ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

歪んだ家族の物語 ミュージカル『にんじん』

観劇遠征3つ目。地味に本命だった、ミュージカル『にんじん』。

ここ数年めちゃくちゃ応援している「劇団Patch」の劇団員で、個人的に推しメンである中山義紘さんが出演されています。

 

natalie.mu

38年ぶりの再演で、大竹しのぶさんが当時と同じように14歳の少年を演じると話題のこの作品。
キャストのクレジットがこんな感じ。

大竹しのぶ
中山優馬
秋元才加
中山義紘 ←ここ
真琴つばさ
今井清隆
宇梶剛士
キムラ緑子 (敬称略)

このそうそうたるメンバーのこの位置に推しの名前があるとか、見に行くしかないじゃないですか…せっかくの東京での舞台、東京で見たいじゃないですか…!新橋演舞場は行ってみたい劇場でもあったので、他の鳥髑髏とグランギニョルの時期を合わせて遠征しました。なので、推し舞台での遠征カウントです。

 

中山義紘さん、通称よしくん。折角なのでよしくんの話をちょっとします。
ここの下の方でも書いてるんだけど

yhforestmk.hateblo.jp

現メンバー最年長(27歳)で、高校大学とずっと演劇をやってきた演劇馬鹿。なんだけど、三作品も朝ドラに出たり(ごちそうさんの諸岡くんは覚えてる人も多いと思う)、その縁かBK制作のNHK番組にちょこちょこ呼ばれていたり(ヒストリアやバリバラ等)、あとはおは土でレポーターやってたり。関西人は一度テレビで顔見てると思う。

外部での舞台出演はあまりないし、Patchの中ではどちらかというと映像班っぽくて、それがずっともったいないなぁって思っていた。
本公演だと贔屓目なしにやっぱり飛び抜けていると感じるし(その分年長者だったり黒幕だったりする役が多いけど)、映像作品でもいいけどやっぱり舞台に立つよしくんをもっとみんなに見てもらいたい、色んな俳優さんの中にいるよしくんを見たい。そう願っていたので、にんじんへの出演はめちゃくちゃ嬉しかった。オファーらしいってのも嬉しい。

余談だけど、今年の春までPatchの総合演出家をやってらした末満健一さんが、このことをとても喜んでいたのが微笑ましい…本当にぱっちのお父さんだ末満さん…。

余談ついでに、中山優馬さんと秋元才加さんがそれぞれ耕史さんと共演経験のある弟分、妹分的存在であることから、発表を見て「これはもう推し推しとの間接共演では!?!?」とか騒いで友人を困惑させてた。すいません。推し推しの共演、夢だけどじわじわ近付いてる気がする。見たい。

 

インタビュー動画とかコメントとか、作品自体が色んなメディアに取り上げられるとうきうきしていたのだけど、そのコメントを見ているうちにふと気付く。

「これ、微笑ましくハッピーな子ども向けミュージカルではないな?」

今回は予習はいいやと思っていたのだけど、青空文庫で読めたので気になって数行読んでみて「えっなにこれこわい」とやめてしまった。ちょうど夜の話から始まるのだけど、底知れぬ闇が広がっていた。

 

そういうウキウキとそわそわを抱えて見に行きました。
このブログ、毎回前置きが長い。

 

ミュージカル『にんじん』8/4昼

 

-Story-

「まっ赤な髪で そばかすだらけ そうさぼくは みにくいにんじん!」

 ここは、フランスの片田舎の小さな村。まっ青な空、濃い緑の森、そして澄み切った小川の流れるこの村では、今日も村人たちが楽しそうに歌っています。でもその中にたった一人、仲間はずれの男の子がいました。それが、にんじん(大竹しのぶ)。
 にんじんのような真っ赤な髪、そばかすだらけの顔、だから父親のルピック氏(宇梶剛士)や母親のルピック夫人(キムラ緑子)までが、“にんじん”と呼ぶのです。にんじんだって、フランソワと言う名前があるのに…………。
 にんじんには、婚約者マルソー(中山義紘)との結婚式を控えて夢中の姉エルネスティーヌ(秋元才加)、甘やかされてわがままに育った兄フェリックス(中山優馬)がいますが、二人ともにんじんには無関心です。それぞれが勝手気ままの家庭に、新しくルピック家に女中としてやってきたアネット(真琴つばさ)もあきれる始末。
 誰にも愛してもらえないにんじん。みんなにどうでもいいと思われているにんじん。だから、どうしてもひねくれてしまうにんじん…………。そんなにんじんの数少ない友達の名づけ親(今井清隆)は、にんじんを優しくなぐさめます。
ある夜、ルピック夫人の銀貨が一枚なくなるという事件がおこります。夫人はにんじんを泥棒ときめつけ、はげしく責め立てるのですが―――。

 

公演情報 日程・上映時間:新橋演舞場-歌舞伎・演劇|松竹株式会社

 

 大竹しのぶさんの少年役、めっっっっっちゃ上手い。
キムラ緑子さんの意地悪な母親役、めっっっっちゃ上手い。
というかみなさん上手い。

総じてめっちゃしんどい!!!

 が、率直な感想です。

にんじんがいじめられてるのって、兄姉や同年代の子ども相手にだと思っていた。いじめられて泣きながら帰ってくるけど、両親は忙しくて味方になってくれないとかそういうの。「にんじん」というあだ名もそんなに重いものだと思ってなかった。率先してにんじんをいじめているのが、実の母親だなんて思ってなかった…つらい…。原作小説も、こどもがネグレクトを受ける様子があまりに淡々と書かれていて怖い。

女中のアネットが味方になってくれるわけではない(少し手助けをしてくれるけど)、名付け親のおじさんは優しいけども、にんじんを絶対に守ってくれる(そういうシーンもあるんだけど)わけではない…この作品には「聖人」がいない…そういうとこリアルでやるせない。

 このブログ、NHKラジオのミュージカル三昧を聞きながら書いてたんだけど、大竹しのぶさんのインタビューと「世界でいちばんさみしい子」が流れた。他の曲って少年声で投げやりな感じで歌うんですけど、この曲は大人っぽく切なく歌うので泣けるんだよな…。

「神様」に気付いてほしいと願う曲なんだけど、わたし最近まであまり海外作品に触れてこなかったので「神様」の立ち位置がよくわからないんですよ。クリスチャンではないし。
ちょっと話それるけど最近レミゼを全部読みまして、バリケードあたりでそうか海外作品ってどれだけ追い詰められても腹切ったりしないんだな、大将の首持って逃げたりしないんだな、自害はしないんだなと軽くカルチャーショックを受けたりして。メンフィスを見た時も、どれだけ人種差別がどうこういって揉めてもその町に教会はあって、みんな神に祈るんだなーそれはよくわからないなぁって思った。
にんじんの語りかける「神様」は本当に神なのか。両親のことかもしれない。

 

