ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

中之島春の文化祭2019感想。

去年の感想↓(一昨年のも記事内から飛べます)

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このブログ作ってからもう3回目の感想記事になるのか~。参加自体は今年が4回目でした。

毎年恒例ですが解説。
中之島春の文化祭は関西小劇場の縮図のような(関西外から参加される団体さんもいる)イベントです。1団体20分の一発勝負。
内容は、歌・ダンス・演劇・コント等なんでもあり。劇団によっては次回公演の導入部分だったり、逆に過去公演のダイジェストを演ったり、文化祭用に一本作って来たり、そもそも文化祭にしか出ない団体があったりととても多彩。普段は別の劇団に所属しているけど今回は○○さんのところでというゲスト出演も多く、一人で何度も出る方も。

もう初見以外で知らない団体さんはないし、上記のゲスト出演にもすぐ気付けて笑えるし、今年は3-4月にアンサンブルが関西小劇場役者さん中心だったSPECTER再演をたくさん見たので、例年以上に「知ってる顔しかいない…!」という二日間でした。初演再演合わせたら何人のSPECTERキャストがいたんだろう。

 

そうそう、今年から一部の指定席制度導入&並ぶ場所の明確化がすごくありがたかったです。指定席瞬殺だったぽいけど。例年よりかなりのんびりした時間に整理番号貰いに行ったけど、すごく気楽に並べた。来年もこうだと嬉しいです。

 

以下感想。twitteでつぶやいたやつのコピペです。一部誤字訂正。敬称略。
ツイの140字以内で収めると決めてるんですけど(除くぱっち)、今年はタグの文字数も多くて短めだし、その文字数じゃあらすじまで言及できないのでなんのこっちゃな感想です。行った人にしか伝わらない。

 

中之島春の文化祭2019

Aブロック

◆かのうとおっさん
いつも出番序盤な気がするけど今年トップバッター!勢いがすごいけどそれだけじゃなく、丁寧な天丼が安定してて好き。ゆるーく楽しんでたのに「近大ならやりかねん」の畳み掛けでついに噴いたし実際の公演も気になった。

◆男肉 du Soleil
SNSに書かれへん演目早くない!?大輪の花火~のくだりで次にくるものに気付いて笑ったし勢いとキレッキレのダンスに負けた。さすが男肉さん。笑ってよかったんか…!?って自問自答する羽目にもなったけど。いやー…演劇って…自由だな…

◆劇団SE・TSU・NA
今の自分にはヴァンパイアハンターコンビが別の意味で刺さってしまうので正常な感想が難しいんだけど、アクションがガチでびっくりしたすごかった!姉妹めっちゃ良いキャラしてた。あの敵親子の秘密は一体…

◆石原正一ショー
Queenプリキュアになるっていうワードだけでも延々笑えるのに、あの濃い面子でやるから大変なことになってた。だんだん坂口さんが本物に見えてくる中で後ろ3人の…特にドラムのゆるさよ…色んなシリーズのパロディ混ざってたのも笑った

◆無名劇団
タイトルが不穏でビビってたけど思いきり泣いてしまった。去年もそうだったけど雰囲気はちょっとほの暗くて、真摯に演劇をやっているのがMC部分含めて伝わってくる。本公演見に行くので楽しみです。

 

Bブロック

◆ミクロムス
出てくる食べ物のチョイスがマイナー過ぎて笑ったしおなかすいてしまって困った!楽器もマイナーなの多くて楽しい。そして歌うまー!!!最後のポレンタポルカがミュージカルみあって聞き入ってしまった。またどこかで出会いたい。

◆十三ババロワーズ
十三クラブとババロワーズ のコラボ。人間を描くのがうまい…そういう人いるいる、という域を越えたリアルさだけどもちゃんと一本の話になってる。要所要所でうちの職場だな…って思ったしみんなああやってマイクを持てる世界だったらいいなぁ。

◆久馬とチョップリン
似顔字でアホほど笑ってしまって悔しいしそこからのボケも予想できるのにおもしろい。というか京劇の変面が見れるとかほんま文化祭多彩やな…チョップリンさんの持ちネタなのすごい…。最終的に人死んでるあたり久馬さんっぽかった。

ABCテレビアナウンス部です。
最後のやりたかっただけやろ!!!まんまと誘導された。年々人数が減って茶番度が増すほど、軽やかな滑舌に感動するので楽しい。普段意識してないけどニュースってあんなに読み方違うんだ…。いつかボケ側に回った上田アナを見てみたい。

◆カヨコの大発明
出オチ感すごいのにすぐに空気がガラッと変わるし、最後は何故か感動してしまう…好き…。飯嶋くんの巻き込まれ型主人公っぷりがいいし、全員がちょっとずつ仰々しい演技なのがクセになる。桂三文枝のネーミングセンス良き。

 

Cブロック

◆STAR☆JACKS
ほんっとうに男たちの人情を20分で描くのがうまい…。石松の派手な着物と髪型とBGMの洋楽がまるでロック歌手のようで、刀とのアンバランスさが目をひく。当たり前だけど殺陣の迫力がすごい。上質な映画一本を見た気分になった。

◆VOGA
初見。序盤の方、カウントの法則性がわからなくてどうやって覚えてんの!?って困惑してたら基礎練習だった…どっちみち集中力がすごい…メトロノームで気が狂いそうになる…。普段は野外でやってるそうだけど、見え方も違うだろうし気になる。

◆ステージタイガー
去年好きだった演目!話の展開わかってて今年も泣いたし、自分が最近転職したりしたのもあってちょっと見え方が変わった。一番難しいの、「言い訳しない」かなぁ…男でなくても、心に留めておきたい五ヶ条+1。

変ホ長調
毎年「今年は芸能界で何があったっけ…」って先に身構えて見るんだけど、あーーあったな!って打ちのめされる。口調はあんなにゆるいのに。ちょこちょこ挟まれるABCネタと上田アナとのゆるい絡みで、MCまで含めて変ホ長調さんのネタだなって思う。

◆THE ROB CARLTON
ヤッター今年も続編だー!!もう永遠に閉じ込められてて欲しいあの三人…。今回衣装的にもマフィア要素完全になくなっててるし、みんなちょっとずつ良い人になっている。ホセと李のやりとりがいちいち微笑ましい。好き。

 

2日目

Dブロック

◆ダイナマイトしゃかりきサ~カス
毎度お馴染み。マッシュアップの3曲がどれも好きな曲ばかりで聞いてて幸せだった~!微笑みは~の輪唱してると、歌って良いよなぁって純粋な気持ちになれる。今年もちょっとだけ野外ステージ見れた!

◆ばぶれるりぐる
作中の幡多弁に何の補足も入らないとこがいい。じゅうぶんわかるし。自分が方言が好きなのと、遠足で同じとこ行くのとか知り合いのおっちゃんにすぐ会うような田舎あるあるの具合がぴったりなんだけど、これ以上踏み込まれるとしんどいだろうなぁとも思う…。

◆コトリ会議
初見。穏やかな絵本朗読かと思ったら、まさかの突然のゾンビ展開で狼狽えてしまった。声のトーンはそのままなだけに静かな狂気がやばい。最後らへんはちょっとジーンと来てしまったけど。醤油…。

◆えみみとのりり
堀川さんが歌わずに終わるとは!最初のアンパンマン絶対フリだと思ってたのに!勢いのありすぎる「次元は!?!」のツッコミが好き。ギャグ百連発の片鱗がちょっと見られて嬉しかった。パワーに満ち溢れたコンビだなぁ…

◆劇団レトルト内閣
こちらもお馴染みのこみたお先生。日常的に使いたくなるワード「マジLemon」。テンポがよくて好きなんだけど、違う演目になりそうだったらしいの気になるな~。平成の置き土産にはなりたくない昭和終盤生まれです。

 

Eブロック

コマツマツリ
隅から隅まで好きだな…ポジティブゾンビからのマグロ少女って発想がやばい。しかもマグロの造形がきれい。アツいサイリウム芸もMCも超楽しくて、一つ一つのレベルが高いのすごい。ゾンビ時の声どうやって出してんだ…

◆ゲキゲキ /劇団「劇団」
個々を客演で何度か見てるけど、劇団としては初見。キャラクターが多彩で見てて楽しい。劇中劇コメディかと思えば結構演劇の痛いとこつきまくる話だった!ホワイトアウト、実際に起こりまくってるだろうにそれを乗り切る役者ってすごいな…

◆匿名劇壇
Ctrl+Hって何のショートカットだっけ、って思ってたら置換らしい。タイトルのセンスが好き。次々入れ替わっていくけどどこに誰がいるかわかるの、全員がうまいからだよな~!同年代男女があれだけいる劇団でああいう内容やれるのもすごいと思う。

◆N-Trance-Fish
Nトラさんが文化祭に出てなければわたしは一年で一度もダンス系公演を見ないまま終わる…。言い争う人間と、活き活きとしたダンサー達の表情の差がいい。和田さんのしなやかな動きが女性の中にに溶け込んでいて、いつも探すのに時間がかかる。

◆オパンポン創造社
ちゃんと服着てるな…って思ったのがフラグだった。相変わらずキレイな身体してますね野村さん…。結構真面目な内容だった気がするんだけど、殿村さんのインパクトがやたらと強いし最後のあれこれで色々吹っ飛んで覚えてないからやばい。

 

Fブロック

◆Micro To Macro
今年もじんわり泣けるあたたかい話~!!映画を見てないのでオマージュとかはあってもわからないんだけど、20分でキャラ立ちめっちゃしてて2クールドラマで見たくなる。キャラごとの過去編とかあるやつ。

劇団Patch
毎回恒例、ここだけ長め感想。
普段の公演じゃ見れないけんちゃんのチャラ男や大悟くんの女性役(女装も仕草もかなり自然でびっくりした。めっちゃきれい)が楽しいんだけど、らんくんだけめっちゃいつものらんくん!SWATのたかしくんだけでも十分出オチだったのによしくんに笑った。

下手(へた/しもて)にはける時の大悟くんの動きが怖すぎたし、ちゃんと一人下手にはけるSWATが真面目で可愛い。よしくんハルさんが語り始めた途端、場の空気が変わったのさすがだったな~ああいうとこすごく好きだな~。

脚本が急遽変わったそうだけど、SWATのベスト用意してたなら本来はここ数年みたいにセキュリティ系の話だったのかな。あのベストのちにマウスさんにレンタルされててめっちゃ笑った。没った方もいつかどこかで見れたらいいなー。

◆彗星マジック
初見、そして個人的に圧倒的MVP。凄まじい情報量が流れていくホンも、それを淀みなく表現しきるお二人も、音響も照明も衣装も完璧だった。帰ってモールス信号の一覧表眺めてしまった。すごいもんを見た…。

◆劇団壱劇屋
本公演ダイジェストや番外編が多かったので新作嬉しいし、台詞がある!次回公演の布石なのかな。二ツ巴で好きだった水の演出、岡村さんVS小林さんの新世代対決と好き要素がモリモリ。新解釈五条大橋、好き嫌い別れそうだけどあれはあれでアツかった。

◆MousePiece-ree
文化祭一番の楽しみといっても過言ではない。流れ自体は毎回一緒なのにアホほど笑うし、謎ゲームが好きすぎる…今後あの曲聞いたら噴いてしまう…ノンバーバル(じゃなかった)壱劇屋やPatch(のSWATベスト貸出)を巻き込んでて最高だった。

 

何故かゾンビものが多くて、上田アナが「僕ゾンビ大好きなんです~」って何度か言ってたのが微笑ましかった。

 

来年もあるのかなー。年々チケット完売が早まってる気はするけど、行ける限り毎年行きたい。今年もGWの良い締めくくりになった。参加者の皆様お疲れ様でした。

 

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去年と整理番号全く一緒なのすごい。

2019年4月の観劇まとめ。

GWが終わってしまった…。舞台見たり舞台見たり片付け(まだ途中)したり原稿やってオタクイベント行ったりWOWOWで修羅天魔見たりとなかなかの充実度でした。

前回のまとめに感想追記もしました↓

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3月にかっ飛ばし過ぎたので、「4月は今あるチケ以外は…いやすでに結構あるけど…もう増やさないぞ!」って言いながら2つくらい増えました。自分が信用ならん。

大きいのから小さいのまで色々見て楽しかったので、今回も早めにまとめ。

 

 

4/5マチネ 劇団四季 リトルマーメイド(大阪四季劇場)

タイミングを逃し続けて初四季。脚本演出がきちっとしていて、キャストもベテランで安心して見れる舞台ってすごいなぁ…という、めっちゃ当たり前であるはずの感想を抱いたりした。歌がうまいのが当たり前の世界すごい。ずーっとこうだとわたしはきっと息が詰まるけども、たまには見たい。
アリエルが二人(以上?)いて場面の切り替えがスムーズだったり、アンダー・ザ・シーのクラゲの足のクオリティが高すぎて素材が気になったり、お話がシンプルな分色んなところを見て楽しめました。カーテンコールでキャストの人数の少なさにびっくりしたんだけど、裏での早替えとかすごいんだろうな…!

