1型さんかっこよくないです?5年ぶりにライダーダイナーにコラボメニュー食べに行ったりした。

本物の其雄さんが死んだ理由やなぜそっくりなヒューマギア作ったのかとか、微妙に明かされてない話はあるけど本編にまだ出てくるんでしょうか…夏映画どうなるんだろう…夏映画のラスボスに香取慎吾さんとかどうですか東Aさん!(どう言われても)

 


12/27夜(幻月)・28昼(極夜)「Read to TRUMP」(T-6)

TRUMP10thも終わりというところに突然飛び込んできた企画。しかも主催、初演再演アンジェリコな澤田さん。他初演再演キャスト多数。そして何より大阪開催!!!高校演劇でやったりはしてたけど、大阪での10th上演があまりなくて全然行けなかったのでめっちゃ嬉しかった。

先に幻月から見ました。以下ふせったーからコピペ。

配役発表から楽しみにしていた東千紗都さんの臥萬里だけど、振り向いた瞬間に見えた両耳の赤いタッセルで一発K.O.くらった。びっくりした…後ろ向いて待機してたので、赤が見えるけどメッシュかな~って思ってたら…タッセル………ネブラ村の亡霊が騒ぐ……。
コートの長めのアンブレラヨークがSPECTER萬里のケープを彷彿とさせ、少し編み込んで留めてある髪はハリエットを思い出す…完璧か…??いや完璧だな????
余談中の余談ですが、以前再演SPECTER前に「匿名の東さんのハリエットが見たい」とか言ってて、先月出たTRUMP短編集ペンデュラムに出てくるハンター「崔」のイメージが東さんにぴったりで、そんなタイミングでこんな最高な萬里を見れて…クリスマスプレゼントだった…。

見た目だけでなく、ちょっとひねくれた(誉めてる)口調やソフィを見つめる視線がアツい。ソフィが自分の両親は死んだって聞かされてるって話すところ、待機してるふと萬里が優しい目でソフィを見てるの…良すぎる…。

アレンを眺めるソフィ、TRUMPの話をしているウルの正面にいるクラウス…はけない朗読劇だからこそできる演出に唸った。アレンが鈴を鳴らすのとか。死んだ人からいなくなって残されるソフィとクラウスとか。良い。

ソフィ、中心にいて照明の当たり方がキレイだった。なんかめちゃめちゃソフィだなって思ったしウルもウルだって思った…。稽古期間短かっただろうに作り込みがすごい。
一番衝撃受けたの、ウルの最期のシーンがすっごい元気で、えっ…ってびっくりしたあとにソフィの記憶の中の元気な頃のウルだ……ってダメージをうけた。ソフィが瀕死のウルを思い出したくないのか、忘れてしまったのか、ソフィの中でウルはずっとああいう姿なのか。

わたしは初演TRUMPをDVDで見せてもらって、再演もどっちかを配信で途中まで見てるはず…なんですけど2019年に見る澤田アンジェリコやばいですね!?COCOONで安西アンジェリコを見たときに「歴代アンジェリコの念を集めたようなアンジェリコだな」って思ったんだけどその一つを見られてしまった。なんてこった。ラファエロは死んじゃダメだったんだ、っていうシーンはNU版以降に増えたからあれを言う澤田アンジェリコって2019年新規ですよね?それを舞台後ろで座り込んで、さっきまでラファエロが座ってた場所に向かって言うのに「うわっっっ」ってなった。みんな時々動くけど、基本的なポジション決まってたので…。

延命さんかっこよすぎる。ピエトロくんどこかで見てるかな~萬里と髪型のシルエットが似ていて男女の双子のようだったので明日リバースするの楽しみ。アレンとの友達感が男子大学生のそれだった。でかいアレンがシンプルに新鮮。ジョルジュの顔が綺麗すぎてしばらく顔眺めてしまった…綺麗…ジョルモロのバランスも良~!

