ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

観劇オタクが明るい双眼鏡を買うまでの話。

 

「観劇オタクがめちゃめちゃ悩みながら明るさ16の双眼鏡を買ってレミゼ見たら世界が変わった。」

と、たったこれだけで済む話を延々語っています。
おすすめエントリというより、最近どこのアカウントでも双眼鏡の話をしてしまうので一回落ち着くために書いたものです。日記。
全て個人の感想です、感じ方には個人差があります。ご了承下さい。


◆それは七夕に起こった

大阪のレミ通いを始めた7月。七夕。詳細は不明だが、8月の推し現場がなくなるという大事件が起こる。

星に願う七夕にそんな殺生な、と落ち込むわたしの元に残ったものは、真っ白な8月のスケジュール、複数回東京へ行くための交通費、使われなかったチケット代。突然の臨時収入(※全くもって違う)をどう使うか考えた。

候補としては

・家電の新調
・大阪レミを増やす
・博多レミへ行く
・東京で何か見る

このへん。ほとんど観劇関連。でもエンタメの穴は…エンタメで埋めたいので…。

当初は「東京で何か見る」が優勢で(最終的には博多が勝った)8月の公演を調べ始めた頃、twitterを眺めていたら何故か同じタイミングでフォロワー数人が双眼鏡を新調していた。

 

それだ!!!!

 

レミゼのオタク、明るさを求めがち

数日後早速梅田のヨドバシへ。店員さんと話すの苦手なおたくなので、できるだけ調べて行こう!と、参考にさせて頂いたブログがこちら。

 

shioring78.hatenablog.com

shioring78.hatenablog.com

shioring78.hatenablog.com

いつも読ませて頂いているしおりんさんのブログ。
結論からいうとわたしも同じものを買ったし感想もほぼ全部一緒なので、この3つのエントリを読んで頂ければこれ以降のわたしの文章は読まなくて構わないのだけども。めちゃめちゃまとまっていてわかりやすいし。

 

さて、これらのエントリを読んでやっぱり気になったのは「明るさ」
レミゼのオタクは特に明るさを求めがちだな、と思うのですが、その理由は主にこの二つ。

 

1.照明が暗い
とにかくずっと暗い。ちなみに話も暗い。明るいのは結婚式くらい。フランス革命前後のグランドミュージカルってだいたいこんな暗さだと思ってたら、1789とか明るくてびっくりした。地方公演になると「名古屋ちょっと明るい!」「博多暗くなってない?」と照明情報まで出回る。どないやねん。

 

2.バイト探し
アンサンブルキャストが一人で何役もやるのはわかるけど、レミの場合プリシパルキャストもひたすら着替える(除くバルジャン・ジャベール)。それらはバイトと呼ばれ、例えばコゼットは本役の出番までに農婦・客・見物人・失業者・労働者・娼婦と姿を変える。推し俳優がバルジャベ以外ならどの役であろうと、出番を全て追いかけるには暗い照明の更に暗い舞台奥にまで目を配ることになる。

 

わたしも以前からレミを見ながら漠然と「明るい双眼鏡欲しいな~」とは思っていたんですが、まぁ今ので十分見えてるしな、とそこまで調べはせずにいた。


特に気になったのがこの部分。

 

【明るさ数値】 4~9→割と暗い。私はきつかったです。 10~→まあ、耐えられる。 16~→すげぇ。覗いたら戻れなくなった。 25→怖くて覗いてない。

乃木ヲタが良い双眼鏡を買った話 - しおりん日記

  

へー16ってそんなに明るいんだ、手持ちのオペラはどんくらいだろ、12くらい?えーと明るさは(対物レンズ有効径÷倍率)の二乗、これには8×21って書いてるから……

6.8!!?

見えてると思っていた双眼鏡、めちゃめちゃ暗かった。というか、おそらくお手頃に買える一般的な機種はだいたいこのくらいの明るさ。これ、今や懐かしいどりじゃん梅芸(2013年頭)のマチソワ間に目の前のロフトで買ったやつだもんな…この数値に驚愕し、買い替えたい気持ちが強固になる。

 

一体明るさ16ってどんな世界なんだ…一番人気のビクセンのアトレックⅡか…と気になるけども、予算オーバー。せめてレミS席1公演分以下に押さえたい。諭吉さん1.4人ほどを準備しヨドバシの双眼鏡コーナーへ向かう。種類が多すぎて早くも帰りたくなる。

予習とは何だったのか、というくらいわからない。値段と倍率くらいしかわからん。これとこれ何が違うの!?とアタフタしていたら即店員のお兄さんに捕まった。最初こそコミュ障炸裂していたが、欲しいものがある程度決まっている時の店員さんほど頼もしいものはないと気付き、色々相談する。


◆戻れない道(双眼鏡的な意味で)

レンズがコーティングされていてクリアなもの、軽くて持ちやすいもの、ストラップが幅広でしっかりしていて首が楽なもの…。色々おすすめしてもらったけども、とりあえずわたしの頭の中は「明るさ」で占められていた。

予算内だと、明るさ10ちょっとくらいのものが多い。店員さん曰く、明るさというか色味が違うらしい。白がより白に見える的な?(曖昧に聞いてしまってすいません)

予算内の双眼鏡と、手持ちの双眼鏡を覗き比べる。なるほど、確かにちょっと白がはっきり見える気がするな?文字もくっきり、うんうん、明るい店内なのでそこまでピンと来ないところもあるけど、今まで6.8だったんだから10ちょっとでも十分明るい!と自分を説得しながらも出来心で、すぐ隣にあった明るさ16のアトレックⅡを手に取り覗k何これ!??!?!?


明るいかも、なんてものではない。明確に明るい。びっくりしすぎて笑ってしまった。これが…明るさ16…!!!!知らなければよかった、でも知ってしまった。もう戻れない…。

完全に予算オーバーなので、それに近い明るさの他の双眼鏡を手に取r重っっっ!!!

あーそーゆーことね完全に理解した、この明るさでこの軽さ(いうて手持ちのやつより重いけど)ってすごいな、その分値が張るのか(多分)なるほどね??


うーーーーーーーん………双眼鏡に……約2万……

 

Who am I前のバルジャンの如くウロウロしながら悩むオタク。アトレックⅡをじっと見つめていたら、店員さんに「最近この機種を指定で買いに来るお客さんが多いんですよ」と不思議がられる。それ多分、しおりんさんの影響。

2万は高い、でもきっと今後もずっと使うし、今年の観劇予定もすでに埋まって…まで考えてふと気付く。

私の年間観劇数は60ほど。小劇場等で双眼鏡を使わない現場もあるが、それでも約50は使う。20000÷50=400。え?一回400円?

なにそれ、実質タダでは?

そう思った瞬間、足はまっすぐレジへ向かっていた。

 

◆どこから見ても楽しい。

記念すべきニュー双眼鏡デビューの日のレミ感想、双眼鏡の話をしすぎ。

 

 

 

 

本来見えなくていいとこまで見えてるけど、とにかく明るさでの満足度は百点満点。一回でもう元取った!って気持ちになった。

もうあまりにも全部見えるので、あーそうか、世間のレミオタの皆さんはこういう双眼鏡を持ってたんだな!そりゃバイトの位置もマイクオフの口の動きも詳細にレポできるよな!と納得し、試しに取ってみたアンケートがこちら。

 

アレェ!?

普通にびっくりした。レミオタ、双眼鏡の明るさに頼らない猛者だった。つよい。

 

全てにおいて最高!!って思ってしまうので、デメリットなにかあったかなって考えたんですけど

良:ハイアイポイントという機構により、眼鏡かけたままでも見やすい。(今まで眼鏡を押し上げて覗き、裸眼に無理やり度を合わせていて目も頭もすぐ痛くなっていた)
悪:重さがかなり増したので、調子に乗って覗き続けると肩と首が死ぬ。腕も背中も死ぬ。鍛えねば。

 

良:バイトがじゃんじゃん見つかるし、砦の暗がりにいる学生も全部見える。表情まで見える。
悪:バイトや学生を追いかけるのが楽しすぎて、メインキャラそっちのけになりすぎてここぞというポイントを見逃す。アンジョルラスが落ちる瞬間を完全に見逃した(わざとではない)時さすがに自分に対して「嘘でしょ!?」って心の中で言った。

 

良:感想やレポを絵で描くタイプのオタクなので、衣装の模様がよく見えるのめちゃくちゃ助かる。黒髪を結んでいる黒リボンが余裕で見える。白い生地の上の白レースが見える。
悪:見えすぎて描きたいものが増えて手がおいつかない!