メインどころだけキャラごと感想。敬称略。

にんじん(フランソワ)◆大竹しのぶ

うっっまいのよ…舞台の、女性がやっても男役なら男になり、大人がやっても子どもになり、そこに翼がなくても見える、みたいなところが好きなんだけどまさにそれで、勿論近くで見たら60歳の女性だけども、舞台にいたのは14歳の少年だった。一切茶番っぽくならず、あるがままの少年。ちょっと落ち着きがなくて、気を引きたくて悪戯をする。無視されるよりは怒られる方がいいのかなって思っちゃう。

にんじんは母親のことを「ルピックの奥さん」と呼ぶし、父親のことを「ルピックさん」と呼ぶ。あまりに他人行儀で悲しい。アネットに自分のことを「にんじん」と呼ぶことを強要させるし、いじめられて泣いてる可哀想な子というよりは、捻くれて、諦めてる。周りから悪い子だ、って言われ続けて歪んでいる。それを本人も自覚しているところがしんどい…。

彼は「にんじん」という人格を別に作っているのか。あくまでいじめられているのは「フランソワ」ではなく「にんじん」で、いじめるのは「母さん」じゃなくて「ルピックの奥さん」、助けてくれないのは「父さん」じゃなくて「ルピックさん」だと言い聞かせているのかな。悲しい。

自殺を考える子どもなんてつらすぎるのだけど、「自分がいなければこの家は幸せかもしれない」というところから考え始めるのもほんっとつらい…。
結婚式場の大きな十字架にゾッとしたし、布に映る輪になった縄の影と、それに近づく子どもの影とかもうホラーでしかなかった。

ラストシーンは神々しかった。少しだけ成長したにんじん。兄は出ていき姉は嫁ぎ、家族の形も変わってしまったけど、今後どうなるんだろう。映画や他の戯曲では両親どちらかと和解するものもあるらしいけど、今回はどちらとも取れなかった。子どもの自立というには、まだ数年かかると思う。

次に学校の寄宿舎から帰ってきた時、彼は家族になんと呼ばれるのだろう。

 

フェリックス◆中山優馬

顔がとてもきれい。最近は舞台で活躍されているというのは聞いていたし、去年?だったかな、ドリアン・グレイの肖像を演るというので気になっていた。以前耕史さんも演った作品。雑誌のインタビューで優馬くんが耕史さんに相談したと聞いて、今でも連絡取るんだなーと微笑ましくなった。

フェリックス、性格悪いなーとは確かに思うんだけど、たった一言「あの人(母さん)はお前(にんじん)しか見てない」って言った時にイメージがひっくり返った。彼は、母親に叱られたかったんだな…。叱られたくて、気を引きたくて、悪いことをしても全部受容されてしまう。それどころか必要以上に愛されて持ち上げられて、それが面倒になっている。結局フェリックスも歪んでいる。この兄弟、足して割ればちょうどいいのに…。

そんな家に辟易して出て行きたいと願い、実際にそれが成功したのにちょっと笑ってしまった。家の金取るのはあかんけど。パリで生活できるのかな~甘やかされて育ってしまったことは事実だし、一人暮らしできなさそう。人のもの取るのが癖になってなきゃいいけども。ってなんでこんな心配してしまうんだろう…。

 

エルネスティーヌ◆秋元才加

名前覚えづらい!あと言いづらそうなのでマルソーが一回くらい噛まないか勝手にハラハラしてた。才加ちゃん、ロックオペラモーツァルトでのコンスタンツェ(見れてないのでCDで聞いただけですが)が良かったのでミュージカルで見たいなーと思ってたら、よしくんの相手役とかおいしすぎてその情報だけで数日間死んでた。

愛のない家に辟易して、外からの愛を求めた人。マルソーを尻に敷いてる感がとても良い。村で一番の金持ちだから彼と結婚するのと言っていたけど、どこまで本心なのかな。自分を一番に愛してくれる人だし、ドレスにうきうきしていたし、結婚式で盛大に喧嘩してたけど夫婦生活うまく行ってほしいな…作中でもそういう示唆があったけども、ここのカップルまで破局したらやるせなさ過ぎるわ。

エルネスティーヌのにんじんに対するスタンスがちょっと謎だった。単に出来の悪い弟、くらいだったのか。でも実際仲の良くない姉弟ってこんな感じかもなぁ。

 

マルソー◆中山義紘

思ったよりアホで可愛かった。あの地獄のような食卓に、(まだ結婚してないから)家族でもないのに平然と同席できるのすごいな…?空気が読めないのか、単にエルネスティーヌしか見えていないのか、我慢しているのかはわからないけど普通に尊敬してしまった。にんじんが実の家族からああいう扱いを受けているのを目の当たりにしているのに、普通ににんじん君と呼んで挨拶をする。話しかける。いい人なのか?偽善者なのか?にんじんと二人きりで話すシーンがあればもう少しわかったかもしれないけど。後に金持ちのボンボンだと明かされたので、ただのアホボンなだけかもな…。

毎回エルネスティーヌの椅子を引いてあげて、ニコニコしながらご飯食べて、エルネスティーヌに手をひかれて出ていく。これは結婚しても変わらないでほしい。ルピック家も元は名家だったっぽくて、お見合いだったのか恋愛結婚なのかはわからないけどもあの食卓に居られるなら相当エルネスティーヌのこと好きなんだなーと思っていたので、結婚式での暴言にめちゃくちゃびっくりした。案外器小さいな?

 

アネット◆真琴つばさ

寂しいにんじんの強い味方になっ…ってくれるわけではないんだな!女中だもんな!奥様に逆らっちゃダメだよな!フェリックスが夫人の部屋から出てきたことを証言してくれたのはありがたかった…。
ルピック家をおかしな家族だなとは思っていたけど、それを変えに来たわけではないから何もできない。傍観者ポジション。しょうがないけど、そのせいで若干印象が薄い…最終的にどうなったっけ?まだルピック家にいるのか?

ネズミの死体にも蛇にも動じないし、どうやら離婚を4回(だっけ?)しているらしいし、アネット本人も変わり者だということがよくわかる。ドレスを持って踊るところ可愛くもありかっこよくもあったんだけど、隣にいるエルネスティーヌもかっこいい系なので男役二人のようになっていた。

 

名付け親(忘れたけど役名もあった)◆今井清隆

なんかバルジャンみたいな見た目のおじいさん出てきたわ…孤児を育ててるわ…死ぬことは神のもとに召されることだとか言ってるわ…この時代(というには数十年ズレてるけど)のフランスのおじいさんってバルジャンみたいなのばっかなのか?って思いながらよく見たら今井清隆さんだった。バルジャンやないか。

という余談はさておき、聖人枠だと思ってたんですよ。にんじんの唯一の心の拠り所で、本当の名前を呼んでくれて、守ってくれる人。そうでもなかった…うっかりにんじんって呼んじゃうのダメだ…。
にんじんが辛い思いをしているのはわかっているけど、孤児じゃないから預かれないと言う。親がいるなら親元で育つべきだと。パンフにも少しあったけど、名付け親本人が孤児のパターンかも。

ダンディーで優しい歌声は安心したけど、やっぱり聖人じゃないし超人でもないんですよね。なんで結婚式ににんじん引き入れちゃったの!?あれでかなり自殺の引き金引いたよね!?酔っ払って気を良くしていたのかもしれないけど、あればっかりはちょっと!って思ってしまった。

アネットと同じで、あくまで傍観者。他人には、家族を変えられない。

 

ルピック氏◆宇梶剛士

稽古場にワンダーコア差し入れってズルすぎません?思い出すだけで笑ってしまう。

背も高いし貫禄のある見た目で、一幕はほとんど台詞がない。ただいるだけなのに怖い。奥さんと会話もしないし、何を考えているかが全くわからない。威厳のある父親…かと思ったら、二幕の狩猟の場面ではお茶目(犬に対して)だったりして、実はただ不器用な男だったとわかる。いや、頑張ってくれよお父さん!貴方の頑張りで家族が救われるよ!って思って心で応援してたけどそんな上手いこと話は進まなかった。

昔はそんな男じゃなかったのに、と言われてしまうのが切ない。ほとんどしゃべらないのは、自信がないから。仕事はした方がいいよな…自信がどんどこなくなっていくから…。その全ての原因は敗戦にあって、やっぱ戦争はダメだよねぇって思ったのだけどそういう話ではない?

