ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

Patch stage vol.11『JOURNEY-浪花忍法帖-』霧&虹初日キャラ感想

 

劇団Patch第二章、開幕!
ということで、霧ver虹ver、どちらも初日見てきました。もうどう考えても伸びしろがめちゃくちゃあるから東京大楽までにめちゃくちゃ進化するとは思うのだけど、今の段階でのざっくりした感想を投げときますね!いつも通りだけど概ねキャラの感想です。

しっかりネタバレしてますので、今後見に行く予定の方はご注意下さい。
どちらかしか見てない方が、これ読んで「えっそんなに違うのか見に行きたいな」って思うきっかけになれば嬉しい。

 

今回、「大阪公演が過去最多の16公演」「初の東京進出」「作演が末満さんではない」(これに関しては『観音クレイジーショー』が山崎彬さん作演だったので初めてではないけども)「出演は劇団員8人のみ」(ハブレンは10人+日替わり1人)等々色々と挑戦があるのですが、個人的に特にいいなぁと思ったのが「Patch初の役替わり公演」「出演者の半分が四期生」です。

まず「役替わり」。Patchに限らないけど、劇団って同じメンバーで色んな作品をやるじゃないですか。前回公演は相棒だったのに今回はライバルとか、親子役多くない?(これは主に中山と井上のことです)とかまたコンビかよ!とか(これはだいたい三好と星璃です)、そういうの大好きなんです私…。普段は明るいイメージなのに闇を抱えたキャラがめちゃくちゃ似合うとか…好き…(松井のことです)
それが2パターン見れるのめっちゃ楽しいですジャー忍。末満作演のTRUTH/REVERSEのように全員が替わるわけではない分、見た目は変わらないのに関係性の違いが顕著でおもしろい。

それに拍車をかけているのが「半分が四期生」というところ。

Patch四期、田中・納谷・尾形・藤戸。(公式サイト順)紹介記事でも書いてるし、少しでも四期生のTwitter等を追いかけたら明白なんですけど、彼らめちゃめちゃ仲良しなんですわ。年齢的には田中と藤戸で4学年違うんですけど、お互いに遠慮がないというか。同期って…いいよね…。

主役の恵比三が霧は松井(一期)で虹は納谷(四期)と替わることによって彼を取り巻くキャラ達の立ち位置も変わり、ラストシーンが霧は一期メインになるのに対して虹は一期VS四期の構図になるのがとても熱い!!

そんな感じで、こっから下長々とそういう話をしています。

・霧の松井恵比三を見て、いやーさすがこういう役似合うな陽松井(と勝手に呼んでいます)いいなーって思ってたんだけど、虹の松井弁才の闇の抱えっぷりがすごくて、いやーさすがこういう役似合うな闇松井(とやはり勝手に呼んでいます)最高だな…とも思った。目にハイライトがない…。声の出し方も全然違う。WJにおけるクールなライバルキャラって言われているのを見たけどほんまにそれ。シンプルにかっこいいんですよね。あと松井が真ん中にいると安心する。

・霧の納谷弁才、ちょっと後ろに控えてる感じが好きだな~真ん中より二番手で光るタイプなのかな?と思っていたけど、虹で真ん中に立つと華があって表情もコロコロ変わるしちょこまか動くし、主人公だ!ってすごく感じた。蹴りのキレが素晴らしくて、刀ステで見たことあるはずなのに改めてうわすごい…ってため息。納谷恵比三、禄郎に身長を弄られ(恵比三を見失ってキョロキョロするのは吉本新喜劇ネタです)、寿にベタベタ触られ、裏切った達磨に軽く見られ…と全体的におちょくられ気味なのが可愛い。

・恵比三と弁才って確かに命を狙う側狙われる側だけども、実際に本編で恵比三と対になるのって毘沙丸だったのでびっくりした。序盤の「毘沙丸様と同じ毒の効かない身体」で、おっ何だ何だ血縁か?とは思ってたけども。
ここが霧だと松井・星璃なので、白浪の駄衛門VS蓮士郎の高速殺陣とかハブレンの蓮太郎と定春の殴り合いを思い出すし、後ろで倒れてる布丁(父親だった…)も三好だからみんな一期生で、安心感がある。イツメン。
虹だと納谷・三好になるので、霧見たあとに「えっ全然想像がつかない…あの二人で兄弟…?」って思っていたら、虹は恵比三とその仲間たちVS毘沙丸って感じだった。シーンとして壇上にいるキャラは変わらないのに空気が全然違った。おもしろいなぁ…

・もうひとつの役替りの毘沙丸と布丁なんですけど、まず今現在三好が銀髪・星璃が金髪になってるのが好き過ぎる…。毘沙丸が敵なので今回はここ二人敵味方か~って思ってたので親子ってわかったときに「君らまた血縁かい!」って心でツッコミを入れた。またっていうほど親兄弟やってるわけじゃないんですけどね。ハブレンとかほとんど関係なかったんだけど、彼らは普段から兄弟を名乗っているから…。
霧は二人とも正統派というかいつもよく見るやつって感じだけど、虹の父星璃・息子三好はさすがに新鮮だった…!キャラそのものは替わってもあまり変わらないかな。星璃布丁、父親というか母親っぽい時がたまにあるけど。
ここ二人といえば出落ち感のすごい閻魔大王ですが、星璃閻魔がめっちゃ体育会系で笑った。強い。三好閻魔はああいう格好があまりに似合いすぎ。

・ハブレンでのダークホースは田中だったけど、今回は完全に禄郎の尾形ですね。第一声から心掴まれた。オイシイなあのポジション…尾形の演るキャラとしてはよく見るタイプの後輩キャラ(笛ステの森長とか磯ミュの小吉とか)なんだけども。
恵比三の脳内に居た時は「えっなになに黒幕なの?」と心配したし、死んだと思ったらまた出てきて色々と混乱したのだけど生きてただけかーい!いや良かったけどね生きてて!
霧の松井相手だと本当の先輩後輩という感じだけど、虹の納谷相手だと遊び心が満載でとても可愛い。あと虹の場合サイズ感がかわいい。調子に乗ったり拗ねる恵比三を引きずっていく禄郎、イベントでよく見る納谷と尾形そのもので笑った。

・藤戸の寿、くノ一だとは聞いてたけど想像の数倍可愛くてびっくり。勿論良い意味で。扇子さばきも所作もちゃんと女性っぽい。大角と夫婦漫才みたいになってるのめっちゃ好きなので安須真パートが始まるとワクワクしてしまう。霧よりも虹の方が恵比三にベタベタ触っている気がするし、霧だと弁才をかなり気に入ってそうなイメージがある。そうだね四期だね。
声の抑揚がしっかりしているので、後半でどんどんテンション上がってヒャッハーしていくの見てて楽しいです。

・大角、いつもの吉本といえばそうかも知れないんだけど、ああいうキャラってそうそうできるものではないからすごいよなぁって思う。バルトロメや陸奥での「無邪気な少年」から、ハブレンの宮春を挟んだことにより「無邪気でおもろいオッサン」(※大角は25歳らしいけど)ができるようになっているのが良い。寿との夫婦漫才楽しいです。弁才の影縛り(正しい術名失念)にかかった時のアレコレアドリブ、納谷弁才相手だと本当に力で押し切ってる感がある。松井弁才だとそうとも行かないので応援したくなる…。生き返って(?)よかったね…?

・田中亨がただの村の少年のわけがなかった。舞台の上での立ち方がまだ不安定な部分があるのか、達磨の何を考えているかわからない度が半端ない。禄郎刺した時めっちゃテンション上がりました。嘘というか術だったけど。いつかそういう純粋な悪役も見たいな…。安須真の中でも能力が高い~にはあまり説得力がなくてちょっと笑ってしまった。そういえば初日にブロマイド売り切れててびっくりしました。尾形共々この夏すごく頑張ってたようなのでこれからの君たちが楽しみだよ本当に…。

 

序盤の恵比三の台詞で、「いよいよ浪花が安須真に進出や」的なメタ台詞あるじゃないですか。細かい言い回し忘れたけど。最初聞いた時は笑ってたんですけど、二回目は「せやな…!」って感慨深くなった。
それで、最後の台詞って「帰ろか、浪花に!」的なやつじゃないですか。ニュアンスだけど。東京公演千穐楽は虹だと思ってたら霧だったので、松井恵比三が「(大阪に)帰ろか」っていうのを聞いてから自分は新幹線で大阪に帰るんだなぁと想像したらそれだけで何だか泣きそうになったし、その言葉通りいつか大阪凱旋公演をやってほしいなって思った。

そんな日が来るのを夢見て、これからも応援したいなぁと思えた素敵な公演でした。

 

まだまだ見に行くので、多分大阪楽とか東京楽のあとにまた似たような記事書いてると思います。
いつもならもう終わっている(いつも大体月曜が大楽)Patch stage、彼らの旅はもう少し続く。

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ブレすぎなのでまともな写真撮って差し替えます。

 

(まだ途中)劇団Patchのススメ:本公演DVD編~ジャー忍物販でどうぞ~

さぁ!今週末から

www.west-patch.com

ジャー忍がはっじまっるよー!まだ大阪の平日公演はチケットが買えます!平日夜はアフターイベントもあるよ!

というマーケティングは一旦置いときまして(多分初日見た後にめっちゃしてる)、おそらくジャー忍の物販に置いてあるであろう、過去の本公演DVDのオススメをしようと思います。

刀ステ・ハイステ・ホストちゃんetcでぱっちを知ったけど本公演DVDをどこから買えばいいかわからないそこのあなた!グランギニョルの予習でSPECTERを見て、特に推しメンは決まっていないけどとりあえずもう一作品見てみたいそこのあなた!参考にしていただければ幸いです!

(9/29の0時)そしてジャー忍始まるまでに書き終わらなかった!マジか!ということで3つしかまともに書けてないけど途中公開しときます。

 

注※これを書いてる人はSPECTER以降しか劇場に足を運べていません。破壊も、8番勝負の2番目も、EX(熱海・フォアコン)も見れていません。公演当時のあれこれは伝聞や感想でしか知りません。明らかに間違っていることがあれば教えてください。もし「当時はこういう状況でこうだったからアツかった!」っていう思いがあれば、是非聞きたいので思い出ブログとか書いて下さい!読みたい!

