ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

Patch a Building101『オンタマジャクシ』

梅雨のこの時期、雨が上がったあとの生ぬるい空気を感じると、ふとフジハラビルを思い出す。あれは確か二月だったはずなのに。

 

劇団Patchの三好大貴さん主宰のBuilding303『水の泡』が来週から上演ということで、なんとなく一作目の『オンタマジャクシ』の感想を引っ張り出してみる。
わたしはオンタマを見てPatchとよしくんを本格的に推し始め、以後積極的に小劇場作品を見るようになり、二作目『アワーベイビー』に言いたいことがありすぎてこのはてブロを作ってしまったくらいBuildingには踊らされている。感謝はしているし、同時に少し癪でもある。内容がだいたいド地雷なので。(これは完全に個人の好みの話です)

なので、水の泡支援というわけではなくただの懐古です。感想というより自分の話ばかりしている。アンケートとして送った内容を中心に大幅に再編集。

 

Patch a Building101『オンタマジャクシ』

今週末はどちらも雨だと聞いて、残念だなという気持ちと「うわ出かけるのめんどくさい…」という気持ちが半々だった。当時のわたしはあまり乗り気ではなかった。
しかしどんどん気温が上がり二月だとは到底思えない『ぬるい』空気に包まれたのを感じ、「あぁ、この今日の天気とこの作品のことは絶対に忘れない」と確信した。
 
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「死んだ人間が冷たいのなら、生きてる人間は熱いはずだ。」
「じゃあ生きているのに死んでいる人はどうなんだろうね。」
「うわ、ぬる。」
「…ぬるいんだ。」
「うん、ぬるい」

これは、湯気立つ男と18.3度の女と生温い男の本当のお話

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Patchにハマったきっかけは以前こっち↓ 
 
でざっくり語ったけども、オンタマの上演が発表されたのがちょうど2015年末で、「ぱっちを応援しようかな…」って思った時期にドンピシャ。しかも繭期を拗らせている最中でもあったので、SPECTERの石舟が主宰で出るのが萬里とノームってやばくない?って話をしていた記憶がある。尚、近藤頌利君に関しては「ぱっちの…どれだ…?」くらいの印象しか無い頃。ごめん。
 
発表されたのはいいものの、まだ普段の三好君のことをほとんど知らなかったのでどんな内容かさっぱり想像ができず、しかも舞台上と客席の壁が希薄な小劇場。役者と物理的な距離が近いのがとにかく苦手で嫌で、直前までチケット取るかを迷い続けた。友人が一緒に行ってくれてなかったらきっと行っていない。某さんほんとありがとう。
 
会場へ入った瞬間から、流れるBGMと淡い青緑の照明で異空間に迷い込んだような気分になりつつも、そこにあるのはどこにでもあるような家具たち。日常と非日常の狭間をゆらゆら泳ぐような、そんな空間だった。今思うとオーソドックスな小劇場演出って感じだけど、当時のわたしには全てが新鮮。
 
奥からぬるっと入ってきた青年(ハル/演:中山義紘)。いっそ仰々しいほど咳き込む姿に、ゆらゆらふわふわした空間は一気に居心地の悪いものに。(これは完全に余談だけど、前週に赤×坂の「貧乏ネ申」「Equal」を配信で見たところだったので、やたらと咳き込む男を見る一週間だった)
 
よしくんの目線や手先までの身体全てを駆使した細かい演技が大好きで、あんな近さでそれをほぼ一時間じっくり見られたのは嬉しかった。息遣い、震える手、泳ぐ目、ビールを飲む喉、紙や布ズレの音…どれも大きな劇場ではまず見えないもので、小劇場の良さがたくさんわかった。その分威圧感や悲しみも直接ビリビリと伝わってくるようで、後半ハルが暴れるところが本当に怖くて、今すぐここから逃げたい見たくないと怯えながら見ていた。前のめりにはならないようにしてたけど、口をずっと押さえてプルプルしてたと思う。
 
林成憲さんとなりえるみさん(現・中村るみさん)は今回初めて知ったのだけど、お二人とも若くてびっくり。あれだけ子どものように大暴れしていてもどこか「お姉さん」な雰囲気を持つナツミと、厳しいことも言うけれど二人を見守る目が優しいトウマ、そして当時25歳とは思えないほどの少年性をもつよしくんのハルというバランスがとても好きだった。
ヤングチームの三人はどういうバランスだったのだろうと気になったのだけど、行ったのが千穐楽だったのでその答えはわからず。ヤングチーム見た人の細かい感想が読みたい。
これは意図的なものではないかもしれないけど、冒頭のハルが5年後の姿で、中山・井上の年齢差が5歳なんだよな…と思って頭を抱えた。いつの間にか大人になってしまったハルが5年後なら、元は高校生くらいだったのかな、少し年上のナツミが好きだったのかなと勝手に微笑ましくなっていた。未成年飲酒になってしまうけど。
 
本編の時間軸が冒頭シーンの『回想』か?と気付いた瞬間、この幸せ(に見える)世界はいつ崩れてしまうのかとハラハラしていたので、やはり二回(できればヤングチーム)を見ておくべきだったな…。
ハルやナツミの不思議な言動に、頭の中がハテナマークで埋まって爆発しそうな頃に出てくる『舞台』『台本』という、それらが全部嘘かもしれないというワードは正直ずるい。一気に虚構になる。いつ世界が崩れるのか考えていたせいもあり、この三人は本当に生きているのか?誰かはすでにいないんじゃないか?と結構序盤から穿った見方をしていた。当たらずとも遠からず。
 
個人的にはその話が『実話』だとか『実体験』だという話は事前に聞きたくないのだけども、三好君のことをよく知る前だったのでセーフだと思っていた。でもぱちすてDVDを見れるだけ見て、逆さの鳥を見て、ブログを遡って。あくまで舞台から見える・読み取れることと、ファンに向けられた情報でしかないとはいえ、それらで三好君のことを知ったうえでもう一度オンタマを見てみたかった気もする。きっと受け取り方が180度…とはいかずとも、135度ほど違って見えたと思う。
 
パンフにある上演台本のセリフが「キャラクター名」と「台本の役名」で明らかに区別されていたのに、練習以外のシーンでも実際のキャストはきっと演じ分けていたはずなのに、そこまで細かく思い出せなくて悔しい。
 
フライヤーやパンフの写真が柔らかい(ぬるい?)オレンジの照明なのに、表紙がシアンとマゼンタですこしキツめで、中身を閉じ込めている感じがして好き。
 
 
----ここから今現在の感想とかあれこれ----
 
男二人の喧嘩が好きなので、終盤のハルとトウマの言い争いめっちゃ良かった。あのシーンだけでもまた見たい。
トウマとナツミの兄妹のような空気感が本当に好きだった。ハルは完全にナツミのことが好きだったし、寝ているナツミの写真を撮りまくるところは何とも言い難い気持ち悪さがあったけどもそれ以上のものはなく。不思議な男2女1の同居生活、もっと見たかった。
あと一つ上の階に一人で住んでいるお姉さんのことが知りたい。医者だったりするのかな。
 