という、主に自分に原因のあるデメリットばかり。

 

個人的に特に「よかったな」と思うのが、2階席後方や3階席がこわくなくなったこと。
1階前方席で音を浴びる楽しさや興奮は代え難いものだけど、複数回S席に入れるほど懐に余裕はない。Sで申し込んでも2階席が来ると、最前でない限りやっぱり少し残念だと思ってしまう。(もちろん、2階や3階からの光景の素晴らしさも知ってる)登場人物の多いレミを隅々まで楽しむには、やっぱり1階前方じゃないと駄目じゃないか?と思うことすらあったんですけど、そんな気持ちが今回かなり薄れた。だって、見える。ちょっと覗きっぱなしになりすぎな自覚はあるので、そこは今後バランスよく見たいけど。

新調以降に取ったチケットも、今までならとりあえずS席で!と申し込みがちだったところをAやBも混ぜてバラけさせた。おかげでチケ代もかなり抑えられていて、やはりこの双眼鏡、実質タダ。

 

というわけで、会う人会う人に「明るい双眼鏡いいよ!!」って言いまくっていてそろそろ鬱陶しがられている気がするので、このブログにてわたしの双眼鏡ゴリマ終わり。多分。いやきっと何度もこのエントリを引用する未来が見える。

 いっそレミと同レベルで暗いSPECTERや衣装が白基調だったCOCOONの頃、いやブリーゼ2階(体感めっちゃ遠い)からたった二人を見つめ続けたスリルミーの頃に新調していればよかった…!と思うけどその頃にはお金がなかった!

今回推し舞台が飛ばなければ新調なんかできなかったし、もしできてもこの価格帯を選んでないのでいいタイミングだったなーとは思うのですが、これで最初に推しさんを見れなかったのはやはり悔しいので来年アナスタシアで使いまくってやるからな!!!

 

f:id:yhforestmk:20190819230823j:plain

こうやって見るとサイズ感の違いやばいですね。
左の双眼鏡、もう6年ほど使っていたのかと思うと愛着も湧くので、今後も小劇場で活躍させていきたい。やっぱコンパクトだし。

観劇まとめ2019年上半期

いやーー観劇数、めっちゃ増えましたね!!

 

yhforestmk.hateblo.jp

↑の下の方にも貼ってる去年の目標の「休日を舞台の予定だけで埋めない」「当日券での飛び込みは体調を考慮する」を今年は全然守ってないんですけど、他の「今年の目標、推し舞台以外の遠征・複ステをしない(これは毎年だけど)、一度見たことのある2.5次元作品は控える」は守りつつ、日本の歴史ものはまぁぼちぼち。

期間の区切り方がバラバラなんですけど、ほぼ全部感想まとめたので貼るだけにしますね。よく見たら映画の平ジェネだけ感想なかった(おもしろかったです)

 

yhforestmk.hateblo.jp

yhforestmk.hateblo.jp

yhforestmk.hateblo.jp

yhforestmk.hateblo.jp

 

で、演目数とチケ数。単純に数えると27演目47枚…?2018年の年間とあんま変わらんやんけ。チケットずらっと並べて「映画チケがすごく多い!珍しい!!」って思ってたんですけど、ゲキシネ9(花7・鳥風1ずつ)・刀剣映画3だったので偏りがひどい。

普通の映画・ライビュ・ゲキシネ等映画館で見たものを除くとチケット28?か29枚なので、それだけ見るとものすごく例年通り。普段いかに映画館行かないかわかるな…。

 

さて下半期ですが、チケあるのがレミゼ、ピカルーン、プラズマ、怪人と探偵、ノートルダム、。行きたいのが12人の~とSOMLとギアと繭期大夜会。情報待ちがちらほら。ぱちすて秋にあるなら情報ぼちぼちかな。

来年以降で行きたいミュージカルの情報がじゃんじゃん出てるので、ぱっちと推しさん関連以外はしばらくはミュージカル中心に手をのばしていきたいです。フランケンシュタインとか。

 

2019年5-6月観劇・映画まとめ

ここ2ヶ月分まとめ。今年これだけこまめにまとめてたら上半期まとめいらないんじゃない?とも思うけど後日一応記事作ります。総チケ数どうなってんだろ…。

 

5/4・5/5 中之島春の文化祭2019(ABCホール

yhforestmk.hateblo.jp


5/11 ゲキ×シネ「髑髏城の七人season風」

定例登城。日程的に土曜しか行けなかったのにチケ取りに出遅れて、最前列で松ケンの顔の良さを浴びまくって来ました。首が痛かった。
他二つ以上に映画感が強くて(柝の音がなかった?)花とは違う意味で顔のアップが多い。風はライビュ見れなかったので大画面で見る無界屋襲撃の怖さがやばかったし、捨はハチャメチャに格好いいし沙霧がすっっごくかわいい…大画面で見てもやはりむかいりらんべえの顔は小さい…。風蘭の殺陣、スクリーン映像をふんだんに使ってたのが印象的だったのに顔アップ多すぎてそのへん映ってなかった!
口説きは捨天同役髑髏の方が説得力あって好きなんですけど、風は口移しの前に一回普通にキスされてたな~ってふんわり思い出しつつ見てたら、リップ音入っててめっちゃ笑ってしまった。WOWOW版だと無音なのに。愛され蘭兵衛…。
生瀬狸穴さんやっぱりめっちゃ好きだな~!襲撃で門の外のおえまさん(…)を見つけて鏡だけを持って戻ってくるのを見た気がするんだけど、WOWOWゲキシネも映ってなくてほんとにやってたか謎。
ぐるぐるカテコカット、映画っぽさを出すならカテコ自体いらないのかーそうかーって思ってたら最後のダブルカテコは入っててびっくり。ゲキシネ、相変わらずカットの取捨選択が謎い。


5/12 チャリウッド2019(梅田茶屋町一帯)

11日もちょびっと行きました!壱劇屋さんのヘンテコサークル大集合、ヘンテコってそういう感じ!ゾンビ研究会ビジュアル特化メンバーで笑った。美しい。今年も偶然智ちゃんの近くだったので写真めっちゃ撮れました可愛い。あとフルーレットのライブも見れた。頑張るアイドルは可愛い。
そして12日に友人らと謎解きしてきました。去年のも含め室内型謎解きしかしたことなかったので、あちこち周るの楽しかったし疲れたー!謎解き慣れしてない三人だったので初っ端からヒントサイトのお世話になりまくった。スタートが遅かったので、たちねえ様の紙芝居読み聞かせを三人で独占してしまった。贅沢。
普段入らないビルに立ち寄ったり、逆によく行くユニクロに服じゃないもの探しに行ったり。知ってるエリアでやる謎解きすごく楽しい。無事最後まで行けました。ラスト茶番の田川さん最高。


5/18 映画「刀剣乱舞」4D→ゲキ×シネ「髑髏城の七人season花」

ゲキシネ花の初回公開時に惜しくも実現できなかった、推しさんの信長→蘭丸はしご!安土城が燃えて殿の切腹を見届けてから、その八年後の物語を見るという…時系列が完璧…。熊木の城燃え落ちコンボとも言う。
刀剣映画は三度目だったけど、なんだか一番泣けた。WOWOWで下弦を見たし、信長と秀吉でレキシアター思い出すし、ちゃんともおめでとう!とも思ったし(発表直後でした)感情が忙しかった…。4Dは久々だったけど、あんなに細々と動き続けたの初めてだったかもしれない。あと限定予告全種流れるの知らなくてびっくりした。
スクリーンにでかでかと映し出される推しさんの名前を、一日で二回見れたのも嬉しかったです。

タイムスケジュール的にはしごがギリギリ(というかアウト)だったのでEDが終わってすぐパークスまで走ったんですけど、映画ってほんと予告の時間長いんだな…。(映画泥棒に間に合いました)

それぞれの感想は以前書いたので割愛。

 

5/23・24・30・31 TRUMPシリーズ『COCOON』月の翳り・星ひとつ(サンケイホールブリーゼ

23と24はライビュですね。先にライビュで現地と合わせて2回ずつ。すでにふせったーで騒いだり絵を色々描いたり人の考察を見て満足しているので、書くことがあまりない…。ので、一部ふせったーからひっぱってきた。

NU版でラファエロとアンジェリコを好きになってからずっと楽しみにしていたCOCOONだったし、叙述トリックや時系列トリックも大きなどんでん返しもなく、クランで過ごす彼らの姿を見られてとても嬉しかった。あんなに普通の(?)青春物語がTRUMPシリーズで見れるとは。まぁ後半しっちゃかめっちゃかになるけど。
あまりの要素の詰込みっぷりに「ハマらないぞ…!」と身構えていたジュリオはじめ同期トリオにも、ドナテルロにも結局ハマってしまったので悔しい。好き。あちこちで言われてるけどハリポタ親世代好きには好き要素が直撃。

星の方は色んなとこで「それ今言う!?!?」って新事実と「それも言っちゃう!?」って丁寧すぎる説明に頭ぐちゃぐちゃにされつつ、バンリ周りのあれこれには勝訴を持って走り出したい気分だったんですが最後数分でめっちゃ泣いた。月見たあとに「安西アンジェリコのアンジェリコフィーバーいつか見たいな…」って思ったの一瞬で叶って笑った。染ダリちゃんによる椅子とかも。

