ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と、推しさん。

『髑髏城の七人season月』上弦・下弦ライビュ感想

12月にあれだけ東京に行ったのに、全くスケジュール合わなくて関東荒野にたどり着けなかったのでライビュに行きました。どちらもソワレのみ。定時ダッシュが成功してよかった。

 

結局風髑髏の感想が書けていない…!一応こっち↓

yhforestmk.hateblo.jpの真ん中あたりにざっくりとは書いていますが、もっと色々言いたいことあったはずなのに。ゲキシネはよ。

花からの感想は髑髏城カテゴリからどうぞ。アカ・アオ・ワカはDVDやゲキシネで見ていて、97(と初演ダイジェスト)は近いうちに友人に借りたい。

月のキャスト発表の時の反応↓

yhforestmk.hateblo.jp

上下それぞれ一回ずつで、細かい台詞の言い回し等は曖昧。あとライビュカメラ、アップが多くて見えてないとこがいっぱいある。無界屋襲撃とか。
だいぶふんわりした感想です。まとまらないので思ったこと全部書いときます。長い。花の話をちょこちょこ挟んでいます。

あともう開幕から2ヶ月経ってて色んな感想も出てるから、月並みな感想しか出てこない…月どくろだけに…(?)

 

◆『髑髏城の七人season月』上弦・下弦ライビュ感想

一息で言うと、

「そこから始まるのずるくない!?えっうらやましい…うわ花だめっちゃ花!あぁそこそうなるのねなるほど……いや風だ!?鳥だーーーーー!?うわっあっやばい月!!めっちゃ月!!!!最高!!!!」

って感じでした。わかって。アカアオワカもあちこちで浮かんだけど、やっぱステアラの劇場ぢからがわたしを花の亡霊にする。

 

安土城始まりいいですね…人の男が天となる瞬間…。天魔王というキャラのインパクトを開幕一で物理的にド正面から受ける。わかりやすい。お着替え中の甲冑ダンスちょっとシュールで笑った。六欲天の文字、スクリーンに映ってたみたいだけどライビュだとあまり見えないので真ん中らへん忘れててあとでググった。
これ何回も言ってるけど、太一さんの絶叫が好きなのでウハウハしました。わたしのテンションがいきなり上がりすぎたせいかもしれないけどところどころなんて言ってるのかわかんなくて、次の日の下弦で補完したところはある。マントさばき最高やね…魅せ方が素晴らしくて魅了されまくった。
鈴木拡樹さん、そこそこ色んなキャラを見ているのですがどれも声が全然違って驚く。今回に至ってはメイクと表情が拡樹くんのイメージでなさすぎて、配役知ってたのに何回も「えっ誰」って思ってた…表情筋どうなっているの。鈴木天魔、台詞のテンポがちょうど良くて話を聞きやすい。そのへんはさすが。

「髑髏城で待っている」で〆るの、来たよー!ってレスポンスしたくなる。花が敦盛始まりでここの台詞はだいたい同じなので、一周回って帰ってきた感がある。

 

その後の荒野~タイトルバックまでの懐かしさ。荒野なんにもセットがない。花だ…。
最初から荒武者隊と手を組んでる霧丸、良い。上弦の兵庫と並ぶと二人とも身長一緒ぐらいで、言い争いしててもこどもっぽさが勝って可愛かった。

平間の壮ちゃん、見るのは2015年RENTぶりかな?相変わらず可愛いけどかっこいい。天使~!って思ってたらほんとに髑髏城の合間にTENTHでエンジェルやってて笑った。お疲れ様です。平間霧丸の声の感じが終盤の花沙霧っぽくて、衣装も藍色ベースだからちょこちょこ花沙霧を思い出す。松岡くんは初演NARUTO以来だと思う。平間霧丸よりもよく吠えるというかめっちゃ熱かった。がむしゃら感がマシマシ。