 

去年くらいに友人にオススメするためにざっくり作ったチャートがあったりするのですが、

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巌窟の漢字がめっちゃ危うい。
推しメンが決まってないならこれ結構参考になると思います。磯ミュの初演・再演の違いについては後述。

正直な話、一番見て欲しいのはハブレンだと思っています。が、これもDVD情報が今のとこ未定。くっ…。

 

さて、一作ずつ紹介しようと下書きしたらすごい情報量になってしまって自分でドン引きしたので、先日なんとなく投げたメモを膨らましつつ訂正しつつ、というゆるい紹介にします。

 

◆OLIVER BOYS

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7net.omni7.jp
キャストがわからんけど可愛い度★★★★☆
特撮オタクに刺さる度★★★★★
この人好きにオススメ◆竹下・星璃

 

寂れた商店街で潰れかけたアクションクラブがヒーローショーをやる話。努力友情勝利!な少年漫画的なストーリー。メインは竹下と星璃。サブが三好・中山・(金澤・亀井)という感じですが、比較的みんなまんべんなく出ている。

記念すべき旗揚げ公演。演劇初心者がほとんどだったので、末満さんがそれぞれがやりやすいキャラを作った(所謂あてがき)らしい。とにかくみんな若い。当時のキャスト(旗揚げ時の一期生)15人中、現在もPatchに在籍しているのは6人。それに最近まで在籍していた岩崎・村川を加えてもほぼ半分が見慣れない顔になるのでそういう意味ではオススメしづらいのだけど、全てはここから始まった。
ほとんど全員が初舞台で、カーテンコールで顔をぐしゃぐしゃにしながら一礼をする姿はただひたすらにエモい。もしあの場に立ち会っていたら、確実にその頃からPatchを推している。

とりあえず一作、というには向いていないかもしれないけど、いずれは全部揃えたい…という方は早めに見ておくのがいいかも。ほんと若いので…色んな意味で…。

普段テニミュを見ている層には、キャストの成長を予感させるところが刺さると思う。
あと思った以上にヒーローショーの体をなしているので、特撮オタクは見よう。

何故か音声バランスが他以上に悪い。声を張れていないキャストの台詞を聞こうと音量を上げると、転換時の「ナニワオリバー!」で耳が死ぬので気をつけよう。

 

◆巌窟少年

 http://img.omni7.jp/co/productimage/0001/product/15/1400577315/image/1400577315_main_l.jpg

7net.omni7.jp

演技を見守ってしまう度★★★☆☆
繭期に刺さりまくる度★★★★★
この人好きにオススメ◆村川・竹下・井上・中山・岩崎
 
ラファエロとアンジェリコみたいな二人を中心にした、ライチ光クラブみたいな話。洞窟に住む少年たち。
繭期の皆さんには必修単位です!!

2年前、NU版TRUMP公演後の末満さんのこのツイートにより、巌窟のDVDがしばらく在庫切れになるという事件が起こる。(※今後COCOONを演る時は別のプロットを使うそうです。)
末満さん、ひとつのコミュニティを作り上げてぶっ壊すのうまいよねー!!って感じです。ちなみに燃えません。

メインは村川・竹下・井上なんですけど、巌窟はそもそもキャストが10人しかいません。劇団内オーディションの結果数人が外され、その中には松井と三好の姿も。それでも稽古場に通い続けたそうで、最終的に出ることになったアレコレについては詳しくないし表立って言うことでもないのだろうけど、最初は外されていた二人が今や各地で客演をするようになったり、自分で公演を打つようになったっていうのがすごいなぁと思う。

アテガキだったオリバーと違い、西洋を舞台にした会話劇なので学芸会度は上がってしまっているのだけど、繭期の民は絶対に好きな世界観です。SPECTERでぱっちを知った人に一番に薦めたい。

オーディオコメンタリーがついていて、末満さんと中山による専門的な会話が興味深い。

◆白浪クインテット

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歌詞聞き取れんけどなんか楽しい度★★★☆☆
地味に戦国オタクに刺さる度★★★★☆
この人好きにオススメ◆松井・中山・竹下・岩崎・村川・三好・星璃
 
ブロークン江戸時代が舞台の和物ミュージカル。ギャグあり殺陣あり涙ありの痛快時代劇!元ネタである白浪五人男は現代のスーパー戦隊シリーズのモチーフになっているので、破茶目茶な和風戦隊モノって感じです。刀ステで使われていた文字書いてある番傘はこれにも似たようなのが出てきます。
赤→松井・青→竹下・緑→中山・黄→岩崎・桃→村川。敵のメイン二人が三好(兄)・星璃(弟)。
ここから二期生が増えます。吉本がとても美少年。
 
ブロークン江戸時代とは時代考証を無視してスクーターとかバズーカとか出てくるなんでもありの世界観なのですが、そんな感じで気軽に見たら戦国オタクの私は死にました。いい感じに戦国末期をアレンジしてある…!!派手な衣装派手な演出に殺陣が多い!個人的にめちゃくちゃ好き!
時期が逆行するけど、磯ミュ好きな人は白浪も好きだと思う。ただ磯ミュ→白浪の順で見ると、みんな歌うまくなったんだな…!としみじみすることになる。そういう意味では早めに見た方が吉だけど、不安定な音程もなんだか可愛く感じます。
 

----破壊ランナーはここの間----

パンフ持ってるんですけど写真がどれもかっこいい。DVD化が無理なら上映会とかやってほしいなってずっと思っています…。
 

◆観音クレイジーショー

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7net.omni7.jp

THE・小劇場度★★★★☆
他とちょっと違う度★★★☆☆
この人好きにオススメ◆中山・三好
 
 

◆SPECTER

みんな大好きTRUMPシリーズ第三段。
こっからでもいいけどTRUMPとLILIUM見てからにしよう度★★★★★
DVD特典が充実し過ぎ度★★★★★
この人好きにオススメ◆中山・三好・松井・星璃・吉本・山田・村川・井上・竹下
 

◆幽悲伝

Dステ『夕陽伝』との連鎖上演(同一脚本で演出違い)日本神話モチーフ。
特典の謎の卒業式っぽさ度★★★☆☆
熊曾主従がズルい度★★★★☆
この人好きにオススメ◆村川・松井・三好・星璃・吉本・井上
 

◆磯ミュ

週刊少年ジャンプで連載中のやつ。
推しファンを生みまくった度★★★★☆
何も考えずに楽しい度★★★★★
この人好きにオススメ◆(不参加の納谷以外の)全員
 

◆磯ミュ天晴版

再演。村川卒業作。
前半全然違うやん度★★★☆☆
特典に松井めっちゃおるやん度★★★★☆
この人好きにオススメ◆村川・松井・井上・納谷・中山
 

◆羽生蓮太郎

正直一番見てほしいからDVDはよ!!!!!

 

またちゃんと続き書きたいです!

 
 

『ニコニコで"歌ってみた"10周年!同窓会ライブ』(略してニコ同)に行ってみた。

2007年6月中旬。麻疹の流行により、通っていた大学が一週間ほど休校になった。
突然与えられた梅雨休みをどう過ごそうか迷っていた私に、カラオケに行く約束をしていた友人らから「ニコニコ動画って知ってる?」という一石が投じられた。

当時のニコニコのバージョンは(γ)(数日後にRCになった)で、組曲『ニコニコ動画』が投稿される10日ほど前のことである。

 

……って時期くらい~2009年あたりまで、ニコニコ動画で「歌ってみた」厨をやっていた元ニコ厨『ニコニコで"歌ってみた"10周年!同窓会ライブ』(略してニコ同)に行ってきたよ!!!というライブレポです。

ハルヒが好きだったので、当時の推し(って言い方はなかったけど)は雪弥さん。JさんRe:さんのJRコラボやMetal ofシリーズがめちゃくちゃ好き。ランティス組曲メンツが箱推し(そんな言い方もなかったけど)だった。
歌ってみた系のライブ参加暦は、今や伝説になってるらしい2008年のニコサマ(笑)、事務員GさんとRe:さんのアンプラ(秋)、湯毛さんの歌ってみたまつり(1~3)、大漢謝祭四ノ章…くらいかな。もうちょいあるかもしれない。

 

公式サイトはこちら。

utattemita10.wixsite.com

最近舞台ばかりに行っていてライブ自体が久々だったので、声を潰してしまったし右腕がめちゃくちゃ痛い。
でも本当にとっっっっても楽しくて懐かしくて嬉しくて、今後自分で見直すためにもちゃんと感想書こうと思ったので、語彙力がいつも以上にない+当時のニコ動事情を知らないときっと意味がわからない文章ですが適当にお付き合いください。

 

『ニコニコで"歌ってみた"10周年!同窓会ライブ』

そういえばニコサマも雨だったなぁ、雨の中開場待ちしたなぁって思い出したんですけど、今回は台風。もう一日ズレてたら来れなかったメンバーやお客さんがいたかと思うと恐ろしいのでどうにかなってよかった…。

セトリは公式からのコピペです。敬称略。

 

開演・休憩時の諸注意等はたぴおか氏。

~オープニング~

01.Butter-Fly /のど飴 Re: J やまだん 湯毛 ASK ピコ ゴム 社長
やっぱこれだね!!っていう開幕一番の選曲をありがとう…この日の楽しさは無限大だなって確信できた一曲でした。みんな声が全然変わってなくてびびる。

02.もってけ!セーラーふく / かにぱん nayuta 転少女 うさ
みんな可愛い……!!!小さく踊ろうとして、ダンスの振りをほぼ忘れていることにショックを受けた。二番サビ辺りから男性陣によるポンポン隊のダンスがぐだぐだww

 

~ソロタイム~

03.ハナマル☆センセイション / (V)・∀・(V)かにぱん
超絶滑舌健在!歌詞に「♪~10年も待てない」ってとこがあるんだけど「10年って…早いな…」ってしみじみしてた。かにぱん。普通に出演者なのにtwitterで実況しててあとで辿ったら楽しかった。

04.慟哭ノ雨 / のど飴
選曲にギャーーーってテンションぶち上がったんだけど、会場のペンラが一斉に黄色になって感動した。(昔ってアイドルのライブ以外でのペンラって一般的じゃなかったよね?)
砕けるって言い方も久々過ぎて、ひっくり返りそうになる飴ちゃんの声めっちゃ好きだったなーって思い出して、ランティス組曲と缶詰聞こうと思ったのに今現在CDが見つからない。どこや!

05.METAL of ルフラン DECADE ※1 / Re:
前奏で泣いた。これだけめっちゃ長いよごめんね!
泣いたのは懐かしさと「METAL of ルフランが生で聞けるなんて…!」っていう感動だったんだけど、ニコサマのセトリ見直したら入ってた。一回聞いてるやんけ。
ルフラン、最初に上がったバージョンに何故かやたらと文句が出て、改めてpsychoさんがリミックスし直したんですよね確か。わたしは最初のバージョンも好きだしそっちの音源も持ってるよ…とか、転調後のラスサビのほとんど泣いてるような高音とかサ行の崩壊っぷりが全部全部懐かしくて、終わったあと「無理………」って顔を覆って隣の友人にフラフラぶつかった。
っていうかRe:さん口からCD音源だった(CDではないけど)…若干ふわっとした音程とかファルセットとの切り替えとか、あーそうそうそうだった!って感じ。これは他の歌い手さんたちもで、私達が聞きたいものを聞かせてくれてる。めちゃくちゃありがたい。ずっと泣きながら聞いてたけど、凍るエビフライでフフフッて笑えた。

06.METAL of 恋のミクル伝説 DECADE ※1 / J
10周年アレンジがかっけぇ!!原曲より先にこっちを聞いてしまうというベタなこと当時やってしまったのを思い出した。あとミノル伝説メタルアレンジが公式から出た時の「何事!?」って驚きも思い出し、ノリながらも色んな思いがぐるぐる駆け巡ったところに\大喝采/でトドメを刺された感じ。
ルフランもだけどこんなドコドコしまくっているオケでよくズレずに歌えるな…すごい…。

07.God knows... / nayuta
「ただの同窓会には興味ありません!」で上がる歓声。あまりに安定あまりに安心、まさに聞きたかったやつ!当時からみんなサラっと歌ってたけど難しいんだよなぁこの曲。なゆたん相変わらずちっちゃくて可愛いのに歌はパワフル。

08.みんなみくみくにしてあげる♪ / 転少女
ペンラが一斉に緑になって感動した(二回目)みくみくに~のコールが楽しくてニコニコしながら叫んでたら早くも喉を潰すなど。ロングバージョン久々に聞いたな~
10年経ったのに自分の名前に「少女」が入ってるのがちょっと…ってMCで言ってて、ノリでつけたPNあるある過ぎて笑った。コロちゃんMCお疲れ様です。

09.Shangri-La / やまだん
影山ヒロノブ系じゃなくてこっち!?と思いつつ、2017年になって\ココア☆ソーダ☆クエン酸/って叫ぶとは思わなかったし楽しかった。しょっぱなから(高音曲的な意味で)飛ばすなぁ団長…って感心してたけどこのあともっと大変なことになろうとは。

10.Fire◎Flower / 湯毛
こっち!?っていう選曲その2。でもこの曲の湯毛さんverめっちゃ聞いたしライブで盛り上がるもんなー!って思った矢先、イントロの「最初から君を好きでいられて良かった」なんて~の部分の大合唱で泣いた。何年も聞いてないはずなのに歌詞覚えてるもんだな…良い歌だな…。MCで湯毛ぽが何回も「あーもう泣きそう」って言ってたのが印象的です。

11.カンタレラ / ASK
あっこれボカロタイム入ったな?って思った(合ってた)。仮面を付けて妖艶に歌う細長い人。ラスサビ前で「捕まえた」を最前のお客さんにやってて、会場から黄色い悲鳴が上がる中でわたしは爆笑しちゃったんだけど、MCで眼鏡ないから全然見えてなくて男性?を捕まえたっぽくて更にわろた。(9/19追記)お前か!って言われてたから知り合いの男性かと思ったらASKファンの子だったらしい。やべぇな!?