 

TRUMPシリーズ、もうそろそろ過去作全部見てパンフ読んで情報網羅してるっていう重度繭期にしか通じないくらい用語の説明や過去作台詞のリフレインのない作品やってみてもいいんじゃない?って思った。商業舞台で初見のお客さんを完全に振り落とすのはあかんやろって話なので現実味はないけど、繭期やイニシアチブやTRUMPの説明を省いた分の尺で描かれる新しい世界がどんなのものになるか気になるというか。

月であれだけメインキャラでない(と思う)ラファエロアンジェリコの過去を、星で別視点のTRUMPをあれだけ丁寧に描いたものが上演されたのはすごい。どっちもめちゃめちゃ「番外編」だなと思った。だから同時上演なんだな。10thで盛り上がってるこのタイミングでしかできない気がするから、やってくれてありがたい。色んな過去作BGMも使われていたし、まさに10周年記念作品って感じで楽しかったです。

だいぶ長くやるやる詐欺が続いてたCOCOONが終わって、次がどれかが全くわからなくなってのでこれからのTRUMPシリーズも楽しみ…ちゃうわ、ペンデュラムの続きください!!!!連載止まってたの忙しさもあるだろうけど、舞台で先出ししなきゃいけない情報が多かったから一旦止めた、ってのもあるって信じてるから!!!(バルラハとかドナテルロとか)

 

って感じの細切れな感想はふせったーに置いてます。わたしTRUMPシリーズの感想まともにまとめたのギニョルだけだな?

fusetter.com

余談オブ余談。セットのでかい月や怪しい薬に髑髏城を思い出してしまってたのだけど、ドナテルロが左目真っ赤にしながら高所から落ちたので「いや髑髏城!!!花!!!」って思ってしまって幾分か集中できなかったので、現地のチケがあってよかったなぁと思いました。


5/26 映画「名探偵ピカチュウ

ポケモン初代ドンピシャ世代なのですが、例の踊り続けるピカチュウの動画を見て泣いてしまい「これは心が疲れてる…もふもふに癒やされに行こう…」って理由で行ったら全然癒し系の話じゃなくて笑った。でも面白かったし、ド派手なバトルにテンション上がって元気出たのでオッケー!
もーとにかくピカチュウが可愛かった…例のシワシワはもちろん表情がめちゃめちゃ動く…生きてる……。コイキングギャラドスに進化するのって当然だと思ってたけど、こうして迫力満点のギャラドス見ると「マジで??」って初めてそれを知った頃の気持ちを思い出した。
ポケモンのいない現実なんて…って一瞬思ったんだけど、洋画なので「いいなぁアメリカにはポケモンいるもんなぁ、日本には今いないもんな~」と自分の中で謎の設定を生み出してしまった。
最後に流れる予告が反則過ぎて、終盤の展開の記憶が若干飛んだのは困った。あれはずるい。

これまた余談。もふもふしたもの持ってくといいよ!と聞き、持っては行けずとも家に用意しておこう…そうだ、当時買った等身大ピカチュウのぬいがある!洗って干しとこ!とあちこち探したが見つからず、親に「えっ…そんなの買った覚えがない…」と言われたために、等身大ピカは共同幻想となった…そんな…サトシの真似して肩にのせて「思ったよりでかい!」って騒いでいたこの記憶はなに…??
同サイズくらいのムーミンを抱えてしょんぼりしていたら、親にピカチュウクッションを買い与えられた。(アラサー)


6/2 ポップンマッシュルームチキン「殿(しんがり)はいつも殿(との)」(HEP HALL

PMC野郎さん。2016年の中之島文化祭で初めて見て「く、くるってやがる……」って思ってたので、ちゃんと本公演見たいと思ってやっと。犬コロのDVDは見た。他にもいくつかお借りしてる。
一見ハチャメチャなホンなので要素の塊を千切っては投げ千切っては別方向に投げ…って散らかしてるように見えて、実は下に見えない風呂敷が敷かれていて最後にはきれいに回収されていくのがお見事。現代パートがシリアスなので、ノリの緩急のつけ方も好きだったなー。あ、開演前パフォは「く…くるってやがる…」って思いました。

あと久々に外部でのしょりくんを見れました。ドラゴンカルト振りかな?戦国パートめっちゃ磯ミュの中島で笑った。着替えも多くて色んなしょりくんを一気に見られてまんぞく!

それはそれとして、COCOON期間とドンかぶりの中での不老不死の物語だったので、要所要所で「これ昨日聞いたぞ」「わたしは何を見ているんだ…!?」って混乱したのは愉快だった。クラウスより長生きやないかあの二人…って思うのと同時に、二人なら何万年生きててもどうにかなるんだなってしんみりした。
今回ぱちすてか?ってくらいフォロワーが集まっていてなんだか面白かったんだけど、そのおかげで当日券を無事購入できたので本当にその節はありがとうございました…。

 

6/2 映画「プロメア」

脚本も監督も声優も好き要素しかなかったんですが、畳み掛けるセルフパロに膝叩いて笑いそうになって震えてたし、ドリル出てきた時はさすがに噴いた。口開けっぱになりながら「なにこれおもしろ…」って戦闘シーン見て震えてた。四天王で唯一ハブの檜山把握。

ツーブロで黒Tシャツの男が好きなのでガロめちゃめちゃ見ちゃうんだけど、リオかっこいいしクレイは詰めが甘くて可愛いし、マドバ部下二人の部下っぷり(何?)完璧だしそれぞれキャラが濃い!たった2時間のアニメだとは思えない…テレビ放送やった上での映画っぽい…。
バーニッシュ差別描写やガロの発言に真顔になってしまったりもしたけど、畳み掛ける派手な戦闘と宇宙での清々しい別れとエンディングによってだいぶ中和された。考察いっぱい見かけるし時々読んでは「なるほど」って思うのだけど、あんまり深追いするとしんどいのでここまで。
髑髏城で毒々しい血みどろ(お酒です)口移しを散々見ていたので、めっちゃ清らかで美しい口移しに謎の感動を覚えた。いや普通に感動シーンではあるんだけどね。

 

6/15 レ・ミゼラブル御園座

東京は4月からやってるのに、大阪7月なんて待てない!!と名古屋へ行きました。マイ初日が二週間早まった。御園座、思ったよりこじんまりしていて二階でも見易くてよかった。きれいなとこだなと思ったら最近新しくなった?のかな?

友人呼び出して名古屋めしも堪能できたし良い日帰り遠征でした。

これ感想どうしような…。2017にこじらせて、来る2019のために専用アカウント作って情報集めたりちまちまレポ書いたりしてるけど細切れすぎてまとめられない。

とりあえずレミゼ垢と

twitter.com

沼落ち完成ブログを置いておきます。

yhforestmk.hateblo.jp

大阪公演めちゃめちゃ行くので、もうちょっとまともな感想まとめられたらいいな。

 

6/20 ゲキ×シネ「髑髏城の七人」2019夏の陣(花)

上弦の公開日を待ってたらなんか来た。最初オールナイト上映会だと思って「何日かかるの??」とか思ってたらそんなことなかった…。
基本が平日なので迷ってたんですが(終電的な意味で…)、花だけ無理やり行きました。スクリーンの大きさか自分の体調が良かったのか、「今日の花、いつもより色々見えた!いつもよりあのシーンよく映ってたよね!?」とか言ってた。今まで見てなかっただけだと思う。ゲキシネ7回目くらいのはずなのに。

ところで上弦下弦修羅天魔はまだですか!!!カミングスーン!!