オンタマが一番好きなのは、主演がよしくんだったのも脚本演出が両方らんくんだったのも大きいけど、あの「日常」と「非日常」のちょうど中間くらいの空気がわたしにはちょうどよかったんだなと思う。(101号室は外から病院と呼ばれていたから、あの噛み合わない会話やおかしな電話や18.5度という体温が「非日常」かというと、そうでもないのだろうけど)
わたしが演劇に求めるのはそれなんだなと、色んな作品を見るようになって改めて気付いた。日常生活に近すぎると嫌になるし、ファンタジー色が強すぎてもあまり食指が動かない。Buildingのコンセプトに真っ向から喧嘩売ってるみたいになっちゃうなこれ。すいません。でもアワベビの日常感がしんどすぎたし水の泡もあらすじだけ聞くとしんどい予感しかしないんだよな…!
 
そういえばハイステから近藤君を好きになった友人らにぱちすてDVDをオススメするのがとにかく微妙で(出番の量的な意味で)、オンタマのDVDが出ていたら良かったのにな…と残念に思う。わたしもヤングチーム見たいし。
記録映像は撮っているようだし水の泡は撮って出しDVDが出ることが決まっているみたいなので、オンタマもアワベビもいつか配信等で見れたら嬉しいなぁ。
 
 
 

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ねえ知ってる?オタマジャクシは、生温い水の中で育つの。

そして、ある程度放っておいても勝手にカエルになる。

ただ、時間さえかけてあげれば。

 

Building101「オンタマジャクシ」

 

観劇まとめ2017上半期

同じ公演に複数回行ってるとはいえ、手持ちのチケ枚数が明らかに去年を超えるペースで増えているので今年は一旦上半期で観劇まとめ。

リンクが貼られてない感想は基本Twitterからのコピペです。

 

◆1/7 ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン青学VS六角(メルパルク大阪)
原作では氷帝好きなので本当は氷帝公演に行くはずだったんだけど途中で予定が合わなくなって行けず、今回六角で初テニミュ。行ったことなかったの!?って何人かに言われたんだけど、絶対ハマるからってずっと逃げてた&若手役者いっぱいのノリが苦手だったので(どっちやねん)
でも舞台にハマってぱっちにハマって若手舞台に慣れて色々2.5舞台も見るようになって、もう避けてる意味が全くなくない?って思ったので行って来ました。やっぱりすごく好きなタイプの舞台だったし、ぱっちにハマる前に見てたらやばかった…かと思いきや、ぱっちがいなければ若手役者いっぱいでハイタッチやお見送りのある舞台には近付かなかったんだし、見るタイミングがようやく来たんだなって感じ。
演出が洗練されててすごく見易くて、舞台の広さがぴったりだなって思った。全員が揃っても(狭くて)危ないなとは思わなかったし、かといってリョーマソロでも広すぎず。照明も綺麗だったし音響も良くて、いい舞台だったな~!って心から思えた!いい観劇初めでした。

 

◆1/20 フォレスタコンサートin橿原(橿原文化会館)
舞台じゃないんですけど書いとく。ばーちゃんがフォレスタの大ファンなので付き添いで。
基本が唱歌や昭和歌謡(大好きです)なのだけど、テレビだと直立不動で歌うイメージしかなかったフォレスタの違った面を沢山見れてわたしもとても楽しかった。踊ったりふざけたりしつつ、歌のうまさはテレビ以上。やっぱ生歌いいな。
ところで客席降りハイタッチがありまして、ばーちゃん大はしゃぎだし「今度の同級生(みんな85歳)女子会ランチで自慢しよう~」ってめちゃくちゃ楽しそうで、私ほんとこの人の孫だな!そして私もこういう年の取り方したいから友人みんな長生き頑張ろうな!って思った。

 

◆1/22 柿喰う客『虚仮威』(ナレッジシアター)
柿は世迷言以来なのでほぼ3年ぶり?だったらしい。玉置玲央さんが好きです。世迷言の時もそうだったけど、100分全くダレずに集中して見れる。ゆえに体力消耗する。
最初の血判状の時点で気付く人はいるんだろうか。わたしは全然気付かなかったけど種明かしされた途端「ぐぇっ」って変な息が漏れたし、そこからは展開も照明も明るくなっていく(?)のに世界が一気に澱んだ。地雷踏み抜かれるだろうとわかってて観に行っちゃうからほんと観劇人ドMだわ…

 

◆2/18 Patchがアキナ達とコント~The LOVE~(道頓堀ZAZA)
アキパチ第三弾ですね。バレンタインの時期なのでテーマが愛。今回はエチュード合戦がなかった分さくさく進んだのと、転換を稽古場映像で繋いだのよかった。
コントのタイトルは「エースの怪我」「爆弾発言」「ナルシスト刑事」「塾に行きたい息子」「試合」「ハーモニカ」「THE LOVE」(順番は忘れた)で合ってたかな。
テンポよくて好きな「爆弾発言」「塾に~」、勢いに負けたのが「ハーモニカ」、ぱっちのユニが見れて嬉しい「試合」、アキナお二人に挟まれてたゆーひ君が微笑ましい「エースの怪我」、「ナルシスト刑事」の台詞のセンスのずらし方にちょっと感動したりと楽しかったけど、正直最後の「THE LOVE」で吹っ飛んだよね…泣きそうになってたのに照明がピンクになった瞬間「なんでやねん」って素で言うた。構図がとても美しくて、うわぁ眼福だなこれは…なげぇ!!!って心でツッコミを入れまくってた。でもあのキャパあの距離で、松井さんと納谷くんのシリアスなお芝居が見れたのはとても嬉しかったです。いろいろな意味で楽しかったですありがとうございました!次回も期待してます!!!