兵庫はどちらも勝地兵庫を思い出しつつも、須賀兵庫は更にこどもっぽく、木村兵庫はもうちょい頭良さそうで。最後のシーンも台詞全然違ってびっくりした。このへんは後述。

捨之介、「血の雨涙雨に傘をさす男」とか中盤らへんの「それらを川に流してやるのが大地の役目だ」とか、そう来たか…!って唸った。福士くんの性質もあるんだろうけどめちゃめちゃ陽。圧倒的陽キャラ。口ではそう言いつつも過去を捨てられない男はどこへ行った。天魔王のことも止める、っていうし、見た目はオーソドックスなのに新しい捨之介だった。ヒーローっぽくて好きだけど、往年の捨之介ファン的には思えば遠くへ来たもんだ…って感じなのかな…。

福士捨、時々めちゃくちゃ小栗捨に声が似ていてびっくりした。ライビュの段階ではだいぶこなれてたのかな?初舞台だとは思えないほど堂々として、少し余裕も見えた。あと顔が圧倒的に良い。ライビュありがとう存分に良い顔を堪能させてもらった。そういえば思ったよりフォーゼの弦ちゃんを思い出すことはなかった。
宮野捨な~いい声だな~!当たり前だけど抑揚の付け方が素晴らしい。映像に映ってないとこでもちょっとした声が聞こえる。宮野捨の髪型、天パか?って思ってたけど後半どんどん乱れていくにつれセクシーでとても良い。

 

無界屋に歌と踊りがあるとやっぱり華やかでいいな~って思うし、ここで売るのは春じゃない、そう夢!のくだりも好きなんだけどちょっと平形源右衛門が恋しくなってきた。あの一騒動、無界の里のポリシーがわかりやすくて好き。

わたし最初に見た髑髏城がアオのDVDなので、上弦の高田太夫見てあーっこの太夫知ってる!!!って嬉しくなった。そして兵庫が若いからオカンみがすごかった。網タイツ最高。
羽野太夫可愛すぎて思わず幕間で年齢を確認した(すいません)。ああいうキャピキャピとした太夫久々で可愛い~アカ~!って思ってたけど初演太夫あんな感じなのかな調べてみよう。高田太夫同様オカンではあったけど、お子さんまだ小学生くらいですかね?って感じ。

 

ご飯を食べたあとに抜け出す霧丸のシーン、とても良い。いつもの森が無界屋の裏手にあるっていうのがどんどんわかりやすくなっていく。
助けてもらった礼を言わない霧丸。荒野では荒武者隊見捨てようとしてたし、結構自分勝手というか余裕がない感じ。刃が過去を向いている…。

 

蘭兵衛さんの登場と殺陣。口上ここで言うのに戻っちゃった!

三浦蘭兵衛、顔が強い。イケメン。全然月夜なんか気にしてないし口調がヤンキー系でびっくりした。他の人の感想で花蘭を思い出すと聞いてたんだけどわかるなぁ。若い頃に、それころ新選組!のすぐあとくらいに耕史さんが蘭兵衛を演っていたら、アテガキも含めてこういう蘭兵衛になっていた気がする。翔平さん殺陣初挑戦ってマジで?全然そんな感じがしないすごい。
廣瀬ちゃんとも蘭兵衛…ずるくない?廣瀬蘭は服の色味や髪型、メイクが花蘭を思い出す感じなのに、太夫に対するアプローチがあまりに違いすぎる…。そんなに柔らかく微笑む蘭兵衛さん何なの。現れた狸穴さんにびっくりして捨に話しかけてるところ、ちょっと微笑ましい。アオ蘭っぽいとこあるよね廣瀬蘭。

天魔王との邂逅からのバトル。蘭丸って名前呼ばれただけでぐらついておちそうになってるのどういうことや…早い…。天魔王が去ってから刀投げてしまうしものすごく感情的。あとこれ上弦下弦どっちでも思ったけど、月の蘭兵衛さんたちめちゃめちゃ暴れるね?迫力はすごいしスピードも早いけど、いやアンタら今着流し着てんねんで!?って思ってしまうほどの大暴れ。アクティブ蘭。

 