 

 

7月はレミゼだけかな~と思っていたらぱっちの客演がどんどん入ったので、ピカルーンとかプラズマとかも行きます!8月の予定すっからかんのままなんだけどもうこれ推し舞台ないと見ていい?(よくないと思う)

 

中之島春の文化祭2019感想。

去年の感想↓(一昨年のも記事内から飛べます)

yhforestmk.hateblo.jp

このブログ作ってからもう3回目の感想記事になるのか~。参加自体は今年が4回目でした。

毎年恒例ですが解説。
中之島春の文化祭は関西小劇場の縮図のような(関西外から参加される団体さんもいる)イベントです。1団体20分の一発勝負。
内容は、歌・ダンス・演劇・コント等なんでもあり。劇団によっては次回公演の導入部分だったり、逆に過去公演のダイジェストを演ったり、文化祭用に一本作って来たり、そもそも文化祭にしか出ない団体があったりととても多彩。普段は別の劇団に所属しているけど今回は○○さんのところでというゲスト出演も多く、一人で何度も出る方も。

もう初見以外で知らない団体さんはないし、上記のゲスト出演にもすぐ気付けて笑えるし、今年は3-4月にアンサンブルが関西小劇場役者さん中心だったSPECTER再演をたくさん見たので、例年以上に「知ってる顔しかいない…!」という二日間でした。初演再演合わせたら何人のSPECTERキャストがいたんだろう。

 

そうそう、今年から一部の指定席制度導入&並ぶ場所の明確化がすごくありがたかったです。指定席瞬殺だったぽいけど。例年よりかなりのんびりした時間に整理番号貰いに行ったけど、すごく気楽に並べた。来年もこうだと嬉しいです。

 

以下感想。twitteでつぶやいたやつのコピペです。一部誤字訂正。敬称略。
ツイの140字以内で収めると決めてるんですけど(除くぱっち)、今年はタグの文字数も多くて短めだし、その文字数じゃあらすじまで言及できないのでなんのこっちゃな感想です。行った人にしか伝わらない。

 

中之島春の文化祭2019

Aブロック

◆かのうとおっさん
いつも出番序盤な気がするけど今年トップバッター!勢いがすごいけどそれだけじゃなく、丁寧な天丼が安定してて好き。ゆるーく楽しんでたのに「近大ならやりかねん」の畳み掛けでついに噴いたし実際の公演も気になった。

◆男肉 du Soleil
SNSに書かれへん演目早くない!?大輪の花火~のくだりで次にくるものに気付いて笑ったし勢いとキレッキレのダンスに負けた。さすが男肉さん。笑ってよかったんか…!?って自問自答する羽目にもなったけど。いやー…演劇って…自由だな…

◆劇団SE・TSU・NA
今の自分にはヴァンパイアハンターコンビが別の意味で刺さってしまうので正常な感想が難しいんだけど、アクションがガチでびっくりしたすごかった!姉妹めっちゃ良いキャラしてた。あの敵親子の秘密は一体…

◆石原正一ショー
Queenプリキュアになるっていうワードだけでも延々笑えるのに、あの濃い面子でやるから大変なことになってた。だんだん坂口さんが本物に見えてくる中で後ろ3人の…特にドラムのゆるさよ…色んなシリーズのパロディ混ざってたのも笑った

◆無名劇団
タイトルが不穏でビビってたけど思いきり泣いてしまった。去年もそうだったけど雰囲気はちょっとほの暗くて、真摯に演劇をやっているのがMC部分含めて伝わってくる。本公演見に行くので楽しみです。

 

Bブロック

◆ミクロムス
出てくる食べ物のチョイスがマイナー過ぎて笑ったしおなかすいてしまって困った!楽器もマイナーなの多くて楽しい。そして歌うまー!!!最後のポレンタポルカがミュージカルみあって聞き入ってしまった。またどこかで出会いたい。

◆十三ババロワーズ
十三クラブとババロワーズ のコラボ。人間を描くのがうまい…そういう人いるいる、という域を越えたリアルさだけどもちゃんと一本の話になってる。要所要所でうちの職場だな…って思ったしみんなああやってマイクを持てる世界だったらいいなぁ。

◆久馬とチョップリン
似顔字でアホほど笑ってしまって悔しいしそこからのボケも予想できるのにおもしろい。というか京劇の変面が見れるとかほんま文化祭多彩やな…チョップリンさんの持ちネタなのすごい…。最終的に人死んでるあたり久馬さんっぽかった。

ABCテレビアナウンス部です。
最後のやりたかっただけやろ!!!まんまと誘導された。年々人数が減って茶番度が増すほど、軽やかな滑舌に感動するので楽しい。普段意識してないけどニュースってあんなに読み方違うんだ…。いつかボケ側に回った上田アナを見てみたい。

◆カヨコの大発明
出オチ感すごいのにすぐに空気がガラッと変わるし、最後は何故か感動してしまう…好き…。飯嶋くんの巻き込まれ型主人公っぷりがいいし、全員がちょっとずつ仰々しい演技なのがクセになる。桂三文枝のネーミングセンス良き。

 

Cブロック

◆STAR☆JACKS
ほんっとうに男たちの人情を20分で描くのがうまい…。石松の派手な着物と髪型とBGMの洋楽がまるでロック歌手のようで、刀とのアンバランスさが目をひく。当たり前だけど殺陣の迫力がすごい。上質な映画一本を見た気分になった。

◆VOGA
初見。序盤の方、カウントの法則性がわからなくてどうやって覚えてんの!?って困惑してたら基礎練習だった…どっちみち集中力がすごい…メトロノームで気が狂いそうになる…。普段は野外でやってるそうだけど、見え方も違うだろうし気になる。

◆ステージタイガー
去年好きだった演目!話の展開わかってて今年も泣いたし、自分が最近転職したりしたのもあってちょっと見え方が変わった。一番難しいの、「言い訳しない」かなぁ…男でなくても、心に留めておきたい五ヶ条+1。

変ホ長調
毎年「今年は芸能界で何があったっけ…」って先に身構えて見るんだけど、あーーあったな!って打ちのめされる。口調はあんなにゆるいのに。ちょこちょこ挟まれるABCネタと上田アナとのゆるい絡みで、MCまで含めて変ホ長調さんのネタだなって思う。

◆THE ROB CARLTON
ヤッター今年も続編だー!!もう永遠に閉じ込められてて欲しいあの三人…。今回衣装的にもマフィア要素完全になくなっててるし、みんなちょっとずつ良い人になっている。ホセと李のやりとりがいちいち微笑ましい。好き。

 

2日目

Dブロック

◆ダイナマイトしゃかりきサ~カス
毎度お馴染み。マッシュアップの3曲がどれも好きな曲ばかりで聞いてて幸せだった~!微笑みは~の輪唱してると、歌って良いよなぁって純粋な気持ちになれる。今年もちょっとだけ野外ステージ見れた!

◆ばぶれるりぐる
作中の幡多弁に何の補足も入らないとこがいい。じゅうぶんわかるし。自分が方言が好きなのと、遠足で同じとこ行くのとか知り合いのおっちゃんにすぐ会うような田舎あるあるの具合がぴったりなんだけど、これ以上踏み込まれるとしんどいだろうなぁとも思う…。

◆コトリ会議
初見。穏やかな絵本朗読かと思ったら、まさかの突然のゾンビ展開で狼狽えてしまった。声のトーンはそのままなだけに静かな狂気がやばい。最後らへんはちょっとジーンと来てしまったけど。醤油…。

◆えみみとのりり
堀川さんが歌わずに終わるとは!最初のアンパンマン絶対フリだと思ってたのに!勢いのありすぎる「次元は!?!」のツッコミが好き。ギャグ百連発の片鱗がちょっと見られて嬉しかった。パワーに満ち溢れたコンビだなぁ…

◆劇団レトルト内閣
こちらもお馴染みのこみたお先生。日常的に使いたくなるワード「マジLemon」。テンポがよくて好きなんだけど、違う演目になりそうだったらしいの気になるな~。平成の置き土産にはなりたくない昭和終盤生まれです。

 

Eブロック

コマツマツリ
隅から隅まで好きだな…ポジティブゾンビからのマグロ少女って発想がやばい。しかもマグロの造形がきれい。アツいサイリウム芸もMCも超楽しくて、一つ一つのレベルが高いのすごい。ゾンビ時の声どうやって出してんだ…

◆ゲキゲキ /劇団「劇団」
個々を客演で何度か見てるけど、劇団としては初見。キャラクターが多彩で見てて楽しい。劇中劇コメディかと思えば結構演劇の痛いとこつきまくる話だった!ホワイトアウト、実際に起こりまくってるだろうにそれを乗り切る役者ってすごいな…

◆匿名劇壇
Ctrl+Hって何のショートカットだっけ、って思ってたら置換らしい。タイトルのセンスが好き。次々入れ替わっていくけどどこに誰がいるかわかるの、全員がうまいからだよな~!同年代男女があれだけいる劇団でああいう内容やれるのもすごいと思う。

◆N-Trance-Fish
Nトラさんが文化祭に出てなければわたしは一年で一度もダンス系公演を見ないまま終わる…。言い争う人間と、活き活きとしたダンサー達の表情の差がいい。和田さんのしなやかな動きが女性の中にに溶け込んでいて、いつも探すのに時間がかかる。

◆オパンポン創造社
ちゃんと服着てるな…って思ったのがフラグだった。相変わらずキレイな身体してますね野村さん…。結構真面目な内容だった気がするんだけど、殿村さんのインパクトがやたらと強いし最後のあれこれで色々吹っ飛んで覚えてないからやばい。

 

Fブロック

◆Micro To Macro
今年もじんわり泣けるあたたかい話~!!映画を見てないのでオマージュとかはあってもわからないんだけど、20分でキャラ立ちめっちゃしてて2クールドラマで見たくなる。キャラごとの過去編とかあるやつ。

