ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

TRUMPシリーズを見終えた人への静脈注射①~Equalと巌窟少年~

末満健一氏のライフワークであるTRUMPシリーズの最新作、『マリーゴールド』の上演まで一ヶ月を切った今日この頃。日テレプラスさんでの放送や、YouTubeでの上映会『#はじめての繭期』等、公式が本気で繭期を増やしにかかっていると感じます。

TRUMPシリーズ全体の作品紹介やマーケティングのブログは素晴らしいものがすでにたくさんあるので、このエントリは

「今現在見られる(手に入る)TRUMPシリーズを全て見切ってしまって、末満さんの描かれる世界観に魅了されてしまい、もっとこういった作品を見たいと思っている繭期」

の方に向けたものです。ニッチかよ。
というわけで、各TRUMPシリーズのネタバレ、キャスト等を知っている前提で進みます!なにか未見のものがある方はご注意を!

 ※現在でも公式(及び通販サイト)で新品を購入できる、ニコニコチャンネル等の課金で見られるものに限っています。なので過去のピースピット作品を含めることができなくてすいません。

※DVDを買えるページのリンクを貼るので、公式サイトや詳細な上演情報はググってね!

 (Equal・巌窟少年・ステーシーズ・我らジャンヌあたりのおすすめをしたいのですが、いつ書き終わるかわからないので一個ずつで投稿してみます。全部書けたら良いなぁ。)

 

◆Equal

赤×坂版

https://kan-geki.com/store/products/detail.php?product_id=1915

ワタナベ版

オムニ7 - セブンネットショッピング|二人芝居「Equal-イコール-」DVD 通販

 

- story -

18世紀初頭、ヨーロッパの田舎町。
青年ニコラは肺の病を患っており、もう長い間病床に伏していた。
幼馴染の青年テオは、町の小さな診療所で新米医師として働いていた。
テオが医学を志すようになったのは、幼い頃から病弱だった親友の身を案じてのことだった。
ニコラは、そんな自分がテオの人生にとって重荷になっているのではないかと心情を吐露する。テオは苦悩するニコラのために、かつて実在しながらも失われた学問「錬金術」を蘇らせようと試みる。それは「錬金術」における主要研究とも言える「不老不死」の実現を目指すものであった。
だが、死期の迫るニコラが次第に不可解な行動を見せるようになる。
そして、テオとニコラの運命の七日間がはじまるのだった。

 

イコール|ワタナベエンターテインメント 

 

TRUMPのソフィとウルの関係性にビビッときた貴方におすすめ。君僕僕君を2時間ずっとやってる感じ。二人芝居。病により死期の迫るニコラ、そんなニコラを救おうとするテオ、そして錬金術による「不老不死」…静脈注射というには劇薬すぎるかもしれない…。

作中でキャストが何度も「テオ」と「ニコラ」を交代します。TRUMPのリバースシステムが一本で楽しめる!あまりに入れ替わり過ぎて、一体どちらがどちらだったか混乱しだしてからが本番。

赤坂のサイトも通販も仮チラシのあらすじのままなのでキャラ名が違いますが、本番はニコラとテオ。大筋はどちらもほぼ一緒です。

 

赤×坂版は、おじさんたちによる茶番(いい意味で)で冒頭はギャグが多めですが、一度空気が変わるとそこからは一気に引き込まれる。身に覚えがあるでしょう。TRUMPと同じタイプです。見た目の全く似ていない二人によるリバースの空気もいい。
ちなみに赤星マサノリさんが初演・再演のアレンクラウスです。山浦さんのアレンクラウスの対になるお方。

繭期的余談としては、演出が山浦さんなんです…が、この公演は各地を回っていたので、最終的に2015年の3月まで行われていました。SPECTERと同時期です。各地の劇場へ行っては飛んで帰って来てSPECTERの稽古に参加されていた山浦さん…お疲れ様です…。

 

ワタナベ版はキャストが2パターン。最初からなんだか不穏な空気の漂う耽美なステラ、仲良しで明るい雰囲気がどんどん崩れていくルナ。赤坂版と違って二人の背格好が似ているので、キャストに詳しくないまま見ると混乱必須です。それがまたおすすめでもある。両バージョンセットで5000円。めちゃくちゃお買い得です!
小劇場規模だけどセットがしっかりしているタイプなので、二人の部屋をそっと覗いている錯覚に陥る。

繭期関係あるようでない余談なんですけど、ステラverに出演している三上真史氏、何度か舞台で拝見してるけどどれでも全部生き残っちゃうし、一回不老不死になってる(※るフェア)ので、いつかクラウスやってくれないかな…って勝手に思っています。園芸王子なのでクラナッハでも見たい。何の話や。

 

あと「しずかとユキ」版がありました。

shizukato-yuki | 公演詳細情報

絵面のインパクからしてすごいのだけど、行けなかったんだよな…!行った人の感想をいくつか読んだけどゾッとした。そう来るか、と。DVDは出てないっぽい…?

 

見終わったあとで。好きな俳優さん2人を脳内キャスティングして遊ぶのがとても楽しいので是非やってみてください。

 

◆巌窟少年

 7net.omni7.jp

STORY

魔女狩りの時代、迫害された魔女たちの棲み家だったとウワサされる"巌窟(がんくつ)”と呼ばれる洞窟内の住居区。

そこで共同生活をすることになった"ワケあり”少年たち。彼らは衝突し、融和し、誓い、裏切り合いながら時を共にする。

そして、閉ざされた青春のひと時は、穏やかに崩壊していく・・・。

 

 
よく誤字られるのですが、「巌窟」少年です。「岩窟」ではない。
TRUMPのラファエロとアンジェリコの関係性にビビッときた貴方におすすめ。特に「その目が嫌いなんだ」あたり。
ラファエロとアンジェリコみたいな二人を中心にした、洞窟に住む少年たちによるライチ光クラブみたいな話です。

繭期の皆さんには必修単位みたいなものでして、

2年前、NU版TRUMP公演後の末満さんのこのツイートにより、巌窟のDVDがしばらく在庫切れになるという事件が起こる。(※今後Cocoonを演る時は別のプロットを使うそうです。)わたしも一回買い損ねました。何度も在庫切れを起こしているけど、定期的に補充されるようなのでもし在庫切れ表記があれば入荷希望のメールを出そう!

末満さん、ひとつのコミュニティを作り上げてぶっ壊すのうまいよねー!!って感じ。ちなみに燃えませんが人は死ぬ。閉塞的な空間でに子どもばかりで集まっていて、どうしようもならない息苦しさが繭期の雰囲気に近い。見ているこちらもちょっと息苦しくなる。でも彼らはヴァンプではないし、それらは繭期の症状ではないところがしんどい…。

SPECTERを上演した劇団Patchの第2回公演なんですが、登場人物は10人。うち8人が共通の出演者なので、SPECTERとの違いを楽しむのもおすすめ。みんなちょっと若い。

繭期的余談は上の末満さんのツイートが全てのような気もしますが、ノームとルルの立ち位置が似ていて既視感がすごい。というか、井上くんがこういうワケありの少年役がめちゃめちゃ似合う…って思った。

トーリとガフという少年二人がラファエロとアンジェリコにあたるのですが、どちらがどちらなのかは個人で自由に感じ取っていいんじゃないかな…と思っている。NU版を経た上で見たのと、トーリの眼鏡のイメージでわたしは途中で印象が逆転した。途中からTからRになる感じ。

ニコニコチャンネルに戯曲が掲載されているので、そちらもどうぞ。一部、本編では無くなったシーンもあります。

末満さんの言う「残っているはずの匂い」、めちゃくちゃ感じられると思うので、是非。

 

 

観劇まとめ2018年上半期

今年の目標、推し舞台以外の遠征・複ステをしない(これは毎年だけど)、一度見たことのある2.5次元作品は控える、当日券での飛び込みは体調を考慮する、休日を舞台の予定だけで埋めない、しばらく日本の歴史作品封印。

というわけで、色々控えながらの観劇でした。数は減らなかったけど。
上半期時点で推しさん舞台がなかったのと(というか今年は無いそうです)、ぱっちも本公演がなく特別公演の阪ドン3ステのみということもあって、気合い入れて通うぞ!!って思った公演がな…あったわ…5DAYS…。もうちょい通いたかった。

感想も、twitterでさくっと書いただけで終わってるものが多いのでここでまとめときます。

 

◆1/13 ゆく年く・る年 冬の陣 師走明治座時代劇祭 (梅田芸術劇場

yhforestmk.hateblo.jp

◆1/23・24『髑髏城の七人season月』上弦の月下弦の月(ライビュ)

yhforestmk.hateblo.jp

◆2/2 ミュージカル『HEADS UP!』(新歌舞伎座

yhforestmk.hateblo.jp

 

◆2/17 THE ROB CARLTON 15F『マダム』(HEP HALL

安定感と、上品な笑いが定評のROBさん。前回行けなかったので久しぶりの本公演。
登場人物の名前の統一感が素敵。マロウだけ知らなくて調べた。アズライトだけ系統が違う気がするのはわざとかな?ビジューの本名はビリジアン?(…かと思ったけど、ビジューで宝石になるんですね。家族ではないからそれもありか)それらに合わせた鮮やかな衣装もよかった。個人的にマジェンダお姉様が好きだな~。

でっかいどんでん返しとか息の詰まる攻防戦とかそういうハラハラがあるわけではない(ちょっとはあった)けど、少しも不快になることなくさらっと最後まで見れるのありがたいなぁ。女性役のみなさん、特別女らしいしぐさを強調するでなく、自然に女役だった。

個人的に笑ったのは、磯ミュからウィルソンファミリーで大きく変わった私の中の大洋さんのイメージが、マダムでまた杖をつく御老人に戻ったこと。

「名前と服の色一緒?」って思ってRGB調べて並べたら、やっぱ妹だけちょっと浮く。マロウは色でなく紅茶の方?オックスゴールの立ち位置とか、細かいところまで考えられてるの好きだー。

 

 

◆2/23 地球戦士ゼロス プリンセス・オブ・マリーナ(インディペ2nd)

根が特撮おたくなのですべてが最高だったし、本編90分強なの嘘やろ!?ってくらい濃密。日替りアドリブもあったのにちゃんとみんなキャラが立ってて世界観の説明もすんなりとできていて、泣きどころも熱いバトルもしっかりある。ヒーローショーというフォーマットがあるとはいえ、上半期の中で一番脚本に感心した。

壱劇屋のこばーんさん、の声の演技を久々に見て、この良い声を封じるノンバーバル改めワードレス殺陣、罪深い…!!!とも思った(笑)シグマめちゃくちゃ好きなキャラだった。清典さん、動きがすごい目をひくからもしかして~って思ってググったらやはりあの界隈のお方だったか!ヒールな悪役最高~~!

これ以来、町中でゼロスのポスター見かけると嬉しくなるからローカルヒーローっていいものだ。満足度が高すぎて逆に感想書けないパターンでした。全部好き。OP撮影楽しかった!

 って書き終わった途端ゼロスの活動休止が発表されてしまった……来年の公演絶対行きます……。

 

 

◆3/2  荒人神上映会(イオンシネマ大日)

発生可能上映というものに初めて行った。あんまり声は出せなかったけど、みんなでワイワイしながらペンラぶんぶんしてました。前の方に座っていたら、劇団員さんらの裏話が副音声みたいでめっちゃおもしろかった。そして何回見てもお姉ちゃんのターンで泣く…。

映画館で見る舞台映像、思った以上に新感線のゲキシネだった。アフタートークで亨君が「スクリーンが大きいから細かいところまでよく見えた」って言ってたけどほんまにそれなー!そんな表情してたのか!って気付いたところがちょこちょこ。
またこういうの行ってみたいな~。

 

 

◆3/15 ルミエールの冒険2018(ルミエールホール)冒険家チーム

去年から気になりつつも、一人で行くのはな…って思ってたら友人が五彩やゼロスで壱劇屋さんに興味を持ってくれたので一緒に行ってきた。めっちゃ歩いたしちょっと走ったし、日置さんの株がガンガン上がってって笑った!

