ゆく年く・る年 冬の陣 ~『正解』と『理想』~
2年ぶりの祭シリーズ!
わたしはどりじゃんから観ていて(大江戸はDVD、新春は未履修)、「史実のアレンジ具合や逸話のチョイスがうまい…解釈が合う…」という視点で楽しんでいる歴史おたくです。殺陣芝居もミュージカルも若手俳優も好きなのでWIN-WINすぎる。
祭シリーズ以外のるひま作品はあまり見れていません。ぼくとしょはいくつか見てる。
今回は大好きな大坂の陣がテーマということではりきってチケット取ったらなんだかすごい席で、二部めちゃめちゃ盛り上がれました。人生で初めてキンブレ振ったり(貸してくれた友人ありがとうそのうち自分で買います)、うちわへのファンサに撃ち抜かれる知人を目の当たりにしてびびったりした。うちわ効果ってこんな感じなんだ…しゅごい…
二部は完全に真弾推し。内藤みりんぼし大希さん(この呼び方そろそろどうにかしたいんだけど呼びやすいから困る)と大山のまさしのエピソードが微笑ましくて良いなぁレミゼ出演めでたいなぁ、とふわっとお名前と顔を覚えた矢先にるひまに放り込まれててびっくりしました。いっぱい歌ってくれるだろうしるひまより先にちゃんと見とこう、とレミゼを一回増やしました。みりマリめっちゃ好き。過去のインタビューとか読んでたら何だか推しさんみがあるなと思ったら、実際推しさんと共演したいって言ってくださってるそうで。ありがとうございます見たいです。
大坂の陣だけども肝心の推し武将(長宗我部盛親公です)は登場せず。普段は大坂方を贔屓に見ているけどる年はキャスト的に徳川が気になるし…と、推しは決めないまま見に行きました。るひま常連組だ龍くんが好きだけど、そういえばまだるひま以外で見てない。
結果。作中で言われていた『正解』と『理想』について重長とは全然違う意味で悩んだ。楽しいところもいっぱいあったのだけど、全体的に見ると悔しい。
シンプルにいうとところどころで解釈違い起こしました。
ゆく年く・る年 冬の陣 師走明治座時代劇祭
事前に提示される情報がいつも多いので、詳しくは公式サイトにて。
今回、開幕一番の茶番短かった?簡単に軍勢の紹介したけど、うち何名、楽屋待機!のおかげですぐに本編に入ってた印象。テンポも良くて見やすかった。(茶番は茶番で好きです)
専用ペンラが光るのおもしろい。これ二階から見たらキレイだろうなー!あと盆がぐるんぐるん回りながらの殺陣すごかった。同モチーフの舞台真田十勇士(中村勘九郎主演の)がああいう感じでグルグル回ってるとこを駆け回ってたなって思い出した。
メインのステージ、照明機材全く隠す気なくて出てきた時笑った。大砲みたいなんあちこちに置いたまんまやん!
ちょっと話の順番が曖昧なとこ多いのでキャラ(軍勢)ごとのざっくりした感想を。一度しか見れなかったので細かい間違いや勘違いがあったらすいません。順不同。
◆楽しい本多一家
原田さんまたかっちとペア(納祭)だ!って思ったら衣装めっちゃマリメッコ。二人ともギャル。むしろパパの方がギャル。何だあの髪型。兜イメージ?
時期的に忠勝死んでない?って思ったら死んだことにはなってましたね。忠勝のわりには猛将のイメージが全くなくて、むしろブレイン的なポジションだったので本多正信が混ざってた感じがした。本多ミックス。
相変わらず歌はめっちゃ上手いし、新マリウス君もとい信之お兄ちゃんとのシーンが多いから完全に梅芸が帝国劇場と化していた…いや大阪のレミゼは梅芸(今年はフェスティバルホールだったけど)でやるから合ってるんだけど…。
原田さんすっかりるひまの大御所ポジションなのにまだ35歳なのほんと感覚が狂う。今後も見たい。
かっち今回めちゃめちゃかわいかったですね!変ないじりもなく(ブスとは言われてたけど)素直にヒロイン!たまにドスのきいた声出してたけど、それも地が出たというか怖いお姉さんって感じ。新喜劇で言う未知やすえ姉さん。それも小松姫という人物を思うと自然なのが良かった。こまっちゃん、強い。
小松が信之に助け(?)られて、一度成実に託されるシーン。大坂城内にいる徳川の姫が助けられるのめっちゃ千姫っぽいなって思ったんです。もしくは、幸村の娘が伊達に託されるところ。そのへん全部混ざってる~!!全員は出せないもんなうまいな~!ってテンション上がってたんですけど小松ちゃん一瞬で成実蹴散らしてしまったし、最後に重長の嫁として幸村娘の名前出てきてずっこけました。出るんかい!じゃあ伏線か名前だけでも出しといて!