 

◆2/23 石原正一ショー『筋肉少女17』(HEP HALL

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◆2/24 Dステ20th『柔道少年』(ABCホール
元は韓国の小劇場作品らしい。ABCホールにマジの畳(八百屋気味だったけど)敷いてガチで技をかけてて迫力がすごかった。これスズナリで見たかったな…!!!
武士役じゃない荒井敦史さんをおそらく初めて見たけどめちゃくちゃかっこよくてびっくりした(すいません)
あれ?って思ったシーンがいくつかあったんだけど、元作品そのままだったのかな。あと冒頭の某シーン、畳の上だし母親と息子だしABCホールだしであれっこの光景去年アホほど見たぞ…???とデジャヴ感じてしまったり。
津軽弁は思ったよりわかんないとこあったけど問題なし、次々出てくるD2メンバーの名前にめっちゃ笑ったんだけど、身内による身内の物真似最高やんな…。学校名にネタが仕込まれてたのに根岸でやっと気付いたの悔しい。他の子の学校名なんだったんだろう…。
小林さんが物理的に大きいから、秋人くんもいけぴもみっちゃんも小さく見えて「少年」っぽさがすごくいい。髪型も方言もあいまって芋い。そんな中90年代ハンサムな髪型の荒井さんが背も高いし標準語で声の出し方も全部かっこよさとして積み重なる。
アフトーがぐだぐだ四人でしゃべるだけだったの最高だった…ああいうの大好き…内容無さすぎた…。

 

◆3/26 劇団ショウダウン『ドラゴンカルト』(芸術創造館)

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◆4/7 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season花(IHIステージアラウンド東京)

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◆4/13 ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』”勝者と敗者”(梅田芸術劇場
前情報なしで行ったので三幕あるのにびっくりして「氷帝立海かな…」って思ったけど、ああやって試合のセットごとでやるのはすげぇな…バレー作品ならでは。おかげ日常パートが回想になってたけども、とことん試合だった。濃い三時間。
内容が濃いのと、二階席だったのでよくオペラグラス覗いてたのと、電飾多目の演出にやられてくらくらしたので観劇する体力が落ちている…見るだけとはいえやっぱ体調整えて臨まないとな、って反省。
映像をあれだけふんだんに使いつつも、大道具(カラス)とか盆回しとか布での表現とか実際ボール出てきたりとか昔ながらの演出も取り入れて混ぜてやってるのすごいなぁ。
音駒の二人そんなに出番ないはずだけど何やるんだろって気軽に考えてたら、それかよ!!!!って思わず心でつっこんだ。こんちゃんその姿をぱちすてかぱっちのイベントでも見せてくれ…!

 

◆4/20-24 Patch stage vol.10『羽生蓮太郎』インディペンデントシアター2nd

yhforestmk.hateblo.jp初日分しか感想かけてないけど、毎日行った。2公演だけ入ってないから何でお前全通しなかったんだよ…って悔やんでいる。
本当に、ほんっっっとうに素晴らしかったし、これが劇団Patchだ!って本当にオススメできる作品なのでどういう形でもDVDが出ることを祈っています!
日替わりレポとか描きたいなー。

 

◆4/22 動物戦隊ジュウオウジャーFLT2017(オリックス劇場
毎年恒例の。今年はマジで中の人を追いかけてなかったのでアドリブやトークパートでのテンションにびびったりしていた。みっちゃんはみっちゃんだった。ちょっと落ち着け。明らかにアラフォー向けのギャグを投げて「お父さん方、同世代ですよ~」って言い放つ村上幸平、それはいくらなんでも無茶だ。

◆4/30 舞台版ドラえもんのび太とアニマル惑星」(森ノ宮ピロティホール
ドラステって略されてた割にめっちゃ歌うし音楽森雪之丞だった。ミュージカルだこれ!
ほんっとうに素敵な舞台だったんですよ…将来自分の子どもに見せたいとかそういうのでなく、「自分が子どもの頃にも見たかった!!!」だった。だってドラえもんがそこに居たんだもの…!
アニマル惑星自体大好きだから犬のおまわりさんがチャリで出てきただけでぶわってなったし、嵐のシーン、町に誰もいないシーン、スネ夫が溺れるとこ、順番にマスクとってくとこの「子どもの頃ここめちゃくちゃ怖かったんだよな」って気持ちが完全に蘇ったからこの日のわたし5歳児くらいだった。屈指の名シーンが一個なかったのが惜しい!って思っちゃったけど、言われてみるとなくても問題ないか。ニムゲのラストシーン。
ちゃんとした感想書きかけてたんだけど、「わたしとドラえもん」という作文になってしまって舞台の話になかなか辿りつかなくて挫折。鉄人兵団が好きです。

 

◆5/3-4 中之島春の文化祭(ABCホール

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◆5/13 劇団ジャングル第5幕(インディペンデントシアター2nd)
イベントだけど座席指定チケがあるタイプだったので一応。
前々からぱっちは集まれば集まるほどアホな小学生になるって言うてるけど、今日の近藤頌利、幼稚園児かせいぜい小2だった。
あんなにしゃべらない松井さんって最近ではレアな気がするなーって思って微笑ましく見ていた。松井さんメンバーのことを基本的にいじり倒すけどこんちゃんは放置か拒否って感じだしそれがおもしろいし最終的にめっちゃ仲良し。
一番最後の質問でお互いのことを話す時の松井さんの柔らかい喋り方とても優しかったし、ずっとふざけ倒してたこんちゃんがあの時は真面目に(ただし単語のチョイスはチャラい)松井さんのことを語っていてハブレンのことにも触れてくれて、やっぱり劇団Patchみんな大好きだな~!って実感!
あと納谷くん見れたのめっちゃ笑ったしびっくりしたし可愛かった。顔が完全にオフだったし髪の毛ぺたんこでテンションめっちゃ低かったのに、ロシアンたこ焼き一発で当たり引く運の良さは最強だな…可愛かったです(2回目)
個人的には人生で初めて剥がしを体験できたのが感慨深かった(接触系イベント今まで避けてたので)こんちゃんにも松井さんにもそこそこちゃんとお話しできたとは思うんだけど、もうちょっと慣れたいなぁ。アワアワしてしまう。
楽しかったのでまたこういうトークイベやってほしいなぁ。東京のは行けない…。

 

◆5/15・26 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season花(IHIステージアラウンド東京)

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◆5/18 匿名劇壇『レモンキャンディ』(シアトリカル應典院)

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◆5/30 劇団壱劇屋『新しい生活の提案』(HEP HALL

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◆6/2 モノモース『エンドルフィン』(インディペンデントシアター1st)

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◆6/11・12 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season花(IHIステージアラウンド東京)

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◆6/13 ミュージカル『レ・ミゼラブル』(帝国劇場)

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18演目。ハブレンが6回、花髑髏がライビュ含めて5回、中之島文化祭が両日参加だったので、チケ枚数は28枚。
観覧無料やチケのないもの(2/11ハブレンチケ販売会・5/14チャリウッド等)はカウント外。
現在チケットケースにある(もしくは発券前)チケは、水の泡・黒子のバスケ・ミュージカルにんじん・鳥髑髏・グランギニョル×4・七味の一味・風髑髏・レミゼ(大阪)
チケ発売前だけど行きたいのが、Patchstageジャー忍・壱劇屋五彩の神楽・じんない・月髑髏・年末明治座SANADAMAる(大阪)

そんでもって大本命『メンフィス』

…ちゃんとお財布回るのかこれ…?とりあえず今ある予定以外に遠征の予定が増やせない…。

 

