ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

『髑髏城の七人season花』ライビュと5/26ソワレとその他諸々

前回の感想に「大楽後に追記するかも~」って書いてたんですけど、別に同じ演目で何回感想書いてもいいんだった。
というわけで、5/15ライビュソワレと5/26ソワレの感想をざっくりと。

 

マイ初日は4/8で、その時の感想がこちら。

yhforestmk.hateblo.jp

記事タイトルがすでに頭悪い。検索とかでたどり着いてくださってる方がいっぱい居るようなんだけどこんなまとまりのない内容ですいません。

記事中に「次行けるの前楽だけど」って書いてるけどやっぱり我慢できるわけがなくて、「わたしの代わりに見てきてくれ!」って譲るはずだった友人に「ごめんやっぱ自分で行く!!!ごめん!!!」って頼んだりした。快く了承してくれたからいい友人を持った…。
原作小説をぽちった(戯曲は会場で買った)しライビュも行ったし、日々流れてくるレポを見てるせいで全然そんな気はしてなかったんだけど、ライビュが2回目、26日が3回目。
あ、原作小説めっちゃ面白かったです。胡蝶丸と龍舌丸を舞台で見たい。(過去には出てるんですっけ?)

◆5/15ライビュソワレ

演劇のライビュは2.5作品で何度か体験したけども、まさか耕史さんをライビュで見れる日が来るなんて…とその事実に震えてた。と同時に、オーシャンズ11大千秋楽はやっぱりライビュやるべきだったのでは!?と3年前の記憶も蘇った(大楽チケ取れなかった)(某過去出演舞台はライビュやるはずだったみたいな話は聞いたことあります)

マチネ見た友人らが口々に「蘭兵衛のカメラワークがすごい」と言っていたので、そわそわしながら映画館へ。そういえばわたし最近シンゴジ以外の映画を見てないので、映画館自体がめっちゃ久しぶりだった。

前回見た席があまりに見づらかったので、ライビュでようやく舞台セットや細かい演出が見えた。川流れてるのやっと把握した。アップで見る蘭兵衛は照明と映像による白飛びもあって最高に美しかった…未定とは言われてるけどゲキシネ楽しみにしてるからね…。

ライビュでしか見れない作品(過去に見たやつがそうだった)なら気にならないけど、やっぱりカメラもうちょい引いて!そっちじゃない!って思うところがみんなそれぞれ出てしまうので難しいところだよなぁ舞台作品のライビュ。あと今回に関しては、客席が回るっていうのはやっぱ映像だと伝わりづらい…!惜しい…!鉄騎兵が駆け抜けていく感じとか百人斬りラストとかの勢いが伝わらない。
わたしは途中から集中して見るのを諦めて衣装を見てました。

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これも3回目見た今では衣装間違ってるとこ多いんだけども、プレスコールとかだと途中までしか画像が載ってないからどうにかして覚えて帰りたくて…。
斜めの胸当ては弾着が仕込まれているからラストだけなのでは?って教えていただいたので、そうかもなぁって思っています。

 

ところで、四月頭辺り限定だったらしい『蘭兵衛の足を斬ってこれで俺と一緒だ的なことを言う天魔王』の演出は、耕史さんの肉離れ(出典:おじゃマップ)による応急処置だったのでは??と気付いて笑っちゃうやら何だか悔しいやら。めっちゃ萌えだったのに!足引きずるのが大変だからあの演出やめたんじゃなくて、引きずってても大丈夫なように演出追加して治ったから終わったのか??って。あくまで予想の範疇ですが、舞台ってほんとなまものだなぁって…鬘外れた回とかもね…。

◆5/26ソワレ

一ヶ月半振りに乗り込んで来ました髑髏城。18:30開演だと思い込んで夜行バスのチケを取ったため、終演後にダッシュする羽目になったのだけ惜しかった(無事間に合いました)

2列目のセンターブロックやや上手寄り。物理的に舞台が近いから、アンサンブルの方々の生の声がとても聞こえる。無界屋の使用人のお兄さん達のやりとりとか野次とか。あぁみんな舞台で生きてるんだなぁ…って思ってしまったために襲撃シーンが悲しかった。