信之お兄ちゃん。眼鏡とても良い。嫁の家が強くて本音は歌でしか表せない、とはいいつつ小松とは普通に仲良さそうだったし、愉快な義父ともそのうちうまくやっていけそうな強さを感じた。夏の陣に信之が参加してるのレアなので、あの結末には「そう来るかー!!」って唸りつつ、でも最善だったんだなぁあの世界では。一回だけ弟を「源次郎」って呼ぶの最高。今回生き残ったことで辛い人no.1ではあるけど、隣に小松がいるから大丈夫だよ…死んでいった者たちを思って歌ってくれ………いやこれマリウスでは?大切な人が腕の中で息を引き取るの9月に見たぞ?
とにかく徳川組の歌をずっと楽しみにしてたのでいっぱい歌ってくれて嬉しかったです!
◆幸村と愉快な仲間たち+亡霊
やっぱ多いな十勇士!というのが素直な印象。八犬伝とか十勇士とか、よく舞台化されるし見ることも多いのだけど、多い…!スーパー戦隊の五人ってやっぱちょうどいいんだな。納祭の蝦夷たちと同じように、別に見分けがつかなくても話的には問題ないんだけど十勇士はみんな赤い分衣装で差が付けづらいのも大変そう。小沼くんの絶対領域めっちゃ見ちゃったわ。
今回るひま初出演の、主にラケット振ってた若手はだいたい初見なんだけど(DVDで見た子もいる)みんな上手いよなぁ…。声で見分けてた子もいる。
佐奈田幸村。配役知った時出オチかよと思ったけどとても良かった。きれいな顔に低めの声。落ち着いた真田幸村って最近よく見かけるようになってきて嬉しいんだけど、落ち着いたを越えて悟り開いてたな?村長というか教祖だな?
重長に課された「真田の本音を聞き出す」という使命が全然果たされないために最後までイマイチ行動原理の読めないキャラではあったのだけど、最期の兄弟の会話で信之にとっては普通の弟だったんだろうなぁと。昌幸パパとどういうテンションで会話するのか、どんな犬伏の別れだったのか気になるのだけど、リーディングでやるかな…。なんでもリーディングで補完するもんじゃないよ!と思わなくもない。やるのかな。
一幕ラストで幸村と十勇士と並び立つシーンめっちゃかっこよかった。無害な村人が実は凄腕の傭兵で虎視眈々とチャンスを狙っているパターン好き。
十勇士の◯◯して死にたい、絶対フラグじゃねーか!って覚えてたら案の定そうだったんだけど、相変わらず先陣切って死んでいく白又よ………。るひま、いつか白又が死なない(そして三上真史が死ぬ)シリーズを作ってほしい。
そういえば今回のキャスト発表の段階で、唯一名前すら知らなかったのが小原悠輝さんだけだったのですが、ジャンクション所属の俳優さんなんですね。年末るひまに一ジャンクション。真弾でも前列にいるのでお顔覚えた。歌うま若手枠。
若手と、そこにいるだけでおもしろいし安心するさと兄と、するどいツッコミが流石すぎる宮下さんとみんなの兄貴龍くん、いいバランスだったなと思います十勇士。もっと活躍を見たかった。
真っ白な亡霊昌幸パパ。存在が出オチ。歌以外に台詞あった!?ってみんな言ってたけどなかったよね?真田家の歌で台詞パートみたいなのはあったけど。政宗が亡霊見える云々言ってたから政宗とあれこれ絡みあるのかと思ったらそんなことはなかった。時期的に亡霊なのはしょうがないけど、信之小松の輿入れあたりで忠勝パパと歌でバトったりしてほしかったー!歌で「娘さんを僕に下さい!」をやってほしかった。
◆大坂城の方々
相関図にある淀殿と大野の「不倫」の文字、そりゃ色んな意味で流行りだけど、あの二人の関係を不倫と言い切ってほしくねーなー!って思っていたら(大野治長と淀殿は幼馴染のようなものなので)、意外とそんな空気はなくて有難かった。見た目のファンキー具合とはやしつよしみが強いところを含めても、思ったよりちゃんと(?)大野治長だった。最後に秀頼に刀を向けて追い出すところ、子どもを叱る親だった。父親なのは明かさないし、「ええんですよ」と淀殿の全てを肯定する。彼が居たから淀殿が救われたところはいっぱいあるんだろうなぁと、あの言葉だけでわかるの良かった。
淀殿はよく見るタイプのキャラだけど、ふくれっ面してスネたりするの可愛い。まさに「るひま作品」で見たい「紫吹さん」の「淀殿」って感じ。安心と安定。年末るひまは奇をてらったキャラが多めなのでこういうポジションありがたいです。突然のヨガ笑ったけど大野の体幹ぶれぶれやな!