予習でディズニーアニメ版見直したかったんだけど時間がなくて、歌詞はKH2版のものに馴染みがあったんだけど、結果として舞台として完成されてるから予習なんかいるわけなかった。むしろ歌詞の違いが気になったので何も知らずに見ればよかった。
世間に溢れる2.5次元作品とはまた違うのはわかってるんだけど、去年のメリポピ(ホリプロだけど)といい今回といい、下手に原作やアニメ見てない方がすんなり見れる作品の方がすっと入ってくるし見易いよなぁ…と、いまや他作品の予習必須になりつつあるTRUMPシリーズのファンの口で言う。難しいね。

 

4/5ソワレ スロウハイツの神様サンケイホールブリーゼ

キャラメルさん見るのは3回目。フォロワーに勧められてたので、当日朝に行こうと決めてリトルマーメイド見る前にぴあでハーフプライスチケット買いました。なんて便利なんだ…さすがやでキャラメルさん…。

これも予習(復習か?)しようかと思ったけどさすがに読み返す時間はなく。でも、よく二時間で収まるな…!?って感心した。テンポがすげぇ。さすがキャラメル(何回言うねん)

辻村深月さんの本は身内何人かに勧められて名前探しまでを一気に刊行順に読んで、伏線回収の鬼~!!って唸ったし精密な心理描写にしんどくなったりした記憶がある。もう内容は忘れてるな~って思ってたけど始まってみればだいたい覚えてて、序盤から散りばめられた伏線台詞にふふって笑ってた。

ショートストーリーAB両方あるお得な日だったんですけど、玉置玲央さんを久々にいっぱい見れてうれしかった。狩野可愛いよ狩野。森山栄治さんの良い声といい耳も楽しい作品だったし、物作りをしたくなった。クリエイター達の住む家の話なのもあるけど、単純にものすごい熱量に感化される。

キャラメル作品の女性は強い、けどその分ヒステリーなとこも目についちゃって、今まで見た竜馬も無伴奏もそこがひっかかったんだけど、環の苛烈で真っ直ぐなところを知っていたのですんなりと見れた。マスコミ云々も苦手だけども、原作知ってるから見れる作品もあるよなぁ…って、リトルマーメイドと真逆なことを思った観劇デーでした。

 

4/6 ゲキ×シネ「髑髏城の七人season鳥」

あまり久々でない登城!花でばっさりいかれてたスクリーンや客席の頭が結構映ってて驚いたし移動シーンもあった。ステアラ機構のネタバレ禁止じゃなかった。監督さんが違うとこんなに違うのかー!って興味深かったんだけど、改めて演出家一緒なのにあれだけ違う髑髏城本編すげぇなとも思った…。

でもかなり色々入ってるのにこの上映時間で収まってるのどういうこっちゃ。そこ切るのにその台詞は入れるの!?って笑ったり戸惑ったり。わかってんのに贋鉄斎で笑うからずるい。音響調整で歌がめちゃくちゃ聞きやすくて、劇場でところどころ聞こえなかった歌詞がガンガン入ってくるのでめっちゃ刺さる…。

ライビュの時明らかに早乙女蘭兵衛についていけてなかったカメラに笑ってたけど、さすがにゲキシネ見易い。黄泉笛に被さる太夫のイメージ映像、ベタだけど映画っぽくて嫌いじゃない。

カテコ最後まで入ってんのはシンプルにうらやましいです!今月パークスでまた見れるから行きたいな~!

 

4月2週目も何か見た気がしてたけど第二回はじめての繭期でした。ほぼ全夜見た。

 

4/20 10時回 ルパンレンジャーVSパトレンジャー ファイナルライブツアー(オリックス劇場

魔のオリックス3階だったので音響がハチャメチャだったんですけど、脚本もいい具合に本編要素を入れつつ、絶対やるやろなと思ってたドグラニオ様奪還もあり、見たいものが見れた!っていう感じで満足。

2019年に歌って踊る工藤遥さんを生で見れたことにグッと来てしまった。客席との関わり方がプロだった(プロだよ)

わちゃわちゃしつつもおとなしくて、今年はキャストみんな落ち着いてるなーと思ってたんですが朝回だけだったらしいですね。FLT、後ろの回ほどめちゃめちゃ。

 

4/21マチネ 『BLUE/ORANGE』(DDD青山クロスシアター)

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おもしろいだろうなーとは思ってたけど、単独感想書いてしまうほどだった。

 

4/21ソワレ Patch ×TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』(本多劇場

数年ぶりに行った下北沢、変わり過ぎててどこかと思った。

初めて行った本多劇場は傾斜がしっかりあるので見易かったし、全体的なサイズ感がABCホールっぽくて初演をしみじみ思い出したりしました。音響も良かったよね?台詞めっちゃしっかり聞こえたし、アンサンブル村人たちの会話までばっちりだった。カルロが背負う、ライネスが一番盛り上がるとことかすごい刺さってきて一番よかった…。

見れたのは大阪と合わせて5公演。初日にしかなかった台詞も結構あったり、例のカテコが増えたりどんどん変わっていった。千秋楽はとても丁寧に終わった。

カテコ最後まで見届けたかったので終演後新幹線ダッシュしたんですが、見に来れてよかったー!

 

4/28 宝塚歌劇団宙組オーシャンズ11』(宝塚大劇場

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SPECTERに限らず、単独で感想記事書きたいと思う推し公演ほど書けないまま終わるのは、そういう公演は絵を色々描くからなんだよな…。レポ絵も感想ブログも、頭の桶の水を蒸発させるための手段なのでどっちかをやると満足する。そう思うと、どっちもやってた花髑髏への熱がすごかった…。

頭の桶の話はこれです。

 

バランスよく色々見れたなーって思う4月でした。

5月は毎年恒例の中之島文化祭があり(超楽しかった)、COCOONが始まるし風ゲキシネもあるし、なんと刀剣乱舞映画4Dとパークス花髑髏で推しさんの信長→蘭丸コンボが決められる!

とりあえず近い内に中之島文化祭の感想書きます。

運命を感じたので宙組オーシャンズ11を見に行った話。

どうやって感想を書こうか迷った。
キキさんに運命を感じたのは事実だし、チケットの巡り合わせも運命だった。そしてこの作品は、『運命を変える街』ラスベガスが舞台である。

だけど、わたしが今回見に行こうと思った最大の理由は「5年ぶりに、もう二度と聞けないと思っていたオーシャンズ10』が聞きたかった」から。

そんな2014年梅芸版オーシャンズ11の亡霊が、初めてムラに乗り込んだ話です。感想という感じではない。前置きの方が長いし自分語りばかり。ご了承ください。

いやほんと長すぎたので前置き興味ない人ここから飛んでください。 

 

過去エントリでも何度か言ってるけど、わたしが推しさんもとい山本耕史さんに陥落したのが梅芸版「オーシャンズ11」である。
新選組!から数えること十年。ずっと茶の間ファンで、数々のミュージカル・舞台情報は把握しながらも「ミュージカルも海外作品も興味ないしな~また時代劇ドラマが見たいな。慎吾ちゃんと共演してほしいな。」と思い続けた十年。その雑で都合のいい要望に答えるように、そのニュースは飛び込んできた。

香取慎吾観月ありさ山本耕史オーシャンズ11やります!!」

速攻でファンクラブに入って(入ってなかったんかい)、当時職場でド新人だったにも関わらず「6月に有給ください!!」って宣言した。
新選組!から十年の記念すべき年に、局長と副長が再共演!しかも立場も似たような役!と完全にミーハーな気持ちで気軽に見に行ったら、舞台で踊る彼の姿を見た瞬間一瞬で落ちた。燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ。サクッて刺さる音がした。初めて「推し」という概念を理解した。
それ以来彼はわたしの「推し」になり、彼を追いかけ出演作を見ているうちにミュージカルそのものにハマって今に至る。

まさに、運命を変えた作品だった。

 

推しさん演じる梅芸版ラスティーには、新曲があった。ダニーとのデュエット曲「オーシャンズ10」と、ポーラとのデュエット曲「LET ME LOVE YOU!」の2曲。地下金庫の曲もラスティー担当になっていた。
特に「オーシャンズ10」は組!の近藤と土方、香取さんと推しさんの関係をそのまま詰め込んだような曲で、二人の掛け合いやハモリにクラクラしたのを鮮明に覚えている…というか、音源化も映像化もないのがわかっていたので、無理やり覚えた。歌詞は書き出したし振付はできる限り絵に起こした(「LET ME~」の方も)。
それでも、メロディーはどんどん忘れていく。今思うと、自分で歌ってそれを録音しておけばよかったのだが。

2014年11月に公演が終わり、その2曲は幻となる。できる限りのレポ絵を描き続けたが、わたしのオーシャンズ11は終わった。

 

時は少し流れ2017年。すっかり観劇が一番の趣味になっていて、観劇ファンの友人が増えていた。その中にはもちろん宝塚ファンもいて、花組オーシャンズのDVDを見せてもらったりした。あまりにそのまんまでびっくりした。さすがに振付は違うけど、曲も台詞もだいたいの演出も一緒!潤色じゃなくてイケコオリジナルだからって言われて納得したけど、その中にはあの2曲はない。梅芸版の記憶を薄れさせたくなくて、DVDを繰り返し見ることはなかった。

その年のFNS歌謡祭に、宙組が出ていた。何気なく「最後のポーズで右にいた金髪の人が好みかな」と呟くと、即座にフォロワーからリプがくる。

「芹香斗亜さんですね!」

だそうだ。漢字変換し辛いなって最初に思った。

ここですかさず宝塚ファンのフォロワーに囲い込まれ、あれよあれよと宝塚デビュー…と行きそうなもんだが、2017年のわたしははちゃめちゃに忙しかった。ドクロイヤーだったので。年末にメンフィスもあって、あまりに心と財布の余裕がない。

というわけで、この時はお名前と顔とキキさんという愛称を覚えただけだった。フォロワーからスッとお写真が差し入れられたりもしたけど、それまで。興味あるものは調べて自ら沼にダイブしがちなオタクなんだけど、まぁハマるのこわかったんですよね…!宝塚(に限らないけど)にハマって色んな意味で大変なことになってるフォロワーを見てるし、何よりムラには物理的に通えてしまう。家から近いわけではないけど近畿だし。東京よりは何十倍も近い。

フォロワーたちの影響で時々DVDやテレビで公演を見ることはあっても(ひかりふる路とか)、ムラへ行く機会はないまま更に2年。

 

2019年、ちょっと人生に疲れてあらゆるエンタメを好きなままに摂取しようと思ったら、飛び込んできた情報があった。
「今度宙組オーシャンズやるよ、キキさんがラスティーだよ。」
…えっ。

 マジ?????友人らのご贔屓以外で、唯一お名前とお顔を覚えているキキさんが、わたしが推しに落ちたあの役を???と動揺しながらググった。

逆やん!!推しさんよりキキさんのが先にラスティー演ってはるやん!!(※2011年)っていうか花組オーシャンズにライナスで出てる!!あと新人公演時代のダニーラスティーの再来だと知りエモくて死んだ。なにそれすごい。近藤土方コンビの再来だとはしゃいだあの時の気持ちが蘇る。

運命を感じて、脳内でFATE CITYがぐるぐる回りだす。キキさんのラスティーが見てみたい。宙組オーシャンズ、行きたい。でもチケットもう無い。そりゃそうだ。そうだよな~!!