冒険者チームでしたが、いやーこれは複数回行きたくなるわー!他チームに途中で会った時に「なんでそんな状況に!?」ってきっとお互い思ってた。漫画やアニメでよく見る、『メインキャラが数チームに別れて行動して、読者は全部を見てるからキャラの突飛な発言も理解できるしいきなり出てきたキャラが誰かも知っているけども、作中のキャラたちは知らないから「何の話!?」「いや誰だよ!!!」って思うし頭に?マークがいっぱい浮かぶ』感じ。あれをめちゃくちゃ体験できた。なんかわからんけどとにかく逃げろ!!とか、普段絶対できない。いやしたくない笑

内容とは関係ない個人的な感想は、HEADS UP!を見たことで板の上、照明etcの舞台裏全てにときめいて忙しかった。舞台に上がる時、脳内で劇場~古い~って新藤が歌い出したし、ルミエールホール和式トイレばっかりで黎明会館だー!!って一人で変なテンションの上がり方してた。

 


◆3/20 大阪ドンキホーテ前夜祭(天劇キネマトロン)第1部

あんないきなりの発表とチケ完売久々に体験した(フォロワーさんのおかげで行けました)。
twitterにスクショでレポ上げてるのでこっち参照で~。事前にスーパースター見れたのすごくありがたかった。

 

◆3/23-24 大阪ドンキホーテ~スーパースター Patch ver~(大阪市中央公会堂

らんくんのピカイチが声の出し方とか丸尾さんにめっちゃ寄せててすごいって思ったり、納谷くんのブッチャーあまりにさすが過ぎて開いた口がしばらく塞がらなかったり、こんちゃんの瞬一似合いすぎだったり。思ったよりアレンジかかってなくて、若い子にそのネタ伝わる!?って謎の心配をしていた。だいたい瞬一と同年代なのでわたしはそのへんめっちゃ楽しかったです。

アナ雪が流行った時に自分が姉か妹かで感想が変わる、って話をやたら見たし、エンタメの受け取り方ってそういうもんだよなぁと思ってるけど、わたしはピカイチにもなれなくて。前夜祭でスーパースター見た時結構しんどかったりもした。大人輝一の語る思い出話には主観が入りまくってると思ってる。実際オトンも瞬一もオカンに対してあんなに冷たかったわけではないだろうけど、子どもピカイチからの視点だとああ見える、的な。

ブッチャーの存在って子どもたちのイマジナリーフレンドだと思えばわかりやすいのに、響子先生がブッチャーのことを覚えてる、っていうあの台詞がすごくひっかかるんよなー。大人は覚えてない見えてない的なやつではない…。先生は独り身だからなのかな。
子どもの頃の記憶って混ざるじゃないですか。見たテレビの話だったのか、友達の話なのか、だんだん広がってわからなくなる。ブッチャーはそういう子どもたちの記憶の集合体。と、思っておきたい。

曲の元ネタというかモチーフってあるのかな…どの曲もすんなり頭に入ってきて覚えやすいし、スーパースターはなんとなく歌い方とか含めてアリス(谷村新司の)が思い浮かぶ。

せっかく久々にPatchいっぱい揃っての公演で、歌もダンスもあってすごく良い公演だったのでちゃんとブログ書きたかったんだけど、この頃一周回って笑っちゃう出来事があって、3年後くらいにそれを本当に笑い話にできたら感想書きたい。できるかな。

 

 

◆4/6・7・21 5DAYS 辺境のロミオとジュリエット神奈川芸術劇場中スタジオ)

yhforestmk.hateblo.jp

結局もっかい行ったんですよね…。邪魔な(距離の)壁も無駄な(新幹)線もと・び・こ・え・てしまった。

変わったところや新たに気づいたところ等いっぱいtwitterやふせったーに投げたんですけど、DVD出るようなので出たらもっかい感想まとめ…られるのか…?

 


◆4/7 壱劇屋「二ツ巴-Futatsudomoe-」(ABCホール

上の5DAYSの記事に書いてるんだけど、この日横浜-大阪間マチソワをしてそれで満足してしまって全然感想書いてなかった!

普段の壱劇屋とは明らかに違う客層でおもしろかったし、やっぱりABCホールになるとセットの規模が大きくなるんだなぁって感動した。

二人の少女、二人の父の対比。軽やかな動きの水神様の美しさ。個性的すぎる悪役たち。いつもより更にアニメ感マシマシで、2.5次元舞台を見てるような錯覚も起こしつつ。今までのワードレスと違って事前の説明がかなり多かったので、考えながら見る、という見方はしなかったので、本当に純粋にいろんな殺陣を見に行ったって感覚でした。水の表現いいな~。大規模な商業舞台等では見ることのある表現だけど、小劇場のあの人数であれだけのことをやってのけるの、本当にすごい。

 


◆4/12 『修羅天魔 髑髏城の七人 Season極』(ライビュ)

現地に行けないのが決まっていたので、TLのネタバレも普通に見てたつもりだったんだけど「そう来るか!!」って思うとこがいっぱいで楽し~~~~!!いやでもこんなにアオドクロの追体験ができるとは!何故か前日に見直してたんですよアオドクロ。

改めて美声集団だなぁ新感線…って謎の感動をしていた。劇団員さん以外もめっちゃ美声。原さんの歌声素晴らしすぎてミュージカル見た気分。アオ非道丸好きだから川原さん見れたのめっちゃ嬉しかった!三五ちゃんとカンテツ初タッグだもんね可愛い~~!とかそれアオで見たやつ~!ってはしゃいでたら突然の蒼乱と花髑髏に殴られて死んだりもした。色んな所に凶器が隠されてた。

発表時点でどうくるんだ…?って気になってた夢三郎、素晴らしかったですねー!死に方が、それだよそれ!!武士の矜持!!サイコー!!!ってテンション上がったので、やっぱりわたしの根本的な趣味が武士なのを思い直す。好き。りゅせりょ相変わらず顔が小さすぎる。
夢三郎もとい夢虎、父を尊敬し嫡男であることを誇りに持ってるの、武家の嫡男としてあまりに完璧百点満点!蘭だと思ってたら結構天だったけど、そんなのは殿じゃないコースにいかず父を尊敬したまま、農民である兵庫にも女である極楽の手にもかからず自ら終わらせるの花丸上げちゃう。

話の筋はおっ?おおなるほどそうす…るけどそのシーンはやるんだ!?その台詞は言うんだ!?自分で言うの!?みたいな混乱が激しかったんだけど、七人に足りなくない?…あっ!って気付いた辺りから最後まで一気に駆け抜けた。物理的になくなった我らの髑髏城と最後の台詞のおかげで、髑髏イヤー完!!!って脳内でエンドロール流れましたありがとう…ライビュ見れてよかった……。

 


◆5/4・5 中之島春の文化祭2018(ABCホール

yhforestmk.hateblo.jp

◆5/12 チャリウッド大パニック ねらわれた学園祭(茶屋町某所)

これも一昨年から気になりつつ、去年はなかったので今年こそ!と行ってきた。

めちゃめちゃ楽しかったよー!!関西小劇場役者さんが色々出てるとは聞いてたけど、告知は特にチェックせず行って、何人知ってる人いるかなって軽く構えてたら冒頭のVTRでぷくまんさん田川さんしゅんくろさんが出て来て爆笑して、VTRだけだったけど黒幕(?)が行澤さんでとどめさされて突っ伏した(笑)途中に出てくるカメラマンさんスタッフさん不良の皆さん、ほとんど先週中之島文化祭で見た人だ…田川さんに壁ドンする機会とかそんなんある!?って大騒ぎしてた。

同じチームになったお姉さん方が謎解き慣れしていたので、無事最後まで解けました。写真もいっぱい撮れたし本当に楽しかったー!

 


◆5/14 劇団ジャングルEX第1幕~自ら誕生日を祝ってもらいましょうり!~ 3部(インディペ2nd)

こんちゃんのトーク楽しいし、平日だけど3部なら行ける…と様子を伺っていたらゲストがたくちゃんだったので行ってきました。しょっぱなから名前間違えられるたくちゃんにわろた。2年振り(去年夏にぱちこい2があったけど)に舞台っぽいとこに立つ、って緊張してたらしいけど、普段こんな感じなんだろうな~っていうこんちゃんたくちゃんの雰囲気を感じられて楽しかったです。

個人的に初耳なエピソードもいくつかあって驚いたり、恒例?の褒め合いコーナーは彼女役を宛てられたたくちゃんがスッと役に入って、仕草も口調も女子になってすらすら話していたので、照れ倒すこんちゃんを圧倒しててすごかった。よく笑わずに言えるなあの流れ…!役者だなぁ(役者や)

こんちゃんは最近だと阪ドン前夜祭で役の入ってない状態を見たけど、ほんっと無理矢理にでも元気にさせられる陽のパワーを今回もめっちゃ感じた。3部だったからか相手がたくちゃんだからか、大暴れする感じではなく比較的(多分)大人しいんだけど、それでも見てるだけで元気になれる。素敵な人だなぁ…。
そんなこんちゃんを「良い意味で素直だ」って褒めるたくちゃんだってすごく素直で、良いコンビだよな~って改めて思ったので次の共演が楽しみです。

 


◆5/25 ミュージカル「メリー・ポピンズ」(梅田芸術劇場

久々のグランドミュージカル!めぐ柿!母親とだったので見易い席で、と一階席の後方ドドドセンを取ったら、もうあらゆる魔法が見事にかかった。最初に家が奥から出てくるところ、本当に魔法みたいでその時点で泣いた。

華やかな衣装とセット、素敵な音楽、歌ウマしかいないキャスト、大勢でのタップ(バートの天井タップすごかった…!)、すべてが贅沢だった…。

スパカリのアルファベットダンス、公式に振付講座があったのでちょっと真似してたんですけど腕がすっ飛んでいきそうだったのでやめました笑
大貫さんと平原さんも見てみたかった…!再演を待ってます!たーーのしかった!!!

 


◆6/14 ミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」(新歌舞伎座

去年の6/13ってわたしが帝劇でレミゼ見て相葉アンジョに魅了されて、そこからレミゼ沼への道が開かれたんですよね。あれから一年、あんなに興味のなかった(すいません…)フランス革命のミュージカルに来るまでになった。

事前の知識が、とりあえずフランス革命!きれいな顔を踏まれるロベピ!ロナンは死ぬ!!今回はレンタル彼女じゃない!!!で、ほんとに話の筋も曲も知らずに(でもキャストはみんな知ってる)行ったんですけどめっちゃ楽しめました。

ただ、新歌舞伎座3階は前方がほぼ見切れる(手すり以前の問題)…。オケピがない分せり出してた?んですかね?前方でメインキャストがスポット浴びて歌うとこだいたい見えなくてよくロナンを見失ったので、その辺は諦めてシトワイヤン見てた。
メンフィスぶりの当銀大輔さん(ジャック?よね)今回もド金髪で目立つしかっこよかった~!あっでも3階席、フォーメーションも照明もめっちゃ綺麗に見えるし女の子たちが力強く回った時の裾の翻り方を堪能できてよかった。

言い方がアレだけど、もっと人がいっぱい死ぬ系でシリアス一辺倒かと思ったら笑うところ(概ね秘密警察だけど)あんなにあるなんて!客席降りもなーんにも見えなかったけど、楽しそうなのは伝わってきた~!色々グランドミュージカル見るようになって気付くレミゼの暗さ(照明と話とどっちも)

まだまだこの時代に詳しくないので、誰に注目するかも曖昧なまま見てたんだけど、ソレーヌちゃんかっこいいねぇ…ソニンちゃん見るたびにすげぇな!って思うけど今回もすげぇな!って思った。バリバリ弾込めするのつよいしダントンと対等にあれこれやってて可愛い。

あとグランギニョルぶりのりょんくんは今回もコートさばきが華麗だったし、マネキンの動きめっちゃすごいな??顔のきれいさも相まって怖いくらいマネキンだった。ゆんロベピも宝塚版も知らないわたしにはあれが正解なのかどうかわからないけど、ロナンが撃たれたあとに必死に駆け寄る姿も、ラストで顔をぐしゃぐしゃに歪めて泣きながら歌う姿もすっっっっごい好き 好き…あとやっぱコートさばき最高だし顔がきれい(何回言うねん)

めっちゃ踊るとは聞いてたけど想像以上に激しかったし、あんなにかっこいいストンプが取り入れられてるなんて!民衆の勢いをストンプで表すのいいな~すごく好きだった 迫力がすごかった すごいばっか言ってしまうな…

メリポピに続き、グランドミュージカル堪能した。なんかこういう作品って勢いでないとチケ取れないし、推し舞台がある年はどうしても行けないことが多いので今年色々行けるの嬉しい。

 

 