霧丸が逃げ回って無界屋裏手に戻ってきてるの何でやねんって思ったけど、あの場所で争うことによって荒武者隊や女衆が駆けつけてくる速さは納得だし、そのあと無界屋に戻って落ち着いて会話するのがすごく良かった。ずっと何もない荒野で話し続けてるのに場が持つのすごいなぁ、でもギリギリだなって思ってたくらいだし。

そういえば渡京さん前髪作ったの?やだ~そっちも可愛い~!メッシュもおしゃれ~!粟根さん以外の渡京ってどうするんだろうと思ってたら伊達渡京さんそもそも眼鏡が無い!し、ちょっとアホそう。ローテンション渡京。メッシュ色違いなの可愛い。遠近法を無視笑った。

沙霧でなく霧丸だと鉄騎兵も渡京も蹴散らせそうじゃない?って謎の心配をしていたけどほんとに結構勝てそうだった気がする。だいぶギャグで押し切っていた。

 

兄さ~じゃなくておっとう!ですよね!!鳥の逆バージョン。じん平の安定感、はともかくいん平ほっそ!!メイク含めてきもちわる!!ライビュの時にいん平にツボってた人がいて何をやっても笑ってて、釣られてめっちゃ笑ってしまった。腹を空かせた豚と病気の猿って言い得て妙にもほどがある。ダンスもまた気持ち悪さがすごい…。

霧丸の正体判明あたり、うわ男の子だ…って思った。天魔王を殺す、絵図面を秀吉に渡せば天魔王なんて簡単に、って考えてて荒武者隊は囮にするつもりで。前向きに後ろ向き。完全に復讐に囚われて、濁ってる。沙霧だとこうはならないよなぁ…。

捨之介が玉ころがしでない今、沙霧が女である必要性(って言ってしまうのも何だけど)はそこまでないし、霧丸になってもそんなに変わらないのでは?と思ったら冒頭からは本当に変わらなかったんだけど、じわじわとその違いが現れてきて最後で爆発する感じがやばかった。きりちゃん、すごく好き。

そして蘭兵衛ですよ…廣瀬蘭…ずるくない…?(二回目)三日で戻ってくる、と捨に頭を撫でられてしまうの普通にびっくりしたし、顔を下げて太夫の顔を覗き込みしっかり目を見て微笑む蘭兵衛って…すごいな…手も握るし…。なまじパッと見で花蘭を思い出すだけに、太夫とのシーンで違いが際立っていた。花蘭が太夫に触れなさ過ぎるとも言う。
その後無界屋を後にする時も(というかここのステアラの使い方最高。花の走馬灯演出を彷彿とさせつつその中に蘭兵衛本人を置くの最高。沙霧が気付いて追いかけるカットを入れるのも最高…かつめっちゃわかりやすい…)裏手の上手端で無界屋を見上げ、愛おしそうに微笑み、ゆっくりと一礼…って何事????はぁ???

今までの蘭兵衛がやりたかった、でもできなかった(かもしれない)ことをじゃんじゃんやってのける廣瀬蘭、すごい。わかりやすさ重視といえばそれまでかもだけど。いやーずるい。

 

贋鉄斎は、もうこの話何回目かわからないけど「よくもまぁこんなに毎回違った変態を生み出せるな!?」です。庵が襲撃されるパターン、あの狭さだと無理かと思ってたから嬉しかった。あんま戦ってないけど。怖がる生駒かわいいよ生駒!!生駒おこ!!
福士捨は突然喘ぎ出すし台詞先に取られるし、下弦での抜けなくなった刀はアクシデントなのか?って思ったら何回かやってるんですね!?アドリブかい!一幕終盤で見てる方も疲れてるのにめちゃくちゃ笑ってしまうからつらい。斬鎧剣が捨のアイディアなのいいなぁ。

 

曼珠沙華は据え置きでなく斜面に設置になったんですね(カテコでようやく気付いた)。ここのBGMに歌があるとアニメ感マシマシですごく好き。キレイに整えられた階段ではなくゴツゴツとした斜面を上って闇に消える姿に「あっ風だ…」と思い、笛分割したままで戦ったことに「あれっ…鳥では…?」と気付き、ずっと花花言ってたところに他の要素を垣間見たところで一幕終わり。