 

4月に入り、公演の全容が見えてくる。
宙組オーシャンズ、新曲あるんだって。」

えっ!!???

それは、まさか。いやまさか。いやいや違うでしょだってあの曲はアテ書きで…いやでも、もしかしたら、そんなまさか。

って唸っていたら、数日後にフォロワーから連絡が来る。
オーシャンズ、同行者が行けなくなったんだけどよかったr「行きます!!!!」

秒で答えたのはいいものの、こんな理由で行っていいのか迷った。新曲は、あの2曲どちらとも違うかもしれない。もちろん他の曲も作品そのものも好きだし、ムラに行ってみたかったのも、キキさんを見たいのも事実だけども。

でも、こんなの運命じゃないか。

 

そして初日後のレポ。

「ダニーとラスティーのデュエット曲『オーシャンズ10』、すごくよかった!」

あっ。

 オーシャンズ10が、聞ける。パンフレットに歌詞が載る。円盤になって音源が残る。幻で、二度と聞けないと思っていたあの曲が。
嬉しくて嬉しくて、部屋で号泣してしまって親にビビられたりしたけどそれはともかく。

やったああああ!!!!!!!

同じように梅芸版に通ったフォロワーも同じ回に入るとわかり運命ポイントが完スト。
初めての大劇場にそわそわドキドキしながら行ってきました。

 

      ここから当日の話。

オーシャンズ11』4/28ソワレ

売店、多っ!!!が第一印象。なんだここはショッピングモールか。いや某夢の国か?お土産のバリエーションがやばいしモロゾフとかルクルーゼとかなんかすごいのばっかり。あっ噂の郵便局だ。えっこんだけ売店あってキャトルレーヴはまた別にあるの!?って広っ!!グッズの種類と潤沢な在庫やば!もうここだけで生活用品全部揃うのでは?
完全におのぼりさんである。

特にすごいなと思ったのは、どこのお店も「適度に」混んでいること。カフェやテラスを見回すと、どこかには必ず空席がある。長く見えるレジ列も、数が多くサクサクはけていく。計算された空間だ…。

あっ噂のすみれ色のピアノ…じ、JUMP!が流れてるーーー!!本当に…本当にオーシャンズ11を見に来たんだ…!と開演前から大はしゃぎ。A席なのだけどめっちゃ見易い。どこまでも計算されている…すごい…!
きっと始まってからも要所要所で泣くんだろうな…と覚悟を決めていたら、まさかの105期の口上で開幕即爆泣きでした。キラキラした若者が頑張っている姿に……弱い……。

 

FATE CITY』で人がババっと増えたけど一瞬でキキさんを見つけたのちょっと自分に笑ってしまう。(他の方のお顔をちゃんと把握してないというのはあるけど)

トップお二人のオーラに圧倒されたり、出てる人みんな足が長過ぎる顔が良すぎる歌がうめぇダンスがうめぇ、と途中からだいぶ頭がバグっていく自覚はあったんだけど、時折ふと梅芸版の振付を思い出す。NEVER GIVE UPのステップ好きだったなぁとか…覚えてるもんだな…。

オーシャンズ10』は、仲良しのダニーとラスティーでやるとあんな感じのバディ感が出るんだな!!?ってすごく微笑ましくなった。梅芸版と各宝塚版、男女だとか歌のキーだとかそういう根本的なところ以上に違うのが、香取ダニーは、山本ラスティー超・塩対応。 アテ書き極まってる。

なので全然違うものとして見れたのもありがたかったんだけど、キキさんのラスティー可愛い~~~!!!チャラくて、少しだけ垂らした前髪がセクシーだけど笑顔が可愛らしい!!ダニーの「隣」にいるラスティーだった。(推しさんのラスティーはダニーのちょっと後ろにいたので)タバコ吸いながら歌うの超良いやん…可愛いとかっこいいの同居具合がかんぺき…。歌割りは一緒だったよね?上ハモリやっぱりサイコー。

 

全体的に、当時を思い出したり眼の前のキラメキにやられたりと感情が行ったり来たりしていた。バシャーがかっこよくてビビったし(そもそもそういう役だったわ!)、自己紹介曲が増えた代わりイェンのソロなくなってる?イェンヨーヨーうまい!フランクの髪型(長髪ウェーブ)は梅芸版に寄ってるよな、ラスティーのベージュトレンチコートも金庫の歌割り(ジョンソン先生からそのまま着替えて歌う)も寄ってんのかな!?(星組は見れていないのでトンチンカンなこと言ってたら本当にすいません。)情緒が!忙しい!!

オーシャンズ10はもちろん、宙組オーシャンズは梅芸版を経たものになっているんだなぁって嬉しかった。別に黒歴史だとは思っちゃいないけど、映像化も音源化もなくて記憶から消えれば終わりだったあれこれが宝塚の中に残った。小池先生の中でちゃんと生きていた。ほんっとうに嬉しい…ありがとうございました…。
そうなると「LET ME LOVE YOU!」がないのが悔しいのだけど、そもそも梅芸版にはママのテレサが居ないからこそあの曲があるんだよなぁ…リカルドが捕まったあとのポーラ、ほんとに一人ぼっちで心細そうだったから…。いつかこっちも聞けたらいいな!可愛いんですよ、ラスティーとポーラの結婚するしない痴話喧嘩ナンバー!

フィナーレの最初にキキさんが「愛した日々に~」を歌うの、キャラ的に考えるとちょっと笑ってしまう(以前まではベネディクト役の方が担当だったと聞いた)んですけど、新人公演でダニーをやたキキさんが再びあのナンバーを歌うのってエモの塊なんじゃなかろうか…って、詳しくないのに勝手にしみじみした。

 

そういう色んな渦巻く感情を一気に押し流す、105期のラインダンスがほんっっっとやばかった。NEVER GIVE UPとJUMP!のアレンジで踊るのやばくないです!?この舞台に立つまでいーーーっぱい大変なことあっただろう若い子たちが、「NEVER GIVE UP!」「気持ちだけは折れたことがない」「何故っていつも言い聞かせてる」って歌いながら、希望に満ち溢れた顔で…踊るの…やば……。105期に知人でもおるんかってくらい客席で号泣してしまった。あとめっちゃ個人的な理由なんですけど、モーニング娘。が好きなので「105」のことを「ワンオーファイブ」って言うのが刺さった。

最終的にフィナーレは総勢100名超えだったんですかね?数の暴力、とは思わなくてただただ華やか。すごかった。

 

 

大きな劇団を見に行くと、箱のサイズと演出とキャストの技量がぴったり合っているところに毎度感心してしまう。若手舞台の成長を見守る感じや、小劇場のちょっと狭くて慌ただしそうなところもそれはそれで好きなんだけど、いつでも見たいものを見せてくれる安心感はさすがだなぁと。それらが当たり前のように見えているところもすごい。

梅芸版を見た時に「どゆこと?」って思っていた演出は宝塚のために作られたもので、宝塚で見るとぴったりハマる。(じゃあ梅芸版では演出変更してよと思わなくもないけど。)人数が多くて衣装がきらびやかでそれを最大限に活かしたJACK POTの迫力とかすごかったし、ラストシーンの照明がすっごく綺麗。全てが洗練された演出。 

そして、わたしがこれまでDVD等を見ていて感じた「全員が女性」だというほんの少しの引っかかりが、劇場で見ると何も気にならなかった。観劇慣れしてない一般人から敬遠されがちな派手なメイクと衣装、大げさに見える役作り。観劇に慣れてる自分もそこがずっと気になっていたのだけど、そんな気持ちはじんわり溶けてなくなった。

きっと、「ムラ」と呼ばれる空間そのものがそうしてくれたんだと思う。もちろん、DVDと実際の観劇では見え方が違う。でもそれ以上に、隅から隅まで宝塚しかないあの場所にいると何も気にならなくなった。全身でどっぷり浸かることができる。とんでもない空間だ…そりゃ、戻ってこれなくなるよな…(宝塚にハマって以来他の現場で会えなくなったフォロワーたちの方を見ながら)新しい世界を知れた。

 
運命が変わった作品に運命的な再会をした、平成最後の観劇でした。 
 

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『BLUE/ORANGE』に打ちのめされた。

関東の小劇場で、三人芝居で、再演。公演が発表された時は気にもかけてなくて、かけてたとしてもあらすじで「うわ絶対苦手なやつだ…」ってすぐ忘れたと思う演目。

なのに、年明けスリルミーからのゲキシネ花でガンガンに成河さんの演技に殴られ、気付いたらブルオレ行くフォロワーが周りにいっぱい居て。えっ公演いつだっけ、あっ一ヶ月もあるの!?小劇場なのに!?すごい、じゃあちょうどSPECTERを見に遠征するからその前に行こう~渋谷から下北沢は近いからはしごできるね~ってチケットを取りました。

ちなみに何故SPECTER前が空いていたかというと、他のいくつかの演目の当日券に目をつけていたからだった。埋めてしまった。まぁこれも…縁ですね…。

あと出演者3人の会話劇なのに、上演時間が休憩含む2時間50分なのにびっくりした。色んな意味でやべぇ。ヤバイっしょ。幸運にもチケ取ったあとにアフトーが追加されたんですけど、見れるはずもなく下北へダッシュしました。最近多いな、マチソワ間ダッシュ

 

一回しか見れてないし全然咀嚼しきってないので、明らかに間違ってるとこ以外はそっとしておいてください。台詞とか全部曖昧です。

 

『BLUE/ORANGE』4/21マチネ

STORY

ロンドンの精神病院。
境界性人格障害のために入院していたアフリカ系の青年クリス(章平)は、
研修医ブルース(成河)による治療を終えて退院を迎えようとしている。
しかしブルースには気がかりなことがあり、退院させるのは危険だと主張していた。
上司のロバート医師(千葉哲也)はそれに強く反対し、高圧的な態度で彼をなじる。
納得のいかないブルースはクリスへの査定を続け、器に盛られたオレンジの色を問う。
彼はそのオレンジを「青い」と答えた――。