劇団Patch
毎回恒例、ここだけ長め感想。
普段の公演じゃ見れないけんちゃんのチャラ男や大悟くんの女性役(女装も仕草もかなり自然でびっくりした。めっちゃきれい)が楽しいんだけど、らんくんだけめっちゃいつものらんくん!SWATのたかしくんだけでも十分出オチだったのによしくんに笑った。

下手(へた/しもて)にはける時の大悟くんの動きが怖すぎたし、ちゃんと一人下手にはけるSWATが真面目で可愛い。よしくんハルさんが語り始めた途端、場の空気が変わったのさすがだったな~ああいうとこすごく好きだな~。

脚本が急遽変わったそうだけど、SWATのベスト用意してたなら本来はここ数年みたいにセキュリティ系の話だったのかな。あのベストのちにマウスさんにレンタルされててめっちゃ笑った。没った方もいつかどこかで見れたらいいなー。

◆彗星マジック
初見、そして個人的に圧倒的MVP。凄まじい情報量が流れていくホンも、それを淀みなく表現しきるお二人も、音響も照明も衣装も完璧だった。帰ってモールス信号の一覧表眺めてしまった。すごいもんを見た…。

◆劇団壱劇屋
本公演ダイジェストや番外編が多かったので新作嬉しいし、台詞がある!次回公演の布石なのかな。二ツ巴で好きだった水の演出、岡村さんVS小林さんの新世代対決と好き要素がモリモリ。新解釈五条大橋、好き嫌い別れそうだけどあれはあれでアツかった。

◆MousePiece-ree
文化祭一番の楽しみといっても過言ではない。流れ自体は毎回一緒なのにアホほど笑うし、謎ゲームが好きすぎる…今後あの曲聞いたら噴いてしまう…ノンバーバル(じゃなかった)壱劇屋やPatch(のSWATベスト貸出)を巻き込んでて最高だった。

 

何故かゾンビものが多くて、上田アナが「僕ゾンビ大好きなんです~」って何度か言ってたのが微笑ましかった。

 

来年もあるのかなー。年々チケット完売が早まってる気はするけど、行ける限り毎年行きたい。今年もGWの良い締めくくりになった。参加者の皆様お疲れ様でした。

 

f:id:yhforestmk:20190519144822j:plain

 

去年と整理番号全く一緒なのすごい。

2019年4月の観劇まとめ。

GWが終わってしまった…。舞台見たり舞台見たり片付け(まだ途中)したり原稿やってオタクイベント行ったりWOWOWで修羅天魔見たりとなかなかの充実度でした。

前回のまとめに感想追記もしました↓

yhforestmk.hateblo.jp

3月にかっ飛ばし過ぎたので、「4月は今あるチケ以外は…いやすでに結構あるけど…もう増やさないぞ!」って言いながら2つくらい増えました。自分が信用ならん。

大きいのから小さいのまで色々見て楽しかったので、今回も早めにまとめ。

 

 

4/5マチネ 劇団四季 リトルマーメイド(大阪四季劇場)

タイミングを逃し続けて初四季。脚本演出がきちっとしていて、キャストもベテランで安心して見れる舞台ってすごいなぁ…という、めっちゃ当たり前であるはずの感想を抱いたりした。歌がうまいのが当たり前の世界すごい。ずーっとこうだとわたしはきっと息が詰まるけども、たまには見たい。
アリエルが二人(以上?)いて場面の切り替えがスムーズだったり、アンダー・ザ・シーのクラゲの足のクオリティが高すぎて素材が気になったり、お話がシンプルな分色んなところを見て楽しめました。カーテンコールでキャストの人数の少なさにびっくりしたんだけど、裏での早替えとかすごいんだろうな…!

予習でディズニーアニメ版見直したかったんだけど時間がなくて、歌詞はKH2版のものに馴染みがあったんだけど、結果として舞台として完成されてるから予習なんかいるわけなかった。むしろ歌詞の違いが気になったので何も知らずに見ればよかった。
世間に溢れる2.5次元作品とはまた違うのはわかってるんだけど、去年のメリポピ(ホリプロだけど)といい今回といい、下手に原作やアニメ見てない方がすんなり見れる作品の方がすっと入ってくるし見易いよなぁ…と、いまや他作品の予習必須になりつつあるTRUMPシリーズのファンの口で言う。難しいね。

 

4/5ソワレ スロウハイツの神様サンケイホールブリーゼ

キャラメルさん見るのは3回目。フォロワーに勧められてたので、当日朝に行こうと決めてリトルマーメイド見る前にぴあでハーフプライスチケット買いました。なんて便利なんだ…さすがやでキャラメルさん…。

これも予習(復習か?)しようかと思ったけどさすがに読み返す時間はなく。でも、よく二時間で収まるな…!?って感心した。テンポがすげぇ。さすがキャラメル(何回言うねん)

辻村深月さんの本は身内何人かに勧められて名前探しまでを一気に刊行順に読んで、伏線回収の鬼~!!って唸ったし精密な心理描写にしんどくなったりした記憶がある。もう内容は忘れてるな~って思ってたけど始まってみればだいたい覚えてて、序盤から散りばめられた伏線台詞にふふって笑ってた。

ショートストーリーAB両方あるお得な日だったんですけど、玉置玲央さんを久々にいっぱい見れてうれしかった。狩野可愛いよ狩野。森山栄治さんの良い声といい耳も楽しい作品だったし、物作りをしたくなった。クリエイター達の住む家の話なのもあるけど、単純にものすごい熱量に感化される。

キャラメル作品の女性は強い、けどその分ヒステリーなとこも目についちゃって、今まで見た竜馬も無伴奏もそこがひっかかったんだけど、環の苛烈で真っ直ぐなところを知っていたのですんなりと見れた。マスコミ云々も苦手だけども、原作知ってるから見れる作品もあるよなぁ…って、リトルマーメイドと真逆なことを思った観劇デーでした。

 

4/6 ゲキ×シネ「髑髏城の七人season鳥」

あまり久々でない登城!花でばっさりいかれてたスクリーンや客席の頭が結構映ってて驚いたし移動シーンもあった。ステアラ機構のネタバレ禁止じゃなかった。監督さんが違うとこんなに違うのかー!って興味深かったんだけど、改めて演出家一緒なのにあれだけ違う髑髏城本編すげぇなとも思った…。

でもかなり色々入ってるのにこの上映時間で収まってるのどういうこっちゃ。そこ切るのにその台詞は入れるの!?って笑ったり戸惑ったり。わかってんのに贋鉄斎で笑うからずるい。音響調整で歌がめちゃくちゃ聞きやすくて、劇場でところどころ聞こえなかった歌詞がガンガン入ってくるのでめっちゃ刺さる…。

ライビュの時明らかに早乙女蘭兵衛についていけてなかったカメラに笑ってたけど、さすがにゲキシネ見易い。黄泉笛に被さる太夫のイメージ映像、ベタだけど映画っぽくて嫌いじゃない。

カテコ最後まで入ってんのはシンプルにうらやましいです!今月パークスでまた見れるから行きたいな~!

 

4月2週目も何か見た気がしてたけど第二回はじめての繭期でした。ほぼ全夜見た。

 

4/20 10時回 ルパンレンジャーVSパトレンジャー ファイナルライブツアー(オリックス劇場

魔のオリックス3階だったので音響がハチャメチャだったんですけど、脚本もいい具合に本編要素を入れつつ、絶対やるやろなと思ってたドグラニオ様奪還もあり、見たいものが見れた!っていう感じで満足。

2019年に歌って踊る工藤遥さんを生で見れたことにグッと来てしまった。客席との関わり方がプロだった(プロだよ)

わちゃわちゃしつつもおとなしくて、今年はキャストみんな落ち着いてるなーと思ってたんですが朝回だけだったらしいですね。FLT、後ろの回ほどめちゃめちゃ。

 

4/21マチネ 『BLUE/ORANGE』(DDD青山クロスシアター)

yhforestmk.hateblo.jp

おもしろいだろうなーとは思ってたけど、単独感想書いてしまうほどだった。

 

4/21ソワレ Patch ×TRUMP series 10th ANNIVERSARY『SPECTER』(本多劇場

数年ぶりに行った下北沢、変わり過ぎててどこかと思った。

初めて行った本多劇場は傾斜がしっかりあるので見易かったし、全体的なサイズ感がABCホールっぽくて初演をしみじみ思い出したりしました。音響も良かったよね?台詞めっちゃしっかり聞こえたし、アンサンブル村人たちの会話までばっちりだった。カルロが背負う、ライネスが一番盛り上がるとことかすごい刺さってきて一番よかった…。

見れたのは大阪と合わせて5公演。初日にしかなかった台詞も結構あったり、例のカテコが増えたりどんどん変わっていった。千秋楽はとても丁寧に終わった。

カテコ最後まで見届けたかったので終演後新幹線ダッシュしたんですが、見に来れてよかったー!