 

天魔王の間、から漂う風と鳥っぽさ。\ココハドクロジョー/って始まるかと思ったしむしろちょっと幻聴が聞こえていた。
月の口説きめちゃくちゃいいですね…今までの良いとこ全部詰めつつも月MIX。テンポも良い。ベースは鳥でいいのかな。歌でやってたところを直接台詞でぶつけるからうわっ…ってなった。めっちゃ好きなんですよ、「そして私には死ねと」あたりのくだり。あと手を差し伸べる天魔王とその手を取る蘭兵衛とても良い。

ここで先に霧丸が飛び込んでくるのびっくりした。ちょっとそこの二人!霧ちゃんの前で何してんの!霧丸が見てる!!でも、ああやって見られてるのに手を取って夢見酒を飲んでしまうの、確信犯だ…悪いと思ってない意味の方の…。

夢見酒のとこ当たり前のようにカメラが顔ドアップで抜いてたのですが、その時の手とか霧丸の表情とかめっちゃ気になるからもうちょいひいて!いやひかないで!という謎の葛藤があったのでやはり現地が最強。

このへん上弦カメラは天魔中心だった気がするんですけど、下弦は蘭兵衛めっちゃ映ってましたね…。後ろでうっとりしている血まみれの蘭兵衛、骨を撫でたり口付けたりしている…身体あるのいいな…(椅子しかなかったから仮面を愛でていた花蘭。)このシーンガン見しちゃうよねぇ、ここの蘭兵衛だけを見続けたくて花に通った日々を思い出す。

エゲレスからの知らせで生駒に甘える早乙女天何事だ。っていうか生駒というキャラ、いいですよね…。髑髏党幹部の人選も人数も毎回違うけど、花がめちゃくちゃ手薄っぽかったの幹部三人な上に生駒がいないからだよなぁ。ここぞという天蘭シーンに幹部が居ない。

 

剣布へのセクハラ!ちょっとあかんやろ!時代がどうこうというより、捨之介がああいう攻撃をやらなさそうっていう点で気になった。人見さんも肘井さんもとても良かっただけに。

物置での言い争いすっごく良くて、これも霧丸になったことによる違いだなぁと。沙霧だと落ち着かせるためにわざと刺される捨。相手が霧丸だと、刀を持てなくなるまで避けて避け続けて押さえる。ぶつかり合い。お前の刃は過去に向いてる、復讐に囚われている奴を放っておけない。だから彼は天魔王を止めにいく…んだよなぁ…。

天蘭と幹部勢揃いのところ、蘭がすでに途中まで(?)着替えているけど髪は結っていない。改めて、花だけ白の着流しのままだったのは何故なんだ…?って見ながら思ってた。場所の問題だったのかな。あれっ着替えてる!?…あっ違うわそれが普通だわ、あれっじゃあポニテは!?…いやこのあとにするわ!みたいな謎の混乱に襲われた。
「捨之介、お前にはわからんよ」って台詞大好きなので上下どちらも堪能できてまんぞく。

 

一輪車とスケボーに噴いた。すごいスピードに見えたけど、これキャラの進行方向と客席の回転が逆なのかな?ものすごい距離を逃げてる感じはしたけども一輪車危なくない!?両渡京がすごい。

荒武者隊の歌いいなーー!!兵庫を抜いて5人のフォーメーション、色もあいまってとてもスーパー戦隊!もしくは白浪五人男!元は一緒だ!傘持ってんのは捨之介だけど!
でも夕食の支度に取り掛かりまーす!って言ってはけちゃうから、次におにぎり持って出てきた時の「いやお前らご飯担当なんかい!」っていうツッコミができなくなるのはちょっと惜しい。襲撃前の、戦国なのに男女逆転してる感じが好き。
そういえば下弦の黄平次をやっている小池亮介さん、何だか字面に見覚えがあると思ったら戦国鍋のももいろゴタイローヒデリンだった。衝撃。お蘭(もしくは吉良)(鈴木拡樹くん)に襲撃されるヒデリン……って言おうとしたけど黄平次一番最初に死にますね……今回の蘭兵衛の武器、ボーガンって。唐突やな。

