ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

『髑髏城の七人season花』が終わった。

感想というか、作文です。宿にBluetoothキーボード持ってきてぽちぽちしてたけどスマホからの投稿これで大丈夫なのかな。帰ってから見ておかしかったら直します。

髑髏城マイ初日感想→
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その次に見た感想→
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髑髏城の七人season花、全85公演お疲れ様でした!最終的にわたしが見たのは、4/7マチネ、5/15ライビュソワレ、5/26ソワレ、6/11マチネ(前楽)、6/12マチネ(大楽)の5回。発表された時はオーシャンズでの通算7回を越えると思っていたのだけど、東京公演のみはやはりなかなか辛かった。いやまぁ、耕史さん2014年11月以来一度も近畿での公演がないんですけどもね!

最初に85公演と聞いた時は、ただただその数の多さに全く実感が分かず笑ってしまい、どうチケットを取ればいいかを悩んでいただけだった。実際に幕が開き、公演が終わる頃にtwitterでレポを探す日々が始まってみたらば「誰々の喉が危うい」とか「誰々の足のテーピングが増えていく」だとか、徐々にそういう感想も見えるようになって。全員がシングルキャスト、あの殺陣の多さ、360度回る上に奥行きもただっぴろい舞台での85公演が如何に過酷なものかをじわじわ実感して、少し怖くなった日もあった。
それでも実際に劇場へ行くと、板の上の登場人物たちは皆精一杯生きていた。ライビュ辺りからかな?カーテンコールでキャストがはしゃぐようになってきて、その笑顔に救われていた。

今はただ、お疲れ様でした!!みんなゆっくり休んでください!!っていう気持ちでいっぱい。怪我やアクシデントはこちらに見えていないものも沢山あっただろうけども、誰一人欠けることなく終わったことに感動している。


耕史さんの蘭兵衛。マイ初日に「予想の範疇だからまだまだ進化すると思う」とか偉そうな感想を書いたのだけど、あれちょうど肉離れしてた時期っぽいんですよね…。
最終的には声の出し方も変わり、殺陣は見るたびに速くなり、無界屋襲撃ではどんどん怖い顔で笑うようになっていた。それらと反比例するように優しくなる、「来い、太夫」の声色。素晴らしかった。

蘭兵衛のここが好きだったとかうちの推しサイコー!とか書き出そうとしたらキリないんですけど、ものすっっごく個人的なことをひとつだけ。

山本耕史のことよく知らなかったけどかっこよかった」とか「真田丸で気になってたけど舞台で見たらすごかった」って感想をちらほら見かけて、中には「なんで真希ちゃんと結婚できたのか謎だったけど、よくわかった」って感じのものもあって。これがめちゃくちゃ嬉しくて正直泣いた。
新感線という大舞台に立ったことで、普段舞台を見ない層にも『舞台の山本耕史』を見てもらえたということが、本当にほんっっっとうに嬉しい。そうなんです、めっちゃかっこいいんです、舞台での彼。もしよければ、12月にある『メンフィス』も見に来てね。(この話はまた今度します)



以前、早乙女太一さん推しの友人と、こんな話をしたことがある。メンフィスを見た帰りだったから、多分2015年の頭。
「耕史さんって新感線出たりしないのかな、合いそうだけど」
「正直めっちゃ見たいけど、最近はあまり規模の大きな商業舞台に出ないし、舞台で殺陣をやることはほとんどないしなぁ…だいたいミュージカルだし題材も海外のやつ」
「あーそうなんだ。いつかどこかで推し推しが共演したら一緒に行こうね!」

あれから二年と数ヶ月。共演は叶わなかったが、『無界屋蘭兵衛』というバトンはわたしの推しからまた彼女の推しへと繋がれた。

髑髏城の七人season鳥も、誰一人欠けることなく飛び立てるように祈っています。8月に行くよ!


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本当に、お疲れ様でした。