12.ワールドイズマイン / うさ
うささん2007年組だっけ?って思ってたら初投稿が12/28?あたりでギリギリだったらしい。今回の出演メンバーで投稿順的に最年少。ライブでのWIMは「その1!」とかやるの楽しいんだよな~可愛くもかっこよかったです。

13.恋は戦争 / ピコ
全てがプロい。(※プロです)歌声はもちろん、ライブパフォーマンスがすごかった…。もうアラサーですって言ってたけど変わらず可愛いなピコ。他の出演者にも言われてたけど。
余談だけど、舞台ハマってから北村諒くんと星元裕月くんを見た時に感じてた既視感がどっちもピコだったと気付いて個人的にすっきりした。

14.1925 / ゴム
こう来たか!でもなるほどな!って選曲。イントロでそういう曲じゃないけど声出して行こーぜー!って言われたので全力で\こんにちは!/って叫んだ。普通に好きな曲だったので久々に聞けて嬉しかった。

15.恋 / 社長(平松 新) Cho. ASK
いや何でやねん!って思わず口に出たけども、社長の代表曲ってコーラス重ねまくるものが多いからライブでどれか選ぶの大変なんだろうな…!でも間奏が間奏じゃなかった。サビで軽く恋ダンス踊ってたら斜め前にいたお姉さんも踊ってて、間に挟まれた友人が困惑していたごめん。
(9/19追記)仕事してたら脳内に社長のまっがーれが流れてきて間奏でしゃべりまくってて、そうだよなーまっがーれで良かったのでは…?って考えたけど、ハルヒだけで3曲になってしまうのは偏り過ぎだなぁと思った。めっちゃ考えて作ったセトリなんだろうなぁお疲れ様です。

16.バラライカ / いさじ with 阿部ダンサーズ(超監督 ナオシゲ)
これで全員だな?と落ち着いたところに流れるいい声にびっくりした。録音だと思ったら本人出てきてえええええ!??!?来たの!?宮崎から!?!?!って思ったしいさじ氏が宮崎在住なのを覚えていた自分にドン引きだよ!
さすがに原曲歌詞だったんですけど勝手に脳内変換してたので問題なし。あとナオシゲさんのキレッキレのダンスと笑顔があまりに眩しすぎて目が離せなくなった。

 

ここで一旦休憩。ありがたい。

 

 ~ コラボタイム~

17.BRAVE HEART / 軟鉄兄弟(やまだん 湯毛)
ニコサマでの記念すべき一曲目!!!ってテンション上がってたら、間奏でゆげぽがその話をしてくれて「ちなみにニコサマ行った人ー!」って聞いてくれたので全力で手を振った。20人位いたっぽくて嬉しかったなー!でも言われてみると曲自体の(ニコニコでの)知名度はそんなに高くないのかな。軟鉄好きだしレツゴ世代なので最高でした。

18.GO MY WAY!! / J 転少女
Jさんのアイマス曲聞けるとか嘘だろwwwなんでJさんが上ハモリなんだよwwwって終始笑いながらノッてた。ほんっといつ聞いても元気になれる。最高。イェーイのカウントダウン失敗するコロちゃん可愛かった。会場に結構プロデューサーがいたようで本家のコールが聞こえた。

19.ライオン / のど飴 ピコ
ピコ:シェリルで飴ちゃん:ランカパートだったので「逆では!?」って思った瞬間に気付く、「これ……合唱動画だ…リアル『合わせてみた』だ…!」こっから後ろ、全体的に合わせてみただった。飴ちゃんちょこちょこ砕けてて微笑ましかったしピコのシェリル良かった。(9/19追記)っていうかこれも過去ライブで聞いてた。記憶力アホかお前。

20.アンインストール / Re: ゴム 社長
がっ合唱動画だー!!!めっちゃ聞いたことあるよRe:社長のハーモニーに混ざってくるゴムの「いなー↑い→な↓らぁ↑↑」のとことか!ゴムさん普通にも歌えるのにちゃんと当時の動画の再現が完璧で感動した。会場に当時この3人の合唱作ってた人とかいただろ絶対!間奏で突然写メ撮り出してわろた。Re:さん完全に「チリヌゥ」って言ってたし懐かしいが溢れすぎて死んでた。

21.鳥の詩 / (V)・∀・(V)かにぱん。 うさ
国崎の歌、略して国歌。今年も夏が終わったね…。お二人ともうまいなーと思いつつ観鈴ちんに思いを馳せつつしんみり聞いてたんだけど、あれっアンイン→鳥の詩って組曲順では?と気付いて次の曲にかかる期待がMAXに。

22.you / nayuta 社長
やっぱり来た!!組曲しんみり曲三連発。もう普通に聞き入ってた。これはただの思い出なんですけど、何度か起こってた自演騒動中によく聞いてた曲なのでその時の気持ちも一緒に蘇った。社長のハーモニーやっぱ好きだしなゆたんのウィスパーボイスいいなぁ。

23.月のワルツ / Re: ASK
やばいやつが来てしまった…Re:さんの歌った曲の中でも特に好きなんだよこの曲…ASKとのコーラスの溶け込み具合に感動する…からの\あひぃ~や/でめっちゃ笑ったからRe:さんホントわかってるわー好きだわー

24.IN MY DREAM / (V)・∀・(V)かにぱん。 やまだん
イントロかかった瞬間に「団長無茶すんな!?!」って心配してたら転調後が大変なことになっていた。何故そんな無茶をwwwそしてかにぱん。の安定感がすごい…。自分も昔よくカラオケで歌ってたけどもう歌えないんだろうなぁって思ったからカラオケ行きたい。

25.ふわふわ時間 / 転少女 湯毛 yonji
まさかのシークレットゲストyonji。即座に会場から飛ぶ「勉強しろ!!」の声に感動。yonjiくん今何歳なんだ…?当時受験生だからアラサー…時の流れを感じる…!!
そしてふわふわ…あつあつ時間。これ結構最近のだったよねって思って元動画見に行ったら2010年で、最近とは…?

26.ローリンガール / ASK yonji (MV:九二四れい)
MVがそのまま流れて、うわ懐かしい!でも何故これだけ!って思ったら他の曲の映像も全部九二四さんが作っていた模様。どの画像も雰囲気あってめっちゃよかったありがとうございました。もう一回と少女は言うコール楽しかった。

27.エアーマンが倒せない / J やまだん ピコ
一斉に青になるペンラ最高!もう完全に麻痺してというか心が2007年に戻ってしまって「懐かしい!」という感想が消え失せていた。Jさんがいることでちょこちょこ天気予報verに空耳してしまう。

28.魔理沙は大変なものを盗んでいきました / (V)・∀・(V)かにぱん。 いさじ
普通に感動した。歌えるんだ…ライブであんなはっきり聞こえるレベルで…チキチーもウギギーもズレなかったしラストもすごかった…って終わったあとちょっと放心してた。これ練習してる車とすれ違ったらそりゃ二度見するわ。

29.Don't say "lazy" / のど飴 転少女
けいおんもう一曲!最近のだよねって思ったらやっぱり2010年だった(当たり前や)のでわたしのアニソンは2010年で更新が止まっているらしい。なんてこった。God knows...もふわふわもだけどこの手の曲は勝手に舞台上にバンドが見えるし、ライブに来た!って感じがめっちゃするので楽しい。

30.ブラック★ロックシューター / ピコ ゴム
間奏の\HEY!HEY!/を言えるだけで感動するやろこんなん…。当時の動画の再現最高…。ゴムとピコが並ぶとビジュアルに若手俳優みがあるので、壇上眺めながら「なんかいつもよく見てるノリだ…」って思ってた。

31.星間飛行 / のど飴 J nayuta 転少女 ピコ
みんな抱きしめて!銀河の!はちぇまれぇ!から始まってわろた。会場中がちゃんと\キラッ☆/するのに感動。女子二人いるのにセンターピコだし、Jさんの主張が激しい。好き。

32.思い出はおっくせんまん! ※2 / J ゴム
会場中のテンションがおそらく最大級に。何かから逃げ↑るように~のオク上げの直前を歌わずに、準備して歌い上げてくれたゴムさんありがとうそれが聞きたかった。レジェンドだよ…。
めちゃくちゃ熱かったのに、終わった後のMCで、Jさん僕が10年前にあげたサングラスかけてくれてるんですよーとりあえずハグしとこっかーというゆるさのギャップが良い。

33.ハレ晴レユカイ / (V)・∀・(V)かにぱん。 nayuta 転少女 うさ いさじ
そりゃ踊るよね!結構忘れてたよね!何回か参考にナオシゲさん見てたらこれまた素敵な笑顔だった。っていうかこのメンツにいさじがいるのが面白くて、ソロで歌うだけで会場から歓声が飛んでた。

34.真赤な誓い / 全員
弾幕見えまくったねー!ゆげぽの出てるライブに行くと高確率で聞けてたので懐かしさはあまりないのだけど、大好きな歌だしこの豪華メンツによる合唱・真赤な誓いってことだと思うとやばかった。

 

~ アンコール ~

アンコ出てくるまで結構長かったんだけど、みんな楽屋で休憩しないとやばい(年齢的な意味で)からだったらしい。

35.SKILL / 全員
もうないかと思ってたけど最後にJAM来た!喉殺す気か(出演者も客も)!!他の人を踏まない程度に飛んだし\Motto Motto/で完全に声を潰したけど悔いはない…。あれだけ人数いると厚みがマシマシだったので重厚感あるSKILLだったやばかった。

36.メルト / 全員
SKILLで燃え尽きたから最後はのんびりと~とはいかねぇ!余力のあった女性陣に襲いかかる超高音曲!って感じだった。実際歌うとめっちゃしんどいんだよなメルト。懐かしいな~ボカロ系の歌ってみたってここから爆発したよな。なんか色々あったよね。ほんと懐かしい。

※1はpsychoさん、※2は海賊王さん、cakeさんによるスペシャルVer.でした。
だそうです。psychoさんは休憩中に電報を読み上げられていた(ぷしちょって言われてて懐かしさで爆発してた)

 

思い返すと、知らない曲が一曲もないライブだった。これってすごいことだよなぁ…組曲に入ってる曲が多いのは予想できたとはいえ…。

出演者さんのツイート見てるとスタッフさんとかも当時の人集まっていたらしい。わたしもニコサマやアンプラに一緒に行った当時の友人知人と再会したりして、スタッフも客も同窓会状態。
次の予定があったのですぐに会場をあとにしたんですけど、終演後組曲大合唱とかしてたんですって?参加したかった。

 

こんなに素晴らしいライブを企画してくれてありがとうございました。そして当ててくれた友人ほんっとありがとう。

とりあえず!カラオケに!行きたいです!!