にんじんが自殺を考えていたことを先に打ち明けられたのに、そのあと実際現場にかけつけて「ここまで思い詰めていたとは」って、いやいや言うてたやん!
自分のことしか考えてなかったと謝ってくれたのはよかったけども、遅いわ!ギリギリセーフだけど!

 

ルピック夫人◆キムラ緑子

ある程度予想はしてたけど、やっぱりめちゃくちゃ上手い。だからこそしんどい。ルピック夫人はただのヒステリー起こす意地悪なお母さんではない。にんじんが難産で、それと同時に敗戦のせいで家は傾き、身体も心も病んでしまった。家が傾いたのは…まぁルピック氏の不甲斐なさもあるとはいえ、難産も敗戦も自分たちのせいではないし、色々とタイミングが悪かった人なんだなぁ。ソロ曲で心情がバシバシ伝わってきて泣けた。

実の子どもにあの仕打ちは酷すぎるけど、あんなに歪む前に誰も止められなかったんだなぁと納得してしまう、周りの環境。時代。やるせねぇ…。

最後までにんじんとは向き合わず仕舞いだったし、フェリックスが出ていってしまったあとどうなったのだろう。持病が悪化しやしないかと心配してしまったけど、ルピックさんが終盤ちょっとしっかりしてたから側についていてくれるといいな。エルネスティーヌもしょっちゅう帰ってきて旦那の愚痴言ってそうな気がする。

桶に張った水に顔をつっこんで自殺をはかるにんじんを見つけ、飲み水に毒を入れようとしたと思い込んだルピック夫人が鬼の首をとったように怒り狂い、水をにんじんにぶちまけるところで一幕が終わる。
今思うとそういう発想に至ってしまうところでルピック夫人の病みっぷりがよくわかるのだけど、見た時はあまりの迫力と衝撃でしんどすぎて「えっ、このままの気分でご飯を食べろと?」と開演前に買った特別弁当を眺めながら呆然とした。

おいしかったです。

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ここまで感想をつらつら書いてみて、ほとんど音楽の話をしていないと気付く。ミュージカルというわりには曲数少ない?音楽劇って感じだった。結婚式の歌、後半の演出が怖すぎてちょっとトラウマになるわ…。
つらいシーンを見るたびに、あぁここが歌だったらよかったのに!と思ってしまった。歌だとちょっとつらさが緩和されません?人によるか。

親子ペアチケットが発売されているし、あちこちで「子どもに見てほしい」と歌われているけど子どもが見たらどういう感想を抱くのかとても気になる。色々あるとはいえ、親にいじめられている子どもの話であることは違いないんだし。
一幕終わりでぐずっているお子さんを見かけたのだけど、内容が怖かったからじゃないといいな…?

 

大阪公演も行くので、大幅な追記はしないかもしれないけどちょこちょこ訂正するかも。名付け親の名前とか。

推しの晴れ舞台、手放しで楽しかった!面白かった!というタイプではなかったけども、素晴らしい作品だったのでやっぱりみんなに見て欲しいなぁ。東京もあと半月あるし、大阪は来月でまだチケット買えるので是非!お安いA席もまだ買える日あるよ!

 

この座組で揉まれたよしくんの次の作品がとても楽しみ…なんですけど次なんなんだろう。個人的に直虎に出て欲しい。

髑髏城良いとこ一度はおいで。~season月キャスト発表~

朝起きて寝ぼけ眼のままスマホを触って、「マジか!!」って飛び起きるこの感じ、結構好きです。発売前雑誌からの情報漏えいだのマスコミスッパ抜きだのが多い昨今、こうやって新鮮に情報解禁を楽しめるのが嬉しい。

 いやー、耕史さんが新感線出るよって発表されたあの日を思い出した!起きたらリプライとかLINEがいっぱい飛んできてたんだよ。今回発表された若手俳優クラスタの間でも朝っぱらからそれが行われていたと思うと、ネットの海に向かって敬礼したくなる。推してるみんなおめでとう!冬はみんなで豊洲で回ろうな!あと貯金頑張ってくれ!!
いやまぁ、今一番生きてほしいのは早乙女太一さんクラスタだけども…生きて…。

 

髑髏城の七人はいいぞ!
ストーリーはわかりやすく(その分細かい考察いっぱいできるしキャストによってかなりキャラが変わる)、着流しに長髪、チャンバラいっぱい、そしておそらく月は歌うし踊るのかな?ただでさえ要素が盛りだくさんな上に客席が回る。正直一回だとキャパオーバーでわけわからんようになると思うので何度か行って欲しい。

ステージアラウンド東京、調べると傾斜なくて見づらいとか周りに何もないとかいい話があまり出てこないのですが、一度行ってみたら「確かにこれは劇場に足を運ぶべきだわ」って思う。カーテンコールは必見。

 

わたしは耕史さんを推しと呼びつつ若手俳優さんも応援していて、年に数回は所謂2.5次元舞台に行ってはしゃいでるのですが、月のキャストはさすがにその数回でも充分にわかるメンバーでびっくりした。生で拝見したことのない方はいるけど、DVDやらドラマやら、推している友人からのマーケティングやら、何かしら接したことがある。

推しが帝劇に立つ』って、やっぱり夢じゃないですか。『推しが新感線に出る』って、これも夢だと思う。それがこんなに一気に叶ってしまった…これは革命だ…。わたしも10年後くらいに若手の推しに新感線出て欲しい…。

 

一人ずつの印象でも書き出してみようかと公式行ったら、えっあの人も出るの!?あの人も!?みたいな感じで収集がつかなくなったので以下箇条書き。

 

・あのバカでかい回る板に若手がいっぱいでしかもほぼ毎日マチソワとか大丈夫かーでもダブルチームなのは安心…しかし公演数自体はそこまで減ってない…?

・初舞台がステアラって福士のそーちゃんマジで大変だろうから頑張ってほしいな…ラスボスが人外早乙女太一とか分が悪過ぎるぞ…いっぺん変身しとく?っていうか(おそらく)敵に横山さん(レオ・ゾディアーツ)がいるから上弦実質フォーゼでは?