◆6/15 壱劇屋「独鬼」(ABCホール

わたしが初めてちゃんと壱劇屋さんを見たのが独鬼。初演は二面舞台で、木のセットも絵だったのに今回木があった。単純に会場が変わっただけでなく、全てがパワーアップされていてすごく良かった…。わたしはこの一年ちょっとの間に一体何回村木よし子さんに泣かされたのか…。出てきただけで泣いた(早いわ)

中之島文化祭でのエピ0とか、ワードレス作品に対する竹村さんの意気込みとか姿勢とか、壱劇屋さんのこととか、いっぱい知ってから見たのも大きい。
内容に関してはもう「好きーー!!」しか言えないんですよね…どのシーンもどのキャラも、好みドンピシャ。大好き。

あ、そうそう、初演の時に「男」の服装からどんどんきれいな青が失われていくって書いたんですけど今回もそうだった。どんどん濁って行くのだな…。柏木さんの少年役最高だったし、合うとは思ってたけど高安さんの少女の少女っぷりがとんでもなかった。

東京・愛知とまだまだ公演は続くから、是非見てほしいなぁ。

 


◆6/23 キャラメルボックス無伴奏ソナタ

フォロワーさん数人がとにかく見てくれ!ってマーケティングしていたのでずっと気になっていた作品。キャラメル見るのは2016年の竜馬以来。チケットキャンセルシステム(今回お世話になってしまいました…ありがたかった…)や前説や物販がめちゃめちゃしっかりしているし、客層は年齢層高めor演劇やってる学生で落ち着きまくってるし、演出もTHE演劇!って安定感あるのがさすがだなぁって思う。

でもこれは、わたしは言葉で感想伝えんの難しいな~~なんか、登場人物みんな悪いって思った。「悪意」がないのが悪いというか。でも人生そんなもんだよなーーみたいな…こう……(語彙力が壊滅的にない)感想を書こうと考えれば考える程、自分の人生観とか仕事に対する考えとか創作に関する意識が浮き彫りになってしまうのが嫌なだけかもしれない。なので、書けない。

わたしは、クリスチャンのことがわからない。

 


◆6/24 Love Later(ポストよしもと
舞台に立つたくちゃんが見たかったのと、数年前に同じ役をよしくんがやったと聞いていたので。本当はらんくんの回も見たかったんだけどスケジュールが合わなかった惜しい…!

久馬さんの作られる話のテンポ好きですねこれ。緩急の付け方とか。久々にお芝居をするたくちゃん見れてよかったし、やっぱり声が好き。また本公演でも見たいな。あんな近くでしずちゃん見たの初めてだったけどすごい可愛かった!あるシーンの迫力がすごかった…!

連絡手段がLINEでなくメールだったので、時系列トリックがあるのか?とか日記の男が実はたくちゃんだったとかいらんことをいくつか考えたんですけど、連絡については数年前から脚本が変わってないだけっぽい?一瞬ホラーになってたけど、素直にいい話だった。

 

 

以上、18演目?かな?荒人神と前夜祭スーパースターは過去映像なのでカウント外。月髑髏上弦下弦とか、文化祭1.2日目結構違うから別カウントしたいところだけどややこしい…。チケットは26枚。多分。いくつか電子チケットやメール受付のみがあって自信がない…。

去年の上半期が18演目でチケ枚数は28枚だったらしいので、特に調整したわけでもない(むしろ減らす方向でいた)のにほぼ一緒やんけ!でも土日どっちも外出しない週末は結構あったし、友人と遊びに行ったりもした。どうなってんだわたしのスケジュール。

複ステは阪ドン×3・5DAYS×4。月上弦下弦・文化祭両日。遠征は5DAYSの二回だけ。チケのないぱっち現場は阪ドンのチケット販売会くらいですかね?キューズでのラジオ公録とかあったけどことごとく行けなかった…。チャリウッドランウェイは行けた。

ぱっちの現場が減った分、壱劇屋さん関連の現場にいっぱい行けているので、身体はひとつしかないんだなぁということを実感する…(当たり前や)

 ハブレン実況会・繭期上映会in家(6時間くらい寝たとはいえ24時間かかった)・WOWOWでの過去髑髏城一挙放送、文化祭予習の8番勝負一気見等、舞台映像見る機会も多かったです。

 

下半期は今の所、M!と忍ミュとマリーゴールド、発表待ちがPatch本公演、あとスリル・ミーに大阪公演があるとわかったので遠征を調整中。

ちゃんと意識的に観劇するようになって5年経って、舞台上の推しさんに出会って4年、ぱっちに出会い関西小劇場に魅了され2年。だいぶ自分の好きな作品、苦手な作品がわかってきたので、もーちょい色々厳選しながら見たい。とはいえ舞台は博打だし、それもまた楽しいと思ってこの趣味を続けているので、心のキャパが埋まりきらない程度にのんびり観劇したいです。

 

yhforestmk.hateblo.jp

yhforestmk.hateblo.jp

中之島春の文化祭2018感想

去年全団体の感想をざっくり書いたら、一年経ってもほとんど思い出せたのでこれはいいなーと今年も書きます。

yhforestmk.hateblo.jp

これも去年書いたけど、中之島春の文化祭は関西小劇場の縮図のような(関西外から参加される団体さんもいる)イベントです。1団体20分の一発勝負。
内容は、歌・ダンス・演劇・コント等なんでもあり。劇団によっては次回公演の導入部分だったり、逆に過去公演のダイジェストを演ったり、文化祭用に一本作って来たり、そもそも文化祭にしか出ない団体があったりととても多彩。普段は別の劇団に所属しているけど今回は○○さんのところでというゲスト出演も多く、一人で何度も出る方も。

一昨年・去年ときて3回目でした。初見の団体はそれこそ文化祭自体に初登場のところがほとんど。毎年新しい出会いがあったり、既知の団体さんも普段とは色の違う演目をやってくださったりと、楽しませて頂いてます。

 

以下感想。twitteでつぶやいたやつのコピペです。敬称略。あと誤字とか勘違いしてたのは直した。

中之島春の文化祭2018

1日目

Aブロック

◆ダイナマイトしゃかりきサ~カス
毎年恒例トップバッターの安定感が素敵。今年は大阪弁の歌がなくてちょっと寂しかったけど、手拍子やレスポンスすっごく楽しかった!数十年ぶりの合唱(?)はすごく難しかった(笑)今年は野外ステージでのお姿を少しだけ見れました!

◆石原正一ショー
そんなに数は見れていないけど、熱さと勢いで押し通す!ってイメージだったのでしっとりしていて新感覚。月だったのか。ちっちゃいピアノハーモニカとウクレレ、ちょっとシュールなのに妙に絵になっていて、じんわり心に染み渡る。

◆匿名劇壇
好き!!ここ二年が同じ演目だったので新作が嬉しかったし、ただ喋るだけで本当におもしろい…。福谷さんの戯曲とそれを巧みに表現する劇団員さんたちほんと素晴らしい。死体福谷さんだと思い込んでたので驚いたし、演目名の意味がラストでストンと落ちてきてもう爽快。

◆無名劇団
初見。元の公演も実際の事件も川端康成の作品も知らなかったので時々混乱しつつも、色んな演劇表現が20分内に盛り込まれてて見応えあった。ダイジェストはやっぱ普通の尺で見たくなるなぁ(当たり前や)。傘可愛かった。

◆jade
ダンス公演普段見ないから文化祭の楽しみ一つなんだけど、全員美しく力強くて最高だったー!衣装も選曲(2曲目と4曲目好き!)もド好みでずっと見てかった。個人的に、だいたい下手寄りに居た茶髪のショートワンレンのお姉さんが目をひいた。

 

Bブロック

コマツマツリ
初見。個人的に「竹尾でーす(名刺)」の方のイメージで、おもしろいとは聞いていたけど予想の数十倍でやばかった。あんなかっこよくサイリウム折るおじさんおる!?細かいネタで畳み掛けてくるけどどれも純粋にクオリティ高いから、おもしろいと同時にただただ感心。

◆いいむろなおきマイムカンパニー
いきなり喋ったの笑った。繰り返されるドアの開閉が、BGMも相まってちょっと昔のRPGのようで楽しい。終盤はゆったりしたマイムで、緩急の差が良かった。結局マイムとパントマイムの違いは何?(笑)

◆十三クラブ
去年蜂で今年Gって!!出オチなのに最後までそれ一本でちゃんと通ってるのすごいけど!わたしは大丈夫だけど、いきなり苦手なものブチ込まれるのほんと演劇の博打感がやばい…。お母さんの顔芸と、シャークさんがかっこよかった。ああいう人(虫?)好き。

◆満員劇場御礼座
今年のダークホースだった…去年の朗らかな内容と、田舎あるあるなおっちゃんたちのテンポの良い会話で完全に油断してた。死んだ近所の人、失った腕、不穏な電話といつの間にか真っ赤な照明、波の音。全てが噛み合って積み重なっていく様が見事…っていうか怖っ!

劇団Patch
普段本公演や他のお仕事を見ているからこそ、文化祭でしか見れない姿が嬉しい。一年ぶりに劇団員と芝居する推しメンが見れて感無量だし楽しかったー!またスーツでガッツポーズ。タイトルを聞いた時から「これは…ダチョウ倶楽部では…」と思ってたけどそんなことはなかった。一人だけ重い過去を背負わされている中山さんに笑ったし、大悟くんの後輩キャラは本当にいいものだ…。みんないいキャラしている。
2016年刑事がコントする話→2017年セキュリティ破る話→2018年ボタンを警備する話となんだか世界観が繋がってそうでおもしろいので、来年も出るならどういう話か気になる。

 

Cブロック

◆THE ROB CARLTON
演目名が去年の続きだったので楽しみにしてたけど最高だったー!あの3人組ほんと好き!変顔に笑っちゃうリーが可愛い。来年も見たいし長編でも見たい。出会い編とか。ROBさんの笑いは全世界に通じる笑いだと思っているので今後も見続けたい。
例の被せネタは不意打ち過ぎてめちゃくちゃ笑ったんだけども、その数日前のPatchラインライブでラスベガスについてとあるエピソードがあり、『ラスベガスで公演やってるPatch』というワードにちょっと泣いた。ありがとうございました。

◆劇団SE・TSU・NA
初見。ゆるっとした空気感良かったしめっちゃ安定感があった。わたしもそっちのアン!?って騙された悔しい…(笑)髪ネタはやはり強い。阿部野橋さん良い人だし海老江さんただのめんどくさい人でなくてよかった。

◆かのうとおっさん
世界観が濃い!!こないだの公演に行けなかったのが悔やまれる内容だった…めっちゃおもろいやん…ベンジャミン可愛い。ロシアン麦茶にハラハラした。「~デンジャ」ーって台詞が身内で流行ってしまったので中毒性がある~!