洋平さんのダリちゃん、ある意味想像通りの濃さで笑っちゃったんだけど、戯曲ベースでギャグがほぼないからラファエロにかける冷たい言葉がそのまま刺さる。登場シーン以外でダリちゃんと気軽に呼べない怖いダリちゃん。

2時間だしどっかカットするのかなと思ってたら、ギャグや殺陣・キャスパレ等がないとあんなさくさく進むんですね。ト書きも読まれるし、淡々と進んでいく部分はNHKのラジオドラマっぽさがあった。青春アドベンチャー。終盤みんな熱入ってすごかったけど…。咬んだり殴ったり羽交い締めにしたりの対象が「本」なの良いなぁと思ってたら、あれってキャラそのものの命だったんだな…スパンと閉じられて突然命が終わるのゾッとした。ソフィとクラウスはなかなか閉じないし、はけるときさすがに閉じてたけど音はしなかった。


そして極夜。昨日の幻月はわたしの夢か幻か?というくらい違う、というか極夜がスタンダードな朗読劇だった…想像してた通りとも言う。基本的に座りっぱなのに、一人だけ立ち上がって声援を受ける洋平さんのダリちゃんわろた。今日は客席のノリが良すぎたのでダリちゃんコールもあり、幻月ではなかった23分後くらいに完璧再現する必殺技もあり(それやるんかい!!て心でつっこんだ)自由だな~!って思ったけど、ダリはキャストリバースしないので、極夜で唯一動けるのかもしれない(考えすぎ)

客席、初演を見てる歴戦の繭期先輩や、10周年で各地のTRUMPを見比べてきた遠征組の重度繭期だらけでなんかすごかった。普通に賑やかだった。昨日は平日夜なのもあったと思うけど開演前もひっそりしてたし、誰もダリちゃん呼べなかったもんな…。
その濃度を更に上げる、澤田さんによる初演裏話(TもRもMもなく毎回組み合わせ違うっていうアレ)もあったし、賑やかかつ和やかであんな明るい繭期現場も珍しい。おもしろい体験した。

「読む」に特化されていて、全員本から顔を上げない。時々チラ見するキャラはいるけど意図的かただの癖か。ちょっと顔見辛かったのは残念。抑揚も基本的には控えめ(ここぞいう声の荒げ方すごくよかった)なんだけど、澤田ラファエロにびっっっっっくりしたな…なにそれ…COCOON見た時に荒木ラファ新しいって思ったのにまた知らないラファエロがいた…。
敬語ではないにしろ、志尊/田村ラファエロを思い出す落ち着いたキャラ、なんだけど、澤田ラファエロは歴代の中でも最弱なのでは…我守護のあたりで泣いてたな…?感情をわざと殺したような抑揚のない話し方、自分を押さえつけた「我は守護者なり」に震えた。

あと東ピエトロちょーーーーかわいかったですね!!!!赤ニット帽!!ちょっと口が悪い!!悪態をつく時の東さんの節回しや声がすっごく好きなので、アレンに対してギャーギャー言ってるのはちゃめちゃに可愛かった。アレンのこと心から心配しているようで素敵だった。

そんで木村萬里なんだけど、ほんと言動がサラっとしていて「部外者」感が強い。ソフィは大切だけどそれ以外は別に俺関係ないし。とはいえソフィからそう「見えていた」だけかもしれない、だってこれはソフィの思い出だから。あと普通にかっこよかったです。ぶつかってくる言葉をさらりと避ける萬里、春林や石舟の教育が行き届いている感じ。

モロー高橋さんのコーデが素敵で、今日はお顔と供に服もめちゃめちゃ見つめてしまった。
昨日は身体の向きや照明の関係で気づけなかった衣装もかなりよく見えたな~。清水さんのビジュアルが完全にクラウスなのに役はグスタフなのちょっと笑ってしまった。でけぇサカイクラウスは普通に怖かった。

初めて見たのが親TRUMPと(繭期の間で勝手に)言いますが、わたしの親朗読TRUMPは幻月だな~!本当に東萬里が良すぎて。
各地の10th上演に行けてないので、繭星があったとはいえわたしにとって2015年ぶりの新しい「TRUMP」、楽しかったです!ありがとうございました!!

 


12/29 「明治座の変 麒麟にの・る」(明治座

すっかりおなじみ年末明治座シリーズ。とはいえわたしはだいたい大阪公演を見ているので年始の恒例。ついに大阪公演がないということと、ゲストの中で一番見たいなぁと思った内藤さん回がカウントダウンだったこと、2年前のる年で脚本にキレてたことでひよってしまい「じゃあ今年はもういいかな、DVD出るしな」と完全に諦めていたのですが、突発で飛んで行ってしまった。

あらすじやMVに惹かれてではなく、最後(かもしれない)のブロマイドが欲しかったから。年末るひまはどりじゃんから見てるけど、特に推しメンが決まってなかったのでずっと個ブロ買わずにきたのに。こんな形で買うことになるとかもう一生嫌だ。