下半期も関西小劇場中心に楽しみます。
推しさんはほんとにそろそろ関西公演やってくれぇ……。

何はともあれ相葉アンジョルラス。『レ・ミゼラブル』6/13マチネ

レミゼ日本公演30周年スペシャルウィーク
スペシャルカテコって何をするのかよくわからないし、そもそも東京だけだし、平日の14時開演限定だし、行けるかーい!って諦めていた。ら、花髑髏の千秋楽と時期が見事に被っていた。えっ行けるやん、って東京滞在を軽率に一日伸ばした。
運命かよ、というくらいうまいこと見たいキャストも揃っていたので6/13(火)マチネを観劇。キャストについては後々。

レミゼを見るのは、2015年の大阪公演以来まだ二回目というどどどどニワカです。それまで海外ミュージカルには興味がなかったんだけど、2015年は年明けに『メンフィス』にハマって「耕史さんが過去に出てたミュージカルが見てみたいイヤー」だったので(何じゃそら)(他にはRENTを見た)。あと岸祐二さん(私の中では未だに猿顔の一般市民)が歌っているところを見たかったのと、メンフィスで見た吉原光夫さんもキャストにいたからというふわふわしたきっかけ。岸ジャベと吉原バル。

その後映画を見たりサントラ聞いたり、過去の映像…といっても東宝公式の歌唱披露やダイジェストくらいしかないけども色々漁ったりして、2017年の製作発表の頃には新キャストにはしゃげるくらいになっていた。
 
そんなどどどニワカが乗り込んで来ましたスペシャルウィーク。すごかった。
 

レ・ミゼラブル』6/13(火)マチネ

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帝国劇場も人生初。椅子がふかふかだー!やったー!前日までステアラに籠もってたので余計に有り難い!雨だったけど!

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この日のお目当ては、以前友人が絶賛していた吉原ジャベ・舞台TRUMPで知ってからミュージカルで見たかった田村マリ・やっぱ見とかなきゃなと思った森マダム。できるなら大阪では見られないふうかエポとじゅんテナも見たかったけどさすがにそこまでは揃わず。
そして何より、相葉アンジョルラス!
新キャスト発表の時にTLが「マリウスじゃなくて!?」で埋まったし、わたしもそう思った。アンジョをやるには顔も声も優しすぎないか?という気持ちと、アンジョってことはワンデイモアで最前ど真ん中に立つんじゃないっけ!?すごくない!!?という嬉しさが混ざって、食べてた昼ご飯の味を見失った覚えがある。
 
相葉裕樹さんのことを知っているかというとそうでもない。テニミュ現役時代は見ていないけど、シンケンジャーに決まった時に「あぁ、不二の人だ」と気付いた。シンケンはFLTに行けなかったので生では拝見していない…と思っていたのだけど、見てました。2013年戦国鍋TVライブツアー『武士ロック2013』inZeppNAMBA。(改めてとんでもないメンバーだったこのライブ…)物理的にキラキラした衣装で歌って踊る相葉さんだった。
事務所を何度か移籍したり名前の漢字が変わったりと、詳しいことは何も知らないけども大変そうだと思っていた。最近はミュージカルに出てると聞いていたので、帝劇にも何度か立っているんだと思ってたら(勝手にスカピンが帝劇だと勘違いしてた)今回が初帝劇だそうで。すげぇなほんと…。
 
2階席だったので、農場や結婚式で誰かを探すということはせずに全体をのんびり見てた。
アンジョルラスとマリウスが最初に出てくる場面、街中だからセットも人もごちゃごちゃしているので見づらいのだけど、相葉アンジョあきらかに顔ちっちゃ!背高っ!そのあとカフェで奥の壁にもたれかかって隣のメガネ(後にそれがコンブフェールだと知る)に話しかけてるアンジョ、足なっっっっが!!ほっそ!!!でも上半身が大きい!あれ本当に相葉裕樹!?
そんな感じでひたすらビジュアルに圧倒されて目を奪われてしまったところで、歌い出すアンジョ。声は確かに相葉さんなんだけど、記憶より数倍太くて安定していて伸びやか。歌詞も聞き取りやすい。学生たちに語りかける声と力強い眼差しが、とてもアンジョルラスだった。マリウスじゃない。でもちょっとマリウスでも見たい(本音)
民衆の歌もワンデイモアも、帝劇のど真ん中にいる相葉さんに感極まり過ぎて嗚咽を我慢するのに必死だった。

ファンというわけでもなかったわたしでこうなんだから、相葉推しの方々は息をしてるんだろうか…わたしが見つけられてないだけで「推しが帝劇0番に立った」みたいなはてブロを書いた後に死んでない?大丈夫?そういうブログ読みたい。

 

前述したけど2015年公演って目当てが岸ジャベと吉原バルだったので、あまり学生たちに注目してなかったんですよ。バリケード戦も、いっぱい若者が死んでいくことに対して悲惨だなとは思ってたくらいで。でも今回アンジョを注視してたせいで、学生たちの仲の良さとか関係性が見えちゃってもーーダメだった…めちゃめちゃ泣けた…。でもやっぱり誰が誰かは曖昧なので、大阪公演見るまでにちゃんと学生たちのこと勉強しようって決心しました。

あと今回もガブの最期が素晴らしかったな…演出が今と昔で違うとはいえ、あの大きな舞台でソロを歌いながらスポットライトの下で絶命する、10歳余りでそんな経験してしまったらもう普通の生活には戻れないだろって思う。自分より一回り近く年上の推しの10歳の頃に思いを馳せるってとても変な気分。
若手役者とかでも、ガブローシュ経験者だと無条件で応援してしまいます。

アンジョ以外のこともさらっと。
吉原ジャベ、背が高いので威圧感がマシマシで怖い。父性溢れるヤンバルよりも普通に強そうなんだけども、勝てないんだな…。大阪で吉原バル見るの楽しみ。

田村マリ、以前見た舞台TRUMPはストレートだったのだけど、歌うように台詞を言うなーと思っていたので今回あまりに違和感がなくてスッと心に入ってきた。ミューで見るの初めてのはずなのに。しかし革命できなさそう感がダントツである。

森マダム、圧がやばい、貫禄がやばい、声もやばい。さすがだわ…見れてよかった…。カテコでMCをやってらして、歴代キャストと楽しそうに当時の話をしていたのが印象的。

小南コゼと松原エポ、どうやらわたし大阪でもこの二人を見るらしいのでまたその時に感想書きたい。松原さんの声好きだな~。

KENTAROテナ、声がハスキーというかなんか不思議な感じになってたけどデフォなんだろうか。森マダムとの体格差は一番なのかなー並ぶとすごかった。

知念ファンテ、なんか結構強そうなファンテだなって思ったのでどんどん衰弱していく姿が痛々しかった…。

前回観たのがソワレだったので、カテコに子役三人がいるのを今回初めて見た。めちゃくちゃかわいい…大人と大人の間で捕らわれた宇宙人みたいになってる子役たちめちゃくちゃかわいい…。

 

で、スペシャルカテコなんですが

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歴代キャストにはちっっとも詳しくないわたしでも、さすがに新妻聖子さんのオン・マイ・オウンには鳥肌が止まらず。こんな簡単に聞けていいのかこれ…通常チケ代+1000円のレベルじゃねーぞ…!ジャベール4人によるスターズも素晴らしかったし。WE版マリウスのロブ・ハウチェンさんの、見た目からして圧倒的マリウスみ。
特オタ的に、菊地美香さん・藤田玲さんと特撮キャストもいて嬉しかった。美香ちゃん相変わらず小さくてかわいい!