 

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当日着てたニコサマTシャツと、友人が着てた湯毛Tシャツ。
入ったのも遅かったしすぐ出ちゃったから探せなかったんだけど、他にニコサマTの人っていたのかなぁ。

 

~ここからひたすら思い出話~

当時を思い出してみるとあの頃だから許されてたこともいっぱいあるし、あの頃だからこそ楽しかったこともあるよなぁって改めてしみじみ。まだtwitterも主流じゃなかったしね。
最近色んな作品が10周年20周年を迎えて、作品のリメイクとか記念グッズ化とかで盛り上がってるけども、それを実際に体験するとこんなに楽しいもんなんだなって思った。

最初に書いたけどわたしは当時大学生でぶっちゃけ暇で、ちょうど歌ってみたが盛り上がり出した頃にニコ厨になったから歌ってみた大好きになって、ちょっとでも時期がずれてたらそうなってないかもしれないと思うと巡り合わせだなぁ。まだIDによっては視聴制限があって、解除された瞬間に色んな動画を見まくった。毎日誰かの歌う組曲を聞いていたしmp3プレイヤーに入れて人に聞かせていた。カラオケ行ったら替え歌歌ってた。

(一時的にだったけど)アニオタになったのも、カラオケにしょっちゅう行くようになったのも、誰かのファンになってイベント行ったりするようになったのも、ライブに行くようになったのも、一人で東京に遠征するようになったのも全部歌ってみたのおかげです。それ以前からオタクではあったけど、確実にオタク度が加速した。当時の自分の言動を思い出すと頭を抱える黒歴史がいっぱいあるのだけど、歌ってみたが大好きだったこと自体は全然黒歴史なんかじゃなくて、自分の人生の一部です。

 

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ニコサマの自分のレポや感想探してたら出てきた席番。再々抽選でひっかけてもらったので、周りが関係者だらけでガクブルしてた思い出。

ニコサマほどの規模は難しいかもしれないけど、またこういうライブがあったらいいなぁ。

ミュージカル『にんじん』感想②(だいたいマルソーの話)

東京で見た感想を一度まとめたのですが、一ヶ月経ってから大阪で見たらかなり印象が違ったので追記でなく新しく感想書きます。これ髑髏城でもやったな…何回書いてもいいんだよ自分のブログなんだから…。

 

8/4の全体の感想↓

yhforestmk.hateblo.jp

次に見るのは大楽のはずだったんだけど、発券したら東京と似たような席で「一度上から見てみたいな…ハコの大きさも実感できるし…」と思って二階席を増やしました。9/2マチネ。

キャストにも余裕ができたのか間の取り方が格段によくなってたり、後ろの方のアドリブとかが増えてたり。見てるこっちもその辺を楽しむ余裕が出来たので、マイ初日の時のような「しんどさ」はかなり減って、とても見やすかったです。
とはいえ演技がパワーダウンしたとかそういうわけではなく。一幕終わりのにんじんの夢とルピック夫人の行動は、やっぱ胸がギュギュッと潰されそうになる。

ルピック夫人はにんじんを憎みながらもちゃんと見ている。ルピック氏は見て見ぬフリをしている。どっちがいいかは時と場合によるだろうけども、少年にとっては無視の方が辛いかもしれないなぁ。

 

二階から見て一番「これは……」と思ったのは、結婚式の中盤~終盤。十字架の真下ではにんじんから「死ぬ」と告げられたマチルドがオロオロしている。その周りを参列者が手を繋いでぐるぐる廻る。かごめかごめのような、何かの儀式のような。(ちょっとハウルのサリマン先生のシーンとか思い出した。)歌だけが陽気で、『♪地球が回っていればなんとかなるさ~』ってならんわ!!…なるってことなのかな…
でっかい十字架が怖いって話は前の感想でもしてたんですけど、ほんと上からみたら照明も相まって儀式めいてた。栗山さんの演出、そんなに数は見たこと無いんですけど間接的な不気味さがあるなぁと思う…。

 

そうそう、前回の感想でメインキャストの名前を並べて、推しの名前がここに!とかはしゃいでたんですけども、もっかい貼ります。


大竹しのぶ
中山優馬
秋元才加
中山義紘 ←ここ
真琴つばさ
今井清隆
宇梶剛士
キムラ緑子 (敬称略)

 

これ、よしくんだけ名前のリンクが自動で貼られないんですね。まぁはてなキーワードは個人で編集できるやつなのだけど…(ちなみに劇団Patchだと貼られる。)

natalie.mu

もちろんナタリーでも。
見に来た人の多くが、「食卓に一人だけ知らない子がいるな」って思ったんじゃないかな。幕間で調べて、あっごちそうさんの諸岡くんか!って気付いてくれる人もいると思う。キャラ的にも立ち位置が似てるしマルソーと諸岡くん。緑子さんも出てるし。

でもそれって、=マルソーなんじゃないかなーと思いまして。ルピック家ではないのにみんなと一緒に食卓につく。険悪な空気を無理やり変える(失敗してるけど)。あの食卓で、一人だけニコニコしていて嬉しそう。THE・部外者。アネットやアンリおじさんだって部外者なのだけど、ちょっと方向性が違うというか。そのポジションに、一般的な知名度のまだ低いよしくんが収まってるのが興味深いなぁって。

次に外部出演するのがいつかわからないけど、その時にはナタリーに名前のリンク貼られてるようになっててほしい!これからも応援してる!

 

ということで、一回増やしたことによりマルソー固定カメラと化すことができたのでマルソーの話をします。ただただ「夫婦可愛い!!」っていう話です。まとまらなかったので箇条書き。

・食卓のとこをずっと見てたら、にんじんとルピック夫人の会話に全部「えっ」「えっ!?」「ん??」反応しててキョロキョロしまくって首振り人形と化していた。真面目か。

・二人でトランプやってるよなとは気付いてたんだけど、よく見たら豚のしっぽ(七五三とか一休さんともいうアレ)やってて笑ったし可愛かった。先攻後攻決めるのに普通にじゃんけんしてたけどその時代のフランスでじゃんけんって!そこそこガチでやってたっぽくて可愛い。

・そのすきにフェリックスがエルネスティーヌのメロン取って食べちゃって、ちょっと!!って怒ってるのをマルソーが宥めて自分の分のメロンあげてたのが本当に可愛かった……。そしてそのメロンも取られる(フェリックスお腹壊してた)

・その辺りでフェリックスがちょこちょこちょっかいかけてたのは前回も見えてたけど、大楽は投げたナフキンがろうそく(偽物)にかかっちゃって三人であわあわしてた。フェリックス怒られてた。

・「さっ…さすが…温め方が違う!」ってマルソーの見せ場のひとつだと思うけど、ほんと笑い取れるとこだよね…口を挟むタイミングが絶妙で、あの場面で笑わせてくれるのありがたかった。

・スープのくだりの最後、フェリックスに思いっきりスープにコショウ入れられて、エルネスティーヌと二人であーー!!ってなってんだけど、それでも一口食べて「うわっ辛っ」って顔してるの笑うやん…なんで食べちゃうんだ…

・にんじんに花を撒く役を~ってお願いをばっさり断られて「そうか残念だな…」ってとこの表情が絶妙過ぎる。基本的に苦笑いよねマルソー…でも本気で嫌そうな軽蔑するような顔はしないんだよなーほんとあの家のことどう思ってるんだよあの子…。うちの子じゃないし、ってとこの騒動、ちゃんとエルネスティーヌの横に寄り添ってあげてた。

・結婚式、オペラグラスで見てたらちゃんと結婚指輪してることに気付いて脳内で天を仰いでた。好きなんだよ結婚指輪…。

・足踏むのほんとに踏んでたんだけど、馬鹿女!!って言った後に両親だけでなくアネットにも結構ガチで怒られてたの笑った。アネット、多分エルネスティーヌについていく気がするなー向こうの家でも適度に怒られててほしい。

・前回書いた感想で空気読めないボンボンなのか?って言ってたんだけど、表情を見る限り空気読みまくってフォローしまくってたからちゃんとした子だなーって思ったので、じゃあやっぱ結婚式での暴言はついにプッツン切れたってことになるから不穏。仲良くしてくれ…。

・大楽、カテコって基本あんまり立ち位置決まってないようで、出てきてバーっと並んで手を繋いで一礼するから隣が誰であろうと関係ない感じなんだけど、一番最後のカテコの時、夫婦の間のアンサンブルさんがさっと場所変わってくれてて二人並んだ図が見れてとても嬉しかったです。ありがとう…。

 

・わたし彼のふにゃっとした笑顔がめちゃくちゃ好きなので、結婚式シーンでずっと笑顔なのがとても幸せだった。

 

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 Majiで足踏む5秒前。
衣装確認しようと公式ページに行ったらPR動画が既に消えていて、さすが大手仕事がはやーい…。
 
 
 前回重い感想書いちゃったけど、結果的にすごく楽しかったですありがとうございました!!やはり推し舞台というものはいいものだ。
 
しのぶさんを他の作品でも見たくなったので、ピアフ再演行けたらいいなぁ。
 
 
 
 

劇団壱劇屋 『五彩の神楽 憫笑姫~Binshouki~』

8月は頭から大きな舞台が続いたのと、家族百景に行けなかった(かなしい)ので久々の小劇場でした。26日15時回を観劇。

壱劇屋さんを見るきっかけはこっちの頭らへんに書いてるんですが

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わたしは基本的に殺陣芝居が大好きです。ミュージカルに興味持つまでは、殺陣のある舞台にしかいかなかったくらい。元々時代劇が好きなので。

ノンバーバルでわかるか?と思って見た『猩獣』は配信がガタガタ(※うちのPCのせい)で全く話がわからず、実際に見に行ってみた『独鬼』は結構すんなり入ってきたので、竹村さんの作風がわたしに合うんだろうなぁと思って楽しみにしていた五ヶ月連続公演。

出演者が発表されてみたら8月に末満さん・12月にPatchの田中亨くんが出るし他の月にも見たかった人が沢山で、やったー!とガッツポーズしたらほぼ同時にPatchの有馬純くんの退団も発表されていて、振り上げた拳をそのまま膝に叩きつけることになった。しかもその日、花髑髏のライビュ(=推し舞台)だったし。脳内が忙しすぎた…もうあんなアップダウン激しい発表は体験したくないな…。

 

長めの感想にすると5ヶ月もたない気がするのでさくっと行きます。

 

憫笑姫~Binshouki~

これは“姉”の物語

パンをもらえば妹に
服をもらえば妹に

わたしの全てを妹に

姉は妹の為に城へと上がる
そこに待ち受けるのは欲に塗れた愚者の陰謀

 

これは“姉妹”の物語
姉は妹を守る為
戰旗を掲げ戰場に立つ

 

劇団壱劇屋 番外公演「五彩の神楽」特設サイト 

 

戦う女子サイコーだな!!