 

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

 

戯曲・役者・箱の使い方がぴったりと合っていた。どれかがちょっとでもズレた瞬間崩壊する空間。場の空気のうねりが目に見えるかのようにぐわっと流れていく。セリフ量も異常だし緩急は凄まじいし、後半もはやプロレスかよってくらい狭い板の上を駆けずり回り暴れて物を壊し叫び続ける。それでいて三人ともめちゃめちゃうまい。ほんっとすごいもんを見た。

 

この演目、カルチベートチケットという制度がありまして。

一人カルチベートチケット | web dorama de songha

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成河さん、以前からお名前は存じてたけど花髑髏から始まり、美女と野獣(ルミエールの吹替)、子午線の祀り(テレビ放送)、スリル・ミー…と色々拝見しました。ドラマや映画までは追いかけていないし、フリコミや人間風車は見れてない。エリザのチケもない(…)

その演技の幅や演劇への想いに魅了されつつも、「頭良すぎて逆に怖いな」っていう印象があり。これは今もそう。自分の考えをじゃんじゃん発信して行動できる人。わたしがここでぐだぐだ言うより、上のブログを読んでいってもらうとそれは十分にわかる。色んなことをこっち側に伝えてくれる。すごい人だなぁと、この人を追いかけてたらすごいものが見れるんだなって思う。

だから、そんな成河さんが「おもしろいよ」「わかりやすいよ」「友達連れて見に来てね」っていうこの作品がおもしろくないとは微塵にも思ってなかったんですけど、もうとんでもなかった。もしわたしが観劇ビギナーの頃にこれを見ていたら、その後の観劇人生を大きく左右されてると思う。そんじょそこらの会話劇じゃ満足できなくなるか、もしくは演劇の怖さに負けて小劇場から遠のく。そのどちらか。これを気軽に見せるの結構博打じゃない?演劇自体が博打だけども。やべーよ。でも、それでいいんだろうな…まず見てもらうことが大切。

 

初めて行ったDDD青山クロスシアターは小奇麗なインディペンデントシアター2ndって感じ。不思議な立地。天井は低め。舞台を真ん中においた対面舞台。椅子の下にスピーカーがあってHEP HALLっぽくもある。まさに小劇場。なのに、なのに…椅子が…良い…!!!いやほんとこれ感動したんですよ…おかげで約3時間余裕で座れた…。椅子は大事。この劇場まるごと関西にほしい。

セットは病院の一室らしく机と椅子がいくつか。机の上には資料といくつかのオレンジ。シンプル。あと奥にベンチとゴミ箱、ウォーターサーバー。舞台上に業務用のウォーターサーバーあるのシュールだし、キャストが度々飲みに来るのおもしろすぎんか?もちろん演技として、なんだけども普通に給水タイムだよな??三人舞台で三時間弱演ることを思うと必須アイテムよね…。時折「ゴポッ」って水音が鳴るのもおもしろかったんだけど、劇評を見てたら第四の出演者って言われてた。確かに。ラストシーンの音もわざとよね?どうやって操作してんのかわからんけどびっくりした。

客席に出入りする扉がそのままセットとして使われていて、その向こうのロビーは病院の廊下になっている。扉を開ける度に病院っぽい穏やかなBGMが聞こえてきて、照明の感じも違う。劇場の活かし方がおもしろい。廊下に飛び出したブルースとロバートがそのままロビーで口論を続けるんだけど、声の遠さや反響の具合で本当に廊下での言い争いを聞いてる気分になって「すげー…」って感心した。

 

対面舞台のE列側が表、W列側が裏と言われてたんですけど、わたしの席はZ1だったので裏の一番後ろ(といっても実質4列目…)の端。特にブルースの表情は見えないことが多かったので、あぁ確かに裏側だな~と思いつつも、それがまたおもしろかった。終盤でクリスに泣きつくブルースのシーンがまさかのウォーターサーバー死角。すごい絶妙に見えないの。何してるかギリギリわかるくらい。隠れているのがウォーターサーバーなだけに、その陰からのぞき見してしまっている感覚があってドキドキした…。ある意味計算された死角ですよね。他にも見えんとこいっぱいあったけど、あまり悔しさはなかった。

その代わりこの席、扉の向こうがめっちゃ見える。さっき言った口論してる姿とかは見えないんだけど、奥行きがあるのでそのまま廊下が続いてる感じした。扉が開けっぱになって白い照明と穏やかな音楽がまっすぐ入ってきたところは、神々しくて教会っぽさがあった。ラスト前の青い照明はすごく目を奪われた。

 

で、肝心の内容なんですけど言葉で感想を綴るのがむずかしーんだこれが。『境界性人格障害』から始まって色んな境界の話が出てくる。

そうですね、
テーマとしては、
一部。例えば、

僕たちにとって異常と正常の境目はどこなのか
僕たちは誰とでも分かり合えるのか
果たしてその必要があるのか
そもそも僕たち、とは何なのか

 

ブルオレ | web dorama de songha

このお芝居のキーワードは境界です。ジョーペンホールはなんだかんだ親切なので全部台詞に書いてあったりします。わたしとあなたの境界。僕と世界の境界。コチラとアチラ。曖昧な世界を明確にしようとする意思。笑い飛ばせたら幸せでしょうか。
 
 もうほんとに成河さんのブログ読むのが一番早いしわかりやすい…。
 
作中では人種差別がやはり根底にあり、ロバートがクリスの奇行や言動に対し「彼(アフリカ系)の文化圏ではそれが普通なのかもしれない」としきりに言う。言い訳にしか聞こえないシーンもあるし、確かにそうだよなと思う時もある。
人種差別が身近でない(と思っている。でもきっと気付いてないだけ)わたしはこの手の話を考えるといつもどん詰まりを起こすけど、『異常』と『正常』とまでは行かずとも『普通』と『変わってる』の境界線とかわかんないじゃないですか。余談中の余談だけど、大学の時に近畿圏外出身の同級生との会話中に「なんでやねん」っていつものノリでツッコんだら「えっ何か変なこと言った?そんなキツく言わなくても…」とビビられてしまったことがあって、文化の違いをひしひしと感じたんですよね(めっちゃ謝りました)。育ってきた環境が違うからセロリが好きだったりするんだし。何が普通なのかなんてその人にしかわからない。
 
3人の誰かが嘘をつく。でもそれが嘘なのか冗談なのか、本気でそう思っているかがどんどんわからなくなる。言葉と言葉がどんどん絡みついてしまってぐちゃぐちゃになる。一幕の途中までは、クリスが心配で病院に留めようとするブルースが『善』で、クリスを追い出そうとするロバートが『悪』に見えがちだったけども、序盤から散りばめられていた言葉に二幕でどんどん足元を掬われて、その立場は何度も逆転する。言葉のプロレス。いや実際言い争いが加速して胸ぐら掴み掛かりまくる大喧嘩だし、机に乗るしオレンジはぶちまけられるし、椅子は客席まで飛ぶし(これは飛び過ぎたらしい)座面ぶち壊すし(さすがに壊れすぎたらしい)ブルースは水ぶっかけられるし。会話劇とは?
ブログで度々言ってるのですが、わたしは男同士の言い争いがめっちゃ好きなので二幕はニヤニヤしながら見てた。ほんっとうに緩急の付け方がすごい…叫んでるし早口なのに聞き取れるし、ちょっとでもテンポずれたり台詞間違えたら戻せなさそうな言葉の殴り合いはいっそ爽快。訳詞も素晴らしかったんだと思う。言葉のチョイスにひっかかったりしなかった。
 
オレンジの色は、という問いかけ方に「でも『色は』オレンジじゃないよな?」という誘導が含まれていて話は二点三点する。それに対してクリスは双方から「ブルースの意識を植え付けられている」「ロバートの考えを喋らされている」と言われて混乱するんだけど、それーーまさに演劇を見ている我々のことーー!って唸った。この話、誰かに感情移入した時点で負けなんですよね。いや戦わんでいいんやけど。ブルースのその意志、その正義は間違っているわけではないけども綺麗事が多い。ロバートの軽口だって嫌味だけで言ってるわけではないし、病院のベッドが足りないのも事実だろうし。クリスはどこまでが本当か全くわからない。全部嘘かもしれない。誰かに少しでも思いを寄せたら、話の途中で全部ひっくり返される。翻弄という言葉がぴったりかもしれない。
 
精神病治療と同じく、この話に正解やゴールはない。最後、散らばったオレンジの『皮』だけを無心でかじっていたブルースと『中身』を食べるロバートの対比にこれまた唸った。若くて青いブルースは表面しか見えてないから、中身にはたどり着かないのかな…って思った途端に態度を一変させ、開き直った顔で中身を食べながらロバートに向き合うところでウォーターサーバーがゴポッと水音を立てて終わる。あれ次のラウンド開始のゴングかな。ブルースが一歩踏み込んだ感じ。
伏線はあったけどそれが回収されたところでスカッとするわけではない。ゴールもない。それでもめちゃめちゃおもしろかった。
 
それはそうとして、後頭部が丸くて目がぱっちりしてピンクシャツインのフラハーティ先生はすごく可愛かったです。あのトーンの声の成河さんを初めて見たので一瞬「えっ誰が喋ってんのこれ、めっちゃ堺雅人なんだけど??」って混乱した。先生の顔がしっかり見える席だったらもっと翻弄されてただろうし、もし手持ちのチケが2枚あったら最終的に5枚くらいまで増やしたくても遠征できない自分にやきもきしそう。一度で、あの席で結果オーライ。
成河さんあいかわらず化物だったし千葉さんの飄々とした立ち振舞いさすがだったし、そんなお二人に引けを取らない章平さんのオーラがすごかった。
 
小劇場の良さも思い出せたのでまた気軽に小劇場行きたいんだけど、物足りなさを感じそうなんだよな…こんなどえらいもんを見てしまったから…。
あと対面舞台が好きなのも改めて実感したんですけど、開演直前に対面側の客席にめっちゃ顔の良い『彼』を見つけてしまい動揺し、冒頭3分くらいの会話が頭に入って来なかったので良し悪しあるなって思いました。オチがそれかい。
 
 

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本当に良い劇場だったのでまた来たい。

 

 

 

 

エンタメを浴び続けた2-3月の記録。

2月頭までの分はこちら↓

yhforestmk.hateblo.jp

3月はめちゃくちゃ行きたくなかった親戚行事と気の重い職場の飲み会が決まっていたうえに、推し舞台と推し劇団舞台の日程が大阪でかぶり、トドメの『チケットはあるのに推し舞台初日に行けない』にめちゃくちゃ落ち込んで

「もーーーーーやだ!!こうなったら大阪で見たいもん全部見てやる!!!」

と開き直って色んなものを見に行きました。オタク、心の傷をエンタメで埋めがち。初日分のチケ代と往復交通費が浮いたも事実だし…。

一つずつちゃんと長めの感想書いてたんですが、終わりそうにないのでそれは10連休の自分に期待。ざっくりいきます。

4/27、10連休初日。とりあえずレキシアターとSPECTER以外のとこに感想を追記。

 

 

 

2/22 舞台版「地球戦士ゼロス」FINAL THE END OF JUSTICE(ABCホール

去年の上半期感想で「全てが最高だった!」と書いた矢先に活動休止が発表されたゼロス。
ゼロスのことは少し前から知っていた。なんばや日本橋を歩けばポスターを見かけるし、各地のイベント等に出ている写真を見たこともある。
舞台版は、友人に勧められて前回公演の「プリンセス・オブ・マリーナ」を見に行ったのが最初。そして今回が最後。寂しい気持ちはあるけども、今回が初めてじゃなくてよかったし、ゼロスに会わずに人生を終えずによかった…!!