 

4/28 宝塚歌劇団宙組オーシャンズ11』(宝塚大劇場

yhforestmk.hateblo.jp

 

SPECTERに限らず、単独で感想記事書きたいと思う推し公演ほど書けないまま終わるのは、そういう公演は絵を色々描くからなんだよな…。レポ絵も感想ブログも、頭の桶の水を蒸発させるための手段なのでどっちかをやると満足する。そう思うと、どっちもやってた花髑髏への熱がすごかった…。

頭の桶の話はこれです。

 

バランスよく色々見れたなーって思う4月でした。

5月は毎年恒例の中之島文化祭があり(超楽しかった)、COCOONが始まるし風ゲキシネもあるし、なんと刀剣乱舞映画4Dとパークス花髑髏で推しさんの信長→蘭丸コンボが決められる!

とりあえず近い内に中之島文化祭の感想書きます。

運命を感じたので宙組オーシャンズ11を見に行った話。

どうやって感想を書こうか迷った。
キキさんに運命を感じたのは事実だし、チケットの巡り合わせも運命だった。そしてこの作品は、『運命を変える街』ラスベガスが舞台である。

だけど、わたしが今回見に行こうと思った最大の理由は「5年ぶりに、もう二度と聞けないと思っていたオーシャンズ10』が聞きたかった」から。

そんな2014年梅芸版オーシャンズ11の亡霊が、初めてムラに乗り込んだ話です。感想という感じではない。前置きの方が長いし自分語りばかり。ご了承ください。

いやほんと長すぎたので前置き興味ない人ここから飛んでください。 

 

過去エントリでも何度か言ってるけど、わたしが推しさんもとい山本耕史さんに陥落したのが梅芸版「オーシャンズ11」である。
新選組!から数えること十年。ずっと茶の間ファンで、数々のミュージカル・舞台情報は把握しながらも「ミュージカルも海外作品も興味ないしな~また時代劇ドラマが見たいな。慎吾ちゃんと共演してほしいな。」と思い続けた十年。その雑で都合のいい要望に答えるように、そのニュースは飛び込んできた。

香取慎吾観月ありさ山本耕史オーシャンズ11やります!!」

速攻でファンクラブに入って(入ってなかったんかい)、当時職場でド新人だったにも関わらず「6月に有給ください!!」って宣言した。
新選組!から十年の記念すべき年に、局長と副長が再共演!しかも立場も似たような役!と完全にミーハーな気持ちで気軽に見に行ったら、舞台で踊る彼の姿を見た瞬間一瞬で落ちた。燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ。サクッて刺さる音がした。初めて「推し」という概念を理解した。
それ以来彼はわたしの「推し」になり、彼を追いかけ出演作を見ているうちにミュージカルそのものにハマって今に至る。

まさに、運命を変えた作品だった。

 

推しさん演じる梅芸版ラスティーには、新曲があった。ダニーとのデュエット曲「オーシャンズ10」と、ポーラとのデュエット曲「LET ME LOVE YOU!」の2曲。地下金庫の曲もラスティー担当になっていた。
特に「オーシャンズ10」は組!の近藤と土方、香取さんと推しさんの関係をそのまま詰め込んだような曲で、二人の掛け合いやハモリにクラクラしたのを鮮明に覚えている…というか、音源化も映像化もないのがわかっていたので、無理やり覚えた。歌詞は書き出したし振付はできる限り絵に起こした(「LET ME~」の方も)。
それでも、メロディーはどんどん忘れていく。今思うと、自分で歌ってそれを録音しておけばよかったのだが。

2014年11月に公演が終わり、その2曲は幻となる。できる限りのレポ絵を描き続けたが、わたしのオーシャンズ11は終わった。

 

時は少し流れ2017年。すっかり観劇が一番の趣味になっていて、観劇ファンの友人が増えていた。その中にはもちろん宝塚ファンもいて、花組オーシャンズのDVDを見せてもらったりした。あまりにそのまんまでびっくりした。さすがに振付は違うけど、曲も台詞もだいたいの演出も一緒!潤色じゃなくてイケコオリジナルだからって言われて納得したけど、その中にはあの2曲はない。梅芸版の記憶を薄れさせたくなくて、DVDを繰り返し見ることはなかった。

その年のFNS歌謡祭に、宙組が出ていた。何気なく「最後のポーズで右にいた金髪の人が好みかな」と呟くと、即座にフォロワーからリプがくる。

「芹香斗亜さんですね!」

だそうだ。漢字変換し辛いなって最初に思った。

ここですかさず宝塚ファンのフォロワーに囲い込まれ、あれよあれよと宝塚デビュー…と行きそうなもんだが、2017年のわたしははちゃめちゃに忙しかった。ドクロイヤーだったので。年末にメンフィスもあって、あまりに心と財布の余裕がない。

というわけで、この時はお名前と顔とキキさんという愛称を覚えただけだった。フォロワーからスッとお写真が差し入れられたりもしたけど、それまで。興味あるものは調べて自ら沼にダイブしがちなオタクなんだけど、まぁハマるのこわかったんですよね…!宝塚(に限らないけど)にハマって色んな意味で大変なことになってるフォロワーを見てるし、何よりムラには物理的に通えてしまう。家から近いわけではないけど近畿だし。東京よりは何十倍も近い。

フォロワーたちの影響で時々DVDやテレビで公演を見ることはあっても(ひかりふる路とか)、ムラへ行く機会はないまま更に2年。

 

2019年、ちょっと人生に疲れてあらゆるエンタメを好きなままに摂取しようと思ったら、飛び込んできた情報があった。
「今度宙組オーシャンズやるよ、キキさんがラスティーだよ。」
…えっ。

 マジ?????友人らのご贔屓以外で、唯一お名前とお顔を覚えているキキさんが、わたしが推しに落ちたあの役を???と動揺しながらググった。

逆やん!!推しさんよりキキさんのが先にラスティー演ってはるやん!!(※2011年)っていうか花組オーシャンズにライナスで出てる!!あと新人公演時代のダニーラスティーの再来だと知りエモくて死んだ。なにそれすごい。近藤土方コンビの再来だとはしゃいだあの時の気持ちが蘇る。

運命を感じて、脳内でFATE CITYがぐるぐる回りだす。キキさんのラスティーが見てみたい。宙組オーシャンズ、行きたい。でもチケットもう無い。そりゃそうだ。そうだよな~!!

 

4月に入り、公演の全容が見えてくる。
宙組オーシャンズ、新曲あるんだって。」

えっ!!???

それは、まさか。いやまさか。いやいや違うでしょだってあの曲はアテ書きで…いやでも、もしかしたら、そんなまさか。

って唸っていたら、数日後にフォロワーから連絡が来る。
オーシャンズ、同行者が行けなくなったんだけどよかったr「行きます!!!!」

秒で答えたのはいいものの、こんな理由で行っていいのか迷った。新曲は、あの2曲どちらとも違うかもしれない。もちろん他の曲も作品そのものも好きだし、ムラに行ってみたかったのも、キキさんを見たいのも事実だけども。

でも、こんなの運命じゃないか。

 

そして初日後のレポ。

「ダニーとラスティーのデュエット曲『オーシャンズ10』、すごくよかった!」

あっ。

 オーシャンズ10が、聞ける。パンフレットに歌詞が載る。円盤になって音源が残る。幻で、二度と聞けないと思っていたあの曲が。
嬉しくて嬉しくて、部屋で号泣してしまって親にビビられたりしたけどそれはともかく。

やったああああ!!!!!!!

同じように梅芸版に通ったフォロワーも同じ回に入るとわかり運命ポイントが完スト。
初めての大劇場にそわそわドキドキしながら行ってきました。

 

      ここから当日の話。

オーシャンズ11』4/28ソワレ

売店、多っ!!!が第一印象。なんだここはショッピングモールか。いや某夢の国か?お土産のバリエーションがやばいしモロゾフとかルクルーゼとかなんかすごいのばっかり。あっ噂の郵便局だ。えっこんだけ売店あってキャトルレーヴはまた別にあるの!?って広っ!!グッズの種類と潤沢な在庫やば!もうここだけで生活用品全部揃うのでは?
完全におのぼりさんである。

特にすごいなと思ったのは、どこのお店も「適度に」混んでいること。カフェやテラスを見回すと、どこかには必ず空席がある。長く見えるレジ列も、数が多くサクサクはけていく。計算された空間だ…。

あっ噂のすみれ色のピアノ…じ、JUMP!が流れてるーーー!!本当に…本当にオーシャンズ11を見に来たんだ…!と開演前から大はしゃぎ。A席なのだけどめっちゃ見易い。どこまでも計算されている…すごい…!
きっと始まってからも要所要所で泣くんだろうな…と覚悟を決めていたら、まさかの105期の口上で開幕即爆泣きでした。キラキラした若者が頑張っている姿に……弱い……。

 

FATE CITY』で人がババっと増えたけど一瞬でキキさんを見つけたのちょっと自分に笑ってしまう。(他の方のお顔をちゃんと把握してないというのはあるけど)