今までの三作のうち今回が一番ストーリーわかりやすかったかな。台本買ったけど見ながら考えてたこと概ねあってた。回想シーンとの切り替えも、姉のちょっと(かなり?)重い妹への愛もわかりやすい。軍勢の違いを表してたであろう旗は、絡まったり照明で色が変わったりしてちょっとわからんかった。緑?
最終的に王が倒れ、姉が王となったのはいいけどもそれっていくらでも変わりがいるというか、歴史が繰り返すことになりかねないので完全にハッピーエンドには思えなかったり。綺麗に終わった分、ちょっと穿った見方をしたくなる。

 

姉と妹の関係性がどうも不健全で、これはそのうち最悪のパターン(姉が人を殺めるところをタイミング悪く妹が見てしまい、すれ違ってしまって最終的にそれが原因でどっちかが死ぬ感じの)(考え過ぎやろ)で崩れてしまうのでは…と心配になってた。
でも妹がとても聡い子で、姉の誤魔化しも甘いところがあったおかげでお互い歩み寄って一緒に戦うことになったのはとても良かった。背中合わせめっちゃアツい。

 

姉役、壱劇屋のりついっとマシーン西分さん。ぶんちゃんさん。まだそんなに色んな役を見ていないのだけど、個人的に困った顔が素敵なのでちょっと窮地に陥ってほしくなる。いや悪い意味でなくて、そこから這い上がる姿が素敵というかなんというか。男の振る旗の後ろから現れるのかっこよすぎて震えた。

妹役、NMBりなっちこと久代梨奈さん。初見です。腰位置の高さや膝上スカートの翻りっぷり、立ち姿、顔の角度と髪の毛の使い方等、アイドルとして自分の見せ方を熟知していて見ていて気持ち良かった。後半どんどん鋭くなっていく目が印象的。
アイドルだから~という視点の可否は置いといて、かなり好きです。

 

そんな姉妹や侍女たちの意志をちゃんとくんで、めんどくさがりながらも鍛えてくれる男(竹村さん)の関係性が最高だった…。逃げてしまった侍女たちを容赦なく殴るとこ好き。竹村さん最初は出ないはずだったとか聞いたけど、もう男は竹村さん以外考えられない…ハマってた…。

久々に役者として舞台に立たれていた末満さん。出てきた瞬間に圧倒されて、そんなに身長高かったっけ…!?って思ったけど数字上はそうでもなかったのでオーラか?
役どころとしては王の器ちっちゃ!!って感じだったけど目力にやられた。また拝見したい。でもマチソワ間は休んでください。

個人的にビジュアルが最高でしたで賞、侍女役の真壁愛さん。リーゼントにパンツスタイルなのかっこいい…最高…ありがとうございます…。去年から何かと拝見しているので顔も名前も覚えました。侍女みんなタイプが違うけど、どうやって連れてこられたかが気になったなー。適当だったら怒るぞ王。

 

そうそう、やっぱ衣装がいい舞台は見てて目が楽しい。姉はほとんど舞台からはけないから舞台上で衣装変わっていったけど、最後に鎧がついたのテンション上がった。ああいう普段着っぽい衣装にゴテっとした鎧の組み合わせはとても良い。
姉と妹で明らかにシルエットが違ったし、侍女も三者三様。王だけがやたら白い。誰が誰かがぱっとわかるのは大切…。

あと、カテコの和やかさが印象的。西分さんをちらちら見守る末満さんとか。
昔共演させてもらってその縁で…とか、これからもこうやって小劇場界隈が盛り上がれば、とか。壱劇屋さんのそういう演劇へのスタンスがとても好きなので、ささやかですが応援しています。

 

次は中村るみさん主演。ギアにまだ行ったことがないので、舞台上で見るのは「オンタマジャクシ」以来ですかね。
エンタメ色強めで、今回とは全然違うものになるらしい。楽しみ。

 

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ピースピット『グランギニョル』

感想はもっとちゃんと考察をまとめてから、もっとレポ絵を描いてから、ってそんなん一生終わるわけあるかーい!
って思い立ったのでグランギニョル感想です!多分めっちゃ薄っぺらい直脳なことしか言えません。役者さんの話ばっかで演出とか音楽の話が全くできてない…。輪廻夜想やっぱり大好き。

全シリーズのネタバレ、パンフ等の小説、末満さんのニコ生の一部を含んだ感想ですので、どれか未見の方はご注意下さい。

 

マイ初日(8/3)を見て思わずガッツポーズしながら書いたのがこちら。

yhforestmk.hateblo.jp

勝訴のくだりは流石にアホ過ぎたなって思ってます。
SPECTER、まだ見てない人は是非見てグランギニョルと比較してみてね!これ書いた後に見直したら、もっと演出重ねてるとこあって転がってた。

 

東京は2階席上手、大阪は最前下手、5列目上手、20列ドセンといういい感じにバラけた席で見れました。ドセンから見るキャスパレはとても美しかった…。

あらすじとかシリーズ概要を引用しようとしたらめっちゃ長かったのでやめときますね!もしTRUMPシリーズを知らずにこの記事読んでる稀有な方がいらっしゃったらこちらをご参照下さい!

grandguignol.westage.jp

 

例によってキャラごとのざっくり感想。

ダリ・デリコ(染谷俊之

そめさま。刀ステ初演ライビュを除くと初見。彼を推してる知人が何人かいて顔は写真等でよく見てたけど声のイメージがなかったので、ダリの第一声で「おおかっこいいな…」って思いました。
キャスパレ後のチェスシーンでの説明長台詞、他にも専門用語満載の台詞が多かったけどとても耳障りの良い声で聞きやすく、すんなり入ってきたのはとてもありがたかった。そして殺陣うまいなー!開幕一番の教団相手の殺陣が素晴らしくて、一気に心を掴まれた。
そんなわけで全体的に「かっこいい」から入ったけども、ヨハネス卿やゲルハルトと騒いでるところはお茶目で可愛いし、拉致られたり担がれたり繭期でハイになってたりと可愛い要素がどんどん積み重なってきた。TRUMP時のダリちゃんのことそこまで気にしてなかったんですけど好きになっちゃうじゃないですかこんなの。

フリーダ様のこと愛してたんだろうなぁってわかるし、下っ端下っ端言いつつマルコにも愛着持ってそうだっただし、ハンターコンビとも最終的に仲良かったし、思ってた以上に穏やかな人だった。全体的に言葉足らずだけど。TRUMP時の厳格な性格はフリーダ様の残した言葉の影響なのか…?ってこの辺の考察はしてる人いっぱいいるしCOCOONで色々明かされてしまうかもしれないので投げます。ぽーい。

ラストシーンの表情も声色もとてもよくて、一度エピローグでおさまった涙がもっかい溢れる。ウルをそっと噛むSEがおそらくTRUMPでソフィが最後にウルを噛んだ時と同じ音で、それはつまりきちんとイニシアチブがきかなかったんじゃないかとも思えるのだけど、ウルがあの年齢まで生きて抜いたことを思うとそうでもないかな。クランに入るまでにどこかでウルが攫われて、ダミアンコピーとして教育されてしまう可能性だってあったのだから、ダリはちゃんとウルを守ってたんだなって…。ラファエロに対して言っていたのは「ウル(のダンピールだという秘密)を守れ」だと思っていたけど、もっとそのままの意味だった。TRUMP見返そう…。

ゲルハルトの貴族貴族した感じとはまた違う(というかラスボス感ある)コートさばき素晴らしかった。マルコが出て来る直前の、上手側に座る時にバサァッて一周きれいに回すの毎回決まってて最高。

ゲルハルト・フラ(三浦涼介

りょんくんオーズファイナル大阪公演に出演されてなかったので、生で見たの初めてだったんですよ!オーズもう7年くらい前のはずなのに、益々美しさに磨きがかかっていた…。
最前下手の時、ダリにそっぽ向いてるゲルハルトが目の前にいてうわー美しい…って圧倒されたり、マルコに踏まれてるのも目の前でうわー眼福…ってそういうことばかり気になってたんだけど、殺陣はフェンシングスタイルで思ったよりも激しく、まるでドレスのようなコートから覗く足は勿論スラックス履いてるし革靴のサイズも大きくて、うわ男性だ…!!ってそのギャップにやられた。レースの手袋と袖のフリルでごまかされているけど手も大きい。声も低い。ちょっと女々しいところはあったけど、その行動力とダリのピンチに颯爽と現れるヒーローっぷりに、「かっこいい…!!」ってなった。ダリと逆パターンですね。奥さん失って闇落ちしてしまうのかと思ったら強かった。

あと今作の「トゥルー…オブ…ヴァンプ!」担当。めっちゃ力強い。星に手を伸ばすポーズもしてた。あまりに美しさが限界突破してて、オペラで見たら目が潰れるかと思った。
そして守護者担当でもありますね…どんだけ重要な役を担ってるんだ…いくらなんでも守れなかったのが早すぎて、乾いた笑いが漏れちゃったわ…。あちこちで言われているけど、「マリアとフラ家を守る」でアンジェリコがカウント外なのはわざとだったのか無意識だったのか…無意識であってほしいようなそれもそれで悲しいような。

グランギニョルを終わらせたのは彼の一刀だったけど、あのあと後ろでずっとうずくまっているんですよね。顔も伏せてて表情がわからない。どの回だったかで暗転直前に顔上げたような気がしたけど。ダリとフリーダやりとりを見ていないんだよな…見れないか…。でもこの事件がきっかけでダリと決裂したわけでないのはすごい。ふたりとも大人だな…。

りょんくん、ミュージカルで見たいなって思ってたので1789前向きに検討しよ。ロベスピエール

マルコ・ヴァニタス(栗山航)

名字がヴァニタスなのを本編で初めて聞いて、えっなにそれ絶対ワケアリやんって思ったら案の定だった。そもそも栗山さんをキャスティングしてる時点で只者のわけなかったよ黄金騎士!!闇を照らす者は7話がトラウマ過ぎてそこから見れてません。見たい。再演の真田十勇士を見れていないので、生では初見です。

というかTRUMPシリーズにおいて、舞台袖から「うわーー!!」って感じで飛び込んできて「イタタ…」って言うてるやつに怪しくないやつなんかいない!ので、初登場時はともかく黒薔薇館で飛び込んできた時に黒幕確信しました。末満さんわざとだろ。最初の足ひっかかってるの目の前で見れたんですけど、マジでひっかけてあってちょっと感動した。あのコケ方すごい。

殺陣のすごさは勿論、声色や表情の使い分けがよかったなぁ。一瞬だけ出てくる「ウル」、とても優しい声だった。その分見た目を没個性にしてる感じ?かな。大勢の殺陣の時たまに見失ってた。

デリコ家に作戦本部置かれたのが誤算とは言うけども、「本部はうちの下宿で…まぁ狭いからキュってなっちゃいますけど♥」って天丼しててその言い方で本当に本部移動させてくれると思ってたのか!?プレゼン頑張って!?
ヨハネス卿にイニシアチブ抵抗されてて、一瞬「ダンピールなのか…?」って思ったけどそんなことはなかったからあのパワープレイオヤジがすごいんですかね。

あぁ~ウルの父親だわこの人…って思ったところがあった(※忘れた)んだけど、アンジェリコ父親っぽい要素はそんなにないかなぁ。まぁ会ってもないか。一瞬だったけど、ウルの意識がある状態で我が子を抱けたのは…よかったね…。

アンリ・ガトー(藤木修)

知らない方だと思ってたら舞台「クレシダ」(放送で見た)で碓井さんともう一人の少年を演ってた方だった。今回も少年なんだな~今年30歳!?!?!ってめちゃくちゃびっくりした。メイクが濃いから顔はわからないにしても(とはいえ童顔だなぁと思う)、全身から発する少年オーラすごい。確かに背も高くないし対峙する春林がでかい(30cm差ってすさまじいな…)し衣装もダボッとしているけど…すごい…(語彙力がない)

あと声ですよ声。ボソボソとつぶやいているのにとても聞き取りやすい。ずっと声が小さかったから、その分ラストバトルでの慟哭がグサグサ刺さってきてつらかった…!
キキとオズとはなんだかんだ仲良しっぽくて可愛かった(言われてちゃんと正座してるの笑った)んだけど、バルラハの執着にもそこまで嫌そうな素振りがなかったのが謎。あれだけ死にたいと言っていたのに、死なせないと迫るバルラハを拒否らないんだな。それもイニシアチブによるものなのかな…。