◆ステージタイガー
絶対泣くのわかってたのに鞄からハンカチ出し損ねてアワアワした。諦めてめっちゃ泣いた。あの暑苦しさもちょっと切ないところも、全力で走る姿もすごく好き。今年は話の構成も特に好みだった。ホットドッグは食べ損ねました。来年こそ。

ヨーロッパ企画
一本目、一つくらい知ってる薬名・怪獣名出るかと思ったらさっぱりだったので混乱した。二本目、客席も途中でオチに気付いて、耐えるような笑いが起き始めた瞬間の「岡野!」がドンピシャ。三本目、消える魔○の中毒性がやばい。全体的にさすがの安定感。

 

2日目

Dブロック

春野恵子
今年もロック浪曲!洋楽には詳しくないわたしでも知ってる曲が多いので楽しめたし、やっぱりエンザーーーイヤーーは予想できてたのに爆笑した。恵子先生の歌を堪能できた。尺的にいつも途中で終わってしまうから最後まで聞きたいな~古典は地味に長い。

ABCテレビアナウンス部です。
今年はかなりの少人数で大変そうだった!時事ネタやパロディやCM挟んだりと年々エンタメ感が増してるので、逆に安心してハラハラできる(?)唐突すぎるオチはひどい(笑)どんどん早くなる早口言葉には感心しかない。プロすごい。

◆劇団赤鬼
5人しか出てなかったのに個性の固まりすぎて異常な濃度。行澤さ…エンタメ澤さん、見た目からして濃い。HEPホールの席番ネタ好きだからここで見れたの嬉しかった!大暴れで楽しかったけど、エンタメとは何かということをちょっと考えてしまう。

◆ばぶれるりぐる
初見。畳み掛けるような幡多弁に大混乱してたら、話の筋にはぜんっぜん関係なくて笑った。男二人のどうでもいい会話の間がとても良い。博多の志保の語感、言われるまで気付かなかった(笑)個人的には十和子かな、と見てもいない看板に思いを馳せてしまった。

変ホ長調
好きな芸能人に何かあった年は色々覚悟を決めてるけど、相変わらずあのゆるい空気感から直球で刺してくるなぁ!昭和懐かしネタローカルネタが多めで良かった。ミルクの旅はまだあるねん、尼崎でもできるイチャイチャの方法がツボ。

 

Eブロック

◆カヨコの大発明
去年めっちゃおもしろかったから楽しみにしてたんだけど、THE FINALってそういうことかー!ロッキー!華やかなバックダンサーと有元さんの貫禄と歌のうまさ、ただのピンクジャケットで終わるわけない是常さんのラスボス感が最高。まだ旗揚げしてなかったのに驚いた。

◆笑の内閣
お一人なのも落語形式なのも普通に大変そう!そのテーマ、昨今色んなことが起こりすぎてもはや懐かしい域になってたんだけど、終わってからのトークも相当ブラックだし新しい話もちょくちょく出てくるので真顔になる…。

◆お~い!久馬(ザ・プラン9)
久馬さんの普段の作風を知らないんだけど、ちょっと怖い感じがビーフケーキっぽい。近藤さん好きなので今年も文化祭で見られて嬉しい。畳み掛けるあんこと鞄じゃないのにめっちゃ笑った。あんこがダメなら饅頭で妥協しないで(笑) 

◆N-Trance Fish
丈二さんの神様めっちゃ可愛くて好き。ほんわか恋愛ものと一瞬思わせての急展開にぞわっとしたんだけど、去年の公演のダイジェストだったのかな?ダンスのクオリティは相変わらず高くて見てて楽しかった。

◆劇団レトルト内閣
今年もこみたお先生良かった。さらっと出てた洋平さんのキャラの濃さよ…叔父貴て。最近ロミジュリ読んだばかりだったので調整下手な中間管理職ロレンス神父がタイムリーだったし、根本的な解決になってなくて笑った。サインの偽造、ダメ絶対。

 

Fブロック

◆Micro To Macro
優しいお話だった…。あんな状況だったのに、みんながそれぞれの事情や気持ちを否定しないのが良かった。ミクマクさんの曲は耳馴染みがよくて好きです。ギター採用以外の願いも、あのあと叶うといいな。

◆ババロワーズ・ラボラトリィ
ババロワーズさんだしコメディだよねと完全に油断してたので、暗転からのオチには小さく「ヒェ……」って声が出た。演目名がモンスターなのに後から気付いたんだけど、どっちが、誰がモンスターなのか。みっちーさんの演技がうまいからまた怖い。

◆劇団壱劇屋
独鬼エピ0と聞いた時から楽しみだったけど、想像以上。鬼のあんな楽しそうな、子どものような屈託のない笑顔で泣いて、途中で展開が予想できて泣いて、全てわかっていてもラストで泣く。迫力もすごかった。「彼」の存在を念頭において見る再演、とても楽しみです。

◆オパンポン創造社
まず野村さんが最後まで服を着ていたのに驚いた(笑)乙姫に何も同情できないの良かった。中身が子どもの役ってだんだんそう見えたりもするものだけど、最後まで4歳には見えない潔いビジュアル。からのカテコがお見事。すでに舞台慣れしてる甥っ子さんが将来有望。

◆MousePiece-ree
毎回あんな意味のわからないゲームをよく産み出せるな…!って感心してしまうし、年齢を感じさせずそれを全力で遊ぶ姿は本当に面白いし森崎さんの全身全霊をかけたツッコミの応酬はすごい。アホほど笑った。二年連続のトリお疲れ様でした。

 

◆田川徳子さんのギャグ100連発
新作嬉しかったー!大事なのは自律神経が集まってる首、が妙にツボった。ライブ配信おめでとうございまーす!去年の公演行けなかったので嬉しい。チケット四連番でゲットしたので友人らと見ます!100個越えてもこれからもギャグを生み出していってほしいです。

◆2日目のMC上田アナ
このブロックだけでも!と出てきてくださった時は嬉しかったんですけど、最終的に完全に代打でしたね…?それを感じさせない明るさと長年の経験によるMC、お見事でした。お疲れ様でした。

総括

そういえば今年は動くエビシーに会えなかったー!
楽しかったんだけども体力的に辛くてちょこちょこ外に出たので、今年は今までで一番外のステージの雰囲気も感じられました。フィナーレ見れてよかった。

プログラムはどのブロックもバランスよかったな~という印象。両日最終ブロックのCとFがアツかった。

カヨコの大発明さんの発想やっぱり好きだなぁとか、匿名福谷さんのホンとそれを演じきる劇団員さんいいよなぁとか、ステタイさんそろそろちゃんと本公演見たいなぁとか、好きなものを改めて好きだと思えた二日間でした。

今回初参加の友人二人と一緒だったので、前日に関西小劇場予習としてPatch8番勝負のDVDを一気見したのも楽しかった!充実したGW!

 

今回10回目、今後も続いていくといいなぁ。来年も行きたいです。
でもぼちぼち整理券当日配布制度は見直して頂けると嬉しい。もしくは列形成の仕方とか。

 

f:id:yhforestmk:20180509223234j:plain

並びに行った時間は30分ほど違うのに番号がほぼ一緒でちょっと笑った図。

あと、二日間の動員(何人くらいなんだろう…ブロック券があるけど、複数見る人も結構いそう)の中で、別ブロックの出演者や出演者の身内友人等関係者、元演劇人(スタッフ含む) 『以外』の100%一般人って、全体の何割くらい居るんだろうな…と、100%一般人の自分は毎年関係者に囲まれながら座っています。聞いちゃいけない話が聞こえてこないかちょっとハラハラする。

 

参加者の皆様お疲れ様でした。
来年こそ、来年こそ座布団用意するぞー!

 

 

 

 

 

原作読んでからレミゼ見に行ったらとても楽しかった話

発表がいきなり過ぎて、昼休み中スマホにかじりつくことになった。
いやいや、さすがに三浦くんは予想外だわ!!あと伊礼さんのジャベは確かに見たかったけど早いな!?!っていうかみんなでテニスしようか??

 

第一次というからには第二次発表もあるだろうけど、とりあえず推しのレミゼ出演が決まった皆様おめでとうございます!
わたしは2015からレミゼを見始めて去年本格的に沼にドボンした超新参なんだけども、その沼落ちまでの経緯を無駄に記録している(twitterで漫画読む実況とかしてたから)ので折角だからまとめときます。レミゼ予習しようとしてる人の参考になるかは謎。

ミュージカル見る→よくわからんかったので2012年の映画見る→もうちょい理解したくて原作読む→みんなにすすめられたのでコミカライズ読む、の順で見ましたが、手っ取り早いのは映画だしとっつきやすいのはコミカライズだと思います。

 

原作読んでからレミゼ見に行ったらとても楽しかった話

これはわたしが2017年6月のレミゼ30周年帝劇スペシャルウィークから9月大阪公演の約3ヶ月の間に、じわじわとクラスタに包囲されながらレミゼ沼に片足を浸けていった記録です。原作に手を出すまでの経緯と沼落ちが完成するまで。
 

わたしが2015年にレミゼ見ようと思ったきっかけや、今年帝劇まで遠征した理由とかは6月の感想に書いてあるんですけど、

yhforestmk.hateblo.jp 

でも今回アンジョを注視してたせいで、学生たちの仲の良さとか関係性が見えちゃってもーーダメだった…めちゃめちゃ泣けた…。でもやっぱり誰が誰かは曖昧なので、大阪公演見るまでにちゃんと学生たちのこと勉強しようって決心しました。

何はともあれ相葉アンジョルラス。『レ・ミゼラブル』6/13マチネ - ぼちぼち観察記録

 

余談。 帰りの新幹線とか通勤中にABC友の会のことを調べていて「うわぁ…沼だ…」って思った。夢や希望や信念を持った若者たちが打ち砕かれていくの大好き(白虎隊とか新選組とか)なので…。相葉アンジョの感想を検索した時にやたら見かけた「天使」「大理石」の意味がわかってめっちゃ笑った。原作まで気になってしまったやないか。っていうか全体的に学生萌えは原作に詰まってるんですねなるほど。

何はともあれ相葉アンジョルラス。『レ・ミゼラブル』6/13マチネ - ぼちぼち観察記録

このへん、フラグにもほどがある。いや勉強しようとは確かに思ってたけどね!
改めて思い返しても、相葉アンジョへの世間の感想が『大理石』ってどういうこと?っていう疑問が原作読もうと思った最初のきっかけです。ありがとう相葉アンジョルラス…100%貴方のせいだわこの沼…。

 

上半期大本命舞台だった花髑髏も終わって感想書いたり落書きもして、心に余裕ができた頃にふと、フォロワーさんにレミゼクラスタが何人かいることに気付く。まだ帝劇公演中だったため、毎日のレポがRTされてくる。「へぇ~そのキャラそんなことしてたんだ気付かなかった、大阪でちゃんと見よう」というストックがどんどん溜まっていったのだが、その中でよく見かける名前にも気付く。以前買ったレミゼ考察本にも頭から登場し、どうやら学生クラスタに大人気だが、あまりにピンと来ないその名。

グランテール is 誰

いや、ほんまに誰……??って思ってパンフを見返しても思い出せるはずもなく、とりあえず舞台ではずっと酒瓶持ってるよという雑な情報をつかむ。映画にもちゃんといると聞いて映画を見直す。

おっ…お前かー!アンジョルラスに意味深な視線を投げまくって何故か死ぬ時に唐突に出て来るお前か!!!ほんま誰やねんこれ!

 

そうして原作に対する疑問がまたひとつ増えたところで、TLにこんな質問を投げてみた。

 めっちゃ色々とオススメ返ってきたよね!

岩波版(豊島訳)は少し読みづらいけど青空文庫にある(=無料で読める・検索機能がある)し、本だと挿絵が収録されている

新潮版(佐藤訳)は普通に読みやすい。価格的にもお手頃だしどこでも買える。

 

www.squibbon.net

等々。ある一シーンを抜粋して訳の比較を作ってる方もいて、なるほどな~とぽちぽち気軽にふぁぼりながら気付く、レミゼ、めっちゃ沼だな?

 

すぐに読み始められるという点で青空文庫の岩波版をチョイス。読めそうなら本で買おうと思ってたはずなんですが、通勤中に読むのがあまりに楽で気づいたら第一部「ファンテーヌ」を読み終える。これ、いけるわ…。
ちなみにレミゼ名物の膨大な余談については、南総里見八犬伝を読んだ時と同じにおいがしてこれは飛ばして良いと感じたので、色々かっ飛ばしました。おかげでさくっと読み終えたので正解だった。もうちょい当時の時代背景やフランス史に詳しくなったら再チャレンジしたいですね…。

そうそう、わたし日本史は好きなんですけど世界史は苦手分野で、フランス革命の知識がほぼ0なんですね。ナポレオンは存在は知ってるけど何をした人かわかっていないし、ロベスピエールって誰やねんって今でも思っている。とりあえずトップがごろごろ変わる大変な時代だったんだな…幕末の動乱がずっと続いちゃった感じかな…というノリで読み切った。でもおかげで興味は湧いてきたので、ベルばら読んでみたいしスカピン見に行ったし1789も行く。何事もきっかけって大事だ…。

 

そんなわけで、6月末頃に読み始めて

 

帝劇千穐楽を待たずして読み終わった。このツイートに色々感想をくっつけています。

いやー…おもしろかった…。臨場感がすごい。やっぱり名作って名作なんだな…っていうボキャ貧な感想しか出てこないんですけど、面白かったです。

(2015年に舞台見たあとすぐ映画を見たのに、どうして原作までは気にかけなかったんだろう…って思って当時のツイログを漁ってみたらば。8/20に観劇して、8/21に映画を見て、8/22に推しさんの結婚発表があった。全部吹っ飛んでたわしょうがないわ。浮かれまくってたもんねあの頃。)

原作を読んで、いっぱい謎がとけた。ファンテーヌの恋人が何でいなくなったのかとか(これ理由が酷すぎて逆にすごい)、バルジャンが工場長になるまでの経緯とか、マリウスたち『学生』の立ち位置とか、マリウスとエポニーヌの関係(何故かずっと幼馴染だと思ってたんですよ)とか、グランテールめっちゃ重要人物やん!ってこととか。いやぁ、久々に公式が最大手っていう単語がよぎった。めちゃめちゃ好きじゃないかアンジョーラのこと。二人の最期がドラマチック過ぎる…ちょっとズルい…。