トップお二人のオーラに圧倒されたり、出てる人みんな足が長過ぎる顔が良すぎる歌がうめぇダンスがうめぇ、と途中からだいぶ頭がバグっていく自覚はあったんだけど、時折ふと梅芸版の振付を思い出す。NEVER GIVE UPのステップ好きだったなぁとか…覚えてるもんだな…。

オーシャンズ10』は、仲良しのダニーとラスティーでやるとあんな感じのバディ感が出るんだな!!?ってすごく微笑ましくなった。梅芸版と各宝塚版、男女だとか歌のキーだとかそういう根本的なところ以上に違うのが、香取ダニーは、山本ラスティー超・塩対応。 アテ書き極まってる。

なので全然違うものとして見れたのもありがたかったんだけど、キキさんのラスティー可愛い~~~!!!チャラくて、少しだけ垂らした前髪がセクシーだけど笑顔が可愛らしい!!ダニーの「隣」にいるラスティーだった。(推しさんのラスティーはダニーのちょっと後ろにいたので)タバコ吸いながら歌うの超良いやん…可愛いとかっこいいの同居具合がかんぺき…。歌割りは一緒だったよね?上ハモリやっぱりサイコー。

 

全体的に、当時を思い出したり眼の前のキラメキにやられたりと感情が行ったり来たりしていた。バシャーがかっこよくてビビったし(そもそもそういう役だったわ!)、自己紹介曲が増えた代わりイェンのソロなくなってる?イェンヨーヨーうまい!フランクの髪型(長髪ウェーブ)は梅芸版に寄ってるよな、ラスティーのベージュトレンチコートも金庫の歌割り(ジョンソン先生からそのまま着替えて歌う)も寄ってんのかな!?(星組は見れていないのでトンチンカンなこと言ってたら本当にすいません。)情緒が!忙しい!!

オーシャンズ10はもちろん、宙組オーシャンズは梅芸版を経たものになっているんだなぁって嬉しかった。別に黒歴史だとは思っちゃいないけど、映像化も音源化もなくて記憶から消えれば終わりだったあれこれが宝塚の中に残った。小池先生の中でちゃんと生きていた。ほんっとうに嬉しい…ありがとうございました…。
そうなると「LET ME LOVE YOU!」がないのが悔しいのだけど、そもそも梅芸版にはママのテレサが居ないからこそあの曲があるんだよなぁ…リカルドが捕まったあとのポーラ、ほんとに一人ぼっちで心細そうだったから…。いつかこっちも聞けたらいいな!可愛いんですよ、ラスティーとポーラの結婚するしない痴話喧嘩ナンバー!

フィナーレの最初にキキさんが「愛した日々に~」を歌うの、キャラ的に考えるとちょっと笑ってしまう(以前まではベネディクト役の方が担当だったと聞いた)んですけど、新人公演でダニーをやたキキさんが再びあのナンバーを歌うのってエモの塊なんじゃなかろうか…って、詳しくないのに勝手にしみじみした。

 

そういう色んな渦巻く感情を一気に押し流す、105期のラインダンスがほんっっっとやばかった。NEVER GIVE UPとJUMP!のアレンジで踊るのやばくないです!?この舞台に立つまでいーーーっぱい大変なことあっただろう若い子たちが、「NEVER GIVE UP!」「気持ちだけは折れたことがない」「何故っていつも言い聞かせてる」って歌いながら、希望に満ち溢れた顔で…踊るの…やば……。105期に知人でもおるんかってくらい客席で号泣してしまった。あとめっちゃ個人的な理由なんですけど、モーニング娘。が好きなので「105」のことを「ワンオーファイブ」って言うのが刺さった。

最終的にフィナーレは総勢100名超えだったんですかね?数の暴力、とは思わなくてただただ華やか。すごかった。

 

 

大きな劇団を見に行くと、箱のサイズと演出とキャストの技量がぴったり合っているところに毎度感心してしまう。若手舞台の成長を見守る感じや、小劇場のちょっと狭くて慌ただしそうなところもそれはそれで好きなんだけど、いつでも見たいものを見せてくれる安心感はさすがだなぁと。それらが当たり前のように見えているところもすごい。

梅芸版を見た時に「どゆこと?」って思っていた演出は宝塚のために作られたもので、宝塚で見るとぴったりハマる。(じゃあ梅芸版では演出変更してよと思わなくもないけど。)人数が多くて衣装がきらびやかでそれを最大限に活かしたJACK POTの迫力とかすごかったし、ラストシーンの照明がすっごく綺麗。全てが洗練された演出。 

そして、わたしがこれまでDVD等を見ていて感じた「全員が女性」だというほんの少しの引っかかりが、劇場で見ると何も気にならなかった。観劇慣れしてない一般人から敬遠されがちな派手なメイクと衣装、大げさに見える役作り。観劇に慣れてる自分もそこがずっと気になっていたのだけど、そんな気持ちはじんわり溶けてなくなった。

きっと、「ムラ」と呼ばれる空間そのものがそうしてくれたんだと思う。もちろん、DVDと実際の観劇では見え方が違う。でもそれ以上に、隅から隅まで宝塚しかないあの場所にいると何も気にならなくなった。全身でどっぷり浸かることができる。とんでもない空間だ…そりゃ、戻ってこれなくなるよな…(宝塚にハマって以来他の現場で会えなくなったフォロワーたちの方を見ながら)新しい世界を知れた。

 
運命が変わった作品に運命的な再会をした、平成最後の観劇でした。 
 

f:id:yhforestmk:20190430133306j:plain

 
 
 

 

『BLUE/ORANGE』に打ちのめされた。

関東の小劇場で、三人芝居で、再演。公演が発表された時は気にもかけてなくて、かけてたとしてもあらすじで「うわ絶対苦手なやつだ…」ってすぐ忘れたと思う演目。

なのに、年明けスリルミーからのゲキシネ花でガンガンに成河さんの演技に殴られ、気付いたらブルオレ行くフォロワーが周りにいっぱい居て。えっ公演いつだっけ、あっ一ヶ月もあるの!?小劇場なのに!?すごい、じゃあちょうどSPECTERを見に遠征するからその前に行こう~渋谷から下北沢は近いからはしごできるね~ってチケットを取りました。

ちなみに何故SPECTER前が空いていたかというと、他のいくつかの演目の当日券に目をつけていたからだった。埋めてしまった。まぁこれも…縁ですね…。

あと出演者3人の会話劇なのに、上演時間が休憩含む2時間50分なのにびっくりした。色んな意味でやべぇ。ヤバイっしょ。幸運にもチケ取ったあとにアフトーが追加されたんですけど、見れるはずもなく下北へダッシュしました。最近多いな、マチソワ間ダッシュ

 

一回しか見れてないし全然咀嚼しきってないので、明らかに間違ってるとこ以外はそっとしておいてください。台詞とか全部曖昧です。

 

『BLUE/ORANGE』4/21マチネ

STORY

ロンドンの精神病院。
境界性人格障害のために入院していたアフリカ系の青年クリス(章平)は、
研修医ブルース(成河)による治療を終えて退院を迎えようとしている。
しかしブルースには気がかりなことがあり、退院させるのは危険だと主張していた。
上司のロバート医師(千葉哲也)はそれに強く反対し、高圧的な態度で彼をなじる。
納得のいかないブルースはクリスへの査定を続け、器に盛られたオレンジの色を問う。
彼はそのオレンジを「青い」と答えた――。

 

公演詳細 | StageGate [ステージゲート]

 

戯曲・役者・箱の使い方がぴったりと合っていた。どれかがちょっとでもズレた瞬間崩壊する空間。場の空気のうねりが目に見えるかのようにぐわっと流れていく。セリフ量も異常だし緩急は凄まじいし、後半もはやプロレスかよってくらい狭い板の上を駆けずり回り暴れて物を壊し叫び続ける。それでいて三人ともめちゃめちゃうまい。ほんっとすごいもんを見た。

 

この演目、カルチベートチケットという制度がありまして。

一人カルチベートチケット | web dorama de songha

twitter.com

成河さん、以前からお名前は存じてたけど花髑髏から始まり、美女と野獣(ルミエールの吹替)、子午線の祀り(テレビ放送)、スリル・ミー…と色々拝見しました。ドラマや映画までは追いかけていないし、フリコミや人間風車は見れてない。エリザのチケもない(…)

その演技の幅や演劇への想いに魅了されつつも、「頭良すぎて逆に怖いな」っていう印象があり。これは今もそう。自分の考えをじゃんじゃん発信して行動できる人。わたしがここでぐだぐだ言うより、上のブログを読んでいってもらうとそれは十分にわかる。色んなことをこっち側に伝えてくれる。すごい人だなぁと、この人を追いかけてたらすごいものが見れるんだなって思う。