オズ・ローナン(大久保祥太郎)

役が発表された時から何故かオズ君って呼んじゃうんですけど何ででしょう。大久保祥ちゃん、実は初見。ってか初見ばっかだな今回。11年ぶりの梅芸ってツイで言ってて、それつまり子役時代のレミゼ以来なのかなぁ。帝劇に立つ祥ちゃんが見たい。

SPECTERのサトクリフの弟だと事前に言われていたので、繭期の症状が予知だと聞いた時にグっと息を飲んだ。能力のタイプが似てる似てる。特に本編では兄弟がいることを示唆されなかったけど、これは今後どこかで爆弾落とされそうだな…。

ずっと自信なさそうに震えて泣いてたからこそ、最期がとてもかっこよかった。毎回泣かされた。僕はダメなんだ、ってのは自分の死ぬ未来が見えたのか、何も見えないからもう未来がないと気付いたのか。後者だとハリエットの死に様が見えなかったサトクリフを思い出すな。

黒薔薇館バトルの最後、マルコに向かってお辞儀してから去ってったのに気付いたんだけど、あれつまりそういうことだったんだな?細かい。動きの端々から祥ちゃんの器用さが伝わってきた。モノマネうますぎ。

キキ・ワトソン(田村芽実

予想の数倍テンションの高いキャラでびっくりした!みんなを愛するキキとみんな大嫌いなマリーゴールド、しゃべり方とかも完全に対極なんだなぁ。めいめいも初見です!初めてLILIUMを見た時に歌声に圧倒されて、カラオケで友人と「すごいね……」しか言えなかった記憶がある。めいめいが赤い帽子を被って帝劇のバリケードに立つ日を待っている。

ふわふわした真っ白な可愛い衣装だけど足元コンバースなのが一周回って可愛い。繭期三人共そうだけど、ラバー部分のライン消したりしないんだな…めちゃくちゃハイカットのコンバース…。

目の前のものがなんでも愛しいキキ、アンリもオズも、敵であるダリでさえも…ってそういえばバルラハとダミアンのことはどうだったんだろう…描写なかっただけで撫で回してたりするのかな。ダミアンめちゃくちゃ嫌がりそう。

子孫がマリーゴールドに繋がるのは正直全LILIUMファンが覚悟していたとは思うけど、やっぱり泣いたよね…!そこからのもう泣かないと決めたのピアノアレンジも最高すぎた…末満さんのめいめいへの信頼も見える。あれは彼女のための曲。

逃げる方向的にグレコに出会うかもしれないらしいですけど、繭期が抜ける前ならグレコのあの優柔不断なとこも愛してくれるだろうからグレコそのへんでコケて死ぬなよ!?

バルラハ・ベル(窪寺昭

人間なのをすぐ忘れるので、マルコにみんなが跪くシーンにいたっけ?ってよく見たら、跪かずに下手の袖から平然と出てきた。人間だったわ。

アンリへの極端な執着の理由がわからなくて、あのくらいの歳の子どもを亡くした親なのかなって思ってたんだけどやっぱりそのへん脚本で削られたそうで。惜しい。どうやら連載小説に出てくる組織ペンデュラムに所属しているそうなので、今後そっちで語られるかもしれないな。繭期の少年少女の脱走を唆して拉致して実験しているのかと思ったけど、SPECTERの繭期四人は普通に逃げてるしその辺も謎。

TRUMPそのものではなく不死に興味があるあたり、クラナッハと似ているようで似ていない。研究内容は素晴らしいと思いますよやり方がえげつないだけで。あんな危ない実験してるし、どっかからハンターの打ってる血清手に入れてそうだな…。

ダミアン・ストーン(日南田顕久)

バルラハと同じくあまりにバックボーンが語られなくて、今回の復讐のために急遽作られた使い捨てのダミアンコピーじゃないかって感想見かけてハッとしていたのだけど、ひなくんのブログで色々語られていた。元血盟警察官…それなのに警察官相手にあんなことしてたんだな…としんみりしたのにTRUMP界のユザワヤで噴いた。

派手な衣装やメイクがあまりにもピエロで(あの髪色は歌麿の追うダミアンじゃないよっていう示唆の為でもあっただろうけど)、バルラハの実験にゾッとすると言ったところで「あっこの人実はいい人だ」って思ってたので元警察官なのめっちゃわかる。

ヒャッハーしてる時の声がすごく好き。あと殺陣やアクションに関してはさすがの一言。あれだけごちゃついた衣装で仮面もしてるのにそれを感じさせない身軽さがよかったです。ゲームの中ボス感。

歌麿(松浦司)・李春林(東啓介

これだけ別記事作ろうかと散々迷ったけど逆にまとめました。
一個前の記事でも言ってるけどわたしシリーズの中だとSPECTERが一番好きで、ハンター組がめちゃくちゃ好きなんですよ…。なので、グランギニョルやるよ!デリコ家の話だよ!って言われた時に真っ先に「歌麿出ます!?!?」って大騒ぎしていた。あの萬里に「石舟よりマシ」と言わしめた歌麿は一体どんなやつなんだって考えまくったし、できればにSPECTER出てないPatch四期の誰かがいいな~って勝手に思っていたらワタナベなのは合ってた。NU版もR萬里の大塚さんがワタナベだし、D2版は言わずもがなだし、ハンターのナベ率がすごい。松浦さんもとんちゃん(刀ステ初演ライビュは見た)も初見なんだけど、とんちゃんはPatchの納谷くんとペアのブロマイドが出てたために見てないのにうちにブロマイドがちょっとだけある。

結果的にどちらのキャラも予想と違っててあっそういう方向性!?と驚きつつも、一定のオタクがめちゃくちゃ好きなやつでダメですねあれ。わたしは初見が東京の二階席だったのでまだマシだったんですけど、大阪で前方列で一緒に見た友人が終演後に完全に語彙力を失いながらブロマイド買ってて笑いました。ツイ上でも大人気な印象だけど、行き過ぎた発言は鍵ついてるとこでやりましょうね?

歌麿のツンツン頭の少年漫画キャラ感すごく好きだし、わたしはそもそも侍が大好きなんですよ…TRUMPシリーズで日本刀殺陣が見れるとは思ってなかったありがとう…。
そして春林のズルさったらないですね。衣装といい髪型といい性格といいズルいわー。腰の位置が高すぎてスーの田中さんの肩くらいまであるの目の錯覚かと思う。

例の主従逆転イニシアチブ(語感が椎名林檎)とかそれぞれのバックボーンとかSPECTERハンターズとの関わりとか、あまりに燃料(この言い方が完全にオタク)が多すぎて全く消化できないので、やっぱ感想とは別に考察を混ぜた雑感でも書こうと思います。大楽日替わりの「私はできる子ダンピール!」が地味に刺さり続けててちょっとつらい。あと石舟のその後がつらいと同時に最高。

スー・オールセン(田中真琴)

一挙一動一投足可愛くて震えてた。声も可愛い…なにこの子すごい…末満さん原石見つけるのうますぎない…?
黒髪ショートカットで影のある表情や大きなリボンがまるでNU版のソフィのようであり、ケープがリリーやスノウのようでもあるけども彼女はウルの母。その辺の混ざり具合が好き。

もっとおどおどしているキャラかと思っていたらダリに対して強い強い。ハンスや歌麿に対しても強気。デリコ家に作戦本部があることによってウル(父)が猫被りまくってる(上に中身はほぼダミアン)様子を見続けていたけどもどういう心境だったんだろう…恋人が椅子にされてる姿はちょっと見たくないよな…笑

スー自身にはそこまで復讐心はなかったようだけど、スパイもちゃんとしてるしお腹の子の父親を隠し続けたのは全てはウルのため、でいいのかな…。もう復讐なんてやめようと、まだウルの意識があるうちに提案はできなかったのか。幸せになってほしかった…。

日替わり、チャラ男からのチャラホストめっちゃ笑いました。舞台二作目だそうなのにアドリブにも対応できるのすごいな…またどこかで拝見したい。両手を下に下ろす礼の仕方が可愛い。

フリーダ・デリコ(愛加あゆ)

オールメイルでない限りどんな舞台を観に行っても必ず一人は宝塚OGの方がおられるのですが、んまー立ち姿も所作も歌声も美しいこと…。
フリーダ様(絶対様を付けてしまう)スーとはまた違う「母」としての強さもあり、乙女でもあった。「幸せであろうと努力しているわ」って、そうそう言える言葉じゃない。お腹の子の父親を尋ねる時の声が震えていて少し涙ぐんでいるのに毎回もらい泣きしかけてた。でも父親がダリなら私の子でもあるって言えてしまうんだよなぁ…強い…ダリちゃんそんなフリーダ様の強さに甘えてるとこない?

状況的には悲劇的だったけど、愛する夫を手にかけることなく夫に殺されるわけでもなく、きちんと腕の中で眠れたのは幸いだったかな…。状況と台詞がSPECTERのシャドを思い出してしまってたのであれに比べるとめちゃくちゃマシ…シャド…。
そういえばゲルハルトとの対面シーンは最期だけだったんですね。あの二人だとどういう会話するのかめっちゃ気になる。

歌姫もとても良かったですね。あの場面はシーン的にも拍手があるのは別におかしくないのだけど、ナンバーが終わった後にワッと拍手するのが宝塚の、というかミュージカルの文化でいいなぁって思った。子守唄のあとも拍手したかったしハンターが最後に去っていくのも拍手で送りたかった。

ジャック・ブレア(服部武雄

旧芸名服部翼さん、ももいろゴタイローの黄色い子。懐かしいな戦国鍋…(LIVEとかめっちゃ行った)っていうか武雄と書いてむお、本名だそうでびっくりだ。強そう。そういえばナルステ初演でも見てました。

末満作品におけるおかっぱ要員であり賑やかし。もうちょい落ち着いた髪色に出来ただろうにあえてあの蛍光オレンジなのはこだわりなのかな。ダミアンが敵側のピエロならジャックが味方側(?)のピエロ。いまいち行動原理が読めない子ではあったんですけど、基本的にはスクープが欲しいのか?でも記者は表の顔で実際は情報屋みたいなもんだしな…スーを引き渡して欲しいってのが特に謎なんだけどあれはどこか(血盟議会?)に頼まれてたの…?DVD出たらちゃんと確認したい。

めちゃくちゃ喋るしテンポもいいけど、声色がコロコロ変わるから恐ろしいような感じもする。これからもゲルハルトと仲良くしててほしい。

情報屋黒猫(菊池祐太)

情報屋という怪しい肩書、ピースピットにおける「猫」、そして何より初演ソフィウルキャストということで界隈がざわざわしまくってたんだけど、予想外のあっさりした死にびっくり。でも、フォロワさんの↓

 この説は有り得るなぁって。あくまで演出的な話だけど。菊池さんの終演後のブログとても良かったです。
猫耳帽子可愛かったしセットの上段から飛び降りるのあっさりやってたけどすごかった。「春林の旦那」って呼び方がツボ。歌麿と仲悪そうだったのは犬と猫だからか?って言われてて笑ったし納得してしまった。あの酒場行きたい…。

マルコの名前に反応してたのはどういう意味だったのだろう。ゲルハルトの部下時代の騒動を知っていたのか、一人を残して皆殺しにあったヴァニタス家の事件を思い出したのか。あの沈黙がなかったら怪しまれず殺されなかったのだろうか…無理かな…。