 

原作の興奮冷めやらぬまま、漫画版を購入。

gekkansunday.net

これもまーーすごかった…単純に絵が好みだし構成力がとんでもない…。

ここのツイにリプで感想を繋げてます。漫画買ったよっていうだけのツイに見知らぬ人からのふぁぼが10以上ついてるあたり、完全に囲まれてるのがよくわかる。(この時点でのレミゼ関連フォロワーさんは2、3人)

ほぼ原作通り、時々エピソードを丸っとかっ飛ばしているけどすごく丁寧になぞっていて、多分漫画単体で読んでもめちゃくちゃおもしろい。コミカライズとしてあまりに素晴らしい。漫画って読み慣れてる媒体だから余計かもしれないけど、モノローグとか表情とかが一番伝わってくるのでキャラクターたちへの愛着がわきまくる。どのキャラも好きになる。

あと漫画版アンジョーラ(豊島版準拠なのでアンジョルラスではない)のビジュアルの美しさにやられたところはありますね。ついていきたいし守りたくなるわこの天使。

Amazonで買おうと思ったんだけど、作者さんの支援になればな~と小学館の公式から買った。

 

原作読んだ漫画読んだ、考察やファンイラスト、帝劇レポを見直したりしてさぁ大阪公演への準備は万端!……というには少し早く、大阪までの1ヶ月は博多レポを読んだりしてすごしました。他の舞台も見てたけど。

そして9月になり。

ようやく!
この日は母親と一緒で、わたしが見たかったキャストを選んで、2階の前方から観劇。ここから感想を繋げてますが、開幕数分でいっぱい気付くところがあった。というか、

アンサンブルという概念が頭から消えた。

わたしは普段あまりグランドミュージカルを見ないけども、アンサンブルという役割は勿論知っている。殺陣舞台だと、戦ったり斬られたり何役もやって大変そうな人。「役名のないキャスト」というイメージ。これ自体は間違ってはいないと思うのだけど、レミゼは全員に役名がある。出番が一瞬であっても、パンフやキャストボードには役名が書いてある。これがずっと謎だった。
後半出ずっぱりな学生たちはともかく、序盤で出番の終わる司祭・工場長や、ファクトリーガール…それ役名にする意味ある…?兼役でいいんじゃないの…?っていうか女(若い娼婦)や女(宿屋の女房)はわかるけど女(鳩)って何!?(テナルディエの宿屋の鳩の歌詞のとこで出てくる子)(これは最近まで知らなかった)と、パンフを見返す度に首をひねっていた。

でも原作を読んでばっちり予習したら、全てに意味があった。仮釈放されたバルジャンに出会う少年のこと、工場でファンテーヌに意地悪をする女性のこと、馬車の下敷きになっている男のこと、その他諸々。うわーーわかる!進◯ゼミでやったとこだ!!ってテンション上がったし、細かいネタがわかって楽しかった。

こうしてわたしの中でレミゼの登場キャラクターは十人ほどから一気に数十人にまで増えた(実際何人になるんだろう…)。みんなあの時代のフランスを生きていて、名前のない人はいない。みんな懸命に生きている。プリンシパルキャストが他の役(バイトっていう言い回し好きです)で出ているのを探すのも楽しくて、一体舞台のどこを見ればいいのかわからなくなった。キョロキョロしてた。

 

でもやっぱり学生を贔屓に見てしまうので、こんな一覧を作った。誰がどこにいるか全然わからなかったバリケードもこれで安心!…と見分けられるようになってようやく気付く、グランテールの一人だけ違う行動。一人戦わず、酒を飲み、ガブの死をゆっくりと悼み、バリケードの向こうへと消えるアンジョルラスに手を伸ばす。えっ…えぇ……こんなことしてたのこの人………ってリアルに頭を抱えた。終わってから母親にその話をしたら「そんなん見てへんわ」って言われたけどそりゃそうだ。

学生がわかるようになった。アンサンブルキャストの良さを知った。そうなったら、

相葉アンジョルラスがどーーーーーしてももっかい見たい!!!!

帝劇も今回の大阪も二階だったので、一階で音を浴びたいという気持ちもあった。あと、この段階ではまだ見ていなかった内藤マリウスを見たくなった。相葉アンジョ内藤マリの日はまだある。ぴあを見たら見切れ席が売っている。もう二回見てるから多少見えないとこあってもいいか、と震える手で(かなりの出費であることには違いない)増やしたら、9列目のほぼ最下手。えっ近くない!?!?オケピで5列くらい潰れるよね!?って混乱しながら当日席に着く。

めちゃくちゃ近い!!!!!!

見に行ってる人には伝わると思うんですけど、捕虜になったジャベをバルジャンが逃がすシーン、あれが、めちゃくちゃ、目の前。やばい。
ミュザンで語り合う学生たちのガヤガヤした声が聞こえる。アンジョルラスの演説の合間に「そうだ!」とか相槌うってるの全部わかる。あとこの席、ファンテーヌを看取るバルジャンの顔が…見える…!!!!

確かに見えないところは多々あったんですけど、もうレミゼの世界にどっぷり浸かりました。みんなフランスを生きてる。精一杯生きて死んでいく。それを目の前で見た。
その日の細々した感想はこちらのツイのリプで。

 

この日に一階席が取れなかったら、もしくはもっと後方の端だったなら何かが違ったかも知れないけど、あまりに拗らせる席だったのでこれにてわたしのレミゼ沼は完成しました。この後に推し劇団である劇団Patchの本公演が始まったことで名古屋には飛べなかったんだけど、なくなってしまう前に中日劇場行っとけばよかったな…。

 

そこからはたまに落書きしたり、テレビでミュージカル特集があると録画してリピったり、映画見直しまくったりとレミロスを抱えていたのですが、2019年のキャストにまた若手が来たらこれは大変だ!ととりあえず専用アカウントを作って心の準備はしていたのですけど、それでもやっぱり三浦くんはびっくりだわ!!!(最初に戻る)

10年後くらいに東啓介さんをアンジョで、近いうちに田村芽実さんと豊原江理佳さんをエポニーヌで、個人的な趣味としてどこかに大山真志さんを(今の体型ならグランテールがいい……)、とか若手俳優おたくにありがちなレミゼキャスト妄想はしていたけども、その全てを飛び越えていく三浦くん。すごい。テニミュで拝見していますが確かにすごかった。神の創りしマスターピース

あとまぁ何より、戻ってくるのはええな理生さん!!昔は俺も戦ったの説得力がピカイチだわ!昔じゃないけど!いやもうめちゃくちゃ楽しみです。

まだ第二次発表もあるし、そもそも公演まで丸一年!一年後まで生きる活力をもらえるのほんとありがたい。貯金しないと…仕事頑張ろう…。

 

f:id:yhforestmk:20180417223017j:plain

 

沼完成記念日のキャストボード。ブレブレやんけ。
相葉アンジョルラスと内藤マリウスの続投がとにかく嬉しいです。

会いたい気持ちが世界の中心『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』感想と考察

5days.westage.jp

『にんじん』以来半年ぶりに、舞台に立つよしくんを見てきました。

 

上演が発表された時、会場が(中スタジオとはいえ)KAATなのと出演者にマルシアさんがいることで、「また推しと推しの間接共演では!?」(※2016年9月上演『マハゴニー市の興亡』)とにんじんに続きアホな騒ぎ方をしていたのだけど、最初にブチ上がったテンションはそこから緩やかに下っていった。

オリジナルミュージカルではあるけど、下地は敬遠しがちなシェイクスピア。見慣れていない少人数ミュージカル。どうやら舞台は現代で、社会派な内容っぽい。当たり前だけど事務所ぢからをめちゃくちゃ感じること。

個人的に苦手としている要素がどんどこ積み重なっていって、その頃の仕事の忙しさや相変わらず金欠なこともあり、モチベーションが「遠征してまで行きたくない……」まで落ちてた。稽古場見学には行けないし、よしくんがアフトーにいる回には入れない。(これは発表が直前過ぎたからしょうがないんだけど、末満さんの時点で増やす努力をすべきだったホント…)

とまぁ、だいぶしょんぼりしていたんですけど、開演一週間前くらいから立て続けに毎日毎日5DAYSに関する夢を見て、何やねんわたしめっちゃ楽しみにしてるやん!!と思い直した。夢は正直。その時点でチケットを1枚増やした(これ大正解だった)

そんなわけで重かった腰を上げて見に行ってみたら、脚本演出に個人的に納得いかない面はあるものの、キャストの熱すぎるエネルギーを全身で受けてめっちゃ元気になって、リェータのように思いのままに走り出したくなった末に「横浜でマチネを見た後即座に大阪に帰って別の舞台のソワレを見る」という勢いでしかない行動に出ました。楽しかった。

「会いたい気持ちが 世界の中心」

リェータの輝く笑顔と熱い眼差し、どこまでも届きそうな力強い声で歌われるこの言葉が、今のわたしにまっすぐ刺さった。行ってよかったです。

 

以下ネタバレ感想と考察。行ってよかったけども、だいぶグダ巻いてます(笑)

『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット

- Story -

2018年、辺境のための経済復興特別区【グラント】に“ライン”が引かれた。

【デルヒ】と【ゼムリャ】に分かれた二つの街の対立は、驚くべき速さで激化していく。

【デルヒ】のハワル(東啓介)はある日、友人のポドフ(柳下大)、ナウチ(中山義紘)らと、ゼムリャの祭りにもぐり込めることになった。“ライン”上に暮らす女・ドゥーシャ(マルシア)の導きで。

そこで、リェータ(豊原江理佳)とハワルは瞬く間に恋に落ちる。しかし、リェータの兄シーラ(大山真志)は、ゼムリャの血と種を守る民族運動の若きリーダーだった。

転がるように恋しあうハワルとリェータであったが、血気にはやるシーラとポドフが衝突し、二人は引き裂かれていく。街の争い、人々の争いの中、愛を知った二つの命が選ぶ道は……。

 

 

日本発のオリジナルミュージカルと銘打っているけど、台詞回しがシェイクスピアなので韻に韻を重ねてて(特にポドフ。ともくんうまいな~愛のある挨拶を・お生憎だが~あたりで「あい」重ねまくってて好き)あまり耳馴染みのない単語が早めのテンポで流れていくから翻訳作品を見ている気分だった。全員じゃないけど根底にキリスト教の信仰があり、登場人物たちの心情が微妙につかみ切れないこの感じ。翻訳作品を見慣れてないと、一回だと飲み込みづらそうだと思った。

最前列からそのまま地続きで舞台になり、大きな斜面と木と、たまに出てくるテーブルと、印象的に置かれる椅子。蝋燭。十字架。
こういうシンプルなセットはとても好きです。小劇場だー!!って感じがする…と同時に、あぁこれは地方公演できないな、とも思った。ものすごい勢いで駆け上がったり転がり落ちる斜面も、客席通路の全力ダッシュも激しい出ハケも、この劇場で稽古できるからこそ。推しさんの舞台でもよくあるんですけど、地方公演がない故の「その劇場でしかできないこと」に特化した演出を見るとやっぱ東京ええなぁ…って悔しくなる。KAATはメインのホールも形を自在に変えられるし、演劇に特化した劇場だから協力的でいいところだな~と思います。好き。

内容なんですが、気になったところがいっぱいあったので適当につらつら書いていきます。見出し付けてるので興味なかったら適当に飛ばして読んで下さい。


◆時代が2018年であること

テロからの非常事態宣言による通信規制、初っ端から穏やかじゃないな…と思ったけどポドフもハワルもまるで他人事のようで気楽に構えていて、ナウチの言葉もただ事実を伝えているだけで行動は起こさない。身近な誰かが傷付くまで動けない。昨今の世界情勢を鑑みてしまう展開に、演劇は演劇として楽しみたい派の自分としてはかなり複雑な気分になった。そういう狙いもあるだろうけども、やだーーエンタメはエンタメとして楽しみたいー!(個人的な好みです)