だから、そんな成河さんが「おもしろいよ」「わかりやすいよ」「友達連れて見に来てね」っていうこの作品がおもしろくないとは微塵にも思ってなかったんですけど、もうとんでもなかった。もしわたしが観劇ビギナーの頃にこれを見ていたら、その後の観劇人生を大きく左右されてると思う。そんじょそこらの会話劇じゃ満足できなくなるか、もしくは演劇の怖さに負けて小劇場から遠のく。そのどちらか。これを気軽に見せるの結構博打じゃない?演劇自体が博打だけども。やべーよ。でも、それでいいんだろうな…まず見てもらうことが大切。

 

初めて行ったDDD青山クロスシアターは小奇麗なインディペンデントシアター2ndって感じ。不思議な立地。天井は低め。舞台を真ん中においた対面舞台。椅子の下にスピーカーがあってHEP HALLっぽくもある。まさに小劇場。なのに、なのに…椅子が…良い…!!!いやほんとこれ感動したんですよ…おかげで約3時間余裕で座れた…。椅子は大事。この劇場まるごと関西にほしい。

セットは病院の一室らしく机と椅子がいくつか。机の上には資料といくつかのオレンジ。シンプル。あと奥にベンチとゴミ箱、ウォーターサーバー。舞台上に業務用のウォーターサーバーあるのシュールだし、キャストが度々飲みに来るのおもしろすぎんか?もちろん演技として、なんだけども普通に給水タイムだよな??三人舞台で三時間弱演ることを思うと必須アイテムよね…。時折「ゴポッ」って水音が鳴るのもおもしろかったんだけど、劇評を見てたら第四の出演者って言われてた。確かに。ラストシーンの音もわざとよね?どうやって操作してんのかわからんけどびっくりした。

客席に出入りする扉がそのままセットとして使われていて、その向こうのロビーは病院の廊下になっている。扉を開ける度に病院っぽい穏やかなBGMが聞こえてきて、照明の感じも違う。劇場の活かし方がおもしろい。廊下に飛び出したブルースとロバートがそのままロビーで口論を続けるんだけど、声の遠さや反響の具合で本当に廊下での言い争いを聞いてる気分になって「すげー…」って感心した。

 

対面舞台のE列側が表、W列側が裏と言われてたんですけど、わたしの席はZ1だったので裏の一番後ろ(といっても実質4列目…)の端。特にブルースの表情は見えないことが多かったので、あぁ確かに裏側だな~と思いつつも、それがまたおもしろかった。終盤でクリスに泣きつくブルースのシーンがまさかのウォーターサーバー死角。すごい絶妙に見えないの。何してるかギリギリわかるくらい。隠れているのがウォーターサーバーなだけに、その陰からのぞき見してしまっている感覚があってドキドキした…。ある意味計算された死角ですよね。他にも見えんとこいっぱいあったけど、あまり悔しさはなかった。

その代わりこの席、扉の向こうがめっちゃ見える。さっき言った口論してる姿とかは見えないんだけど、奥行きがあるのでそのまま廊下が続いてる感じした。扉が開けっぱになって白い照明と穏やかな音楽がまっすぐ入ってきたところは、神々しくて教会っぽさがあった。ラスト前の青い照明はすごく目を奪われた。

 

で、肝心の内容なんですけど言葉で感想を綴るのがむずかしーんだこれが。『境界性人格障害』から始まって色んな境界の話が出てくる。

そうですね、
テーマとしては、
一部。例えば、

僕たちにとって異常と正常の境目はどこなのか
僕たちは誰とでも分かり合えるのか
果たしてその必要があるのか
そもそも僕たち、とは何なのか

 

ブルオレ | web dorama de songha

このお芝居のキーワードは境界です。ジョーペンホールはなんだかんだ親切なので全部台詞に書いてあったりします。わたしとあなたの境界。僕と世界の境界。コチラとアチラ。曖昧な世界を明確にしようとする意思。笑い飛ばせたら幸せでしょうか。
 
 もうほんとに成河さんのブログ読むのが一番早いしわかりやすい…。
 
作中では人種差別がやはり根底にあり、ロバートがクリスの奇行や言動に対し「彼(アフリカ系)の文化圏ではそれが普通なのかもしれない」としきりに言う。言い訳にしか聞こえないシーンもあるし、確かにそうだよなと思う時もある。
人種差別が身近でない(と思っている。でもきっと気付いてないだけ)わたしはこの手の話を考えるといつもどん詰まりを起こすけど、『異常』と『正常』とまでは行かずとも『普通』と『変わってる』の境界線とかわかんないじゃないですか。余談中の余談だけど、大学の時に近畿圏外出身の同級生との会話中に「なんでやねん」っていつものノリでツッコんだら「えっ何か変なこと言った?そんなキツく言わなくても…」とビビられてしまったことがあって、文化の違いをひしひしと感じたんですよね(めっちゃ謝りました)。育ってきた環境が違うからセロリが好きだったりするんだし。何が普通なのかなんてその人にしかわからない。
 
3人の誰かが嘘をつく。でもそれが嘘なのか冗談なのか、本気でそう思っているかがどんどんわからなくなる。言葉と言葉がどんどん絡みついてしまってぐちゃぐちゃになる。一幕の途中までは、クリスが心配で病院に留めようとするブルースが『善』で、クリスを追い出そうとするロバートが『悪』に見えがちだったけども、序盤から散りばめられていた言葉に二幕でどんどん足元を掬われて、その立場は何度も逆転する。言葉のプロレス。いや実際言い争いが加速して胸ぐら掴み掛かりまくる大喧嘩だし、机に乗るしオレンジはぶちまけられるし、椅子は客席まで飛ぶし(これは飛び過ぎたらしい)座面ぶち壊すし(さすがに壊れすぎたらしい)ブルースは水ぶっかけられるし。会話劇とは?
ブログで度々言ってるのですが、わたしは男同士の言い争いがめっちゃ好きなので二幕はニヤニヤしながら見てた。ほんっとうに緩急の付け方がすごい…叫んでるし早口なのに聞き取れるし、ちょっとでもテンポずれたり台詞間違えたら戻せなさそうな言葉の殴り合いはいっそ爽快。訳詞も素晴らしかったんだと思う。言葉のチョイスにひっかかったりしなかった。
 
オレンジの色は、という問いかけ方に「でも『色は』オレンジじゃないよな?」という誘導が含まれていて話は二点三点する。それに対してクリスは双方から「ブルースの意識を植え付けられている」「ロバートの考えを喋らされている」と言われて混乱するんだけど、それーーまさに演劇を見ている我々のことーー!って唸った。この話、誰かに感情移入した時点で負けなんですよね。いや戦わんでいいんやけど。ブルースのその意志、その正義は間違っているわけではないけども綺麗事が多い。ロバートの軽口だって嫌味だけで言ってるわけではないし、病院のベッドが足りないのも事実だろうし。クリスはどこまでが本当か全くわからない。全部嘘かもしれない。誰かに少しでも思いを寄せたら、話の途中で全部ひっくり返される。翻弄という言葉がぴったりかもしれない。
 
精神病治療と同じく、この話に正解やゴールはない。最後、散らばったオレンジの『皮』だけを無心でかじっていたブルースと『中身』を食べるロバートの対比にこれまた唸った。若くて青いブルースは表面しか見えてないから、中身にはたどり着かないのかな…って思った途端に態度を一変させ、開き直った顔で中身を食べながらロバートに向き合うところでウォーターサーバーがゴポッと水音を立てて終わる。あれ次のラウンド開始のゴングかな。ブルースが一歩踏み込んだ感じ。
伏線はあったけどそれが回収されたところでスカッとするわけではない。ゴールもない。それでもめちゃめちゃおもしろかった。
 
それはそうとして、後頭部が丸くて目がぱっちりしてピンクシャツインのフラハーティ先生はすごく可愛かったです。あのトーンの声の成河さんを初めて見たので一瞬「えっ誰が喋ってんのこれ、めっちゃ堺雅人なんだけど??」って混乱した。先生の顔がしっかり見える席だったらもっと翻弄されてただろうし、もし手持ちのチケが2枚あったら最終的に5枚くらいまで増やしたくても遠征できない自分にやきもきしそう。一度で、あの席で結果オーライ。
成河さんあいかわらず化物だったし千葉さんの飄々とした立ち振舞いさすがだったし、そんなお二人に引けを取らない章平さんのオーラがすごかった。
 
小劇場の良さも思い出せたのでまた気軽に小劇場行きたいんだけど、物足りなさを感じそうなんだよな…こんなどえらいもんを見てしまったから…。
あと対面舞台が好きなのも改めて実感したんですけど、開演直前に対面側の客席にめっちゃ顔の良い『彼』を見つけてしまい動揺し、冒頭3分くらいの会話が頭に入って来なかったので良し悪しあるなって思いました。オチがそれかい。
 
 

f:id:yhforestmk:20190427232240j:plain

 

本当に良い劇場だったのでまた来たい。