蘭丸は今回もとても美しい。顔めちゃくちゃ白くてちょっと怖い。廣瀬蘭の目の下がかなり赤くて、やだ~うさぎメイク可愛い~!って一瞬思ったけどやってること全然可愛くないからな。
女衆を斬りながら「楽しい」って自分で言っちゃう蘭丸ありかよ!天に楽しいなぁ、って言われて気付くわけでなく、自分から…。びっくり通り越してドン引きだわ。口説きのあとくらいからそうだったけど、月蘭めちゃめちゃ口開けて高笑いするよね…。でも廣瀬蘭の声が蘭兵衛より更に優しくなってるのが…なんてこった…。刀の血を拭ってあれこれしてたよね?改めて下弦ライビュは蘭兵衛を映しすぎだな?

無界屋が横に広すぎてカメラが全然追いつかなくて、あんまり見えてないので襲撃の細かいとこは割愛。荒武者隊一人一人にズームかかるとこ、ベタだけどかっこいいよね。

混乱する兵庫は頬を張るけども、狸穴を殴らない太夫。良い。このへんのシーンだけは何回見ても確実に泣くんですけど、須賀兵庫の「お前らよくやった!」の叫びがめっっちゃ好き!!!

そういえば唯一の(多分)上下同キャスト、服部半蔵安田桃太郎さん。出てくると待ってました!って思うけどほんとあの動きを全公演やってるんです?どういうことだよ…。あと上下別れてるけどおかゆ・おでん・おきりが花の無界屋ガールズと同じ方かな?もっとアンサンブルさんにも注目したかった。やはり現地か…。

狸穴さん、いっけいさんの可愛らしい感じと千葉さんの隠しきれない大御所みがそれぞれ好き。成仏してくれ、の言い方や姿勢も結構違うよねぇ。

 

輪胴豪雷筒が出て来る位置が今回も下手の灯籠。花の、奥から引っ張り出してきた丸太の中っていうまさに隠してます!!感が好きだったけどやっぱわかりづらいかアレ。
兵庫に面構えが変わったって言われる霧丸、絵面も含めて熱い!少年漫画!!!って感じだったので、この二人のコンビがもっと見たかったなと思った。タッグバトルとか。

劇中曲を背負って髑髏城に攻め込むシーン、黄泉笛でも言ったけどアニメ感あってめちゃくちゃかっこいい…。歌詞が完全に霧丸のことなのも良い。っていうか歌詞知りたい。

 

熊木は大坂城の普請にも関わっていて、のところで髑髏党と一緒に「た、確かに!」って一瞬でも思ってしまって悔しかった。部下の前でツイスターやらされて自滅しちゃう剣布ちゃん良いとこなしやな!松岡霧丸の棒読み演技が可愛かったです。うまいな棒読み!

兵庫を応援する羽野太夫がめちゃめちゃキュート。運動部のマネージャーだあれ!羽野太夫、全体的に90年台のヒロインみを全面に押し出してきてたので可愛い声で「もう!」とか言っちゃうの最高でした。

おっとうVS爪月の鎌かぶせからの鍬、めっちゃ不意打ちで噴いた。研がれ過ぎた刀が短くて届かない、って茶番なかったなって思ったら鎌でやるんかーい!農具は友達!ってやかましいわ!あとでアオの時の仁平が鍬遣いだったの思い出しました。

 

捨に天魔の鎧を着せるとこめっちゃ丁寧。鳥で盛大にかっ飛ばされてたので。霧丸が捨に気付くのが「苦しんでたから」なのも、殴って「お前が人殺しになってどうすんだ!」っていう言葉もよかった。霧丸なら、周りが頑張って押さえつけなくても斬鎧剣を持ち上げて仮面を割れるんだな…。非力(でもなさそうだけど)な沙霧が重い刀を必死で持ち上げるのも、女の勘で気付くのも熱い展開ではあるんだけども、この辺いきなり女の子なのを強調されるからたまに気になる。

 