前回散ったシグマ役の小林さんが今回もいて、何役なんだろう…と不思議に思っていたらブロマイドのビジュアルが隠されてて。うわ、これ絶対重要キャラだ!って構えていたんだけどオープニングでシグマが出てきて速攻泣いた。深層心理が実体化する、みたいな流れになったので「うわ…誰の記憶や…いやそんなん隊長やろ絶対……」って先に泣いてたんだけど、生きてたんかい!!!シュトロハイムか!!

わたしは「民衆がヒーローを応援する声」にめちゃくちゃ弱くて、特撮映画はだいたいそういうシーンで涙腺決壊するんだけども、この舞台でその「民衆」になれたのが嬉しかったなぁ。思いっきりゼロスを応援できた。

ザクスがやけにヒロインなのがちょっと気になってたんだけど、最後のあのシーンのためだったのか…!!と気付いてからはもうずっとボロボロに泣いてしまってしんどかった…。ヒーローが去る瞬間を見てしまった。最後まで目で追いたかったんだけど、追ってしまったら本当にいなくなってしまう気がして見れなかった。

萩野さんのダークヒーローかっこよすぎたし、私はあまり詳しくないのだけど某パークキャストの方々は本当にうまいなぁ…と惚れ惚れする。
最初から最後まで大満足。ゼロス、10年間本当にお疲れ様でした。

 

3/8(昼夜)・3/14・3/20・3/23 ゲキ×シネ「髑髏城の七人season花」

yhforestmk.hateblo.jpブルク城が何故か二度も延長して三週間やってたので、結局5回行きました。毎日でも行きたかった。鳥も始まったし、5月にはなんばパークス城に花が咲く!!
推し舞台になかなか行けずささくれだった心を確実に癒やしてくれました。ありがとうゲキシネ花。

 

3/17 劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』(フェスティバルホール

見た人の感想の熱があまりにすごくて気になってしまって。あと回るって聞いて。予定をねじこみました。

開演前(終演後もか)の曲がいつも一緒なので、あの曲を聞きながら待っていると身体が勝手に回る準備を始めてしまう。スクリーンに映されるあらすじにもそわそわする。あぁ~回ってる錯覚起こす~!!って苦笑してたんですけど、実際フェスティバルホール回りましたね。特に二幕。いやそんな長距離走らんでもええよ!スクリーン映像じわじわ移動させんな!!回ってる~!!!

というステアラの亡霊の話は置いといて。サクサク進む話は痛快で、個性的なキャラは知っている劇団員さんやキャストばかり。歴史に詳しくなくてもなんとなくの流れはわかるし、キャラ名を少し変えてあるおかげで史実との齟齬はそこまで気にならない…というか、気にしてる場合じゃない!おもしろい!
「力押しなとこはそりゃあるけどそれも新感線脚本の良いとこだもんな」って思いながら見てたらその辺ちゃんと伏線だったし、っていうか最初から最後まで伏線だった。はーー面白いホンだな~~~やっぱホンは大事だな~~!

生田斗真氏の圧倒的「光」属性にやられたし、クソガキ牛若ちゃんゆっくんとのシンメはエモかった。櫻子ちゃんの心に染み渡る歌に、板の上を端から端まで走り回る優馬くんの若さとキラキラしたオーラ…というかこの兄弟アホほど顔がいい……。
りょうさん演じる黄泉津が秀衡から「お前は最後まで、」って言われるの、あまりに刺さる。極楽太夫が蘭兵衛に言うやつ…それこないだ見た…。

めちゃくちゃ奇をてらった話ではなく(幽悲伝を思い出して「なんだこの光の幽悲伝…大正解の幽悲伝…」という感想を抱いたりした。)、ド王道のエンタメでこんなにおもしろくて、しかもこれが新作なんだと思うと本当にすごい。

大阪で新感線を見たのが蒼の乱ぶりで、その頃は新感線の成り立ちもよく知らなかったんですけど、関西小劇場でPatch見てても壱劇屋さんを見てても、関西出身の劇団として常に新感線がずーっと先を走っているなぁって思うことが多いので、今月大阪でこの三つを見られるのなんだか嬉しい。大阪で新感線に出るさとしさんを見れたのもエモかった。若干無理矢理でも行ってよかったです。

 

3/21 劇団壱劇屋『猩獣』(新作)(HEP HALL

行けないと思ってて前情報シャットダウンしてた(知れば知るほど悔しいから…)ので、再演と新作どっちに誰が出るかもわからず行きました。台本も買えてないのでキャラ名もわからない。それでもおもしろい楽しいのがこのワードレスシリーズのいいところ。

竹村さんの作る話のド王道の中に、狂ってもがいて散っていく壱劇屋ガールズたちの役どころが新鮮でめっっちゃよかった…。こばーんさんのビジュアルが最強すぎた(けど、彼の顛末には若干疑問が残る。幸せになれてよかったけども、彼のやったことを思うとどっかで死ぬと思ってた)のと、殺陣がうまくて苦悩が似合う(すいません)西分さんのショートカット従者あまりに完璧なのとか、安達さんの””美””の異常なまでの説得力とか、藤島さんの溢れるママみからの狂いっぷりに感じる恐怖とかで劇団員の良さを存分に発揮している。そんな中で、柏木さんのギャップがとんでもなくて!MVP!ビジュアルも戦い方も良すぎ……

次作は久々に台詞解禁ということで。楽しみ。

 

3/23 劇団壱劇屋『猩獣』(再演)(HEP HALL

新作見れたし再演も!って当日券で行ったら、びっくり人間博覧会だった。

赤星さんほんとに重力の元で生きてる?衣装のヒラみがワイヤーでもついてんのかってくらいキレイだったけどどこまで計算されているのか。一瞬でも見失ったらすでに違うところに居て、やっぱりあの人縮地が使えるんだ…って感動した。このとんでもない身体能力、主にHEP HALLでしか見れないの贅沢すぎるでしょ。

高安智ちゃんは関節どうなってんの??っていうか関節ほんとにくっついてる?終演後にお写真撮らせて頂いたけどメイクのこだわりがすごかったし衣装の工夫もすごい。そして周りの布たちがやばい。軍議(?)中に遊んでてかわいかった。

よっしーさんの梯子殺陣すげぇし山本さんはちゃめちゃに強そうで、よくこれに勝てたな…って思ったけど猩獣の強さは規格外で。オーラがすごい。

行きたくない親戚行事がこの日で14時には終わったので、親戚行事からの猩獣からのゲキシネ花でした。マチネジュルネソワレ(親戚行事を演目にすな)

 

3/24・3/31マチネ 愛のレキシアター「びぎにんぐ・おぶ・らぶ」(赤坂ACTシアター/オリックス劇場

1年3ヶ月ぶりの推し舞台!!!!に2回しか行けないとは思いもしなかったけど身体は一つしかないからね!!これ個別記事書きたいなーめちゃめちゃ楽しかった。予想以上に豪華な磯ミュ(※浮世戯言歌劇『磯部磯兵衛物語』)だと思ったらこっちの愛称が稲ミュでわろた。

東京楽は推しさんの声がえらいこっちゃになってたけどそれのカバーぢからに感服し、大阪はKMTRあたりから号泣してしまって、泣いたまんまカテコ終わってすぐ次の現場に走る不審者になってた。その前後でお会いできたフォロワーさんたちありがとうございました。推しさんおめでとうございました。

 

3/29・3/30マチソワ・3/31 Patch ×TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』(森ノ宮ピロティホール

大阪全通。といっても4公演。まだ東京公演あるので感想は追々。
ネタバレだらけですが一応ふせったーに色々投げてます。

fusetter.com

 

ボクカツ大楽で再演が発表されて席で泣き崩れ、日程が出たら推し舞台とドン被りで情緒不安定になり、配役発表でガッツポーズし、レキシアターが円盤化なさそうと聞いてまた不安になり(こっちは出る)。3月ずっと情緒がめちゃくちゃだった最大の原因。

結果的に、後悔しない選択ができて幸せだったなと思います。大好きなSPECTERの再演じゃなかったら、推しくんの配役が違ったら、推しさん舞台が重く拗らせるタイプのものだったら、また違ったと思うけど。今回は、これでよかった。

 

花髑髏の時にも一度天秤にかけてPatchを選んでいて(あれは公演期間長かったのでそんな辛くなかったけど)、もー正直こんな被り方してほしくないので推しと推しの共演を心待ちにしています。白井さん2年後くらいによろしくお願いします。

 

 

1-3月でチケットが24枚?かな…。すでに去年の上半期と同じくらい。うち5枚がゲキシネだけども。

4月に入ってすでに2公演(四季とキャラメル)とゲキシネ鳥を見ていて、あと今月はブルオレとSPECTER東京と、まさかの宙組オーシャンズで平成の観劇は締めくくられます。バラエティ豊かだし、最近大きな劇団が多い。

今年度もじゃんじゃんエンタメを浴びて生きたいです。

 

ゲキ×シネ『髑髏城の七人season花』を見たよ。

www.geki-cine.jp

ゲキシネやるよ!!というニュースが昨日だった気がする…おかしい…ニュースから一年くらいしないと初日って来ないのでは…??

そんな困惑した気持ちで初日行ってきました。もしかしたら昼回があるかもしれない、と悩んだ末に有給をとった先週の自分を褒めたい。
最速が京都だったのでだいぶ悩んだんですが、シンプルに家から遠いので梅田で。梅田も遠いけど。
自分が分身or瞬間移動できたなら、映画刀剣乱舞→花ゲキシネという推しさんの信長蘭丸コンボがキメられたのかと思うとちょっと悔しい。地域によってはできると思うので、誰かやってほしい。

 

ゲキシネは本編カットもCG追加(スローモーションとか)も場合によってはシーン順入れ換えもあったりするし、どの作品のやつも結構別物と聞いていて。違うのに気付けるかな~カットってやっぱ贋鉄斎あたりなのかな~と前日にWOWOW復習して挑んだら、ほんとに結構ちがーう!って感じでおもしろかったです。

というわけで今回の前提。今までの感想はこのブログの髑髏城カテゴリを参照ください。

・基本的には推しさん演じる蘭兵衛贔屓。
・見た花は4回・ライビュソワレ・WOWOW放送の録画。
・他髑髏はDVD・ライビュ・ゲキシネが混ざってるけどとりあえず初演以外見た。
・実際の舞台も見た上でのゲキシネ体験は蒼の乱のみ。
・ここ二ヶ月ほど、天魔王の株がダダ上がり中。(原因:スリル・ミー)

そんな感じでよろしくです。

 

ゲキ×シネ『髑髏城の七人season花』


ゲキシネの監督、兄者推しだな??ってあちこちで感じた。

当たり前のことだろうけど、音響がとてもいい。台詞がはっきり聞こえる、何ならアンサンブルさんたちのも聞こえる。BGMもよく聞こえるので、「こんな曲流れてたっけ?」って帰って録画を確認したら小さく流れてたわ!というシーンが何箇所も。

顔のアップがここぞ!というシーンで抜かれていて、わかってるな~という満足感がすごくある。その分移動シーンやスクリーンの開閉や映像演出が悉くカットされていたので、テンポがいい代わりにほとんど余韻がなかったのは惜しい。ステアラの構造ネタバレ防止か?ってくらいスクリーンそのものが映らなかったし、正直客席回転感はゼロだと思う。そこがほんとにもったいないけど、ゲキシネは「映画」としての編集だから舞台機構ばかり映すのは違うんだろうか…。

今回、上からの映像がなかったなぁって思ったけど回転するんだから天井付近にカメラつけられないわな。表情抜きは良かったけど、どうやって撮ったんだって思うようなカメラワークは特になかった…気がする。客席が丸い分お客さんの頭が映りやすいので、下をぶった切ったりアップを増やしたりするのも大変だろうし、カメラも編集もお疲れ様です…!