でも最初以外あまり気にならなかったというか、『現代が舞台』だということを忘れていた。スマホ等のモバイル端末もパソコンもテレビも、規制で使えないなりに出てきてたらまた違ったかも。もし自分が今通信できないよって言われても絶対定期的にスマホ見てしまう自信がある。連絡取れなくても写真とか撮れるし、過去のデータ見たり時計代わりにする。日本が舞台じゃないからそのへんの感覚は違うと言われればそれまでだけど。

教会の電話がコードレスでなく、黒電話とまではいかないまでも古めかしくて、しかもその受話器がまるで首吊りのように木からぶら下がっていたのがすごく印象的。あとゼムリャの民族描写がだいぶ原始的だったのもあって、途中からは60年代のどこか海外ってイメージで見てた。すいません。

ロミジュリを下敷きにすることで、登場人物達の行動はどうしても突飛になる。連絡手段も乏しく医学も発展しておらず寿命も短い、人が全力で生き急ぐ時代の行動を現代でやってると浮く。その不自然さを危機的状況にすることで理由づけてる…んだけど通信規制はなかなかの力技だなー(笑)あと舞台を走り回るキャストのエネルギーがとんでもなくて、勢いでねじ伏せられた感はある。これは良い意味で。

アフタートークで石丸さんが、現代劇で愛を伝えようとするともっとコミュニケーションせず言葉も少なくなるけど、シェイクスピアだからたくさんしゃべるようにした(だいぶ意訳)っておっしゃってたのでだいぶ腑に落ちた。

 

あと、登場人物みんな人間味あるなって思った。人が三人死んだけども、誰も何も言い残せなかったのはリアル。ドラマチックに死ねるヤツなんかそうそういない(というのは違う舞台のセリフですが。)、誰にも超人的な力はない。刺されたり撃たれたら死ぬ。途中から全てを見ているポドフがちょっと例外だけど、彼も物語に手出しはできず(死のうとするハワルから目を背けるのつらい)、魔女と呼ばれたドゥーシャもリェータを救うことが出来なかった。目の前の人しか愛せないちっぽけな人間だと語るシーラの不器用さ。ナウチは物語上では何もできてない。会いたい人がいるから捕まりたくないと逃げ、最終的に死ぬことができないハワル…。

あんまり人間賛歌が得意ではないので、歌詞であれだけ「人間」を連呼されると辛いものがあるんだけども、たまにこうやって色々考えさせられる舞台を見るのもいいなーと思えた。


◆思ったよりはロミジュリだった

舞台でもロミジュリ見たこと無いので予習すべきか迷って、比較的新訳のものを読んでだいたいの内容だけ頭に入れていったんだけど、椅子に置いてあったキャラクター紹介を読んで「ナウチが牧師見習い!?!?!聞いてないんですけど!?聖職者!!?(※調べたら牧師は教職者だった)」ってひっくり返りそうになった。そんな心の準備してなかった。
あれらの情報、開演前にいきなり提示されるのが謎。ハワルの兄やポドフの兄弟、ナウチの両親の死因あたりは本編と特に関係がなかったのでこれはあくまで裏設定のおまけ…と思いたかったんだけど、ハワルの父の話やシーラリェータの両親の話はあきらかに本編の前提としてたので驚いた。開演前に読んでない人わからんだろ…?

全体の流れは思ったよりロミジュリ。あらすじにもある対立する街(家)、元々ジーマ(ロザライン)という彼女のいるハワル(ロミオ)、祭りで出会う二人。次の日に帰ってきたハワルが浮かれに浮かれてるところ…と序盤はほぼそのまま。個人的に予習してよかったって思ったのは「マブの女王」のくだりと、自分の死ぬ夢を見るハワル。これ進◯ゼミでやったことだ!

 

予習を決めたのは石丸さんのこのツイートで、キャラ名にあまりにもピンとこなかったからなんですが

 

 

これ一人何役もやるよって意味だと捉えてたんですよ。六人しかいないし、途中で死ぬティボルトや出てこなくなるベンヴォーリオはアンサンブルもやるよと。でも実際は、六人全員が一役を生き抜いていてびっくりした。役どころを兼ねていた。

でもそうなると、神父とバルサザー両方の要素を持つことで情報のすれ違いが起こらないはずのナウチがいるのに、結果的にリェータの死は防げないの辛いな…とか、ティボルトを兄にした上にパリスを融合させたことで、シーラが途中で死ななくてもロミジュリの筋が成立するのとかは興味深い。でもこのへんってロミジュリ読んでること前提になってしまうので、ロミジュリ未履修のまま見た人の感想を読んでみたい…。

 

◆ロミジュリだけどマリウスとコゼット

稽古場動画が上がった時に一番気になってたのがこれなんだけど、ハワルが本当の恋を知って二人にそれを嬉しそうに話すシーン、めっちゃレミゼのABCカフェ!って思った。舞台のロミジュリを知らないから定番シーンなのかも知れないけど、「経験した僕にしかわからない」⇔「君が居合わせたら僕のこの気持ちがわかるだろう」のかぶりっぷり…という混乱を抱えたまま本編見たら、リェータのコゼットっぷりもなかなかだった。コゼットと違って実際の親にだけど虐待され、シーラによって連れ出されて窮屈ながら幸せな生活を送っていて…。この辺はジュリエットにはない部分。歌で名前を伝えるのはやっぱり良いなと思った。新しいリェータとか新しい人生をってところも、プリュメ街の「わたしの人生が始まった、そんな感じ」を思い出す。

こういう二人って良い意味でテンプレなんだろうし、転がり落ちるような一目惚れの輝きの表現が好きだから見ていてドキドキした。感想でも見かけたけどディズニーヒロインっぽさもあるよねリェータ。

とんちゃんはいつかアンジョルラスで見たいなぁと勝手に思ってるのですがマリウスも見たくなったし、豊原さんはエポニーヌがいいなとか考えてしまった。


七つの大罪と十字架と牧師

ポドフとナウチの食事シーン、リェータのわんこそば(?)のシーンでふと「暴食」が浮かんで、もしかしたら七つの大罪もモチーフの一つかもと思ってた見てたけど、誰がどれってわけではないか(そもそも一人足りないし)。ドゥーシャが色欲としてもシーラが三つくらい混ざってそうだし、ポドフもそんな感じ。
でも、ナウチが「怠惰」なのかなって思っている。牧師見習いという立場上できないことも多いだろうけど、それにしたって何もできてなかった。ただひたすら、祈るだけ。

教会のセットとしてナウチの持ってくる十字架(蝋燭の話は後述)、あの大きさだと自然とあの持ち方になるかもしれないけど、キリストが十字架を運んでいる宗教画と完全に一致する。ゴルゴタの丘…。ハケる時だけだと思って「うわっ…」って絶句してたら入ってくる時も一緒だったけど、ハケる時はちょっと間があるというか、わざとあの姿勢になってる気がして。牧師見習いであるナウチに、文字通り十字架を背負わせる…。彼の罪は何で、いつ償われたのだろうか。先述の「怠惰」がそうだとするなら、ナウチはあのあとハワルの裁判(とか色々あっただろうゴタゴタ)の中でハワルを守っていってほしいなと思った。

でもキリスト=ナウチは違う気がするんだよなー。なんか弟子でキリストの十字架運んだ人いなかったっけ?ってググったらいた。キレネのシモン。弟子じゃなかったわごめん。

っていうかナウチの立場、めちゃくちゃ辛くない??ハワルとポドフの件、牧師であるナウチは応援することも見守ることもできないのでは…見て見ぬふりをするしか?ざっくり調べたらそれを禁忌とするかは教会によるとかなんとか。でもポドフが食事のシーンで「お前の神様に禁じられた人間」(細かい言い回し忘れた)とか言ってたのできっとナウチの教会では駄目なんだろうし。親友と信仰の板挟み……。

…とここまで考えといて何なんですけど、わたしキリスト教のことあまりわかりません。本家ロミジュリは神父がいるからカトリックだろうに、わざわざナウチを「プロテスタント教会の牧師の子」にした真意がわからない。神父(聖職者)と牧師(教職者)の違いとか調べてみたけど、やっぱりわからん。きっと意味はあるんだろうけどわからん!!きっとわたしの気付かない小ネタいっぱいあると思うから、そのへん詳しい人に見てほしい…。


◆シーラの「線」と蝋燭の火

蝋燭の火の数が、人の死に呼応してるという話。蝋燭、初回は「あぁ一本消えちゃってるな」って思ってて、二回目も同じとこが消えてて接触でも悪いのかなとか思って(アホか)そこから気にしてなかったら、最後のハワルの独白で一本だけ火が残ってたことにようやく気付いた…。シーラが死んだ時点で残りが二本(ハワルとナウチ)ならいいんだけど三本だったと聞いて、じゃあドゥーシャも生きてたんだなと。これは確定でいいと思う。

シーラの「線」って、近親相姦というタブーの線かと思ってたけど「人を殺せないこと」だったのかな。グラス・ベーナと共に活動していて荒っぽいこともしてるけど、その一線は越えていなかった。

とすると気になることがあって、シーラは本当にリェータに対して恋愛感情を持っていたのか。まぁ一人に対して線が二つあってもいいんだけど、リェータを愛しく思うと共にゼムリャの血にこだわっていたシーラは、リェータと血の両方を守るためにその手段を選ぼうとしていただけではないのかなとか思ってしまって。まさしの演じ方にどこまで意図があるかはわからないんだけど、シーラのリェータへの接し方が最後まで「愛しい妹」としか見えなかったんだよ…。お前の顔を見ると正常な判断が下せないとか、お前の声が好きなんだ、の言い方とか。妹通り越して娘みたいな。うーん。なんかわたしに余計なフィルターかかってる気もする。

ドゥーシャがどこかに「シーラを逮捕してほしい」と電話したところで出番が終わっているので、ドゥーシャが生きていてその『お願い』が有効なままであったなら、あの争いの末にシーラが勝ってハワルが死んでも、シーラは捕まってしまう。同じく生きているリェータを残して。そうしたかったんだろうか。(最初はそうやってドゥーシャが自発的に動いちゃったから殺されたんだと思ってたんだけど。今まで中立だったから見逃されてたっぽいし。)

ハワルを憎んでいて殺したかったことに違いはないんだろうけど、もう最後らへんのシーラの感情ぐっちゃぐちゃなのめっちゃ気になるからわたしすごくシーラが好きなんだわ…。

4/10追記:って感じで自分なりにシーラの行動原理の着地点を見つけて勝手に納得してたんですけど、リェータ混血やんけ!!ってことにようやく気付いた、というか紙に書いてあった…いやいやあの紙、本編で説明すべきこと多すぎる…。

そんなわけで本心では優しいお兄ちゃん像が見事に崩れてしまったんだけど、ほんとシーラ何がしたかったんだよ!!!

 

◆ポドフの線と「アイツ」との過去

アイツっていうかめちゃくちゃハワルだけど。性別の線と、一般的に使われる「一線を越える越えない」を体現しているポドフ…。役としてつらいし、それを演じるともくんがまたうまいから目を離せなかった。

公式にもある、

血縁、国境、性別、人種、宗教、経済―見えない“ライン”に隔てられた若者がたったの5日間で命を燃やした“ライン”をも飛び越える恋。

って文言、血縁が兄妹(じゃなければいいなって言ったところだけど)、国境・人種・宗教・経済は普通にハワルとリェータ。そうなると、残る性別はポドフかナウチのどちらかもしくは両方かって見る前から思ってたんだけど、ポドフがあまりにわかりやすい。かなり目立つピアスが左なのは、あえて逆にしているのか。「女に手厳しいな」と茶化した牧師のナウチに対して突っかかっていくし、ハワルのことを見ているし、ソロ曲めちゃくちゃ片思いの歌!『魚の恋 鳥の恋』いい曲だな…歌詞も印象的。

初回見てポドフの気持ちに気付いて「あぁ留学前に何かがあったんだなこの二人…」って感じていたら、パンフのともくんのところに「気持ちを伝えたら大きな心で受け止められて、なんだか情けなくなって逃げた」と書いてある。
じゃあそこそこきちんと告白してフラれてるんだと思ってたんだけど、二回目に見たらハワルの第一声がポドフに対する「お前に恋の痛みがわかるとは思えないな」で、「は!?」って内心キレた。というか前日の考察が崩れた。違うわはっきり言ってないわ。

きちんと言葉では伝えられずに、酔った勢いとかで一線を越えそうになったけど思いとどまり、いつもの調子で冗談だ気の迷いだ若さゆえの過ちだって茶化してしまって、ハワルもそれを許してくれた、流してくれた…とかそういう?でもそうでないとハワルが鈍感にしてもひどい。見ないふりというより、なかったことにしてくれてるというか。「じゃあお前は変わってくれんのか」で確信してそうだけど。なんなんだお前らそのもぞもぞする関係!月9か!!(偏見)

娼婦であるドゥーシャの話題の最中には出てこないのに、神に語りかけるポドフが直球で「性欲に溺れたい」「誰とどんなにいいセックスをしても」って言うのが気になる。売女とか言うわりにシーラもベッド云々くらいしか言わないもんな。ポドフの元になっているマキューシオは下品な冗談を並べ立てるキャラではあるけども、そこまでいうならただ告白しただけでなくもう一歩までいってんのかなって。

ポドフはマキューシオと同じように死んでしまい、その線を越えることはない。というか越えるつもりもなかった。線っていうかもはや壁って感じ。
死んだ後のポドフがずっとハワルを見守っていて、届かない言葉を紡ぎながら両手を握りしめる。祈り続ける。でも同じように届かない歌を歌うリェータを見て、すっと去っていくの、つら!!!!!