・マモの捨之介すでに想像できるな…しかし下弦の方に普段2.5に出てる俳優さん固まり過ぎでない?せっかくダブルチームなんだしもうちょいバラけてもよかったのでは。

・拡樹くん蘭兵衛じゃないの!?青いジャケット着て踊らないの!?君だけだよおらん!(すいません)拡樹くん優しい顔をしているけど、天魔王絶対すごいものになると思う…安心感ある…。

・少年沙霧は一度見てみたいとは思っていたけどこのタイミングでか。平間そーちゃんの霧丸絶対かわいいしここぞという時かっこいいだろうな~。松岡くんの霧丸っていう単語の忍者感。

・太一さんの天魔王ってそれだけでただただ尊いのでは…すごいなぁ…。

・安田桃太郎さん上弦下弦どっちにもいるのどういうことなの

・上弦だと人見早苗さん、下弦だと肘井美佳さんって何その最高の女幹部。めっちゃ推したい。

・ちゃんともと三浦くんのファン生きて欲しい。

 ほんとにこれだから。ちゃんとも、スカピンあたりから色んなところで見かけるようになったけどすごいなぁ。

・兵庫がどちらもかわいい。須賀くんは子どもの頃のイメージが強いから、最近ハイキューとかNARUTO出てるよっていうとみんなびっくりするんだよなー。木村の了くん蜉蝣峠に出てたの初めて知った。二回目なんだな新感線。

・大御所太夫二人生で見れるの普通に嬉しい!

 

とかなんとか言ってますが、本当にわたしはどちらも見ることができるのか!(スケジュール的な意味で)

極も発表されましたね~こっちの詳細も楽しみ。
花で燃え尽きた気がしてたけど、ドクロイヤーはまだまだ続く…。

グランギニョルとSPECTERは一対である。(ネタバレそこそこ有)

グランギニョル感想ではないです。SPECTER贔屓の繭期が、グランギニョルありがとう!って言ってるだけの自分語り記事です。ただグランギニョルネタバレはちょっとあります。
あえてSPECTERネタバレを避けているので、まだSPECTER見てないって人も読めるやつだと思います。

 

観劇遠征2つ目、ピースピット『グランギニョル』8/3ソワレ。髑髏城(ステアラ)からデリコ家(サンシャイン劇場)、あまり乗り換えせずに行ける場所で助かった…。
ネタバレを避け続ける自信がなくてできれば東京で見たいなぁと思ってたので、乗り込んできました。サンシャイン劇場初めて。最近東京の劇場に色々行けていて楽しい。

で、ギニョってきたんですけど、まだ全然飲み込めていない。噛み砕けてない。
未来に繋がるアレコレのワードにぐっと来たり、キャストの熱演に涙したりはしたけども、思ったより繭期を拗らせていない。あまりオペラグラスを使わずに全体を見ていたので、細かい表情を追えてないからかもしれないし、思ったより人が死ななかったからかもしれない(ダリゲル以外全滅を覚悟してた)。作中で結構時間が経つので、時系列に混乱したからというのはあるかな…。

ただ大阪公演観たら絶対変わると思うので、とりあえず細かい感想や考察は一旦置いときまして。どうしても言いたいことがあったので(Twitterでは散々言ったけど)その話をします。

 

 

開幕すぐのシーンからずっとこのことが頭を占めてたんですけど、

グランギニョル、めちゃくちゃSPECTERやん。

これ以上ないくらいにSPECTERやん。

 

 あれだけ!見とけって!言ったでしょ!(伝わってない)
見てない人は見て下さい、グランギニョルと同時期、作中でもすこし触れられたけど、あの残酷劇の裏で何が起こっていたかがわかるとグランギニョルの残酷さが増す。ほんとに。

 

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わたしとTRUMPシリーズの出会いは以前別記事でも書いたけど、劇団Patchに興味をもった頃に次の公演がSPECTERで、軽率に行こうとしたら繭期の友人らから「待った!!」って過去作DVDで殴られたのが始まりです。それ以降は追えるだけ追ったので、再演以外はだいたい見たはず。

初めて生で見た、という補正はあると思うけど、わたしシリーズの中でSPECTERが一番好きなんですよ。今現在劇団Patch推している原因がSPECTERにあるかというと微妙(特典映像のオフショットで落ちた)なんだけど、中の人達が大好きなのも勿論ある。あと、SPECTERはキャストに男女が混ざっている唯一の作品(※グランギニョル以前)だったので、そこが個人的に好きなのも大きい。

 で、切ないことに繭期だけどSPECTERはまだ見てないって人めちゃくちゃいるんですよね。正直わかる、わかるよ~TRUMPから見たにしろLILIUMから見たにしろ、そこ二つに囚われてしまうのはめっちゃわかる。ソフィとウルが好きだと尚更。LILIUMからだと、TRUMPが完全に答え合わせになるからそこで完結してしまう人もいるよな…。
SPECTERの主人公はハンターの臥萬里ですと言われても、バンリって誰だっけ…って思う人も一定数いると思う。舞台がクランじゃないし。

でもSPECTERは、『ソフィ三部作』の一つなんです。これ以上言えないけど。

TRUMPシリーズの布教しづらい点として、あらゆるものがネタバレになってしまって内容の紹介がほとんどできないってのがあるじゃないですか。SPECTERは特にそれで、なまじ主人公が萬里なだけに時系列すら明記していいのか迷う。(グランギニョル公式で『TRUMPから14年前』って書かれてたけどそれは言っていいやつなんですね)○○○○が出てくるよ!なんて言えるわけがない。

D2やNU版のキャストやハロプロの子達のように、役者で勧めるには劇団Patchはまだ知名度が低くて、内容も言えないし、どうしたもんかと勝手に悩んでいたりしたところにグランギニョルの公演が決まった。しかも、グランギニョルとSPECTERが同じ時期の話だということも明言された。

これで!!グランギニョルの予習になるよっていう名目でも!!!SPECTERをオススメできる!!って喜んだしちまちまそういうツイートしたりしてたんですけど、わたしにそんな影響力があるわけではなく、チャンネル課金で見れるTRUMPと、無料配信をしていたLILIUMの先にある、円盤買わないと見れないSPECTERはまた飛ばされていたのであった。見てくれた人もいっぱいいるっぽいんだけどね。ありがとうございます。

これだけ言って、まぁあんまりSPECTER関係ないかもしれないしな~と思いつつ観に行ったんですけど。

 

グランギニョル、めちゃくちゃSPECTERやん。

 

追われている人物が四方から囲まれて襲われるのSPECTERじゃないですか。ハンターの片方(春林)が記録を読み上げるやつ、SPECTERじゃないですか。父親のわからない妊婦が出て来るのも作中で出産するのも、SPECTER。殺陣が圧倒的に多いのも、我が子を抱く親も、記録が語られていく後方で逃げるヴァンプ(キキ)も、拾えてないとこもっといっぱいあると思うけどSPECTERですやん。

めちゃくちゃ対になってる!!!たのしい!!!