天蘭のバトルは何はともあれ生駒。生駒の衝撃でそのあとの台詞いくつか頭に入らなかった。どちらも自害する、とは聞いていたのだけどそれぞれ怖い。上弦の美しさも、下弦の狂気も。下弦、最後に伸ばした手が届かないんですね…。

殿の最期の言葉を伝える天魔王。このへんも丸っと鳥なんだけど、テンションがどんどん上がっていく上弦天が何故か蘭兵衛に見えてくる。混ざってる混ざってる。過去に二度蘭兵衛を演じた太一さんが天魔王にという、月キャスト発表の時に私はまだそこまでピンと来ていなかった業をビシビシ感じる。「そんなのは殿じゃない!」の叫びが心に刺さって抜けない。

「来い、太夫」はどちらも叫ぶ。あれを静かに囁くようにいうのは花蘭だけなのか。倒れた蘭兵衛に泣きつき、手を取り胸の前で合わせる羽野太夫、ほんっとヒロイン…。ライビュカメラ、上弦は捨が蘭の目を伏せるところしっかり映してくれてありがたい。やはり仰向けに倒れるの…いいな…(花蘭は死に顔が見えない)

百人斬りに向かう捨に「このままじゃマズい」っていう贋鉄斎、何がまずいのかわからなかったけど捨のメンタル的な意味で、ってことでいいのかな…。そこに霧丸が名乗り出てくれるのありがたいし、笑いのない百人斬りいいな!毎回趣向を凝らしているけど、シンプルなのもいいな!ライビュカメラさんがんばってほしかったけどお疲れ様です!!全然わっかんねぇ!

 

天魔王とのラストバトル、下からの照明はアカを思い出す(曖昧だけど)感じ。二枚刃どころか六枚刃の斬鎧剣、先に噂だけ聞いてたけどかっこいいー!!必殺技感が半端ない!ドン!ドン!ドン!って画面に漢字が出るやつだ!!!ってはしゃいでたんですけど、鎧が剥がれていくにつれて「えっ……えげつない……」って思ってしまった。序盤の天魔王爆誕があったからこそ映える技だけど、全てを無くした「人の男」は太一さんも拡樹くんも身長一緒くらいだしパッと見だと細いから、目を覆いたくなるくらい哀れで。早乙女天は身体を抱きしめるし。あんなに悲しい天魔王は初めて見た。
推しが蘭兵衛をやる、ってすごくうらやましいと思っていたしいざ自分がその立場になるとうろたえまくって臓器売りそうになって(ません)、すごくすごく嬉しかったけど、推しの天魔王、めっちゃええやん…。いつか見たい、推しさんの天魔王。なさそう。

月の捨は天を救おうとしている。自由になればいいって言う。だけどそんなのは捨之介のエゴだし、天魔王が秀吉の前に膝をつくわけがない。あんな姿にされてまで、生きようと思わないだろ…。若さ故のエゴ。月捨、絶対こっちのが楽しいって!ってパーティーに誘うリア充というか…(もうちょい良い例えなかったんかい)小さい頃からの付き合いっぽいのに、天の性格を理解してなかったのか天が変わってしまったのか、すれ違ってる。普通にまだ友達の感覚だったのかな…結局月捨も、昔の縁を全然捨てられてない。もし落ちる天に手が届いてその命を救えてたとしても、自由に行きられるとは思えない…。

 

天魔王を倒したことに絶望する捨を奮い立たせる霧丸かっこいい。太夫の言う「あんた『だけ』でも生きなきゃ」って、天と蘭の分も…って言うとなんか陳腐なんだけど、月ならではって感じ。
そんで霧丸に支えられながら脱出するのがもうーーーー最高!!沙霧が男になった甲斐がある!ああやって全身で捨を支えられるのは男だからこそだよな…体格差はあるけども、霧丸めちゃくちゃ頼もしい。いっそ捨背負ってチャチャッと脱出してほしいくらい。
逃げながらの戦いも荒野でも、捨が沙霧を助けながら戦うのがいいなぁって思っていたけど月はお互いを助けている。肩を組んで、支え合いながら。めっちゃ…いい…。端的に言うと萌え。