以下、自分用の細々したメモ。もう一度見に行けたら追記するかも。
他のもそうだけど、わたしの感想はあとから自分で読み直して「そうだった!」って思い出すためのメモのなので、自分にしかわからん表現とかあるけどすいません。
無駄に長いけど、明らかに蘭兵衛と天魔王の話が多いよ。

 

一幕

開幕いきなりの月アップ!扇を持つ手のアップ!引きずる足のアップ!スローモーション!やたら低音の響く音響!!!と、初っ端からゲキシネの洗礼を浴びまくる。ありがたすぎる。天魔の御霊、めっちゃ強そうでちょっと笑ってしまった。

寝返ったあとゴロゴロ寛いでる三五ちゃんにびっくりしたんだけど、放送では映ってないしそういえば現地でも特に気にしてなかった~ゲキシネありがとう~!と早くも二度目の感謝。三五VS兵庫、迫力あってよかった。捨に対して「誰??」って言ってるのかわいい。

メインキャストをずっと追いかけてるカメラのおかげで、殺陣の途中で人がフレームアウトしないからストレスフリーで見れる。ありがとう。何回でも感謝してしまう。
ばっさりカットというわけではないのだけど、荒武者隊のワチャワチャがすっきりしている気がする。間を詰めたりしてんのかな?気のせいかもしれん。

大画面で音響の良い「髑髏城の七人」のタイトルバックで早くも泣く。そのあとのオープニング映像に出る推しさんの名前に、「あぁそうだった…新感線に推しが出るってこういうことだった…すごい…ありがとう…」と拝んでいた、のでしばらくマジで気付かなかったんですけど、

移動時のわちゃわちゃしたシーン、ないんかーい!!

しゃあないか!!このあとも移動シーンほぼ全カットだもんな!でもあのシーン好きなのでちょっとショック。今後の編集が同じスタンスかはわからないけど、ダンスになってる月はさすがにカットされないのかな…でも渡京さんの一輪車とかぶった切られるのでは…?と勝手に心配するなど。

無界屋、客のざわざわSEやアンサンブルさんたちの会話がよく聞こえるので、繁盛してる賑やかな里っぽさが出てて好き。
太夫が帯を落とす手のスロモに笑った。隅田川を流れるせせらぎSEが大きくなってたり、「ボケカス~!」のあとの「言い返せねぇ~…」のシンクロ嘆きが良かったりして、音響バランスの良さに気付き始める。

そして「たいした街だよ、実際」にスクリーン閉じがなくて、移動シーンどうこうというよりそもそもスクリーンそのものが映らないと気付く。まじかよ。
そうやってちまちまカットしていくのかーなるほどな…と納得したところでの「一たす一は五!」のカットにわろた。なんかあかんかったんかそこ。


蘭兵衛初登場殺陣、やたらと重いSEとスローモーションによるトドメで、めちゃめちゃ仰々しいものになってて声あげて笑いそうになった。エフェクトのかけかたがゲームの必殺技のそれ。
「だからお前は…!」「小言はあとだ急がねぇと!」あたりが移動シーンと被るから削られてしまっているのは切ないなー!

移動が最低限なのでいきなり天魔王がドーンと出てくる。鎧が金属音でめっちゃガチャガチャいってて良い…。
この辺から兄者の意味深な顔アップが増え始める。「森、蘭丸!」あたりがめちゃめちゃアップで、そのあと数秒呆然とする兄者のアップが入るのとか。ここすごい好きな顔だったんだけど、捨之介が助けに入ったのがちょっとわかりづらいかな。

このあとの移動シーンはさすがにあった。おなごの熟成について~もそのまま。なぜここに、って二郎衛門を睨む兄者いい顔してる~!
荒野シーンはあんま印象変わらないかな?カメラワークは結構違うし、音量調整のおかげで太夫たちの銃声にすごく迫力があったし、水神坊との姫跳の会話がよく聞こえて可愛い。
「もう少し厄介になるぞ、無界屋蘭兵衛どの」でまた兄者の意味深なアップ。ここの顔もとても好き。
ポッポちゃんの尺短くされるかと思ってたらそんなことなかった。むしろ「何だ?」って顔してる沙霧の顔すら抜かれてた。愛されしポッポちゃん。
くんろ!とかペ!!に下向いて笑っちゃってる捨之介と沙霧映ってるのがめっちゃ微笑ましかった。

渡された蘭の花を三回くらいアップにするのはわざとらしすぎでは!?と思った。こだわりが強い…!
走馬灯演出カットの心配してたらちゃんとあったけど、スロモだったので思ったより流れていかなかった。きれいに背中が映されていたので、一周回ってCG合成みたいになってたり。でも、ここでふと何かに気付いたっぽい動きの太夫を抜いたのめちゃめちゃGJ!!!!そうだよゲキシネちゃんそれだよ!!ありがとう!!

という余韻もないままいきなり贋鉄斎。しかもほぼフル尺、いやまぁ、他の髑髏もだけどここ一応今後の武器の伏線だもんな…?
捨之介が現れるところや呆れる顔が抜かれてて面白さが増してた。映画館でも笑ってる人多かった。カット割がコメディ。

そしてすぐ彼岸花に移動。テンションの落差がやばい。スクリーン映像ではなく彼岸花そのもののアップ、すごく美しかった…そのまま壁紙にしたい。
黄泉笛の殺陣めっちゃ良い。カット割はWOWOWとそこまで変わらん気がするけど、フレームアウトはしないし剣戟SEがかっこいい。美しい。最後の笛くるくる、そんな回してたっけ!?って録画見たらそこまででもなかったのであれもSE効果か。
殺陣にスロモ演出なかったけど去ってくとこには入れるんかい!兄者の背中にかかる重圧がマシマシになってる。


二幕

いや、もうちょい天魔王も映してくれんか!?
というくらい兄者固定カメラになっていた冒頭~口説き。まとわりついてくる天魔王を軽く振りほどく兄者…じゃなくて、普通にドスッて痛そうなSEついててだいぶ笑った。あれわざと大げさにこけるんじゃなくてマジ倒れだわ。二年経って進行する兄者のゴリラ化。

いやほんと…色んなところで天魔王の顔が切れている…もはやわざとだろってくらい。ゲキシネが初見の人の意識を兄者だけに向けて、天魔王の恐ろしさをわざと隠すっていう意図があるのでは?とか考えたり。ただ天魔王のポニテはここだけだし、全身のバランスが可愛くて好きなのでそれ見えないのは惜しすぎる。あとカットごとに違う場所にいるみたいになってる。ちょこまか動きまくるのも…可愛いのに…!!
でも時々画面外からすっと手だけが伸びてくるのは妖怪みがあって良かった。

当時も散々「よく見えねぇ!」「っていうか一瞬過ぎる!」って言ってた口移し、殿の仮面で完全に隠れる。そうそうわたし初日にそれ見た、下からアングルで見るとそうなるよね~ってなんでやねん。すみれコードにでもひっかかるのか???
いやそこまでして見たいかというと…まぁ見たいよな…。WOWOW放送でも角度的に隠れてたので、現地でしか見れなかった幻の口移しになってるの笑う。

着物に溢れた夢見酒がやたらと赤くてびっくりした…記憶では生地に染み込んでピンクになってたので…。映像加工なのか放送と違う回なのかは謎。でもコントラストはっきりしてて良い。

夢見酒後も後ろの項垂れた兄者もしっかりフレームインしてるので、逆に沙霧をいたぶる天魔王のとこがちょっと引きになって見易くなるという。他のとこもこのくらい引きでええんやで…ゲキシネちゃん…。

沙霧の「バーカバーカこっちだよ~」の煽り、まるっと全カット。スクリーン演出ですもんね!?いやでもなんか入れてほしかった…自由自在に城を駆け回る沙霧のすごさが…わからない…!なのでVS水神坊戦も捨之介との対峙も早い。和解も早い。髑髏城内、さくさく進む。
三五に沙霧を託すところ、何回か三五のマジな表情が抜かれてて良いなー!「明日が見えるか?」のところとか。

捨VS蘭、アップが多いので迫力があってかっこよかったんだけど、上から兄者だけを目で追う天魔王は見えない…ので、いきなり階段に来ててビビる。
ここはカメラワーク含めて結構放送通りだった印象。最後のスクリーン閉じもあった(多分)。よく考えたらスクリーン閉じ多いんだな?そりゃカットされるか…ステアラならではの演出だしなぁ。


無界屋襲撃もだいぶ見易い。人数多いからごちゃっとはしてるけど、キャラを見失わない。
放送時はピンボケで端に写り込んでた感じだった兄者のポニテ直し、しっかりピントがあってフレームインしてたわろた。
髪をぶんって振るOLみたいな天魔王とか、おにぎりのとこはなかったけど手(の血)ペロペロは二回もあった。舌が長い。侍だ!にハンって笑う天魔王のアップめちゃくちゃ良くないです!?

兄者の撮れ高もやばいし襲撃最高やん!!っていう気持ちの隙間に、太夫の悲痛な表情がちょこちょこ挟まれるので「あぁ…!」って引き戻される。兄さや荒武者隊もだけど、全体的にカメラワークやアップのバランスがよかった。気がする。

家康の後ろからバババって忍者出てくるカメラワークよかった。あと子分に駆け寄る兵庫、それを見ている家康の表情が結構しっかり抜かれていて。ここは太夫と兵庫に目が行くけど、家康そんな顔して二人を見てたんだな…って気付けた。ゲキシネちゃんありがとう。


刀が赤錆だらけ!で振り向いたら贋鉄斎が真後ろにいたの漫画みたいだった。カットの切り替えがうますぎる。
他のシーンって放送版のカメラワーク違いなのか別回の映像混ぜてるのかわからないところがほとんどなんだけど、ここだけあまりにわかりやすい。草間彌生ではなく内海桂子バージョンだった。ドットの女王はあかんかったんか。
兄さの鎌を持つ手のアップ、良い…。

移動がないのでいきなり着いた。髑髏城、近い。上下移動も左右移動もじゃんじゃん端折られるってことは、重い鎧をつけてグルグル走り回ってる馬鹿ばっかな敵機兵さんたちがほとんどカットになっちゃってるな…もったいねぇ…。
あの雑魚か、って言われた三五ちゃんのグヌヌ顔かわいい。