毎日流れてくるレポ、カテコと玉座の蘭兵衛のことが多い(これはフォロワーさんが耕史さんファンばかりだからだけど)中で天魔王の奇行の話も流れてきてて、次行った時はできれば天魔王に注目しようと決めてた。

蘭兵衛の腕や胸元を撫でたり髪をくるくる弄ったりする直接的なボディタッチも多いけど、近くにいない時でも天魔王は蘭兵衛のことを見ている。それが観察(監視?)なのか蘭丸を引き入れることができて嬉しいだけなのか本当に心から慕っているのかは受け取る側の見方で変わるけど、ずっと見ている。
捨VS蘭のところとか顕著だった。さすがに説得しようと声を荒らげる捨之介には視線を向けるけども、興味なさそう…。
無界屋襲撃も女たちを斬る蘭兵衛をちらちら見てるし、太夫と蘭兵衛が対峙している時なんかどっかり座ってニヤニヤしながら見てた。蘭兵衛もよく笑うし楽しそうだけど、天魔王はもっと楽しそうなんだよなこの襲撃。

蘭兵衛に庇われた時の笑いが泣き笑いっぽくなってると聞いていたけど、この日はほとんど泣いてた。呆然とした顔で蘭兵衛に手を伸ばすけど届かなくて、笑うんだけどそれが崩れていってほぼ泣き顔。天魔王が蘭兵衛を慕っていたのは過去の話で今ではもう駒としか見てない、と思ってたんだけど、もうわかんなくなってきたな…

襲撃の時の天魔王が、刀についた血を入念に拭う→舐める→更に舐める→おにぎり食べてみたら不味かったらしく吐き出すって感じで色んなことやってるのをやっと見れました。よくわかってない子どもみたいで可愛かったし怖かった。

何故かこの日は仮面が絶不調で、投げたら従者に当たるし襲撃ラストで装着したのに落ちるし、全体的に天魔王可愛いポイントが高かった(?)
そういえば仮面が数種類あるのにやっと気付いた。最初だけの能面、火傷隠しのようなちょっとシュッとした仮面(伝わって)、信長の仮面。信長の仮面1/3で割れる仕様だし檻にカンカンあてるし全然大事にされてへんの笑う。あれマグネットか何かでくっつくのかな。

 

あとは蘭兵衛の細かい表情をいっっっぱい見てきました。口移し前後や最期のシーンは奥の方だからオペラ覗いてたけど、それ以外は肉眼で感じられた。 サンキュー2列目。

最初の登場時、数珠触りながら出てくるけどそれ以降に数珠を気にすることはない(と思う)から、あれはどういう意味なのかなって考えたり。その後着替えても外すことはないから、遺骨でなくても殿の形見くらいだったりするかもしれない。

「良い街だ」って言われて「そうかな」って答えるところの優しい顔も声も改めて見れたんだけど、カテコでスコンと役の抜けた耕史さんの顔見ると全然違うからあの優しい顔も表現の一つなんだなって感心する…カテコはメイクも含めてとてもたぬき顔…かわいい…。

襲撃時のわっっるい顔もやっとしっかり見えました。席の位置的に目の前で見れて死ぬかと思った。最高……ここのあの顔に関してはそれしか言えない……。
しょっちゅう刀を拭うしポニテを直したりして(これは鬘飛び防止もあるかなーと思う)、荒武者隊の話は全然聞いてない。悪役最高すぎて山本天魔王が見たかった欲がじわじわと…。

好きだった仕草とか衣装に関してはTwitterでもうちょいイラストレポを描きたい。
この袖まくる仕草とか

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天魔王の笑い方四段活用とか。

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っていうか蘭兵衛以外のまともな絵を描けてないのでその辺も描きたいな…。

 

あまりに天魔王が捨之介のこと嫌いすぎて、一周回って面白くなってきたから次は捨と天に注目して見たいなーと思ったんですけど、あと見れるの前楽と大楽だけだった。つらい…。
最後まで怪我なく(みんな満身創痍らしいけど)終われますように。