 

こんなドドドにわかが観ていいものだったのだろうかスペシャルウィーク…と思わなくもないんですが、ほんっっとうに楽しかった!三日間の観劇遠征の〆として最高の舞台でした。
次は大阪で見れるのを楽しみにしてます!

 

 

 

余談。

帰りの新幹線とか通勤中にABC友の会のことを調べていて「うわぁ…沼だ…」って思った。夢や希望や信念を持った若者たちが打ち砕かれていくの大好き(白虎隊とか新選組とか)なので…。相葉アンジョの感想を検索した時にやたら見かけた「天使」「大理石」の意味がわかってめっちゃ笑った。原作まで気になってしまったやないか。っていうか全体的に学生萌えは原作に詰まってるんですねなるほど。

前から「レミゼはよくわからんけど学生たちが人気らしい」みたいなイメージがあったのですが、カタカナ人名を覚えるのが苦手で世界史がからっきしダメなのであまり調べたりしてなかったんですよね。それが今になってとりあえずキャラ名と特徴くらいは覚えたので、やっぱり勉強には興味が最強だなと。ついでに1789にまで興味出てきた…せっかく再演あるし行けたらいいなぁ。

 

余談2。

 

 めちゃくちゃ見たい!!!!のに大阪公演はこの組み合わせが無い!!!
岸さんがアンジョ経験者だから「昔は~」でニヤッとしてしまうのは前回からそうだったのに、ヒーローとしての後輩までアンジョに来ちゃった!
ううう…大阪の岸ジャベ回チケはもう取れてるから、相葉アンジョ回を増やしたい…。
 
余談というかメモ。
2015年に見た時、バルジャベだけ気にしてて他のキャスト誰だか覚えてない上にキャスト一覧の写メが見当たらないので調べてメモ。
2015/08/20ソワレ(梅芸)
吉原バル・岸ジャベ・和音ファンテ・綿引エポ・原田マリ・清水コゼ・萬谷テナ・浦嶋マダム
おお…今回見たキャストと全員違う…
 

『髑髏城の七人season花』前楽と大楽

鳥も風もチケ取りまして、日程的に月も行けると思うので髑髏城カテゴリをつくりました。とんだ沼だよ、実際。
キャラごとの個別感想書いてたら長くなりそうなので一回分ける。今回はだいたい座席位置の話と、千穐楽の話。

6/11マチネ(前楽)

前楽・大楽と、今回の髑髏城では初めての連続観劇。いつも一回見たらすぐ大阪に帰っていたのでね…泊まると…その分お金かかるから…
5/26に「今日は天魔王に注目しよう」と決めていたように、前楽もここを重点的に見ようとは思っていた。はずなんだけども、できなかった。

というのも、6/11の席は18列目のほぼど真ん中。ステアラ公式の座席表を見てもらうとわかりやすいのだけど、前後的にも概ね真ん中。勝手にステアラ点Oって呼んでます。
この席がまた、非常に見易かった!前列のお二人が女性でそこまで視界を遮ることがなかった幸運もあるが、目の前がきれいに開けていた。もちろん左右の見切れなし。最高。

今まで5列目・2列目と来ていたので、スクリーンのマッピング効果を実感したのもこの日。キャラクター達がどういう場所を移動しているのかがはっきりわかって、荒野からだんだん近付いてくる無界屋に感動した。冒頭で捨之介達が騒ぎながら歩いているところで初めて泣いた。そして初めて酔った。(点Oは遠心力皆無のはずなので映像酔いだし、それも主に寝不足だったせいだけど)

無界屋から贋鉄斎の仕事場への移動部分の映像を見て、あぁこのくらいの距離なのかなと思ったりした。あの映像は鳥視点だしかなり動くのも速いけども、だいたいのイメージで。っていうかあの洞窟、前で見てたらわからなかったけどものすごい岩場にあるんだな…。

スクリーン映像以外でも、照明効果や立ち位置がパッ!ときれいにハマって、この辺りで見るのが一番正しいのかなぁと考えた。何より荒武者隊の名乗りフォーメーションがめちゃくちゃきれい!これ本当に感動した!ただわちゃわちゃ好き勝手動いてるんじゃなかったんだな、あの人たち(笑)


歌舞伎はとちり席(7-9列目あたり)が見易いと言うけども、ぐんと円形に曲がったこの舞台の全てを見るには、このくらい後ろの方がいいのかも。一番最後の兵庫と太夫も、そこまで首を曲げずとも見えたし。もちろん細かい表情を追うにはオペラグラスが必須だけども。
あっそうだ、逃げてきた沙霧と三五が兵庫に再会(?)する荒野の上手奥の方に灯りが見えるのにやっと気付いたんだけど、あれ無界屋だったのか…結構遠いな…。

それだけ演出がきれいに見えるこの席。殺陣の迫力が段違いだった。2列目で見た時の迫力とはまた違った怖さ。
舞台の殺陣は、刀同士を当てないように作られている。そんなの百も承知だったのだけど、めちゃくちゃ当たってるように見えたし斬っていた。蘭兵衛の殺陣がどんどん速くなっているせいもあって、すごく怖かった。乗り込んできた沙霧を蘭兵衛が襲うシーン、最後の一手の横一文字が速すぎ。かっこよかったな…!
千秋楽まであと少しだって張り切ったのかどこか別の筋肉をかばっているのかわからないけど、ラスト数回の蘭兵衛さんめっちゃ殺陣中に跳ねてた。どっしり構えた低めの殺陣はどこへ…(笑)

前楽最後のカテコ、捨之介が右手に天魔王(その横に兵庫)、左手に蘭兵衛(その横に太夫)の肩を抱いてはけていって、「なんて幸せな世界………」ってリアルに舞台に向けて拝んだ。

 

そんなわけで全体を見てた前楽でした。ライビュ含めた5回中で一番楽しかった。

 

6/12マチネ(千穐楽

大楽です。

推し舞台の大楽って基本的に行けない(普段公演期間が長くないので、だいたい中日に行くと楽は無理だったり。メンフィスは博多だから行けた)ので、最後だ!って噛み締めつつフォロワーさん大集合でわいわいしたのも含め楽しかった。

