ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

Patch stage vol.11『JOURNEY-浪花忍法帖-』霧&虹初日キャラ感想

 

劇団Patch第二章、開幕!
ということで、霧ver虹ver、どちらも初日見てきました。もうどう考えても伸びしろがめちゃくちゃあるから東京大楽までにめちゃくちゃ進化するとは思うのだけど、今の段階でのざっくりした感想を投げときますね!いつも通りだけど概ねキャラの感想です。

しっかりネタバレしてますので、今後見に行く予定の方はご注意下さい。
どちらかしか見てない方が、これ読んで「えっそんなに違うのか見に行きたいな」って思うきっかけになれば嬉しい。

 

今回、「大阪公演が過去最多の16公演」「初の東京進出」「作演が末満さんではない」(これに関しては『観音クレイジーショー』が山崎彬さん作演だったので初めてではないけども)「出演は劇団員8人のみ」(ハブレンは10人+日替わり1人)等々色々と挑戦があるのですが、個人的に特にいいなぁと思ったのが「Patch初の役替わり公演」「出演者の半分が四期生」です。

まず「役替わり」。Patchに限らないけど、劇団って同じメンバーで色んな作品をやるじゃないですか。前回公演は相棒だったのに今回はライバルとか、親子役多くない?(これは主に中山と井上のことです)とかまたコンビかよ!とか(これはだいたい三好と星璃です)、そういうの大好きなんです私…。普段は明るいイメージなのに闇を抱えたキャラがめちゃくちゃ似合うとか…好き…(松井のことです)
それが2パターン見れるのめっちゃ楽しいですジャー忍。末満作演のTRUTH/REVERSEのように全員が替わるわけではない分、見た目は変わらないのに関係性の違いが顕著でおもしろい。

それに拍車をかけているのが「半分が四期生」というところ。

Patch四期、田中・納谷・尾形・藤戸。(公式サイト順)紹介記事でも書いてるし、少しでも四期生のTwitter等を追いかけたら明白なんですけど、彼らめちゃめちゃ仲良しなんですわ。年齢的には田中と藤戸で4学年違うんですけど、お互いに遠慮がないというか。同期って…いいよね…。

主役の恵比三が霧は松井(一期)で虹は納谷(四期)と替わることによって彼を取り巻くキャラ達の立ち位置も変わり、ラストシーンが霧は一期メインになるのに対して虹は一期VS四期の構図になるのがとても熱い!!

そんな感じで、こっから下長々とそういう話をしています。

・霧の松井恵比三を見て、いやーさすがこういう役似合うな陽松井(と勝手に呼んでいます)いいなーって思ってたんだけど、虹の松井弁才の闇の抱えっぷりがすごくて、いやーさすがこういう役似合うな闇松井(とやはり勝手に呼んでいます)最高だな…とも思った。目にハイライトがない…。声の出し方も全然違う。WJにおけるクールなライバルキャラって言われているのを見たけどほんまにそれ。シンプルにかっこいいんですよね。あと松井が真ん中にいると安心する。

・霧の納谷弁才、ちょっと後ろに控えてる感じが好きだな~真ん中より二番手で光るタイプなのかな?と思っていたけど、虹で真ん中に立つと華があって表情もコロコロ変わるしちょこまか動くし、主人公だ!ってすごく感じた。蹴りのキレが素晴らしくて、刀ステで見たことあるはずなのに改めてうわすごい…ってため息。納谷恵比三、禄郎に身長を弄られ(恵比三を見失ってキョロキョロするのは吉本新喜劇ネタです)、寿にベタベタ触られ、裏切った達磨に軽く見られ…と全体的におちょくられ気味なのが可愛い。

・恵比三と弁才って確かに命を狙う側狙われる側だけども、実際に本編で恵比三と対になるのって毘沙丸だったのでびっくりした。序盤の「毘沙丸様と同じ毒の効かない身体」で、おっ何だ何だ血縁か?とは思ってたけども。
ここが霧だと松井・星璃なので、白浪の駄衛門VS蓮士郎の高速殺陣とかハブレンの蓮太郎と定春の殴り合いを思い出すし、後ろで倒れてる布丁(父親だった…)も三好だからみんな一期生で、安心感がある。イツメン。
虹だと納谷・三好になるので、霧見たあとに「えっ全然想像がつかない…あの二人で兄弟…?」って思っていたら、虹は恵比三とその仲間たちVS毘沙丸って感じだった。シーンとして壇上にいるキャラは変わらないのに空気が全然違った。おもしろいなぁ…