輪胴轟雷筒のスローモーション、ちょーっとくどいぞー!重厚感は出るけども!
三五ちゃんと沙霧が城内を逃げるとこは、移動パートのわりに殺陣があるからか残っていた。

檻に仮面をカンカンぶつけるの映さんのかい!何の音かわからんのでは…でも倒れてる捨之介めちゃめちゃセクシー…。
仮面の布を吸うとこも顔見えてない(カメラが仮面にフォーカスされてたのでのけ反って切れた)し、惜しい。
仮面を叩き割る一撃がスローモーション!!ゲームだったらこのあとムービー始まるやつだ。いっぱい沙霧の表情が映るの最高だな…。

天VS蘭戦。だから!迫力はあるけど!もうちょい引きでください!(贅沢な話だ…)足を引きずるのをやめてから、わざとぴょんぴょん跳ねながら追い詰めていくのが好きなんだ…。

所詮外道だ、を捨之介に言ってるのがわかるカメラワーク最高~~!!!それだよゲキシネちゃん!!めちゃめちゃ良かった…「来い太夫」のアップもありがとう…からの、トドメスローモーションは笑うから!もうゲキシネちゃんそういうとこだよ!!!
倒れる蘭兵衛の、表情はまったくわからんけど顔(というか肌)が見えたのは嬉しい。今まで角度的に何も見えんかったので。

斬鎧剣を渡し損ねた沙霧の顔アップがあり、おっいいねと思った途端に始まる百人斬り。ここの城内移動は殺陣も台詞もばっちりあるから入れてほしかったな…!
百人斬り自体は贋鉄斎のアングルがやたらと良かった。ラストの二本同時研ぎのカメラワークかっこよくてわろた。

捨VS天戦、全体的に見てない映像だった気がする…?仕込み刃いい感じにバラッと外れててかっこよかったし、刺された瞬間の声がいい~!「天魔王として死ぬがいい」で顔に髪の毛かかってもうしっちゃかめっちゃかな天魔王が人外感ましましで最高。当時も言ってたけどこのへんのボッロボロの天魔王がひたすらに好き……。

城内から荒野への移動で、やっとセットが地続きなのがわかる感じ。
脱出の殺陣、めっちゃごちゃごちゃしてるから誰がどこにいるかも見失ってたので、カメラでそれぞれを抜いてくれてすごく嬉しかった。
荒野、結構早いうちからスローモーションかかってて何で?って思ったら、そもそも赤い照明のセルフスロモと最後の雷ゴロゴロがまるっとなかった!!ぐぬ…。

崩れ行く髑髏城の映像が結構長めにしっかり使われていたな~。最後ら辺、だんだん編集がステアラ要素に負けてきてる気がする。
沙霧が仮面を差し出すのとかアップなの良いな。時々後ろの捨之介の表情が見えるのも良い。このあたり、スクリーンが最大限に開くから目が足りなかったし放送版だと引きが遠すぎだったので、ゲキシネのカメラワーク全部好き。

 

みんなの退場は色んなとこで太夫の顔アップに泣かされた~!この金を使いきるまで死ぬな!のあとで兵庫が離れてからグッと耐えてる横顔とか、荒武者隊やるぞー!って騒いでるのを見てる笑顔とか(ここは沙霧と捨もめっちゃ良かった)

絵巻カテコ、もしかして全部カットされるんじゃ…と一抹の不安を抱えていたらほんとに暗転からの黒背景エンドロールが始まっちゃって、「あぁぁあ…!?!?!」からの仕切り直し!は普通に嬉しかった。心の中で振り上げた拳をすっとおさめた。読ませる気のないフォントサイズだったから、キャストだけは読ませるようにしたのかな…・
でも画面は横に流れるのにクレジットが縦て!しかもど真ん中って!!当時からずっと言われてたゲームやアニメのエンディングぽいあの演出にクレジットが流れるのはテンション上がったけど、酔うかと思った。びっくりした。
一人ずつちょっとアップになるの、ぐっと手を繋いでいる近藤さんとよし子さんも抜かれてギャーってなった。メインキャストだしな。

 

 


この二ヶ月やたら放送版の録画を見直していて、しかも今までより天魔王を中心に見ていたので、「ここの天魔王が映ってない…!」って感想が多くなって自分でもびっくりしている。兄者フィーバー起こしてた頃に見てたらほぼ文句なしの大満足だったと思う。タイミング…。
現地に何度も行って、ライビュも見て、思ったより早くWOWOWがあってそれを繰り返し見てからのゲキシネだったので、WOWOWより先にゲキシネでもまた違う感想が出てきたと思う。

文句っぽくなってるところも多いけど、帰ってから録画見直してたら記憶以上に引きの絵ばかりで、いやそこはアップくれよ!違うわそういう編集はさっき見たわ!ゲキシネ見たい!って思ってしまったので人間というものはわがままだ…。全景映像が特典でついてる系の舞台DVDって買ったことないんですけど、こういう感じなのかな。

 

今回の花鳥風月極ゲキシネ、それぞれ監督が違うということで今後の編集の方向性がどうなるかわからないけど、比較的行きやすい大阪で、たった2000円で見られるし、おうちに帰ったら録画が…ある…本当に…贅沢…ありがとうございます…。

とりあえず見るの怖いのは修羅天魔なんですけど(同じくスリルミー的な意味で)、次に怖いのはBOXのお値段です。貯金する時間があまりに足りない。でもゲキシネパンフなかったし、BOXにごついブックレットとか付きません?
あとゲキシネ初日と偽義経初日と新作解禁が同日って、情報過多にもほどがある。新感線さん…さすがやで…。


まだディスク化があるとはいえ、推しが新感線に出る!という現象を体感し切った気がする。おつかれ自分。推しさんが次に新感線出ることがあるかというとなさそうな気もするんだけど(一ファンの戯言です)、歌系新感線で見たいなぁ。

 

今月は色んな所で推したちが見れる最高の月なんですけど、その幕開けがゲキシネでめっちゃ楽しかった。終わるまでにせめてもう一回行きたい…!


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ドクロスタンプ久々に使った。

2019年1月と2月の感想色々。

ブログ的にはあけましておめでとうございます。2月も半分過ぎたけど。


前回のまとめ記事で「観劇モチベ下がりがち」みたいなことを言った舌の根も乾かぬうちに、1月-2月頭に舞台4本と映画3本(うち1本はライダー平ジェネなので2018年公開だけど)と私にしてはドバドバとエンタメを浴びてしまい、しかもどれもめっちゃ良かったので今のうちに感想を。

さくっと書きたい。(希望)

映画のネタバレをガンガンにしているので未見のものがある人は注意。
上から、TABOO・る戦・刀剣映画・スリルミー・どうぶつ会議・メリポピR です。


1/12 劇団壱劇屋10周年記念公演「TABOO」(森ノ宮ピロティホール

あまり詳しくないけど関西の劇団はみなピロティを目指すのだろうか(例:Patch)

ピロティはもちろん広いのだけど、開演前のキャスト練り歩き(写真OK)やいつもの幟等、始まる前の空気がいつもの壱劇屋さんだった。それがきっちり最後まで続いていた。でも、舞台上から感じる圧は広さによって数倍に膨れ上がっていた。
最近一気に劇団員さんが増えたので、勝手にみんな出てるんだと思ったらそんなことなかった。14人しかいなかったの嘘でしょ…!?

山本さん、多分初めてきちんと拝見したのだけど、ものすごく主人公感あるなー。セリフもアホほど多いしめっちゃ動くしすごかった。
個人的推しメン高安さん、衣装めちゃくちゃかわいいけどサークラ女子感ある!!って思っていたら当たらずといえども遠からず。ピアノも超可愛かった…!!

予習しなかったし一度で噛み砕ける戯曲ではないので細かい感想がうまく言えないのだけど、演劇のエネルギーをびしばし感じてとても良い観劇初めだったなーと思います。
改めて、劇団壱劇屋さん10周年おめでとうございます!!

 


1/19 歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭(梅田芸術劇場

去年↓

yhforestmk.hateblo.jpだいぶキレ散らかしたので今年どうしようか結構迷ったんですが、劇団Patchの近藤頌利くんの出演がめでたかったのと、去年すごくよかった佐奈くん・内藤くんW座長に惹かれて。

武田晴信山本勘助やその周りの人物イメージはやはり大河「風林火山」が私の中では強くて、信虎追放のカタルシスはやっぱりそこそこの尺がいるなぁ、とか四天王が若いの違和感あるけどおもろいな…とか、ところどころ大河を思い出しながら見てた。
でも途中から気にならなくなったので、身構えずにすんなり見れました。

去年に続き兼続の扱い(時代が一人ズレてること)がずっと疑問だったのだけど、大阪公演は冒頭茶番の解説?がカットされたと聞いて。全編人形劇だから史実と違うとこもある的な…なるほどな?勘助に対する軍師に宇佐美や雪斎をしっかり持ってくるあたりはさすが。宇佐美超かっこよかった。

二年連続で戦国だし、真田からの武田って時代も場所も近すぎる!と思っていたけど、る戦の信繁の名前がる年の幸村に引き継がれると思うとめっちゃアツいし切ない。お兄ちゃん大好きという意味で…。腕の中で死ぬのが佐奈くんから内藤くんに変わって「実質リバースやん!!」とか思ってしまったし(繭期)、今回切ない片思いだった内藤かっちは来世(?)で夫婦になれる!と、ちょっとる年と和解したくなりました。DVDで見直したい。

たっきー&兼ちゃんVSみねくんめっちゃアツかった。キメ様の初出演のはずなのにいつメン感も良かった。龍くんの抜群の安定感といい、四天王すごくよかった。
大阪は高坂弾正が大藪くんになってしまったけど、代役あまりに違和感なくてびっくりした。すごい。というか高坂出してて男色ネタ特にないのもすごい。頭いいとこピックアップされてて良い。

原田さん(マリウス)がいなくなったと思ったら泉見さん(マリウス)が出て内藤くん(マリウス)と大都会熱唱するのどうなってんだるひま。どういうパイプなの。Wマリウス大都会、あまりに贅沢なカラオケ大会で「これだけ別でお金払わせて……」って思った。

外部のこんちゃんをあまり見れていないので、がっちりした太腿見せながら全力でるひまに立ち向かってるとこ見れてよかったです。ニンニン。

レビュー楽しかったし、やっぱりるひま好きだな…って思えたので、蘇我物部とか応仁の乱とか見たい。

 


1/19 スリル・ミー ソワレ(柿松)20マチネ(成福)(サンケイホールブリーゼ

何を…書けば…?お話します…できる限り…(?)
2014年に「スリミを見ると人生が豊かになるよ」という宗教勧誘じみた勧めを信頼の置ける友人から受け、一度見て以降はふわふわと「○○君にスリルミーの私やってほしいな、じゃあ彼は…」と想像するだけの日々。

それが4年のうちにそれが積もり積もって、ミュージカル俳優さんにも詳しくなり、一人叶っちゃったんですよね…成河私…しかも最速で…(見たいと言い出したのが2017年春/スリミ公演発表が2017年冬)

100分間、二人(とピアノ一台)だけの舞台。セットも照明も最小限。演者の手先、目線、口元、何もかもから目を離せない。元々小劇場始まりらしいし今回の東京公演もキャパ小さめだった(おかげでチケ戦争だったらしいけど)ので、大阪もブリゼミーでなくもうちょい小さいところでやれないもんかな…。いい大きさのハコがないのも、公演数増やせないからあれが最善なのもわかるのですが。ブリーゼ2階はかなり遠く感じるので、ずっとオペラグラス覗くことになってしまう。「私」もびっくり。