こんなに演出をかぶせてくるなんて思わなくて、そこにずっと震えてた。嬉しくて。
TRUMPとLILIUMは演出面だと一対じゃないですか。クラン、ティーチャーと監督生、噛んじゃダメー!の流れ、ダンス。キリがない。TRUMPを見た後すぐにLILIUMを見て、「あっこの台詞さっきも聞いた、さっきもこのBGM聞いた」っていう発見が楽しくて(それが後々ダメージになるのも含めて)、SPECTERに対するそれを体験できたのがめちゃくちゃ嬉しいんですよ。

 

なのでグランギニョル見た後、あまりに晴れやかな顔で友人に「(単体で見たら)ハッピーエンドだった!」って言ってしまったのだけど、同意を頂けたのでそれはありがたかった。殴られたらどうしようかと思った。確かに今後の展開がわかっているだけに辛いのは確かだから、大阪公演見た後に改めてめっちゃ沈んでいるかもしれない。
でも今とてもハッピーだし、どうやら物販にSPECTERが置いてたそうなので、今後見る人が更に増えるかと思うと本当に嬉しい。みんな感想絵描こうとして衣装の模様で挫折しないで欲しい。頑張って。

 

このハッピー具合を加速させているのが、グランギニョルのパンフと8/2深夜の末満さんのニコ生です。
わたしはSPECTERの中でもハンターコンビの萬里と石舟が大好きなので、こんなに色々設定を拾い上げてもらえるなんて…!って踊り出したい気分。ホントに。

ギニョって友人とご飯食べてひとりでホテルに戻り、パンフ読んでニコ生タイムシフト見て、もういてもたってもいられなくて書いたのがこちら。

 

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大阪公演楽しみです!

『髑髏城の七人season鳥』8/3マチネとちょっとライビュ

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推しさんの舞台以外の遠征はできるだけ控える、というスタンスでやっているのですが、あまりにも見たい舞台の期間が重なっていたので遠征してしまいました。ほんとは帝劇にもクリエにも行きたかった。

そんなわけで観劇遠征一発目、鳥髑髏!
ライビュで見て、やっぱ回りてぇ~~!!って思っちゃったのであらかじめチケ取ってた自分マジでGJ。
マチネの感想が基本ですが、時々ライビュでの感想が混じります。
ちなみに事前のネタバレはほぼ回避できました。ナタリーとかの記事をちょっと見た程度。

あと花の話も結構してる。こっちが良い悪いっていう比較はしてないはず。特に天と蘭あたりは花でもずっと注目してたので、ここがこう違う!楽しい!っていう感じ。


今後もう見る機会がなくてこの記事に感想全部詰めるので、無駄に長いです。長すぎたので普段やらないんだけど追記にしまいます。

 

続きを読む

Patchについてぼやく。

好き勝手ぼやきます。そこまで口は悪くないはず。

ざっくり言うと「ぱっちが減っていくの寂しい!!!!!」しか言うてないけど。

 

そうそう、よしくん『にんじん』初日おめでとうございます!今週行くしめちゃくちゃ感想書くので、まだ迷ってる人いたら参考にしてね!!こんなついでのように言いたくなかったんだけどな!!

 

 

わたしが劇団Patchにハマった要因のひとつに、2015年の秋頃からあまりテレビを見なくなったっていうのがあるんですね。テレビが苦手になって、カットも編集もされずに生で(勿論舞台裏の様子はわからないけども)受け取れる「舞台」ばかり見るようになった年。
2015年夏に推しさんが結婚して、それはもーーーーーーアレコレ叩かれまくって、ワイドショーやネットニュースが如何に悪意をもって編集されたものだったかを思い知って(全てがそうだとは言わないけども)、それでもかろうじて音楽番組で輝くアイドルに癒やされたりしてたんだけどもそれも2016年に奪われて。

芸能界って、事務所ってなんなんだろうなぁって思った。
事務所といえば、推しさんもとい山本耕史さんって家族経営の個人事務所なんですね。事務所のバーター出演とかコネとか契約切れとかそういう概念がない。芸歴40年(年齢も40歳)のほとんどをその状態で乗り切ってきてるってホントすごい人だ…。

 

そんな折に、テレビにはほとんど出ないけど自分たちでチラシを配ってチケットを売って、仕込みもバラシもやって小道具も作って、精一杯演劇に向き合ってる彼らの輝きにフラフラと惹かれたんですよね。

Patchはアイドルじゃないけどもブロマイドが買えたり、握手会のようなノリで一対一でお話する機会も結構ある。小劇場の公演後の面会とかね。手売りでチケットを買えばだいたい一緒に写真が撮れたりする。かと思えば劇場ロビーであまりに普通に客として座っていたり、twitterでめちゃくちゃ酒を飲んでいるし写真の背景ぼかさない。一般人と芸能人の境目がふわふわしてることが多いなと思います。いや芸能人なんだけど。たまに境目完全になくなっててコラコラって思うけど。現在地のわかるツイートにはほんと気をつけて欲しい。

わたしはPatchのそんな半分一般人みたいなところはめっちゃ好き。ワタナベという大きな事務所に所属してるわりには芸能人として眩しすぎない…というと語弊があるのだけど、応援したくなる感が半端ない。

そうやって2016年頭から応援し始めて2017年明けにこれを書いて、

yhforestmk.hateblo.jp

それから半年と少しで末満さんがPatchから去り、劇団員が4人(村川くんはこれ書いた時点で決まってたとはいえ)減るとか何事!!?!?!
って思って今ぐだ巻いています。メンバーの入れ替わりが激しいのは今に始まったことではないし、ここ二年分くらいしか知らないお前が何を言うねんって感じだけど。

 

Patchの良いとこの一つに「バラエティに富んだメンバー」っていうのがあると思っていて。根っからの演劇馬鹿ばかりではなく、演劇に興味なかった歌手志望とか、サッカーしかやってこなかった子とか、空手と特撮とジャニオタとか、歌がめちゃくちゃ上手い子けどちょっと横幅がある子とか、アニオタでドルオタとか。それぞれ誰のことかは上の記事参照で。
オーディションでもキャラ得部門を設けたりと「イケメンでなくても演劇できなくても最初はオッケー」ってことを事務所も推奨してるんだな~って思ってたんですけど、最近演劇一本に絞ってるのか…?って思うことが多すぎて。

それだけバラエティに富んでるから、最近色んなことがメンバー内でできるようになってきたんですよ。先の本公演「羽生蓮太郎」は、日替わりと声の出演を含めて劇団員が全員出演した上に、演出助手とプロデューサー補に村川・宣伝美術に竹下・パンフ構成に中山・衣装進行に藤戸・小道具製作に星璃と吉本とスタッフ欄もメンバーの名前だらけ。(次回本公演「JOURNEY-浪花忍法帖-」では小道具以外に殺陣つけを星璃が・衣装の一部を田中が作ったりと、きっと他にも色々している。)
劇団員皆でひとつの舞台を作り上げていて、それがもう最高に好きで。尊い。演技が得意じゃないメンバーもそれぞれの方面で活躍ができる環境。

あぁ、末満さんが離れられてもPatchは大丈夫だって思ったし東京公演決まった時もめちゃくちゃ嬉しかったんだけども、そっからこんな立て続けに減るとかマジかよ!?!?