 

家康との対峙、あんなに足掻いて暴れて家康の目前まで詰め寄ってから、諦めそうになる捨が辛い…。川の中での見得、「天に誓ったこの俺の、」なんですよね…そう来るかぁ…。
空っぽの仮面を堂々と渡し、解放された捨に駆け寄る霧丸が本当にかっこいい。あと捨(とくに宮野捨)のボロボロ具合、いっそヒロイン。なんかすごかった…霧丸が居てくれてよかったなぁ…。

それぞれが荒野から去っていく時に拍手するのが好きすぎて、去年は他の舞台でもやりたくなってしまって困っていた。映画館からだけどめっちゃ拍手した!

そして兵庫のプロポーズ、あまりに最高すぎて最後に全部持って行かれた!!上弦が特別なのかと思ったら戯曲は上弦ベースなんですかね?(まだ買えてない)細かい言い回し忘れてしまったけどとにかく最高。須賀くんのまーーーっっすぐなところを全身で浴びてしまって、眩しすぎて燃え尽きるかと思った。
下弦はほぼ花かな?うまいもん食ったら~のやつ。何回でも言うけど羽野太夫の可愛さ~!木村兵庫の誠実さが伝わってきて、君なら太夫を幸せにできるよ年の差なんか関係ない!!って心から思ったのですけど多少中の人の印象が混ざっている気がする。

最後にお礼をいうきりちゃん最高かよ!!フラグだったのか最初の太夫との会話!!

福士捨の「ガラじゃねぇや!」、完璧でした福士君ほんとうに捨やってくれてありがとうございました…!また舞台でも見たいぞ…。
宮野捨の感情の振れ幅がすごくて、捨の台詞一つ一つをこんなに考えながら聞いたのは初めてかもしれないなぁと思った。いやーマモ、15年前くらいに大阪のアニメイトでサイン会だかをやっていて人混みの隙間から見て「色んなとこが長い」っていう雑な感想を抱いたのを何故か今でも覚えているのだけど、かっこよかったしちょっとかわいかった。

最初らへんで霧丸の色合いや声の感じが花沙霧っぽいと言ったけど、最後の「もう、決めたんだ」で完全に花の千穐楽を思い出して勝手に泣いてた。他髑髏もだけど、あの台詞で髑髏城が終わるのがあまりに尊い。BGMがまた劇中曲で、最後の「明日~」のところでキレイに霧丸が走っていくの完璧。

 

カテコの立ち位置変わったとは聞いてたけど、天蘭同じところなのビビるやん…。曼珠沙華の花畑がなくなったのはかなーーり寂しいけど、相変わらず壮大なカーテンコールでした。
ライビュカメラにしっかりアピールしていく、ライビュに慣れた下弦勢ちょっと笑った。太夫をエスコートする廣瀬蘭、罪深い。宮野捨のはけ方に90年代アニメを感じた。

 

ライビュカメラ基準でしか見れないのでかなり偏りがあるのが悔しい。やっぱり登城したかったよーーー!!なんでステアラちゃんあんな場所にあるの!極も行けそうで行けなさそう!(はしご相手がKAAT)スクリーンの破損や体調不良による役者交代、やっぱり冬って演る側も大変なんだなぁとしみじみ思ったのでキャスト・スタッフの皆様もステアラちゃんも頑張って欲しい。

 

花髑髏開幕が3月末だったので、もうすぐ一年なんですね…。まさか一年経たずに「花ベース」って単語を使いながら感想を書ける日が来るなんて。月の混ざりっぷり好きだし、そういうベースがあったからか追加シーンで話のわかりやすさが増してて、初心者にも優しいってこういうことか。

月で初めて新感線を、初めて髑髏城を見たという友人がたっっくさんいるので、今後一緒に髑髏の話ができるのうれしい!花のゲキシネが始まったおりにはオススメしてまわるのでよろしくね!いつだろうねゲキシネ!!

 

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このフライヤー、一枚しか持ってないんだけどどこで配ってたのかな…風でもらった気がする…。