この日はステアラFCでギリギリ取れた分なので、ステアラの最果てみたいな席でした。座席表でいう、もっとも上手(下手も)の後方にぽつんと20席ある離れ小島のような場所。前楽が点Oで楽が最果て。極端か。
でもサイドS席よりは見切れが少なく、離れ小島なおかげで前の人の頭はそこまで邪魔にならず。案外穴場かもしれない。ただしめちゃくちゃ遠心力を感じます。開幕すぐに動き始めた瞬間、回るの4回目のくせに「うわっ」て声に出た。

新感線の大楽は煎餅もらえる、あと公演時間めっちゃのびる(これは新感線に限った話ではないけど)ってうっすら聞いてたのだけど、ものすごく真面目に丁寧に晴れやかに終わりました。三五が多少遊びを入れていたくらい?沙霧を人質にとった姫跳が大暴れしてるとこで後ろでその真似してた。可愛い。

あ、白鳥の湖を見ている蘭兵衛さんをこの日初めて見た!今までも里の女たちと一緒に見てたり談笑してるってレポを見ては羨ましかったんだけど、やっと…!なんか普通に女たちに紛れて溶け込んでて笑いました。

花は劇団員さん少なめで新感線初参加組も多く、ステアラの構造的にもあまりアドリブは入れづらいのかなーとは思ってる。字幕メガネが導入されているそうなので、鳥以降も大楽おとなしめなのかな。

お煎餅、後方だったので無界の里の女子衆にいただきました。めちゃめちゃかわいかった。おかげで舞台上を見るのをすっかり忘れていたので、メインキャストの撒きっぷりは見れなかった。(耕史さんが妙に投げるの下手だったと聞いた)

物理的に遠いので、カテコのキャストわちゃわちゃはオペラ覗かないと何してんのかわかんなかったんだけど、後々レポ見てたらほとんど見損ねてたことに気付いて悔しかったりした。千穐楽を満喫するのが下手くそだった!慣れたい!

 

開幕一番の敦盛で泣き、頑張って戦う沙霧に泣き、タイトルバックで泣き、幸せそうな無界の里で、蘭兵衛の登場で、その後も全ての見せ場で泣いてたんじゃないかってくらい感極まり続けた千穐楽でした。
もうちょい天気よかったら海沿いを歩いて帰ったのになぁ。豊洲駅の、道路脇よりもう一本海沿いの徒歩ルートおすすめです。夏は辛いだろうから風髑髏行く方は是非。

 

とりあえず冬までは来ることになるリアル関東荒野の髑髏城。次に来る時にはどんな姿になっているのだろう。

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『髑髏城の七人season花』が終わった。

感想というか、作文です。宿にBluetoothキーボード持ってきてぽちぽちしてたけどスマホからの投稿これで大丈夫なのかな。帰ってから見ておかしかったら直します。

髑髏城マイ初日感想→
yhforestmk.hateblo.jp

その次に見た感想→
yhforestmk.hateblo.jp


髑髏城の七人season花、全85公演お疲れ様でした!最終的にわたしが見たのは、4/7マチネ、5/15ライビュソワレ、5/26ソワレ、6/11マチネ(前楽)、6/12マチネ(大楽)の5回。発表された時はオーシャンズでの通算7回を越えると思っていたのだけど、東京公演のみはやはりなかなか辛かった。いやまぁ、耕史さん2014年11月以来一度も近畿での公演がないんですけどもね!

最初に85公演と聞いた時は、ただただその数の多さに全く実感が分かず笑ってしまい、どうチケットを取ればいいかを悩んでいただけだった。実際に幕が開き、公演が終わる頃にtwitterでレポを探す日々が始まってみたらば「誰々の喉が危うい」とか「誰々の足のテーピングが増えていく」だとか、徐々にそういう感想も見えるようになって。全員がシングルキャスト、あの殺陣の多さ、360度回る上に奥行きもただっぴろい舞台での85公演が如何に過酷なものかをじわじわ実感して、少し怖くなった日もあった。
それでも実際に劇場へ行くと、板の上の登場人物たちは皆精一杯生きていた。ライビュ辺りからかな?カーテンコールでキャストがはしゃぐようになってきて、その笑顔に救われていた。

今はただ、お疲れ様でした!!みんなゆっくり休んでください!!っていう気持ちでいっぱい。怪我やアクシデントはこちらに見えていないものも沢山あっただろうけども、誰一人欠けることなく終わったことに感動している。


耕史さんの蘭兵衛。マイ初日に「予想の範疇だからまだまだ進化すると思う」とか偉そうな感想を書いたのだけど、あれちょうど肉離れしてた時期っぽいんですよね…。
最終的には声の出し方も変わり、殺陣は見るたびに速くなり、無界屋襲撃ではどんどん怖い顔で笑うようになっていた。それらと反比例するように優しくなる、「来い、太夫」の声色。素晴らしかった。

蘭兵衛のここが好きだったとかうちの推しサイコー!とか書き出そうとしたらキリないんですけど、ものすっっごく個人的なことをひとつだけ。

山本耕史のことよく知らなかったけどかっこよかった」とか「真田丸で気になってたけど舞台で見たらすごかった」って感想をちらほら見かけて、中には「なんで真希ちゃんと結婚できたのか謎だったけど、よくわかった」って感じのものもあって。これがめちゃくちゃ嬉しくて正直泣いた。
新感線という大舞台に立ったことで、普段舞台を見ない層にも『舞台の山本耕史』を見てもらえたということが、本当にほんっっっとうに嬉しい。そうなんです、めっちゃかっこいいんです、舞台での彼。もしよければ、12月にある『メンフィス』も見に来てね。(この話はまた今度します)



以前、早乙女太一さん推しの友人と、こんな話をしたことがある。メンフィスを見た帰りだったから、多分2015年の頭。
「耕史さんって新感線出たりしないのかな、合いそうだけど」
「正直めっちゃ見たいけど、最近はあまり規模の大きな商業舞台に出ないし、舞台で殺陣をやることはほとんどないしなぁ…だいたいミュージカルだし題材も海外のやつ」
「あーそうなんだ。いつかどこかで推し推しが共演したら一緒に行こうね!」

あれから二年と数ヶ月。共演は叶わなかったが、『無界屋蘭兵衛』というバトンはわたしの推しからまた彼女の推しへと繋がれた。

髑髏城の七人season鳥も、誰一人欠けることなく飛び立てるように祈っています。8月に行くよ!