外部仕事との兼ね合いもあるから常に全員が本公演に出てくれとは望まないけども、別の仕事をしながら劇団をサポートしたり、今回は裏方スタッフでとか、しばらく不参加でとか、そんな感じじゃダメなのかなぁ…ダメなんだろうなぁ。小劇場の役者さんってそういう感じの方が多い印象なのだけど、大手事務所所属だとそういう自由はきかないか。東京進出するなら身内だけでゆるゆるやってるのは許されないのかな。そういうことも好きなんだけどなーーしょうがないのかーーー。

本公演に出なくても、ありちゃんの声はもっともっと聞きたかったし三期ツインタワーで二人舞台とかやってほしかったし、真吾ちゃんはずっとメンバーの太陽でいてたまに物販とかで迷言生み出しまくってほしかったし、やまちゃんにはまたブロマイドやアニメイトイベントをプロデュースしてほしかった。でもそんなの全部わたし(ファン)側のエゴだもんなー!みんな新しい道をみつけてそっちを優先したいなら、寂しいけれど応援できる。でも特にやまちゃんはハブレン後のブログの印象が強かったから悲しいわ。そんなに芸能界は甘くないと言われればそれまでなのだけど。

 

5期オーディションが控えている(もうやってるか?)のだけど、何人入るんだろう。どういう子が増えるんだろう。演劇経験者が多かったりするのかな。
わたしはまだ新しい子が加入してくるのを体験したことがないのだけど、もう少し心穏やかな状態で迎えたい。

 

 

 

 

『髑髏城の七人season花』個人的総括。

今更かい!って感じですが、明日鳥ライビュ行くので今やらないと一生書かなさそうで…。あと花が終わった心の隙間に見事にレミゼが滑り込んできて、ちょっと魂がパリーに飛んでしまっているのでそれを戦国に連れ戻すためにも、個人的花髑髏総括です。だいたいキャラの話。

ちなみに花大楽以降に、アカとアオをゲキシネで見ました。ワカを見直すことができてないんだけど、鳥の登城までにはなんとか見たい…。

今までの感想のどれよりも語彙力がないですすいません。もう感想っていうか自分用のメモだわこれ。

 

◆アンサンブルの皆様

JAE所属の方で何人かお名前を知ってる方はいたのだけど、顔やアクション見てわかるわけではなかったので認識としてはほぼ全員初見。髑髏党鉄騎兵、意味なくグルグルグルグル~と三五が言うようにほんと走り回っていて、舞台が半円だから単純に距離もあるし裏ではもっと走っているのだと思うと本当にお疲れ様でした…!!客席が回るのと反対方向に走っていくから体感速度がすごく速くてかっこよかった。
二列目で見た時に生の声がよく聞こえてきて、無界屋男衆の小芝居が可愛かったりよく見たら半蔵さんがいたりすると新たに気付く部分も多かったので、もっと細かいところまで見たかったなぁ。無界屋襲撃の荒武者隊と女子衆に注目する日を作りたかった。
後藤さん、毎日のお弁当レポありがとうございました。地味に楽しみにしていた。

◆猿翁・水神坊・姫跳

花畑で蘭兵衛を迎える猿翁、何回聞いても「パンチラの猿翁」に聞こえちゃって笑いそうになってたのに千穐楽ははっきり「あんちら」って聞こえたの何だったんだろう…!天魔王を抑えたりできてたわりにはいいとこナシだったなぁ。あのあと実は生きてたりしないかな。
水神坊と姫跳、仲良しで可愛かった。暴れる姫跳に呆れたり困ったりしてるとこが。終盤の水神坊がじわじわオネエっぽくて、この二人普通に友達として仲良いんだろうなーみたいなイメージを持った。衣装お二人ともなかなか際どくて良かったんだけどアレ天魔王の趣味なんです?ここも生きてたらいいな~無理かな~!ポケモンのムサシとコジロウ感ある。

◆礒平・およし・狸穴二郎衛門

兄さの礒の字こっちだったのか今気づいた。やっぱワカでも数年前に見てたアオ(では役者さん違うけども)でも一般人代表ポジションがすごく印象に残ってたので、出てきた時テンション上がった。おにぎり食べる仕草が好き。
およしさんはほんと毎回泣かされる…やすえ姉さんの如く啖呵切るところはめっちゃ笑うんだけど、カテコで二郎衛門と手を取り合って微笑んでるとこでめっちゃ泣く。
二郎衛門はアタリメ狸親父だけど、およしさんに対する言葉が本当に優しくて…幸せになってほしかったな…。ラストの荒野から最初に去るから、かっこよかったよー!!って思いながら毎回拍手してた。

◆三五

思わず単独項目だよ。
三五ちゃんほんっっっっと可愛かった…最初から最後まで可愛かった……。着物の丈が膝丈で子どもみたいになってたり柄がカラフルだったり、今回兵庫がめちゃくちゃでかいからより小さく見えて可愛かった…っていう思いを抱えたままアカドクロ見たら更に可愛いのがいて困った。年齢不詳だなぁ…。
千穐楽、流れを止めない程度にあちこちで遊んでたのが良かったなー。他の方々もそうだけど、劇団員さんがどーんと出るとものすごく安心感があった。

◆贋鉄斎

歴代の贋鉄斎を余り知らなかったので「ズルい」以外の表現をしてこなかったんだけど、アカアオワカを知った今となっては花贋鉄斎は見た目からおもしろいのはほんとズルい。あとやたらにイケボなのもズルい。頭に乗ってる小さな烏帽子、斜めについてるせいでしばらく「なんで角生えてんだろう…」って思ってた。よくも毎回こんなに違う方向に変なキャラを作れるなぁ…すごいわいのうえさん…。
初見の時に、蘭兵衛が死んでるところですでに百人斬りをスタンバっているのに「あと3秒待って!?」って言ってたんだけど、前楽あたりはもうリピーターが多かったのかそこであまり笑いが起きなくてちょっとありがたかった。
生で古田捨之介見てみたいな…。

◆沙霧

ひたすらに可愛くてひたすらに強かった。アクション、前楽あたりでようやくちゃんと見れた(真ん中センター見えづらいから)んだけどめちゃくちゃ動くな…!って感心してしまったし、少し少年っぽい声を枯らしながら舞台中を駆け回る姿に胸がいっぱいになった。蘭兵衛が置いていった蘭の花を持ってくるのとても良かった。
物語が逃げる沙霧から始まって追いかける沙霧で終わるので、今も沙霧の声が耳に残っている。

◆兵庫

予想通りといえばそうかもしれないけど、めちゃくちゃ兵庫だった。図体がデカくて、どうしようもない馬鹿で、皆に愛されて。太夫を守って死んだ子分たちに向かって「よくやった」と力いっぱい叫ぶところが毎回涙腺決壊ポイント。あと最後の前言撤回して太夫と一緒に生きたいって言い直すところも。全体を通して一番兵庫と太夫に泣かされたなぁ。
青木さんやっぱり背も高くて舞台映えするので、また舞台で見たい。