でも明治座は本当に良い劇場だし、お芝居も良かったし第二部めちゃめちゃ狂ってたし、来てよかったなぁと思いました。アイス最中とアイスチーズどらやき美味しかった。

る典の時もそうだったんですけど、るひまはなんであんなに信長と光秀の扱いがうまいんだ…ひらりょと安西しんたの良いところが全面に出てたし、原田さんの演出も特に最後らへんめちゃめちゃ良かった。粟根さんのポジションも完璧だった。あの役は年齢という点以外でも若手にはできん。

第二部、ここまで狂ってるの久々では?オープニングアクトやヘーアンセントを聞きながら「よく元曲のメロディーにつられないな…!?」って関心したしヘーアンセント歌がうまい。いろは坂の狂いっぷりに笑い泣きして体力めっちゃ持ってかれたんだけど、歌になった瞬間なんだか無性に泣けてしまって、最終的に号泣しながら歌聞くことになった。なんかこう、11月からじわじわ泣いたりしてたんだけど、あんだけ思いっきりは泣いてなかったのですっきりした。

やっぱりるひまが好きだし、るひまでアホなこといっぱいやってた姿めっちゃ好きだったなぁと心の整理をつけた観劇納めでした。

 

 

いつもベストとか決めないんだけど、再演だったSPECTER・スリルミー・レミを一旦置いとくと今年ベストオブ拗らせはやっぱりSOMLで、ストプレで一番好きなのはブルオレ。ミュージカルは鐘。なんかレベルの高いもんいっぱい見れたなー!って感じで満足。新感線も二作見れたし。

 17演目(イベント含む)・36公演(うちライビュ1)・映画4回でした。複ステがレミ7(上半期に1で計8)・怪探3・SOML4・カニ7・ぱちこい2・朗読TRUMP2。遠征がレミ博多座・怪探KAAT・SOML御園座・大夜会オーチャード・る変明治座。〇〇座によく行く年だった。

上半期ゲキシネに行き過ぎてカウントが曖昧になっちゃってるんですが(そして下半期は月と修羅天魔のゲキシネに行き損ねた。)、とりあえずゲキシネと純粋な映画を除外すると19演目(猩獣は再演と新作で、COCOONは月と星で別カウント。ライビュは含む。)・30公演。多分。そんでレミが6-8月にまたがってる。

 

というわけで2019年総合計、35演目・66公演。映画20(うちゲキシネ9)。

…なんかもっと狂った気がしてたんですけど数にするとそうでもないな…?2018年が合計30演目59公演、2017年が38演目69公演らしいのでちょっと減って戻ったというか。ゲキシネをカウント内にしても75公演。計算してるわけじゃないのに毎年そこまで変わらないので、財布的にも体力的にもわたしの観劇は70前後が限界なんだな…。

でもここ数年ミュージカルの比重が上がって小劇場に行けなくなっているので、チケ代は上がっている気がする。こわくて計算してませんが。まぁ遠征もそこまで多くなかったしそうでもないかな…。

 

すでに2020年に入り、tdvとGロリュウソウ素面を見ました。現在の手持ちチケはフランケンとアナスタシアとジョセフ…?だけ??大地のFC先行を見事にスルーした(日にち勘違いしてた)

2020年ミュージカル問題で客も取り合いなのかそこまで即完する演目が少なく、あとからノリで行けたらいいなぁと思ってるものがいっぱいあります。興行側や推しが出ている側としてどうかはわからんけど、そのくらいのノリで行けるくらいチケット取りやすいのは個人的にありがたい…。JBにとっても行きたいけど五輪時期に東京行くの普通につらい。

 

今年の目標、推し舞台以外の遠征・複ステをしない(これは毎年だけど)、一度見たことのある2.5次元作品は控える、当日券での飛び込みは体調を考慮する、休日を舞台の予定だけで埋めない、しばらく日本の歴史作品封印。

観劇まとめ2018年上半期 - ぼちぼち観察記録

 ここ数年目標にしているこれですが、2.5が今年0ですね。刀剣映画は何度も行ったけど。2.5作品、ぱっちも次々出ててめでたいし避けてるつもりではないのだけど、高確率でDVD化するのでどうにも優先順位が下がりがち。

推し(と繭期とレミ)以外の遠征複ステに関してはSOMLとる変で破ってるし、今年もすでにフランケン2回ある(もっと行きたい)ミュージカルのキャスト違いはノーカンにしよかな…。まぁ気になる演目も山程あるし、ぼちぼち見ていきたいです。

 

ところでPatch8周年の詳細はいつでますか???