そういったミュージカルとしての素晴らしさ、キャストによる演出違いや熱演について語りたい舞台好きの自分と、20年来のf…女子(察して)である自分が戦い続けてるのですが、今の所まだ後者優勢なのでまともな感想が書けない。
とりあえずいれまりCDを買ったので作業中にリピっています。捗る。

細々と末永く再演していってほしい作品です。言えば叶うの法則であちこちで言ってるんですけど、内藤大希さんの「私」が見たい。

 


1/20 映画「刀剣乱舞

戦国武将が好きで、山本耕史さんを推していて、髑髏城ファンで、普段2.5舞台も見ていて、特撮オタクなので靖子さんの脚本も好きで。なんて私向けの映画なんだ…!って勝手に感動していたのですが、当の刀剣乱舞は未プレイ。
他メディアミックスはステ初演ライビュと外伝配信とミュをいくつかDVDで。なので、刀剣男士たちに対する解釈違いとか違和感やこだわりは全くなし。

むしろ信長・秀吉の解釈違いにビクビクしてたので、何回か心の中で「そっちかー!!」と頭抱えたりしました。ご武運を自分で開いちゃう秀吉とか。歴史好きの友人と「ああやって人質をとる信長は正直ちょっと見たくなかった」「わかる、三日月がかっこ悪いって言ってくれたのでよかった」とか話したりした。人間味のある信長が嫌なわけではないんだよなー身内に甘すぎ故に脇が甘いとこ良かったし…特段推し武将というわけでなくとも、三英傑に対して「こうあってほしい」と思ってるんだなと気付けました。

それはそれとして!西洋甲冑にマントで異形の軍団引き連れた悪役な推しさん信長公、超~~~かっこよかったです!!あんなに出てくると思ったなかったのでびっくりした!本能寺から始まったので、これで死んであとはなんかふんわりと織田の刀たちが回想してくれるくらいかと思っていた。クレジットがトメだったのに感動してそこで泣いた。
髑髏城の七人season花で当初見れると思い込んでいた「推しが演じる天魔王」の片鱗を見られた気がしたのも超楽しかったです。キャスト的にも蘭丸がいっぱいコレクションだったし。
推しさんの信長公もずっっと見てみたかったし、あれだけ歴史人物を演じているのにきっちり切腹できたことがほとんどないので、貴重な切腹ありがとうございました。更に年を重ねてまた信長公を演じることがあったら、ベタだけど敦盛が見たいなぁ。

日本号が「殿下のお命を狙った明智の残党が~」って思いっきり秀吉に言っちゃってるのコラ!って思った。まだまだ殿下ではない。ドタバタしたシーンだったのでスルーされてたっぽく見えたけど、あの秀吉のことだから引っかかってそうだな…。
あとこの日の朝に仮面ライダー平成ジェネフォーエバーを見たので、要所要所で「今日二本目の冬映画かな??」って思った。東宝制作だけど。終盤にかけての結界破られるやつとか、ラスボスフルボッコはライダーキックや必殺技連発を彷彿とさせてめちゃくちゃテンションが上った。

ところでシークレット…というか映画オリジナル男士ですが、演じている神葉くん(と蘭丸役の西井くん)がTRUMPシリーズ出演者なので見た人が「刀剣映画で繭期こじらせた」「TRUMP好きは行った方がいい」と、なんとかネタバレせず彼のファンを映画館に導こうとしていて笑ってしまった。わたしもてっきりそういう雰囲気のセリフやシーンがあるのかと思っていたので、見終わった時に「そういう意味かよ!」って唸った。
カテコの友情出演のみんなはファンサービスとしていいなーって思いました。

あらゆるジャンルのオタクな自分が脳内で大騒ぎしながら見てたので、初回は脚本をあまり飲み込めずに帰っちゃったんですが、先日二回目を見たら純粋にめちゃくちゃおもしろかったです。もっかいくらい見たい。

 

余談オブ余談。
そういう意図はなかったのだけどスリルミー(成福ペア)からの刀剣映画というハシゴをしたせいでものの見事に花髑髏を再燃させ、WOWOW録画見直したりしてたらこの度ゲキシネ&円盤が決まりました。やったね!!!!

 

 

1/26 どうぶつ会議(新国立劇場 小劇場THE PIT)

よしくんの外部舞台!諸事情で行けないかとヒヤヒヤしてたのですが行けてよかった。持ってるチケットの時間勘違いしてたのもヒヤッとした(ちゃんと確認しようね)

音楽劇なので多少マイルドにはなっていたけど、内容が完全に苦手なやつだなとわかっていたので一回目は色んなシーンが怖かった。50年ぶりの上演というだけあって時代背景や単語のチョイスがちょっと古めかしくて、どれもすごく重たい。レーシングカーに勝負しかける野良猫決死隊(死ななかったけど)とか、絵面は可愛いのに真顔になってしまった…。動物たちが人間様に虐げられてたけど、それほんとに動物なのかなとか。勝手に深読みして勝手に怖がる駄目なやつ。

でも衣装のコミカルさ(全身ニット衣装、暑そうだったけどめっちゃ可愛かった!)や歌とダンスや、それらを純粋に受け止めて楽しむ子どもたちの声に救われるなーと思った。2回目は頭空っぽにして見たので音楽の良さや動物たちの可愛さに気付けました。2回見てよかった。

バンドとキャストの境目が曖昧で、いつの間にかみんな動物の格好で混ざってたのとても好きだった。子どもをさらうネコの歌がバックバンドと照明の演出で他と雰囲気が違ってとても好き。

大空ゆうひさんのアロイス兄さんと上山竜治さんのオスカールがシンプルに良い。好き。なんでここ二匹だけ名前あるんだろう…アロイス兄さんは弟との区別かもしれんけど…。オスカール、鼻の使い方がうまい。手紙渡したり帽子とったり客席の子どもと鼻で握手してたり、めっちゃ紳士だった。好き。

そして、トラ(とアフリカに来るペンギン)役のよしくん!最初の歌でソロパート聞いた瞬間「来てよかった!!!」って思ったし、最後の曲も歌い出しがよしくんのソロだったので見てる途中にこわばってた心がじんわり溶けていった。トラくん、ちょっとかっこつけ空回りキャラで可愛い。やっぱりネコ科なのでピエロのおじさんに対する動きがネコっぽくて可愛い。
衣装、ゆるいオーバーオールみたいで可愛いな~と思ってた青いニットがペンギンのためだったとは。ペンギンの時は手先までピンと伸ばしてペンギンを表そうとしててかわいかった。友人が「ペンペンって鳴いてなかった??」って言ってたけど真相はいかに。
ネコさんにアプローチしてたの可愛かったしそのあとのちょっとだけデュエットとてもよかった…あのへんだけディズニーアニメみたいだった…!
可愛いばっか言ってるけど、声は低めだったし歌も低音パート担当でかっこよかったです。かっこかわいかった。

朝ドラで顔が知れてるよしくんが、客席の年齢層高めのミュージカル(にんじんとかどうぶつとか)に出てるの"大正解"って感じがする。適材適所。
こういう普段避けてしまいがちなジャンルの作品を見るきっかけをくれるのが嬉しいです。


2/3 映画メリー・ポピンズ リターンズ

年に2本見ればいい方(除くニチアサ系)ってくらい普段映画見ないんですけど、吹替版の人選に惹かれて。平原あーやメリーを始め、岸さんや島田歌穂さん等の名だたるミュージカル俳優さんたちの映画が1800円で見れるの!?実質タダでは!?と。これ美女と野獣の時も同じこと言ってましたね。実写アラジンの吹替どうなるか気になりますね。

ミュージカル版(めぐメリー柿バート)を見たあとに、友人に勧められて前作映画を見てだいぶ違うな?と驚き、映画の世界観も好きだな~と思っていたのだけど、今作が初見の人の邪魔にならない程度に自然に前作の要素がめっちゃ詰まっていて胸アツだった。
同じ曲は一曲もない(一部BGMになってた)けど新しい曲がどれも素晴らしかった!ロイヤルドルトンミュージックホール行きたい。今回の点灯夫さんたちめっちゃよかったな…あれいつかミュージカル版でも見たい…。

めっちゃ物理的な「時間を戻す」に笑ってしまったけど提督の大砲が伏線になってるなんて思わなかったし、借金返済凧揚げからのディック・ヴァン・ダイクからの義足の男トドメの2ペンス!!!と最後らへん畳み掛ける前作リスペクトにダダ泣きだった。

ジャック、ほとんどバートの立ち位置なんだけどもジェーンと恋仲に(多分)なることでキャラの差別化も図れていてよかった。というかみんな気になってたであろう、バート今何してんだろって疑問が開始早々「世界中を旅してる」でサクッと答えられてたのも好き。前作の要素を取り入れるバランスがほんとに丁度いい…。

世界恐慌の時代でずっと雨が降ってたり風が強かったり空までどんよりしてたので、器の世界はとても鮮やかで輝かしかったし、ラストシーンの青空に飛ぶバルーンのなんと映えることよ…!
キャラよし、曲よし、色彩よし、ストーリーよし。最強かよメリー・ポピンズ…いや、完璧か。何もかもパーフェクト。

字幕版も見に行きたいし吹替もまた見たいしサントラ欲しい。

 

 


さくっと書けなかった!
わたしの感想ブログはその時の自分の状況(仕事がどうとか他の予定がどうとか)も書いているのでほとんど日記状態なんだけど、おかげで当時の気持ちを思い出しやすいので今後もこのスタイルは変わりません。

さて!!久々の推しさん舞台レキシアターを一ヶ月後に、念願のSPECTER再演を一ヶ月半後に控え、配役やビジュアルが出るたびに大騒ぎしてるのですが、思ったよりレミゼのチケットが取れなかったり(大阪までこんなにとは…!)突然ゲキシネ発表されたりと相変わらずてんやわんや。

 

そして何よりテンション上がるのがこれ!

natalie.mu

白井さんの作品に!!よしくん…中山義紘さんが!!出ます!!!!

推しさんもとい耕史さん作品にお馴染み過ぎるしプライベートでも仲良し白井晃さん、別名:劇場の妖精さん
去年よしくんが「5DAYS」(KAAT中スタジオ)に出た時に白井さんが観劇に来られていて、KAATの芸術監督をされているので公演作品全部とりあえず見るのかなと思いつつもちょっと期待していて。

 去年のわたしおめでとう!!!!

さすがに推しと推しの共演までは叶わなかったけど、「ロックオペラモーツァルト」で役替りW主演をしていたアッキー、「オーシャンズ11」で相手役だった莉奈ちゃん、同じくオーシャンズ出て今でも飲みに行ったりする水田くん…etc、推しさんとの共演経験のある方がめっちゃ多い!会場もKAAT大ホールだし、もうこれは共演と見て良…くはないけど、今後共演する可能性、やっぱりあるって信じてていいですよね?

久々に関西公演もあるんですよ!よしくん、外部舞台が決まる度に「関西での公演がなくて、見てほしいのに叶わない人がいっぱいいる」と話していたのでとても嬉しい。わたしも色んな人に見てほしい。最近Patchにハマって、まだ生でよしくんを見たことがない、Patchでは見てるけどミュージカルでの姿を知らないって方に知ってほしい。

めっちゃくちゃ楽しみです。9月か~。それまでにもう一本推しさんの舞台があるとかないとか、解禁まだかな!!!(切実)

 

今月の現場は多分あとゼロスだけ。めっちゃ舞台見る月と家から出ない月が極端になってきた。

今年もぼちぼちよろしくおねがいします。