◆極楽太夫

りょうさん舞台二回目とか嘘だろ!?ってくらいの台詞の聞き取りやすさ、声色の使い分け、一切変わらなかった強い喉、堂々とした佇まいにこれでもかというくらい振りまかれる色気…。そういえば太夫ってコメディリリーフだったよな…ってアカアオ見て改めて思ったけど、花太夫はずっと凛とかっこよかった。兵庫に「リンドウよ」って名前を告げる時の声がめちゃくちゃ好きで、毎回(来るぞ来るぞ…)って耳をすませてた。
太夫は蘭兵衛に触れるし手も握るし最後は殴るのに、蘭兵衛はこれでもかというくらい太夫に触れないままなんだよ…手くらい握り返してやれよ…。
ライビュで初めて気付いたけど、手前から蘭兵衛を殴って兵庫に抱えられて、振りほどいて舞台奥から殴ろうとしてハッとして手を止めたあとに泣き崩れるところが最高に好き…。いやもう太夫はどこを切り取っても好き…。

◆天魔王

貴方のせいで手放すはずだったチケ二回分を手元に残しました、といっても過言ではない。
顔の火傷と足を引きずる異形の姿なのも、蘭兵衛を兄者と慕う弟キャラなのも全部事前に知ってから見に行ったはずなんだけど、二幕最初に蘭兵衛に擦り寄る姿に撃ち抜かれた。っていうか後ろから鈍器で殴られたような衝撃を受けた。そのあともずっと目が離せなかった。いやほんと…こんなに心掴まれるなんて…。
感想等で生存説を見かけてからはそう思いながら見てたけど、生きてて欲しい。蘭兵衛に庇われたあとの高笑いが泣き笑いになったのがもうツボ過ぎてあのシーン大好き…。ライビュは違った気がするから映像には残らないんだろうな…。
花大楽後に美女と野獣見に行ってルミエール可愛い!ってなったし子午線行きたくてたまらなかったので、もう普通に成河さんが好き。ミュージカルでも見たいし耕史さんとデュエットしてくれ…。

◆無界屋蘭兵衛

ただただいのうえさんありがとうステアラありがとうに尽きる。どちらかが欠けても耕史さんの新感線出演は有り得なかったと思う。結果的にステアラめっちゃしんどかったようだけど笑
過去の感想にあれこれ書いたのでこれも割愛。メンフィスまではゆっくりされるのだろうかと思っていたら、ドラマがとんとん拍子で発表されてってちょっと笑った。どれも全部楽しみです。これからも推させて下さい。

◆捨之介

テレビや映画の宣伝で小栗さんを見る度に、こないだまで生で何度も見てたんだよな…似合いすぎる着流し姿での殺陣と、これでもかというくらい生足も見たんだよな…一生自慢したろ…って思ってる。いつでもかっこいいけど、生の小栗旬めっちゃかっこいいんだぞ!って言い触らして回りたい。
捨之介と名乗っててもどーにも捨てきれないものが多くて、最終的には全部見事に拾い上げたなって感じ。一人でではなくて、周りのみんなと一緒に。天魔王に蛇蝎の如く嫌われていたけども、花捨なら天魔王のことも掬い上げられたかもなぁって思った。そうなるにはちょっと天魔のおいたが過ぎたけど。
沙霧との身長差含めたバランスが個人的にめちゃくちゃ好きで、ずっと二人を見ていたかった。千穐楽の一番最後、ボロボロだけどものすごく晴れやかな笑顔で言う「柄じゃねぇよ」があまりにも輝いててめっちゃ泣いた。
座長本当にお疲れ様でした。初めての捨之介が小栗さんでよかった。

 

絵レポはこの辺にまとめてます

twitter.com

ざっくりしてるけどこんなもんかなー。
鳥感想はサクッと書きたい。ライビュと、3日に登城します。

 

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お煎餅おいしかった。

 

 

ところで!ゲキシネは!!いつですか!!!!

Building 303 『水の泡』

文句とはまた違うと思いたいんだけど、うわー合わねぇーーって思って全体的に辛口感想なのでご了承下さい。
頭の中読まれた?っていうくらい合わなかった。

 

 

101『オンタマジャクシ』↓

yhforestmk.hateblo.jp

202『アワーベイビー』↓

yhforestmk.hateblo.jp

を経ての、三好大貴プロデュース「Building」の三作目『水の泡』。

Buildingは今のところ毎回脚本が違う方で、今作はアマサヒカエメのタカイアキフミさん。アマサヒカエメの本公演には行ったことがない、というか今休止中だそうで。去年9月に行ったゲキバトでコントは拝見した。メンバーの山咲さんのガチの失踪話に笑っていいのか悩んだな…

今回、カンパニー全員が平成生まれであることがこれでもかというくらい推されている。わたしはギリ昭和生まれだけど昭和の記憶は一切ないし、ゆとりでもない中途半端なアラサーなので、どういう視点で応援すればいいのか正直戸惑った。みんな若いなぁというほど年は離れてない。ゆとり世代を揶揄したこともない。っていうか実際そんなに言われてんのか…?

とはいえ応援はしているので情報はチェックして…いたのだけど、舞台本編以外に企画はあるわクラウドファンディング始まるわ手売りしょっちゅうやるわで、いやちょっと一回落ち着こう?って思うことがしばしば。稽古以外にやることがあまりに多すぎない?
対談を始めとした動画も沢山上がってて興味深かったけど、途中から追いつけなくなったので全部は見れていません。twitterはあとから情報を探し出すのにはむいてないので、折角公式サイト作ってあるんだからそっちに動画のリンク貼ってほしかった。

 

とまぁ、色んなことがありすぎて混乱したり、あらすじが不穏すぎてテンションが下がったりしていたのだけど初日と日曜マチネに乗り込んできました。感想ぜんっぜんまとまらなかったので、アワベビの時みたいに気になったことを箇条書き形式でいきます。時系列バラバラ。もはや感想というよりどうでもいい話をしまくっている。

あと下書きしてたらアホほど「個人的には~」って言い訳をしまくっていて、感想なんてどれも個人的な話に決まってるから消したけどやっぱ気になってしまうので、どの項目にも「個人的には」って脳内で足しておいて下さい。

Building303『水の泡』

・今回の会場、ブラックチェンバー。名村造船所跡地。関西のコスプレイヤー的におなじみの場所でかつて何度も行ったせいで、今回見に行った人たちが工場や海の写真をたくさん撮って「素敵な場所だな」って言ってるのをあとから見て、あぁそうかここ変わった場所だったわ…新鮮な気持ちで楽しみたかった…!と謎の後悔。そういう楽しみ方もこの会場を選んだ理由だっただろうにわたしは会場マジックが0だった。ほんと悔しい。でも元はギアをやってた会場だから、来たことある人結構いたのかな?