 

◆舞台両端の椅子の意味

これはわたしが勝手に気になってるだけなんですけど、この作品結構横から椅子が出てくるし、途中ですごい勢いで走りながら片付けられるじゃないですか。リェータを取り戻して袋をかぶせたシーラがガンッ!って勢いよく置くのとか怖いし。

それで、「両端の椅子に座ってるけど、そのあとすぐに出番があるのではなく途中ではける人」の意味が知りたくて。わたしの席が最前だったので、片方の椅子を見たらもう片方が見えなかった…。舞台袖が存在せず全員がはけないで待機するような小劇場じゃないのに、すっと入ってきて座って、しばらくしたらはけるって行動が気になる。特にナウチとドゥーシャ。

案外みんなホイホイ線を越えるので、単に「今この人は線のこっち側(スポットがあたってる方)にいるよ」っていう説明だったのかもしれない。シーラに捕まってる時のドゥーシャとかそんな感じ?でも照明が当たらないから、そこに人がいることに気付かない人いるんじゃないか…わからない…。


◆一発の弾丸

結構同じ感想を見かけて嬉しかったんだけど、弾が入ってなかったハワルの「…は?」がすごく好き。驚きと失望と怒りと、きっと安堵も全部ない混ぜになって出た一言。

撃とうとしたけど撃てなくて思いっきり暴れたから、逆に一回落ち着いてよし死ぬぞ、ってなるの、リアル…なんだろうな(あんま知りたくない)…。でもそれが最後のチャンスだったのに、弾が入ってなかった。運命だなーって思った。
本家ロミオって、ジュリエットが死んだと聞いて完全に自分も死のうと思って毒持って行くじゃないですか。でもハワルの銃はそうじゃなくて、お守りだった。実際に唯一入っていた弾丸はシーラに当たって、ハワルの命は救われてる。だからハワルは銃では死ねない。

キリスト教において自殺は禁忌だから、それでも死んでしまうキャラってとてつもないエネルギーを感じる(ジャベールとか……)んだけど、ハワルの場合それが生きる方に向いたのはよかったなと思っている。二人とも死ぬのがロミジュリの悲劇だけど、なんか天国(自殺だから天国行けなさそうだけど)で結ばれてそうだもんな。

一緒には逝かずに生きて、罪を償い、リェータの想いと共に寿命を全うしたハワルは「愛に生きた」とも「愛に死んだ」とも言えると思う。

それにしても、背の高い男が長い手足を折りたたんで眠る姿ってなんであんなに美しいんだろうね…


◆楽曲とミュージカルの定義

和田さんは末満さん関連でも西田さん関連でもハイステその他でも、挙げ句には推し舞台(嵐が丘)でもお世話になってるのでいつか色々入れたサントラ出してほしい。

ミュージカルっぽくないってあちこちで言われていたけどすごくわかる。普段ならここで歌が始まる、ってポイントで歌わない。話してる最中にBGMが入ってきて、おっ歌……わないのかよ!!って何度も脳内でずっこけてた。ロックミュージカルってそんなに見てないからこういうものなのかもしれないけど。

台詞がそのまま歌になってるのが好きなので「恋だろ?(以下略)」の掛け合いが好きで、「祝福してくれないかナウチ」「はぁ!?」とか、「ジーマじゃない!」「「…えっ!?」」のとこ何度も聞いてたい。

個人的に「哲学でリェータが作れるなら」が好き。曲調もだけど、ハワルがのたうち回りながら歌うのに声ぶれないからあれだけ歌えるの大したもんだ…(何視点??)

「線を笑い飛ばせ」はリプライズの方が好きかもしれない。車のSEも含めて疾走感がすごい。

「ゼムリャの祭」、あれ正しい歌詞って存在するんだろうか…ふとただの日本語に聞こえて笑ってしまった。鼻~~って言ってない?笑

M15の方の「はじまった愛におやすみ」のリェータの声が、今までの勢いがない分ものすごく澄んでいてキレイで優しくて、まるで聖母のよう。泣かされた。

推しソロ「祈り」、ゲネ映像に入ってて歌詞聞いて「うわ…つら…」って思ってたら想像してたシーンとは違うとこで流れたけど、よしくんの声の優しさがじんわりくる。まっすぐな歌声に安心する。あーーもっとよしくんの歌が聞きたい!!

そういえばアフタートークの末満さん回で磯ミュの話が出たそうなんですけど、そこで言ってたらしい「物理的に重力を断ち切る曲」はこちらです。カテコバージョンだけど。女形をやっているのがナウチのよしくん。(カテコ撮影もアップもオッケーだった)(撮影者わたしではないですお借りします)

 

youtu.beまっっっっったく意味わからんと思うんですけど、これで興味持って頂けましたら磯ミュDVD(この曲は再演に入ってます)をよろしくおねがいします…という普通にPatchのマーケティング

 

で、タイトルにも入れてるし最初らへんにも書いた「会いたい気持ちが世界の中心」が、あまりにまっすぐわたしの心に刺さってきて。そうだよ会いたいんだよ、推しに会いたいから遠征するんだよオタクは!!!って、どう考えても作詞の意図とはズレた刺さり方をした。これも同じ感想見かけるの嬉しい。リェータの言動のオタクみいいよね…。席位置がリェータがこの曲で最後に走り込む通路の横で、思いっきり目があった。眩しすぎてこっちの目が潰れるかと思った。

 

◆もうちょいナウチとよしくんの話をさせてください

好き!!!!!! ああいうパーマの髪型多分初めて見たけど可愛い!!

何をやっても二人よりワンテンポ遅れるところ、ダンスが絶妙にダサいところ(よしくん本人はジャズバレエを踊る人です)、食事のシーンで辛いものを食べる演技がやったら細かいところ、基本的には弱気なのに、ポドフが刺された後ハワルを逃がすために声を荒げるところ、混乱するリェータの話を少し屈んでちゃんと目を見て聞いてあげる優しさ、ハワルに抱きしめられても抱き返せないところ、手を広げることもできなくて軽く握ったままの手で背中をトントン叩くだけのところ…好き…。

よしくん、久々にちゃんと生で見て改めて思ったけど、顔が好き。声が好き。舞台上での一挙一動全部好き。すごく動く目が好き。リェータの言葉を借りるなら、「眩しい!」

今回会場がKAATなこともあり他舞台とのはしごがうまくできなくて(最終的にやったけど笑)、5DAYSだけのためのひいてはよしくんのためだけの遠征になって、そこまでして行くのか…?って悩んだりしたけどやっぱり舞台に立つよしくんのことが好きだから、今後どんな作品への出演が決まっても遠征しようって決めました。言うて日本狭いから!関西と関東の境界線を飛び越える!

とはいえ大阪で、できればPatchの中にいるよしくんがそろそろ見たいので本公演への出演をお待ちしています……。

 

 

これだけ考え込んだらすっきりしたような、もう一回見たくなったような。関西と関東の境界線を飛び越えるための臨時収入…ふってこないかな…。

 

f:id:yhforestmk:20180408223454j:plain

わたし男性の膝から下から靴のラインが好きなんですけど、このビジュアルよしくんの足全然見えなくてちょっと笑った。

そういえばこの舞台、キャストによるSNSでの稽古場やご飯の写真アップが全然なかった(その分稽古場見学会あったし動画も上がったけど)のと、グッズがパンフのみだったのが個人的には好印象。稽古のあとのツイートって大変そうな時あるし…いやちょっと嘘、ブロマイドがほしかった。最近推しグッズがないから…。

スペースの都合だろうけどお花もないし(出したかった)、最近の若手舞台っぽくないなと。どこまで狙ってやったんだろうね。よしくんのツイートが少ないのはいつものことだけど、飯テロすらなくなってんのちょっとさみしい。

 

撮影日が決まっているけどDVD予約がないのはなんでだろう。円盤化のネックになる版権料や使用料もあまり関係なさそうだし、DVDめっちゃほしいです。

追記:とか言うた矢先にDVD発売日決まったっぽい?やったーー!!!!

 

 

日記と3月までの観劇記録と今後の予定メモ

3月のエントリが0になりそうだったので、ここ2ヶ月の普通の日記。

2017年の全てを観劇に費やした結果、他の趣味(オタク的なものもそうじゃないのも)はほぼできず、友人とのご飯の誘いもあまり行けず旅行の計画も潰れた。
「いやこれはアカンやろ…人として…」と冷静になってチケット買う手を止めまくった結果、観劇数がガクンと減っているので「やるやん自分」と思ったのですが、その分去年止めていたものを再開したので休みは全て予定で埋まったし、相変わらず財布にも口座にもお金はない。世の中うまいことできてんなぁ!あと普通に仕事が忙しくて絵が描けてないのは寂しい。

とりあえず感想が書けるかはわかりませんが、2018年2月(ヘッズアップ以降)~3月までの観劇と今後の予定を記録しておきます。

 

◆2/17 THE ROB CARLTON 15F『マダム』(HEP HALL

◆2/23 地球戦士ゼロス プリンセス・オブ・マリーナ(インディペ2nd)

◆3/2  荒人神上映会(イオンシネマ大日)

◆3/15 ルミエールの冒険2018(ルミエールホール)冒険家チーム

◆3/20 大阪ドンキホーテ前夜祭(天劇キネマトロン)第1部

◆3/23-24 大阪ドンキホーテ大阪市中央公会堂

 

こうやって見るとほんと少ない!荒人神上映会は映画館、ルミエールはダンジョン公演。阪ドン前夜祭も上映会+トークだったので、劇場で座って見たのは3作品?それにる年とヘッズアップ入れて、今年まだ5作品しか見てない…?って調べたら去年もこの時期だと7くらいでした。あんま変わらんやんけ。

 

チケットの半券見ながらポチポチしてたんですけど、2/11の三連休明らかにあいてるのに何してたっけってログ辿ったらハブレン実況会してた。

 

7net.omni7.jp

7net.omni7.jp

7net.omni7.jp

最後の末満健一作演出作ハブレン、劇団Patch第二章の開幕のジャー忍、ともにDVD出ておりますよろしくおねがいします!

あと3/3-4に繭期一気見上映会in自分家をやったり(ほぼ24時間かかりました)、ワカドクロやアオドクロを友人らに見せたりして、外での観劇減ったからって家で見てた…お借りしたDVDとかも見てます。あ、阪ドンチケ販売会とかも行ってる。

 

チケット取ってる今後の予定は、
・5DAYS
中之島文化祭両日
メリー・ポピンズ
・1789~バスティーユの恋人たち~
モーツァルト
マリーゴールド

現時点で推しさんの舞台予定が出ておらず(4月からNHK時代劇主演ですよろしくおねがいします)、今のうちに!とグランドミュージカルのチケを色々とりました。メリポピはオカンと行く。今気づいたんですけど中之島文化祭以外全部ミュージカルだ…!

 

スケジュール合えば行きたいな~と思っているものが

・二つ巴
・露出狂
・独鬼
無伴奏ソナタ
・忍ミュ九弾再演
・スリル・ミー(これは何が何でも行く)

推し舞台や今後のPatchの予定で左右されてしまうんですけど、極力遠征は控えめにいきたい。スリルミー東京しかないけど。行くけど!!

 

とりあえず直近は5DAYSですね!これも推し舞台!!よしくんの歌が聞ける!相当稽古場見学に行きたかったようで昨日夢で行ってた。少人数ミュージカル自体あまり見たことがないし、ロミジュリも未履修なので楽しみです。

相変わらず書きかけ感想が山程あるので、定期的に予定が何もない休日を作るのが2018年度の目標!