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本当に、お疲れ様でした。

モノモース『エンドルフィン』

すごい三人が組んだな、と思った覚えがある。

すごいとか言いながらその時点ではsun!!さん改め藤本さんは拝見したことなかったし、大塚さんも2015年TRUMPで知った(あと白浪DVDでも見た)くらいで、玲央さんも柿二作(世迷言・虚仮威)と真田十勇士…だけかな?なのでお三方の演技を知っているというには程遠かったはずなんだけど。
でも、うわすげぇ、絶対見に行くって思ったしチケットも発売日にとった。ここの記事読んでくださってる方は、わたしがぱっちか推しさん関連以外のチケを即決で取ることが如何に珍しいかわかると思う。

チケットを取れない理由の一つとして、わたし結構苦手な話、地雷が多いんですね。
『地雷』は二次創作系のオタク界隈の単語だけど「口にしたくないし、単語を目にすら入れたくないし、その要素が入っている話は読みたくない、でも排除できないのはわかってるしそれを好きな人を否定できない」という点であまりにわかりやすい。それやねん。

小劇場はフライヤーや公式サイトに書かれているあらすじをそこそこ頼りにするし、大きなネタバレは踏まない程度に初日感想を探してから行くかを決める。地雷がないか吟味する。テレビは消せばいいし映画は予告編が作られているから避けられるけど、観劇、特に小劇場は思わぬところで地雷にぶち当たる。何回か踏み抜かれてる。そして逃げづらいし、小さな空間で集中して見ることで嫌な気持ちが倍増していく。
ちなみにアワベビがあらすじからしてド地雷だったんだけど、行ったら行ったで憤りのあまりにはてブロを作ることになったから、悪いだけじゃないんだよなぁ。

そんなわたしが、このすごい三人+作演が悪い芝居の山崎さんという、どう考えてもしんどいものエグいもの作るやろ!って舞台を見に行ってきました。

 

『エンドルフィン』

エンドルフィン(endorphin)は、内で機能する神経伝達物質のひとつである。内在性オピオイドであり、モルヒネ同様の作用を示す。特に、脳内の「報酬系」に多く分布する。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。そのため脳内麻薬と呼ばれることもある。

エンドルフィン - Wikipedia

二度寝でも出るんですっけこれ。

 山崎さん作演は「観音クレイジーショー」しか知らなくて悪い芝居には行ったことがない。観音はわけがわからないなりに色々考えることができて大好きなので(メイン二人がそもそも好きだという補正もある)、まぁ今回もわからないし生々しくてエグいとこあるんだろうなと思ってた。実際あらすじ見てもよくわかんなかったので、若干覚悟はしていた。そしたら東京で見た方に「お腹すかせて行くのもありかも」と言われて、「ん???どゆこと??」って思いつつ軽くご飯食べて行った。ら、

いやあらすじと全然ちゃうやん!!

希望島(通称・絶望島)というゴミの島に捨てられた少年が猫とか鳥とかゴミとか自分の身体の一部とかを食べながら死ぬまでの…否、生きていた話。話がわからんどころかあまりに直球だった。

全く想像と違って方向性も違いすぎて、見ながら何回も「マジかよ」って心で呟いた。あらすじとだいぶ変わったみたいな話はちょっと聞いてたけど、ここまで変わるのかよ!
これは地雷ありうる、ヤバい、と話の展開と自分の心配をしていたのだけど、幸いわたしは大丈夫だった。でもあかん人はめっちゃあかんでしょこれ。なんてこった。そんな雑念がかなり脳内を占めていたので二回行くべきだったな…とじわじわ後悔している。細かいとこ見れなかった。

舞台美術が植田昇明さんだったので、舞台上にあるセット小道具そのほとんどが服。猫もぬいぐるみ?(ただタオル丸めただけのようだった気もする)で、血は赤い布や毛糸。中身もピンクの布。冷蔵庫はトランク。アフタートークでポールハンガーが人に見立てられていて、どんどん物が減っていくことでやせ細っていくと聞いて(自分で行った回ではないんですけど)へぇ~って思った。そういうとこ全然見れてない…。

とにかく演技が上手いから、最初に猫を殺した時はこっちも息ができなくなった。バラバラになっていくさまは、布の使い方がうまくてうわすごいほんとに血に見える臓器に見える、すごいって感心してた。今思うとすごいなーうまいなーって思いながら見てた部分が多いから、自分の中でセーブかけてたのかもしれない。入り込みすぎるとしんどいから。

基本的に玲央さんが少年だったのだけど、最初の年端もいかない少年声から最後に死にそうになりながら絞り出すハスキーボイスの幅が広くて、えっ玲央さんこれマジで声潰してない大丈夫?って思ってしまった。アフトーで普通の声だった。すげぇ。本当に死んでしまいそうだったのに。仰向けに倒れている少年の図は照明も相まってとても美しかったです。宗教画っぽい。

大塚さん、TRUMPで見た時にめっちゃ発声の仕方が好きだなぁと漠然と思っていたので、今回は語り部で沢山聞けて嬉しかった。そして怖かった。蛆山の真意は全くわからないままだ。いちいち客席(社員ってことだけど)に語りかけてくるのが嫌な感じ。ものすごく他人事のように語るのが怖いんですよね、めっちゃ当事者のくせに。本当にあの島をどうにかしたくて少年を利用したとも思えないような…?

藤本さんは声が特徴的だなぁと筋肉少女で思っていたのだけど、今回は本当に少女で少年だった。ちょっとジブリ感あるよね可愛い。ダンスはないけどもあの狭いセットを縦横無尽にスルスルと駆け回る。気付いたら違うところにいる。ニイナは逆に動けない分、細かな表情の違いとか声の震えとか素敵だったな…ニイナが猫を手に掛けるところで一緒に泣いてしまった。

こうやって書き出すと、お三方とも声が好き。朗読劇とかやってほしい。

 

ネエは、死んだニイナのことを食べてしまうのかなと思っていた。最初に見つけた死体は餌にしたりして食べなかったかもしれないけど、自分の腕すら食べるあの極限状態だとそれもあるかなと。なんとしても生きるためならそうするかなと。
でもそうはならなかった。二人で居ることを知ってしまったから、一人は嫌だって思ってしまうのかな。何度も繰り返される「俺はここに居たんだ」という言葉は、誰に届けばよかったのか。

おもしろかったかというと、「すごかった」が先に立ちすぎてよくわからない。いやおもしろいものではないか。
でもあらすじと違った件も含めて、すごい体験をしてしまった…って感じです。
すごいって言い過ぎだなこの感想。

 

終わった後すごくお腹がすいて、肉食べたい!って思ってたのだけど帰ってテレビ見てたら寝てしまったので、次の日に作中に出てきた食材と似たようなご飯を食べた。
初日アフトーのあんちゅが「物を大切にしなきゃ」という感想を抱いたと言っていたけど、わたしは「ご飯はよく噛んでしっかり食べよう」って思った。