・劇場内に入って最初に思ったのは「思いっきり平屋やん!!!」だった。Building303、三階じゃなかった。マジか。今までのシリーズが同じビル内の話なのが好きだったので結構ショックだったんだけど、バーをやっていたあのロビー部分を303号室だと思いたい…。アワベビの時にらんくんが言っていた、303号室はバーにしたいという意図からはまた外れるかもだけど。404以降どうなるんですかね。フォロワーさんが「808号室はHEPホールかな」っておっしゃっててそれいいなって思った。リアル八階。

・セットがほとんど家そのものだし、車もあるし、花火はするし、雨も降るし。演劇だけどドラマのような感じ。ドラマの撮影を見学してるような気分になった。いっぱいこだわったんだろうなっていうのはわかるんだけども、このキャパこの規模の小劇場なら車も雨も実物じゃなくて演技や照明音響で表現する方が好きかな。っていうか花火のところ、微笑ましいシーンなんだけど、火危なくない…?っていう心配が勝った。

・山本さんの歌う夏祭り、完全に太鼓の達人仕様。ドドドンドドドンって口ずさむ要所要所で、脳内に「カッ」って音が再生される。でもわかるわ…夏祭りのイメージってもはやJITTERIN'JINNでもWhiteberryでもなく太鼓の達人よな…今の若い子からすると太鼓の曲だと思われてそうだ…。

・そういえば開演前のBGM平成MIX、うわ懐かしって心に刺さりまくってた中にsupercellの「君の知らない物語」が入っててびっくりした。

サスペンドなにあれ楽しそうーやってみたい!崩れにくい引っ掛け方とかあるんだろうけど、台詞の最中にうっかり崩してしまわないかハラハラした(そのせいで初日は何人かの台詞を聞いてなかった)

蚊取り線香入れを入れる箱、高さが足りない気がするけど入るか?って思って見てたらけど、そもそも蚊取り線香入れに蚊取り線香が入らないって聞いて笑った。

・太刀魚の話。ギリギリまで身体を薄くして存在感をなくして、近付いてきた獲物を捕まえる。それ真実のことでもあるよな、豊大丈夫か?刺されない?ここ台所だから刃物めっちゃあるぞ?ってちょっと心配したけどそんなことはなかった。最後の傘いるいらない論争もフラグかと思って、事故ったり海にうっかり落ちたりしないかな豊…って思ってた。死んでほしいわけじゃないけどそこそこしっかり痛い目を見てほしかった。

・休みだけど、花火大会は中止だけど、なんとなく会社に来ちゃう面々……来たいか!?あの地獄のような会社に!?!?つい来ちゃった、みたいな言い方してたけど嘘だろ!?特に山本さんと寺杣くんどんだけ優しいんだ、もしくは他に居場所がないんだ…あっ…ないのかもしれないな…?それならまぁ…?

・寺杣くん、たしかに空気読めないし遅刻するっていう典型的なダメ社会人だけども、それだけで次の就職先を心配されていたのがとても疑問。なんとなーくで転々としながらでも生きていきそうなんだけどな。

・豊は咲に会う前にお金とってたから、てっきりお金渡して浮気してんのかと思ってたんだけど咲の傷付きっぷりを見るとそういうわけではなかったのか。ただ夜中にとってただけか。

・咲は「手を握るくらいもちろんタダよ」って言うけどいやダメだろ!なんでそこで譲歩しちゃうんだよ!体だけの関係だった豊に失望して飛び出してきてるんだから、手もダメって言ってほしかったかな…隣でおしゃべりするくらいならいいんじゃないかな…。

地震速報のアラームに心臓飛び出るかと思うくらいビビって、初日はそのあとの豊と真実の話を一切聞いていなかった。あのド修羅場を強制的に中断し、メイン二人の頭を冷やし、花火大会を合理的に中止にする方法って地震しかなかったのかな。洗車雨が必要だから台風等の天候不良は使えないか。本当に怖かったからもうちょい違う音にしてほしかった…。

・それまで身内の浮気だの金泥棒だの暴言だの、小さな世界で揉めていてそれを治めることが全く出来ていなかったのに、言ってしまうと国外の、恐らく行ったことのない知り合いのいない土地の地震で「無力だ」「でも生きてるから」と言い出す二人がよくわからなくて。いやそう思うことが悪いとかでなくて、さっきまであれだけ人を罵倒してたやつがいきなりなんでそんな話するのかなって。

・上演台本見直したら、こんなくだりあったっけ?っていう数行を見つけて、わたしが聞いてなかっただけなのかカットされたのか謎。

・豊か真実、もしくは両方が地震で被災していたり、大事な人を亡くしていたりするならわからなくもないかな…台本にもそういう記述はなかったけども。

・豊の性格の歪みっぷり、子どもの頃からそうなら親御さんどうにかしたれよ!って思うので、何かきっかけがあってほしいんだよなぁ。雨の中での独白の「会社辞めるって言って、止められないと思ってなかった」っていうのが、「止めてほしかった(悲しい)」のか「辞めさせてくれないと思ってた(嬉しい)」のかで印象が変わる。ブラック企業だったりしてね。仕事か私生活で大変なことがあって心が荒んで歪んでいく豊を受け止めていたのが真実だったのかもね。

・逆さの鳥を見た時にも思ってたけど、らんくんのああいう人を責めるような声がすごく怖い。巻き舌に若干ハブレンの黒ちゃんが残ってて笑っちゃったけど。真実の名前呼んでるだけなのに怖いんだよな…。

・もうちょっとでいいから豊と真実のバックボーンが知りたかった。出会いとか、Iターンのきっかけとか。Iターンあんまり乗り気じゃなかったぽいし。それならもう少し二人のことを優しい目で見れたんだけど。そういう見方しなくていいってことか?

・祐次、部屋に来て普通に灰皿使って煙草吸うけどそれでバレない?真実がちゃんと片付けてるか。豊のバレバレの浮気をあざ笑ってたけど同じ穴の狢だわ。豊は気付いてたのかなー。でもあの性格だと、気付いた瞬間自分のことなんか棚に上げて真実のことボロクソに言いそうだ。

・平成生まれを推していることで、台詞やキャラの感情で「ん?なんで?」って疑問に持ったとこを全てを「平成っ子ってこんな感じなのかな」って思わせてしまう気がする。いいのかそれ?タカイさん長編を書かれるのは初めてってことでいいのかな…演出はあんまよくわかんなかったけど、言い回しとかは好きだったのでラジオドラマとかで聞いてみたい気がした。

 

んーなんだか重箱の隅をつつきまくるだけになってきたのでこの辺でやめておく。
会場も、存在感の有りすぎるセットも、濃いキャラたちも、全部自分に合わなくてしんどかった作品は初めてかもしれない。まだ観劇ペーペーだけど。

文句みたいだしまとまりないので今回もう感想書かないでおこうかなって思ってたけど、なーんかもやもやが残るし、人の感想色々読んだけど同じような感想の人がいなかったので。

あーだこーだ言ってしまったけどBuildingのことはすごく応援しているし、次作があるなら必ず行きます。頑張って欲しい。ただし、適度に。

 

 

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 印象的なシーン。
本人は雨の量が多くて溺れかけてたそうだけど。

 

 

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みんな大好き山本さん。わたしもめっちゃ好き。
アワベビの時にはいなかった「正論でツッコんでくれる人」で、ありがたかったなぁ。