・もうひとつの役替りの毘沙丸と布丁なんですけど、まず今現在三好が銀髪・星璃が金髪になってるのが好き過ぎる…。毘沙丸が敵なので今回はここ二人敵味方か~って思ってたので親子ってわかったときに「君らまた血縁かい!」って心でツッコミを入れた。またっていうほど親兄弟やってるわけじゃないんですけどね。ハブレンとかほとんど関係なかったんだけど、彼らは普段から兄弟を名乗っているから…。
霧は二人とも正統派というかいつもよく見るやつって感じだけど、虹の父星璃・息子三好はさすがに新鮮だった…!キャラそのものは替わってもあまり変わらないかな。星璃布丁、父親というか母親っぽい時がたまにあるけど。
ここ二人といえば出落ち感のすごい閻魔大王ですが、星璃閻魔がめっちゃ体育会系で笑った。強い。三好閻魔はああいう格好があまりに似合いすぎ。

・ハブレンでのダークホースは田中だったけど、今回は完全に禄郎の尾形ですね。第一声から心掴まれた。オイシイなあのポジション…尾形の演るキャラとしてはよく見るタイプの後輩キャラ(笛ステの森長とか磯ミュの小吉とか)なんだけども。
恵比三の脳内に居た時は「えっなになに黒幕なの?」と心配したし、死んだと思ったらまた出てきて色々と混乱したのだけど生きてただけかーい!いや良かったけどね生きてて!
霧の松井相手だと本当の先輩後輩という感じだけど、虹の納谷相手だと遊び心が満載でとても可愛い。あと虹の場合サイズ感がかわいい。調子に乗ったり拗ねる恵比三を引きずっていく禄郎、イベントでよく見る納谷と尾形そのもので笑った。

・藤戸の寿、くノ一だとは聞いてたけど想像の数倍可愛くてびっくり。勿論良い意味で。扇子さばきも所作もちゃんと女性っぽい。大角と夫婦漫才みたいになってるのめっちゃ好きなので安須真パートが始まるとワクワクしてしまう。霧よりも虹の方が恵比三にベタベタ触っている気がするし、霧だと弁才をかなり気に入ってそうなイメージがある。そうだね四期だね。
声の抑揚がしっかりしているので、後半でどんどんテンション上がってヒャッハーしていくの見てて楽しいです。

・大角、いつもの吉本といえばそうかも知れないんだけど、ああいうキャラってそうそうできるものではないからすごいよなぁって思う。バルトロメや陸奥での「無邪気な少年」から、ハブレンの宮春を挟んだことにより「無邪気でおもろいオッサン」(※大角は25歳らしいけど)ができるようになっているのが良い。寿との夫婦漫才楽しいです。弁才の影縛り(正しい術名失念)にかかった時のアレコレアドリブ、納谷弁才相手だと本当に力で押し切ってる感がある。松井弁才だとそうとも行かないので応援したくなる…。生き返って(?)よかったね…?

・田中亨がただの村の少年のわけがなかった。舞台の上での立ち方がまだ不安定な部分があるのか、達磨の何を考えているかわからない度が半端ない。禄郎刺した時めっちゃテンション上がりました。嘘というか術だったけど。いつかそういう純粋な悪役も見たいな…。安須真の中でも能力が高い~にはあまり説得力がなくてちょっと笑ってしまった。そういえば初日にブロマイド売り切れててびっくりしました。尾形共々この夏すごく頑張ってたようなのでこれからの君たちが楽しみだよ本当に…。

 

序盤の恵比三の台詞で、「いよいよ浪花が安須真に進出や」的なメタ台詞あるじゃないですか。細かい言い回し忘れたけど。最初聞いた時は笑ってたんですけど、二回目は「せやな…!」って感慨深くなった。
それで、最後の台詞って「帰ろか、浪花に!」的なやつじゃないですか。ニュアンスだけど。東京公演千穐楽は虹だと思ってたら霧だったので、松井恵比三が「(大阪に)帰ろか」っていうのを聞いてから自分は新幹線で大阪に帰るんだなぁと想像したらそれだけで何だか泣きそうになったし、その言葉通りいつか大阪凱旋公演をやってほしいなって思った。

そんな日が来るのを夢見て、これからも応援したいなぁと思えた素敵な公演でした。

 

まだまだ見に行くので、多分大阪楽とか東京楽のあとにまた似たような記事書いてると思います。
いつもならもう終わっている(いつも大体月曜が大楽)Patch stage、彼らの旅はもう少し続く。

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ブレすぎなのでまともな写真撮って差し替えます。