アンサンブルで色んな役をされていたけど、動きも声も特徴あるからすぐにわかる。警察の時の声を聞いてステーシーズ見直したくなった。

ハンス・ベケット(池村匡紀)

クロムの方なら去年見たぞーどれだーって翼クチのパンフ引っ張り出したけど全く思い出せなかった。常滑川さんの仲間の人…どれ…。

色んな日替わり自分でもするしぶつけられるしで、かなり柔軟でないと出来ない役だったなー器用な方だ。どんどんエスカレートしていくマルコへの舌打ちや、ジャックにちょっかいかけられるの毎回めっちゃ笑った。「ホァッ」って声が妙に癖になる。大楽のアドリブを無茶振りで返されてけちょんけちょんにされてて不憫だった笑

かなりあっさり(しかも歌麿に)殺されてたけどあの状況だとしょうがないか…ほんとにモブくらいには役に立つだろうレベルだった…。あとで改めてダリにしっかり弔われてほしい。ドアはきちんと確認して開けようね。

レイン・マクミラン(吉田邑樹)

ナイスな眼鏡をありがとう!!あっさりしたきれいな顔立ちとバレエ的なダンス(殺陣もめっちゃクルクル回っていた)が印象的だったので、黒薔薇館のダンサー時も繭期の少年時もずっと目で追ってしまった。少年の時、胸元やインナーに黒が混ざっていたのでうわ絶対ダンピールだ!って思ったし、腰についてるソフトチュールがふわふわしていて可愛かった。目の前で見た時に膝下にいっぱいカシメついてるのに気付いたり、何だかめっちゃ衣装を見てたな…。

ヨハネス卿のイカサマ手伝うし、ダーリちゃんって普通のトーンで呼ぶし、真面目眼鏡と見せかけて融通のきく眼鏡だった。血盟議会の中で眼鏡が本体とか言われてそう。

スー達を助けに来たのがヒーローショー過ぎてめっちゃテンション上がったんだけど、後半繭期の少年になってるせいで全然出てこないんですよねレイン中級議員…。殺されてないかヒヤっとしたけど生きてた。ヨハネス卿に指示されて全然違う仕事してたってことにしておこう…。

 ヨハネス・ヴラド(陰山泰

漢字を確認しようとパンフ見て気付いたんですけど、一昨年の推し舞台に出てはった…!案外初見ばかりではなかったんだな。

ビジュアルから感じた厳格そう怖そうっていうイメージが開幕すぐに打ち砕かれたのには笑った。お茶目だ…妊婦さんの扱いには詳しくない貴族…。
イニシアチブに対抗してたのはさすがヴラドの血を引く者だなって思ったんだけど、パワープレイオヤジとか言われてたからただ力でゴリ押ししただけかもしれない…グランギニョル全体的に力でねじ伏せる人多くない…?

部下(しかも潜入した原初信仰者)にイニシアチブ取られるって大失態にもほどがあると思うんだけど、議会を辞めたり死ななかったことが意外だった。でも最後にあの二人をヴラド機関に任命できるのはこの人だけだな…。この段階ではお父さんが長官らしいんだけど何歳なんだヨハネス父!

アンサンブル(後藤菊之介・早川一矢・若倉颯大・佐々木梨乃)

はっきりした役名がないのでまとめてですいません。後藤さんはレインの吉田さんとだいたい一緒に重要な役をされてたのだけど、思い返すとめっちゃ噛まれてるな後藤さん…笑 イニシアチブの重複で強くなる繭期の少年の身のこなしめちゃくちゃすごかった。

佐々木さんはマリアも勿論だけど、開幕一番に走り込んでくる繭期の少年が可愛い。ズボンだったし少年でいいんよね?繭期少年少女失踪事件というわりに少女がキキしかいない。早川さん若倉さん(すいませんどっちがどっちかの見分けはつかなかった!)と三人ワタナベの専門生ということで、今後の活躍を期待しています!

 

これで全員ですかね。確認したはずだけどお名前間違いとかあったら教えてください。
ハンター組関連やイニシアチブ、ダンピールについてのあれこれ考察をしたいので、思いついた時に雑感を投げたい。

東京に遠征した甲斐もあったし、大楽も見れて思う存分繭期に浸れました。12月にDVD出るの早いね?
最終的には末満さんのスケジュール次第だろうけど、COCOONも近いうちに見れそうな予感がするので楽しみです。あとペンデュラムの続きを!ください!!!

 

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わたしの繭期の症状は電車を乗り過ごすことなんだけど、今回大阪公演で友人らとはしゃぎすぎて終電をのがしてから気付くというアホなことをしました。時計が全く読めなくなっていた(※シラフ)ので繭期こわい…。(友人の家に泊まりましたその節はありがとう)

という話を次の日にしたら、繭期の民みんな大なり小なり忘れ物や落とし物をしまくっていたのでだいぶ笑った。みんな、交通事故とかには気をつけよう。

 

歪んだ家族の物語 ミュージカル『にんじん』

9/12追記:大楽後に追記するとか言ってもう一個別記事書きました。

yhforestmk.hateblo.jp

 

観劇遠征3つ目。地味に本命だった、ミュージカル『にんじん』。

ここ数年めちゃくちゃ応援している「劇団Patch」の劇団員で、個人的に推しメンである中山義紘さんが出演されています。

 

natalie.mu

38年ぶりの再演で、大竹しのぶさんが当時と同じように14歳の少年を演じると話題のこの作品。
キャストのクレジットがこんな感じ。

大竹しのぶ
中山優馬
秋元才加
中山義紘 ←ここ
真琴つばさ
今井清隆
宇梶剛士
キムラ緑子 (敬称略)

このそうそうたるメンバーのこの位置に推しの名前があるとか、見に行くしかないじゃないですか…せっかくの東京での舞台、東京で見たいじゃないですか…!新橋演舞場は行ってみたい劇場でもあったので、他の鳥髑髏とグランギニョルの時期を合わせて遠征しました。なので、推し舞台での遠征カウントです。

 

中山義紘さん、通称よしくん。折角なのでよしくんの話をちょっとします。
ここの下の方でも書いてるんだけど

yhforestmk.hateblo.jp

現メンバー最年長(27歳)で、高校大学とずっと演劇をやってきた演劇馬鹿。なんだけど、三作品も朝ドラに出たり(ごちそうさんの諸岡くんは覚えてる人も多いと思う)、その縁かBK制作のNHK番組にちょこちょこ呼ばれていたり(ヒストリアやバリバラ等)、あとはおは土でレポーターやってたり。関西人は一度テレビで顔見てると思う。

外部での舞台出演はあまりないし、Patchの中ではどちらかというと映像班っぽくて、それがずっともったいないなぁって思っていた。
本公演だと贔屓目なしにやっぱり飛び抜けていると感じるし(その分年長者だったり黒幕だったりする役が多いけど)、映像作品でもいいけどやっぱり舞台に立つよしくんをもっとみんなに見てもらいたい、色んな俳優さんの中にいるよしくんを見たい。そう願っていたので、にんじんへの出演はめちゃくちゃ嬉しかった。オファーらしいってのも嬉しい。

余談だけど、今年の春までPatchの総合演出家をやってらした末満健一さんが、このことをとても喜んでいたのが微笑ましい…本当にぱっちのお父さんだ末満さん…。

余談ついでに、中山優馬さんと秋元才加さんがそれぞれ耕史さんと共演経験のある弟分、妹分的存在であることから、発表を見て「これはもう推し推しとの間接共演では!?!?」とか騒いで友人を困惑させてた。すいません。推し推しの共演、夢だけどじわじわ近付いてる気がする。見たい。

 

インタビュー動画とかコメントとか、作品自体が色んなメディアに取り上げられるとうきうきしていたのだけど、そのコメントを見ているうちにふと気付く。

「これ、微笑ましくハッピーな子ども向けミュージカルではないな?」

今回は予習はいいやと思っていたのだけど、青空文庫で読めたので気になって数行読んでみて「えっなにこれこわい」とやめてしまった。ちょうど夜の話から始まるのだけど、底知れぬ闇が広がっていた。

 

そういうウキウキとそわそわを抱えて見に行きました。
このブログ、毎回前置きが長い。

 

ミュージカル『にんじん』8/4昼

 

-Story-

「まっ赤な髪で そばかすだらけ そうさぼくは みにくいにんじん!」

 ここは、フランスの片田舎の小さな村。まっ青な空、濃い緑の森、そして澄み切った小川の流れるこの村では、今日も村人たちが楽しそうに歌っています。でもその中にたった一人、仲間はずれの男の子がいました。それが、にんじん(大竹しのぶ)。
 にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔、だから父親のルピック氏(宇梶剛士)や母親のルピック夫人(キムラ緑子)までが、“にんじん”と呼ぶのです。にんじんだって、フランソワと言う名前があるのに…………。
 にんじんには、婚約者マルソー(中山義紘)との結婚式を控えて夢中の姉エルネスティーヌ(秋元才加)、甘やかされてわがままに育った兄フェリックス(中山優馬)がいますが、二人ともにんじんには無関心です。それぞれが勝手気ままの家庭に、新しくルピック家に女中としてやってきたアネット(真琴つばさ)もあきれる始末。
 誰にも愛してもらえないにんじん。みんなにどうでもいいと思われているにんじん。だから、どうしてもひねくれてしまうにんじん…………。そんなにんじんの数少ない友達の名づけ親(今井清隆)は、にんじんを優しくなぐさめます。
ある夜、ルピック夫人の銀貨が一枚なくなるという事件がおこります。夫人はにんじんを泥棒ときめつけ、はげしく責め立てるのですが―――。

 

公演情報 日程・上映時間:新橋演舞場-歌舞伎・演劇|松竹株式会社

 

 大竹しのぶさんの少年役、めっっっっっちゃ上手い。
キムラ緑子さんの意地悪な母親役、めっっっっちゃ上手い。
というかみなさん上手い。

総じてめっちゃしんどい!!!