ミュージカル『HEADS UP!』感想「チケットを売ったってことは、約束したってこと」

togetter.com

 わたしがヘッズアップのことを知ったのは、このニュースを見たからだった。
昨年春の「てるみくらぶ」や記憶に新しすぎる「はれのひ」と同じパターンの倒産で、ひどい話だな…とは思っていたのだけど、「よりによってHEADS UP!の公演中止とは…!」というつぶやきが目についた。
どゆこと?へぇ、バックステージミュージカルなのか。っていうか再演か。うわっキャストみんな知ってる人ばっかりやん!気になる!と、興味を持つ。 

この件は主催が「被害者の方を東京公演に招待する」という形で決着が着いたようで、東京公演自体はまだなのだけど、今度はこういうつぶやきをたくさん見た。

 

「チケットを売ったってことは約束したってことですよ。良い芝居をしますって」

 

 まだ内容を知らないなりに、あぁいい台詞だなぁ…きっと良い作品なんだろうなと思って見に行ったら、その台詞から始まるM9『チケットは売れている』で、号泣することになる。

 

ミュージカル『HEADS UP!』

www.m-headsup.com

ミュージカルファンなら誰もが知る "あの名作" が1000回目の公演を迎え、華々しく終了したはず…だった。が、ベテラン主演俳優は某地方都市の古い劇場で1001回目を上演することを要求。誰も鶴の一声には逆らえず、上演することになったが、舞台美術は廃棄済み、キャストのスケジュールも押さえていない、スタッフも人手不足、演出家は理想のプランを頑として譲らず…。しかも、舞台監督はメインをはるのが初めての新人!

それでも、スタッフたちは、幕を開けようと必死に知恵を絞って奔走する。幸か不幸か、チケットは完売!観劇のために必死に都合を付けた観客たちが、期待に胸ふくらませて待っている!!

果たして幕は無事に開けられるのか…!?そして、主演俳優が「1001回目」にこだわった理由とは…?

 ミュージカル「HEADS UP!/ヘッズ・アップ!」公式ホームページ

 この日曜まで大阪公演があってそのあと名古屋・東京と続くので、演劇を愛する全ての人に見てほしい作品。ミュージカル俳優ばかりではなく、哀川翔さん・青木さやかさん・芋洗坂係長さん等普段はテレビで活躍されてる方もいるので、あまりミュージカル詳しくないし…って方にもオススメしやすい。

キャラクター名は設定されているけれど、作中ではあまり意味をなさない。「舞台監督」「制作」「演出部」「音響」「照明」「小道具」「衣装」等々それぞれのプロが真摯に仕事をこなす。ちょっとシンゴジラ思い出したのでシンゴジ好きな人は好きだと思うなー(マーケティングが雑)

 

あらすじにあるように舞台裏でドタバタするコメディミュージカルで、あーこういうの好きだわー三谷幸喜みあるなーと思ったりして(あとで調べたらミタニンもそういった作品やってたんですね、ショー・マスト・ゴー・オン。)、唯一演出家である海老沢にイラッとくることはあるけども基本的には楽しく見れる。演劇の裏方経験のある方が見たら、胃にクるようなシーンがいっぱいあるのかもしれない…。

女性関係だとかの揉め事も、ちょこちょこ挟まれるけどサラッと流される。小道具の桃子が「私の夢は、女『で』舞台監督!」と明るく宣言するのだけど、その一言だけで「あー、女性の舞監ってあまりいないんだな…大変そうだな…」ってわかる。この辺が絶妙で、これ以上舞台裏で起こっている人間関係や予算周りの実情をアリアリと見せつけられていたらわたしには辛かった。そういう「裏側」と、リノリウムを敷いてガムテで止めて、照明を設置してセットを組むという「裏側」のバランスがちょうどよかった。

そうやってのんびり見ていたのだけど、急遽セットを作り人を用意しなんとか公演を打てそうだ、というタイミングで口を出し公演中止を要請する演出家に、制作が声を荒げて抗議をする。

「公演は絶対やります、死んでもやる!」

「だって私たちはもうチケットを売ったんだもの」

「チケットを売ったってことは約束したってことなんですよ、良い芝居をしますって!」

この台詞を聞いた瞬間、冒頭の公演中止騒動を思い出し目が潤んだ。あぁなるほどそういうことだったのか。そりゃ初演を見ている人にとってはこの作品の公演中止の辛さも、その後の対応への賛辞も頷ける。被害者の方々、東京公演楽しんでほしいな…って、他人事に対しての涙であったのだけど。

そこから展開する歌に、心を打たれすぎた。

 

M9『チケットは売れている』

 

朝から晩までルーチンワーク みんな 暮らしに疲れてる

ランチの食費を切り詰めて チケットを買ってくれる人がいる(ありがとう)

カレンダーに印をつけて その日来るのを待ちわびて

朝から少しおめかしして みんな劇場に向かう

 

ミュージカル『HEADS UP!』パンフレット内歌詞より一部抜粋

私やん!!!!

公演が金曜日だったのでまさに仕事に疲れた週末、ランチ以外も色々と切り詰めてチケットを買って、職場のデスクのカレンダーには本当に印がしてあって…最近買った服を着て…そうなんですよ……

舞台上も明るくアップテンポなナンバー。そんな中で号泣(するわけにはいかないから声をこらえプルプル)していたので、多分周りのおばさま方に「泣くポイントどこ!?」って思われてたかもしれない。ごめんやで。

 

舞台って、なかなか博打な趣味じゃないですか。時折ネットで議論にもなるけどフライヤーだけじゃどんな作品かさっぱりとか、地方公演がなくて遠征するしかないけど自分の好みの作品かわからないとか。わたしの観劇歴はまだせいぜい5年ほどだけど、合わなかった作品だっていくつもある。半年先の予定は埋まるしチケット代は今飛んでいくから、友人との旅行は何年も先延ばし。そんなんでいいのかな、このまま観劇を趣味にしていいのかなと思う時もある。

でもヘッズアップを見て、あぁそうだわたしは舞台が好きなんだ、そうやって楽しみにして劇場へ行くのが好きなんだ。自分の席を探して座って、周りの雑談やオケピから聞こえてくる音出しでざわざわした開演前から全てが愛おしいんだ!ということを思い出せた。

順番が前後するけども、序盤でアッキーさん演じる熊川よっしーの言う「舞台上と客席は共犯関係」という言葉が好きだ。大掛かりなセットや映像技術がなくても、役者が言えばそこに海がある砦がある。寒いし暑い。舞台のそういうところが大好きだ。

浅学ながら裏方の仕事のこともそこそこ知ったつもりでいたが、作中には耳慣れない言葉もいっぱい出てきた。パンフの用語集や舞台ができるまでの工程が興味深い。まだまだ知らないことがたくさんあるということは、楽しい。

 

数少ない日本オリジナルミュージカルなので、パンフには全ての歌詞も載っている。(海外版権色々めんどくさいね!)日本語のために作られた歌で、日本人向けの話。神には祈らない。誰も銃を持ち出さない。セクシーなシーン…は少しあったけど(笑)現代ものだから前知識も特にいらない。本当に見やすい。こういう作品がもっとあればいいなぁって思った。

 

もっぺん言うけど、演劇を愛する全ての人に見てほしいです!!あとパンフレットの読み応えがすごいから買ってほしい。

 

 

ここから何人かキャラについての感想です。ネタバレあるよ!

 

 

最新の相葉裕樹がアンジョルラスだったので忘れかけていたんだけど、彼めちゃくちゃ可愛いんだった…可愛い…。レミゼは歌オンリーなのでしゃべるばっち久々に見ましたそういう声だったわ!かわいい!!顔がきれい!!新人の舞監・新藤の成長物語だと思って見始めたんですけどそんなこともなかったですね。作中でも言われていたけど、周りに助けられていた。彼はまだ、ここからだ。搬出が終わったあとに紙切れを拾い、一人深々と舞台に向かって礼をする姿、美しかったです。

いけじゅん!!ゴーカイの鎧以外で見るの実は初めてだったんですけど、役柄的にちょっと態度の悪い鎧で笑った。ヒーロー好きに悪いやつはいねぇ。回想シーン本当に子どもに見えた。ちょこちょこ動くしダンスの振りがでかい!色んなところで見たい役者ではあるんだけど出てる作品の傾向的に機会がなかったので、見れてよかった。ここ二人で戦隊ヒーローの話をするところ、さすがにテンション上がった特オタです。こういうヒーロー話、仮面ライダーっぽいものでやることが多いんだけど戦隊なの嬉しい。

桃子役のエツ子さん!こんなに出番のある役だと思って無くて、えっあれエツ子さんだよな…髪赤いもんな…って何度か目を疑った。新藤に対する扱いの慣れが微笑ましい。同期だったりするのかな作中でなんか言われてたっけ?普段挿入歌で聞くことの多いエツ子さんの生歌、いっぱい聞けて嬉しかったー!

陰山泰さん、いつも事前のキャストチェックでは何故か見逃してて出てきてから「あれっ!?」って気付く。安心感のある声。見るのは嵐が丘グランギニョルと来て三作目かな?いつもいいポジションの役で見守ってくださる。あのシーン、思わず敬礼したくなった笑

じゅんさんの声、なんか馴染みありすぎるんだけどそんな言うほど見てるっけ?って思ったら、風髑髏の贋鉄斎……ではなく、この印象は確実に蒼の乱の黒馬鬼。めっちゃしゃべるもんなあれ。終盤の「馬のシーンはどうする!?」って流れ、そこに馬いる馬!!って変な笑いが出てしまった。去年大河やってレミゼやって風髑髏やってからのヘッズアップですよね?まだあったのかな…お疲れ様です久さんかっこよかったよ…めっちゃ自然な職人だった…。

実は初アッキーさん。普段あまり東宝系行かないからタイミングなかったんだよ…歌はロックオペラの方のモーツァルトのCDでずっと聞いていたけど、やっと見れた。導入の、客席の心をつかむ台詞回しは見事。一気に掴まれたし「あっこの作品絶対楽しい」って確信した。
劇場の妖精さんだとふわっと聞いていて、新藤以外と会話してないのには気付いていたし自撮りするのがインスタントカメラ!最近また流行ってるとは聞くけどやっぱあのフィルム巻く音懐かしいな!あぁ現代の人ではないなというか人じゃないな、って思いながら見てたけどもその正体はだいぶ壮絶だったし、でも本人の雰囲気は柔らかい。劇場の気、わかる。二幕を最後まで見れてよかった、と涙ぐむ熊川さんにもらい泣き。
いっぱい歌う作品も見たいし、改めてアッキーさんの歌に酔いしれたい。

今さんの歌唱力圧倒的すぎて逆に笑った。今回の座組レミゼプリンシパル三人もいるんですね。うち二人は初演から再演の間に出た人だけど。アンサンブルも含めたらもっといるかな。
オーシャンズ11以来だった芋洗坂係長とか、パンフ見るまで気づかなかったけどホイッスル!出てた森内さんとか、隅から隅まで色んな気付きがあって楽しかった。アニキ25年ぶりのCDリリースおめでとうございます。

 

M9以外の曲の話全然してない!ということで追記。
みんな言ってるけどドルガンチェの馬の中毒性やばすぎるでしょ。馬でも靴でもいいけど、あのキレッキレの動きと一緒に脳内でリピートされてやばい。あまりに馴染み過ぎて、小さな頃に見たアニソンかの如く蘇ってくる。初めて聞いたのに。
何度もリプライズされるから耳に残る曲が多い。歌詞が全部パンフに載ってるので、一度しか見れてないけど稽古場映像やダイジェストで一フレーズでも聞けばだいたい思い出せる。

ただ新歌舞伎座二階、イマイチ音響がよくなかったのか時折まじで何言ってるのかわからなくて、パンフ見て「そうだっけ…?」って思うこともちょっとあった。新歌舞伎座初めて行って二階席の近さにびっくりしたりしてたんですが、仕様なのかな…。あの会場でフランス革命やるのめっちゃおもしろいですね1789行きたい。

 

余談だけど落ちてきた靴に対して「靴が主役みたいになっちゃった!」「キンキーブーツか!!」にめっちゃ笑ってしまった。キンキーもまた見たいなぁ。

 

f:id:yhforestmk:20180203173850j:plain

花の書き方に年代を感じる気がする。