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あと、明日も生きなきゃとも思ったので仕事頑張ろう。

世にも奇妙なエンターテイメント 劇団壱劇屋『新しい生活の提案』

壱劇屋をいつどこで知ったのかが全く思い出せない。
2015年には名前すら知らなかったはずなんだけど、2016年頭にSQUARE AREAの残席状況ツイートを見て「行きたかったなぁ」と思った覚えはあるし、そのつぶやきをRTされたのも覚えている。その時点で、めっちゃエゴサする団体だということも知っていた。初演磯ミュの時に竹村さんを「壱劇屋の方だ」と認識していたし、その年の中之島文化祭で簡易版スクエリを見れて喜んでいた。
なのできっかけが本当にわからない。いつの間にか心に潜んでいた奇妙な存在、壱劇屋。

まぁそれはさておき、壱劇屋さんの公演は昨年の『独鬼』に続き二回目。
小劇場の感想で毎回書いてる気がするけども、これもチケットを取ったのは結構あとになってからだった。
元々殺陣が好きなので、マイムがメインだとそこまで食指が動かず。タイトルで「新人社会人が大変な思いをする系なのかな」と勝手に想像していたらメインビジュアルが史群アル仙さんの絵で、twitter等でその作風を知っていた(※好きです)ために「やっぱりしんどいやつなのでは??」と更に敬遠することになった。

その後中之島文化祭で導入部分を見て「やっぱ面白そうだなこれ。行こう」と思い直す。劇団SOLAの高安智美さんが客演で出ていることに気付いたのも大きかった。
まだ日取りが決められないなと終演後の手売りはスルーしたのだが、twitterをチェックし『日替わりゲスト:中山義紘』の文字を見て日付も何も確認せずに予約したら平日の昼間で、仕事を早退する羽目になる。

 

 新しい生活の提案

ライフカードのCMっていつぐらいにやってたっけって調べたら2007年くらいまではやっていたらしい。主役の名前(小田切乗助)や選択肢のカードや決め台詞に「うわなつかしっ!」って思ったのだけど、この作品は2012年の再演なんだったっけ。当時としても懐かしかったのかな。

日常が少しずつズレていく様が見事で、どんどんその世界に引きずり込まれていく。なんでここまで醤油推しなんだろうなぁっていう疑問は浮かんですぐに消えてしまっていて、終盤の「お醤油貸して下さい」の台詞まで全く気付けなかった。お醤油とお金がひっくり返っているから、お隣さんが借りていくのはお金。醤油メーカーのATMには笑っていたのに、ここで気付いた瞬間ぞわっとした。

重厚なBGM(バリサクの音がめっちゃ刺さる)と繰り広げられるパフォーマンスと軽快な台詞回しでテンポよく進むから、ツッコむ暇を与えない。家を自作(しかもマジで物理的に舞台上で自作)とか妙な仕事とか通貨が唐突に醤油になるとか電話と煙草がひっくりかえるとか、他にもどう考えてもおかしいことだらけなのにそれらを考える余裕がない。客席を置いてけぼりにしそうなスピードで物語が進行していく。そういうのが苦手な人はダメかもなって思った。

あ、個人的に舞台上で御飯食べるのを見るの結構好きなので、食卓のシーンで本当に野菜炒め食べてておもしろかった。
あと生前前前葬のシーンあんまり意味なくてわらった…初演だとなんの曲でやったのかな…というかそもそも生前葬のシーンなのか?曲前提では?

あくまで新しい生活の提案・実施をするのは市役所だから、市の外から来てその後出ていった弟はこの不思議な世界から放り出されたからあんな変なことになったのかな。家の近く(市内)に来たから全身タイツで姪に煙草して醤油受け取って帰った弟。あ、でも闇金の事務所で煙草してたから境目にあるのかなあの場所。兄もいないことになってたし。不思議。

市役所と家とレストランとの境目が曖昧で、見てるこっちが混乱するだけかと思ったら小田切もわからなくなってたのが気味悪くてよかった。どんどん進化(?)していく服飾がだいぶ気持ち悪くてもはやホラー。twitterで大熊さんが遊んでいた長い手の担当が智ちゃんだと思っていなくて、単純にすげぇ!って思ってずっと見てた。すごい。

仕事はちゃんとするし、西野へのセクハラはちゃんと止めるし、言い寄られてるのに気付いても嫁を選ぶし(夜積極的な嫁が来たからだけども)、信仰の勧誘はできるだけやんわり断るしと小田切が「普通にいい人」なのが興味深かった。こういう話って調子に乗った主人公がどんどん力を悪用していって自滅するパターンが多いから。気軽に嫁チェンするのにはおいおいって思ったけども、嫁が変わろうが、通貨が醤油になろうが、家を自作しようが、結局弟が金の無心に来て嫁と言い争うことは変わらないだろうし。
最大の選択はラストの「新」「旧」であることは間違いないだろうけど、「嫁」「弟」もきついなぁ。あれでもし「嫁」を取っていても、結局小田切は弟の助けを断れない気がする。

何を選んでも結末はあまり変わらない。でもそれが絶望的だというわけではなく、小さな選択次第で先延ばしにしたり、少しずつズラしていくうちにまた違う選択肢が見えたりするのかもねって思いました。これストレートで見たらしんどいやつだったので、マイムで緩和されてたのありがたかった。

 

 

みんな衣装が赤シャツ+黒のボトムスで統一されててとてもよかった!動きやすさとかキャラとか後半の服飾の進化のためとか色々あるんだろうけど、ボトムスがみんな違ってた。そんな中で一人スーツの竹村さんがなんだか可愛い。前後ひっくり返したスーツが妙に似合っていて段々違和感なくなってた。

終盤は特にどうやったらそんな動きできるの!?のオンパレードで、ダンスやマイムに詳しくないわたしはただ口を開けてポカーンと見ていただけだった。
照明も綺麗で舞台写真もとても素敵。基本的に動き続けている(だから食卓とか借金のシーンで止まった時に空気が変わる)から、ここ良かった!と思っても言葉で表現しづらいし絵にもしづらい…。

とりあえず可愛かった智ちゃんの動き。

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新しい提案をする度にこうやって下からしゅばっと出て来るの可愛かった。
そういえば筋肉少女感想とアワベビ感想に載せてある絵も智ちゃんなので、地味にこのブログには3人分の智ちゃん絵があることになる。めっちゃ好きです。

 

そんで、日替わりのよしくん。

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日替わりゲストの役どころが「夜積極的な嫁」なので、この昭和ノリのセクハラ魔(※対劇団員)はどんな爆弾投げてくるのかと思ったら思ったよりはおとなしかった。手作りのクリームチーズプリン、絶対自分が食べたいだけやろ。
アフトーで大熊さんに容赦のないマジレスしまくってたのおもしろかったです。

 

次の壱劇屋さんは五ヶ月連続公演「五彩の神楽」!すでに五ヶ月全部行く心づもりで居ます。楽しみ。