ぼちぼち観察記録

見た舞台の感想やオススメや自分語り。関西小劇場と推しさんとミュージカル。

Patchを推し始めるまでに2年かかった話。

ハブレンお疲れ様でした、そして劇団Patch結成5周年おめでとうございます。

ハブレンの初日以降のちゃんとした感想(結局6公演行った)も書きたいんだけど、結成日ということで色々思い出してみたくなりまして。ただの自分語り。

 

ちょくちょくTwitterで言ってる話の繰り返しですが、わたしが劇団Patchを知ったのは2014年に開催されていた大坂の陣400年イベントでのPR武将『大坂RONIN5』の誕生のニュース。夏前くらいだったかな。
長宗我部盛親(岩崎くんがやっていた緑の子です)が元々推し武将で、大坂五人衆も大好きなのでこのニュースに大はしゃぎしていたら友人に「これ、Patchじゃない?」と言われた。大阪に住んでるしそこそこ若手舞台見てたはずなのに、この時までPatchの存在すら知らなかったんですよね。ごちそうさんもあんまりちゃんと見てなかった。

へー関西版Dボなんやと思いつつも、「若手にハマると怖いしなーそれに武将は好きだけど中の人は興味ないしなー」ってスルーしていました。これらは特撮から戦国鍋に駄々ハマってライブに何回も行ってたヤツの発言です。全く説得力がない。

RONIN5についてはいつか別口で語りたいです。

 

で、初お披露目イベントへ行ったり、大阪城行く度についでに演舞見て名刺もらったり、友人(戦国好き)を連れて行ったりと戦国オタクなりに楽しんでいたのだけど、イベント自体が一度終わり(冬の陣・夏の陣にわかれていたので)RONIN5に会えなくなった。そこでようやく、「そういえば役者さんなんだよな、普通の演技も見てみたいな」と思ったのが2014年冬。

8番勝負には間に合わず(画像ファイルを漁ったら8番のチラシを持った盛親の画像が普通に保存されていて、当時のわたし本当に中の人には興味なかったんだなと逆に感心する)、観音も見れず(でもいきなり観音から見てハマってたかどうかは謎)、その次に発表されていたのが『SPECTER』だった。

 

末満さんの作品は友人に『ステーシーズ』『我らジャンヌ』を見せてもらっていてどちらも好きだったので、末満さんなんだじゃあ見ようかな~と気軽に構えていたら全力で繭期の友人らに「待った!!!」をされて、D2版TRUMPとリリウムのDVDの角で殴られたのが2015年1月。何も知らずに飛び込むところだった危ない。

シリーズの予習もして、劇団員の顔と名前はRONIN5やってた4人(井上中山吉本岩崎)だけ覚えた状態で臨んだSPECTER。あの内容じゃないですか。次々と衝撃が襲ってくるじゃないですか。メイクも衣装もすごいじゃないですか。

ぜんっっぜん顔と名前覚えないまま帰ってきたよね!

さすがにメインだった中山三好と、正直盛親の時とほとんど変わらなかった岩崎を認識することはできたのだけどそれ以外はほぼわからない。単純に繭期を拗らせた。友人達がRTしてくる写真や末満さんの裏話もそこまで頭に入らず、ただただ衝撃のままわたしの初Patch stageは終わった。後夜祭とかやってたのあとから知った。

 

2015年春。再びRONIN5が動き出して、昨年ほどではないがまたちょこちょこ見に行く。このイベントが終わればわたしとPatchの繋がりはまた絶たれるはずだったのだけど、この頃友人から「夕陽伝のチケット余ってるんだけど行かない?」と声がかかる。名前はよく聞くDステ。出演者にも知ってる名前が多いが、その後ろの方にこないだ見た二人がいた。Patchからのスパイ、中山・三好。これも縁かな~とチケットを譲ってもらい見たのだけど、正直この二人(アンサンブルでした)のことはほとんど覚えていない。こうやって思い返すと色々と覚えてなさすぎるやろわたし…。

同時期に、出勤前に見ているZIPすまたんから聞き覚えのある甲高い叫び声が聞こえることにも気付く。だいたい過酷な祭りロケやってる吉本くんの叫び声でした。

 

こうやってちらほら縁があるのに決定的な機会がないまま、2015年冬にNU版TRUMPを見て再び繭期に陥る。以前は借りて見たリリウムを見直したくなって自分でポチりに行き、ついでにとSPECTERも買う。更に繭期を拗らせるつもりでの購入だったのだけど、SPECTER特典映像で、若い男子が関西弁でわいわいしゃべりながらご飯食べて酒飲んでる図の可愛さに撃ち抜かれた。今までの小さな縁は何だったんだよというくらい、これが決定打だった。

本編そっちのけで特典映像を見る日々が始まり、そういえばこれ見たっけ…?とパンフ特典DVDも見て、やっと顔と名前を覚えだした頃にちょうど『幽悲伝』の公演があった。これタイミング完璧すぎたんですよ…。
夕陽の方も見たしせっかくだからこっちも見るか、くらいのこれまた軽い気持ちで見に行ったらとても良かったし、因幡のキャラがずるすぎて座席で震えてた。そして偶然アフターイベント付きの回で、やっぱり関西弁のにーちゃん達に撃ち抜かれる。なんなん、可愛いやん君ら。

 

変なハマリ方したなという自覚はあるんですが、こんな感じで2016年明けくらいからぱっち箱推しをはじめました。とはいえまだまだ若手役者との接触イベや小劇場の距離の近さが怖くて2016年頭のファンイベは行かず、オンタマは一回行った(行けて本当によかった)けどフォアコンは行かず、アキパチvol.1も行ってないので、本格的に現場に顔を出し始めたのは3月末くらいかなぁ…。どっちもPatchの観覧も最後何回かは行った。

 

そんなわけで、知って3年ハマって1年。
末満さんが総合演出から離れられて、これからのPatchがどうなっていくか。正直、とても楽しみです。
6年目のPatchも楽しみにしています。