 が、率直な感想です。

にんじんがいじめられてるのって、兄姉や同年代の子ども相手にだと思っていた。いじめられて泣きながら帰ってくるけど、両親は忙しくて味方になってくれないとかそういうの。「にんじん」というあだ名もそんなに重いものだと思ってなかった。率先してにんじんをいじめているのが、実の母親だなんて思ってなかった…つらい…。原作小説も、こどもがネグレクトを受ける様子があまりに淡々と書かれていて怖い。

女中のアネットが味方になってくれるわけではない(少し手助けをしてくれるけど)、名付け親のおじさんは優しいけども、にんじんを絶対に守ってくれる(そういうシーンもあるんだけど)わけではない…この作品には「聖人」がいない…そういうとこリアルでやるせない。

 このブログ、NHKラジオのミュージカル三昧を聞きながら書いてたんだけど、大竹しのぶさんのインタビューと「世界でいちばんさみしい子」が流れた。他の曲って少年声で投げやりな感じで歌うんですけど、この曲は大人っぽく切なく歌うので泣けるんだよな…。

「神様」に気付いてほしいと願う曲なんだけど、わたし最近まであまり海外作品に触れてこなかったので「神様」の立ち位置がよくわからないんですよ。クリスチャンではないし。
ちょっと話それるけど最近レミゼを全部読みまして、バリケードあたりでそうか海外作品ってどれだけ追い詰められても腹切ったりしないんだな、大将の首持って逃げたりしないんだな、自害はしないんだなと軽くカルチャーショックを受けたりして。メンフィスを見た時も、どれだけ人種差別がどうこういって揉めてもその町に教会はあって、みんな神に祈るんだなーそれはよくわからないなぁって思った。
にんじんの語りかける「神様」は本当に神なのか。両親のことかもしれない。

 

メインどころだけキャラごと感想。敬称略。

にんじん(フランソワ)◆大竹しのぶ

うっっまいのよ…舞台の、女性がやっても男役なら男になり、大人がやっても子どもになり、そこに翼がなくても見える、みたいなところが好きなんだけどまさにそれで、勿論近くで見たら60歳の女性だけども、舞台にいたのは14歳の少年だった。一切茶番っぽくならず、あるがままの少年。ちょっと落ち着きがなくて、気を引きたくて悪戯をする。無視されるよりは怒られる方がいいのかなって思っちゃう。

にんじんは母親のことを「ルピックの奥さん」と呼ぶし、父親のことを「ルピックさん」と呼ぶ。あまりに他人行儀で悲しい。アネットに自分のことを「にんじん」と呼ぶことを強要させるし、いじめられて泣いてる可哀想な子というよりは、捻くれて、諦めてる。周りから悪い子だ、って言われ続けて歪んでいる。それを本人も自覚しているところがしんどい…。

彼は「にんじん」という人格を別に作っているのか。あくまでいじめられているのは「フランソワ」ではなく「にんじん」で、いじめるのは「母さん」じゃなくて「ルピックの奥さん」、助けてくれないのは「父さん」じゃなくて「ルピックさん」だと言い聞かせているのかな。悲しい。

自殺を考える子どもなんてつらすぎるのだけど、「自分がいなければこの家は幸せかもしれない」というところから考え始めるのもほんっとつらい…。
結婚式場の大きな十字架にゾッとしたし、布に映る輪になった縄の影と、それに近づく子どもの影とかもうホラーでしかなかった。

ラストシーンは神々しかった。少しだけ成長したにんじん。兄は出ていき姉は嫁ぎ、家族の形も変わってしまったけど、今後どうなるんだろう。映画や他の戯曲では両親どちらかと和解するものもあるらしいけど、今回はどちらとも取れなかった。子どもの自立というには、まだ数年かかると思う。

次に学校の寄宿舎から帰ってきた時、彼は家族になんと呼ばれるのだろう。

 

フェリックス◆中山優馬

顔がとてもきれい。最近は舞台で活躍されているというのは聞いていたし、去年?だったかな、ドリアン・グレイの肖像を演るというので気になっていた。以前耕史さんも演った作品。雑誌のインタビューで優馬くんが耕史さんに相談したと聞いて、今でも連絡取るんだなーと微笑ましくなった。

フェリックス、性格悪いなーとは確かに思うんだけど、たった一言「あの人(母さん)はお前(にんじん)しか見てない」って言った時にイメージがひっくり返った。彼は、母親に叱られたかったんだな…。叱られたくて、気を引きたくて、悪いことをしても全部受容されてしまう。それどころか必要以上に愛されて持ち上げられて、それが面倒になっている。結局フェリックスも歪んでいる。この兄弟、足して割ればちょうどいいのに…。

そんな家に辟易して出て行きたいと願い、実際にそれが成功したのにちょっと笑ってしまった。家の金取るのはあかんけど。パリで生活できるのかな~甘やかされて育ってしまったことは事実だし、一人暮らしできなさそう。人のもの取るのが癖になってなきゃいいけども。ってなんでこんな心配してしまうんだろう…。

 

エルネスティーヌ◆秋元才加

名前覚えづらい!あと言いづらそうなのでマルソーが一回くらい噛まないか勝手にハラハラしてた。才加ちゃん、ロックオペラモーツァルトでのコンスタンツェ(見れてないのでCDで聞いただけですが)が良かったのでミュージカルで見たいなーと思ってたら、よしくんの相手役とかおいしすぎてその情報だけで数日間死んでた。

愛のない家に辟易して、外からの愛を求めた人。マルソーを尻に敷いてる感がとても良い。村で一番の金持ちだから彼と結婚するのと言っていたけど、どこまで本心なのかな。自分を一番に愛してくれる人だし、ドレスにうきうきしていたし、結婚式で盛大に喧嘩してたけど夫婦生活うまく行ってほしいな…作中でもそういう示唆があったけども、ここのカップルまで破局したらやるせなさ過ぎるわ。

エルネスティーヌのにんじんに対するスタンスがちょっと謎だった。単に出来の悪い弟、くらいだったのか。でも実際仲の良くない姉弟ってこんな感じかもなぁ。

 

マルソー◆中山義紘

思ったよりアホで可愛かった。あの地獄のような食卓に、(まだ結婚してないから)家族でもないのに平然と同席できるのすごいな…?空気が読めないのか、単にエルネスティーヌしか見えていないのか、我慢しているのかはわからないけど普通に尊敬してしまった。にんじんが実の家族からああいう扱いを受けているのを目の当たりにしているのに、普通ににんじん君と呼んで挨拶をする。話しかける。いい人なのか?偽善者なのか?にんじんと二人きりで話すシーンがあればもう少しわかったかもしれないけど。後に金持ちのボンボンだと明かされたので、ただのアホボンなだけかもな…。

毎回エルネスティーヌの椅子を引いてあげて、ニコニコしながらご飯食べて、エルネスティーヌに手をひかれて出ていく。これは結婚しても変わらないでほしい。ルピック家も元は名家だったっぽくて、お見合いだったのか恋愛結婚なのかはわからないけどもあの食卓に居られるなら相当エルネスティーヌのこと好きなんだなーと思っていたので、結婚式での暴言にめちゃくちゃびっくりした。案外器小さいな?

 

アネット◆真琴つばさ

寂しいにんじんの強い味方になっ…ってくれるわけではないんだな!女中だもんな!奥様に逆らっちゃダメだよな!フェリックスが夫人の部屋から出てきたことを証言してくれたのはありがたかった…。
ルピック家をおかしな家族だなとは思っていたけど、それを変えに来たわけではないから何もできない。傍観者ポジション。しょうがないけど、そのせいで若干印象が薄い…最終的にどうなったっけ?まだルピック家にいるのか?

ネズミの死体にも蛇にも動じないし、どうやら離婚を4回(だっけ?)しているらしいし、アネット本人も変わり者だということがよくわかる。ドレスを持って踊るところ可愛くもありかっこよくもあったんだけど、隣にいるエルネスティーヌもかっこいい系なので男役二人のようになっていた。

 

名付け親(アンリおじさん)◆今井清隆

なんかバルジャンみたいな見た目のおじいさん出てきたわ…孤児を育ててるわ…死ぬことは神のもとに召されることだとか言ってるわ…この時代(というには数十年ズレてるけど)のフランスのおじいさんってバルジャンみたいなのばっかなのか?って思いながらよく見たら今井清隆さんだった。バルジャンやないか。

という余談はさておき、聖人枠だと思ってたんですよ。にんじんの唯一の心の拠り所で、本当の名前を呼んでくれて、守ってくれる人。そうでもなかった…うっかりにんじんって呼んじゃうのダメだ…。
にんじんが辛い思いをしているのはわかっているけど、孤児じゃないから預かれないと言う。親がいるなら親元で育つべきだと。パンフにも少しあったけど、名付け親本人が孤児のパターンかも。

ダンディーで優しい歌声は安心したけど、やっぱり聖人じゃないし超人でもないんですよね。なんで結婚式ににんじん引き入れちゃったの!?あれでかなり自殺の引き金引いたよね!?酔っ払って気を良くしていたのかもしれないけど、あればっかりはちょっと!って思ってしまった。

アネットと同じで、あくまで傍観者。他人には、家族を変えられない。

 

ルピック氏◆宇梶剛士

稽古場にワンダーコア差し入れってズルすぎません?思い出すだけで笑ってしまう。

背も高いし貫禄のある見た目で、一幕はほとんど台詞がない。ただいるだけなのに怖い。奥さんと会話もしないし、何を考えているかが全くわからない。威厳のある父親…かと思ったら、二幕の狩猟の場面ではお茶目(犬に対して)だったりして、実はただ不器用な男だったとわかる。いや、頑張ってくれよお父さん!貴方の頑張りで家族が救われるよ!って思って心で応援してたけどそんな上手いこと話は進まなかった。

昔はそんな男じゃなかったのに、と言われてしまうのが切ない。ほとんどしゃべらないのは、自信がないから。仕事はした方がいいよな…自信がどんどこなくなっていくから…。その全ての原因は敗戦にあって、やっぱ戦争はダメだよねぇって思ったのだけどそういう話ではない?

にんじんが自殺を考えていたことを先に打ち明けられたのに、そのあと実際現場にかけつけて「ここまで思い詰めていたとは」って、いやいや言うてたやん!
自分のことしか考えてなかったと謝ってくれたのはよかったけども、遅いわ!ギリギリセーフだけど!

 

ルピック夫人◆キムラ緑子

ある程度予想はしてたけど、やっぱりめちゃくちゃ上手い。だからこそしんどい。ルピック夫人はただのヒステリー起こす意地悪なお母さんではない。にんじんが難産で、それと同時に敗戦のせいで家は傾き、身体も心も病んでしまった。家が傾いたのは…まぁルピック氏の不甲斐なさもあるとはいえ、難産も敗戦も自分たちのせいではないし、色々とタイミングが悪かった人なんだなぁ。ソロ曲で心情がバシバシ伝わってきて泣けた。

実の子どもにあの仕打ちは酷すぎるけど、あんなに歪む前に誰も止められなかったんだなぁと納得してしまう、周りの環境。時代。やるせねぇ…。

最後までにんじんとは向き合わず仕舞いだったし、フェリックスが出ていってしまったあとどうなったのだろう。持病が悪化しやしないかと心配してしまったけど、ルピックさんが終盤ちょっとしっかりしてたから側についていてくれるといいな。エルネスティーヌもしょっちゅう帰ってきて旦那の愚痴言ってそうな気がする。

桶に張った水に顔をつっこんで自殺をはかるにんじんを見つけ、飲み水に毒を入れようとしたと思い込んだルピック夫人が鬼の首をとったように怒り狂い、水をにんじんにぶちまけるところで一幕が終わる。
今思うとそういう発想に至ってしまうところでルピック夫人の病みっぷりがよくわかるのだけど、見た時はあまりの迫力と衝撃でしんどすぎて「えっ、このままの気分でご飯を食べろと?」と開演前に買った特別弁当を眺めながら呆然とした。

おいしかったです。

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ここまで感想をつらつら書いてみて、ほとんど音楽の話をしていないと気付く。ミュージカルというわりには曲数少ない?音楽劇って感じだった。結婚式の歌、後半の演出が怖すぎてちょっとトラウマになるわ…。
つらいシーンを見るたびに、あぁここが歌だったらよかったのに!と思ってしまった。歌だとちょっとつらさが緩和されません?人によるか。

親子ペアチケットが発売されているし、あちこちで「子どもに見てほしい」と歌われているけど子どもが見たらどういう感想を抱くのかとても気になる。色々あるとはいえ、親にいじめられている子どもの話であることは違いないんだし。
一幕終わりでぐずっているお子さんを見かけたのだけど、内容が怖かったからじゃないといいな…?

 

大阪公演も行くので、大幅な追記はしないかもしれないけどちょこちょこ訂正するかも。名付け親の名前とか。

推しの晴れ舞台、手放しで楽しかった!面白かった!というタイプではなかったけども、素晴らしい作品だったのでやっぱりみんなに見て欲しいなぁ。東京もあと半月あるし、大阪は来月でまだチケット買えるので是非!お安いA席もまだ買える日あるよ!

 

この座組で揉まれたよしくんの次の作品がとても楽しみ…なんですけど次なんなんだろう。個人的に直虎に出て欲しい。