どりじゃんの亡霊だから、るーブロで紫吹さんがつじちゃんタッキーあたりとしゃべってたり姫様って呼ばれてるのただひたすらに可愛い。二部の雨に唄えば最高でしたありがとうございました。
秀頼。永田くん、ハイステ以外でようやく見れたけど台詞回しが軽快。こちらも比較的テンプレの「愚鈍な秀頼」だったけど、時々台詞から垣間見える闇が良かった。ゲームだとか猫狩りはハイキューネタと見ていいのだろうか…。本人も気に入ってたけど髪型可愛かった。
◆木村重成
今回のベストオブ「そうなってしまったか大賞」を受賞です。
木村重成の世間での知名度ってどんな感じなんでしょう。真田丸に出たことで飛躍的に上がったと信じてるんですけども。あまりドラマや漫画にも登場しない分世間的なイメージがまだついていない重成をるひまがどう描くのか、今回の気になるポイントだったんですけど裏切る側かーーそっちかーーー!!
余談ですが大阪公演マチネの家康の台詞で、重成の家族を殺したのが「家康」になってて(秀次事件を操ってたのは家康ってことにするのか…ひねってくるな…)って思ったのですがただの言い間違いだった模様。いやそこ重要!その後の展開見てたらわかる話だけど!
逸話から感じる木村重成の印象は爽やかな好青年で、幸村を初めとした牢人衆と共に戦い、大坂の陣の最中に結婚をし、最期は戦場で華々しく討死する。秀頼とは乳兄弟で仲良し。というイメージがわたしの中にはあって、キャストが杉江くんということもあり完全にこういう重成を期待していた。
秀次事件の連座で家族を亡くしたため、ずっと豊臣を恨み続けていた重成。それは本心(重成の家族については諸説あるけども)だろうし、る年の秀頼の頼りなさに心から仕えることができなかったという想いはわかる。この辺は「あと一歩が足りなかった重長」ってことでいいのかな。政宗と重長、秀頼と重成、景勝と兼続が、主君に命をかけられない信用できないともがく主従の対比。
重成が秀頼を見限った(って言い方も悲しいけども)のはどの辺りだったのだろう、二条城?もっと前?と本編で描かれるはずもない過去を勝手に補完してしまう。る年の重成は悪女として描かれる淀殿のポジションに近い気がして、それも悲しい。秀頼を大坂に閉じ込めて外の影響受けないようにしてるのとか。選択肢を奪っている。重成自身が復讐に囚われてしまっていたから、牢人衆に…まぁる年の場合幸村しかいないから(できればる年の世界に又兵衛を放り込みたい)、せめて幸村ともっと会って話していたら彼も変わったかもしれないなぁ。おかえりなさいって言ってほしいよね。
兄のように慕われていた割には秀頼から「木村」呼びだったの、名前の知名度以外にも重成だと重長と被るからかなって思ってたのだけど、どうせなら長門呼びを聞きたかった(個人の趣味です)重成は骨喰藤四郎を持ってたかもしれないのに、演じたのは鯰尾やってた杉江くんなのは面白いズレ。
見てる最中の自分はどうしても好青年な重成を諦められなかったらしく、実は裏切ってるとわかった時にも「あぁなるほどね、愛する秀頼様と淀殿を無傷で救うための策略ねなるほどね~」とか考えてた。そんなことはなかった。最期に秀頼を庇って死んでいったのは良かったんだけどもな…。
るひま作品の少し他と違うひねったキャラ作りは好きなのだけども、重成はまだ他であまり見れない分、ストレートにオーソドックスな重成像として見たかったんだなわたしは…ということに気付いて、そんなんただの『理想』だなと。歴史上の人物ってよほど近代史でない限り『正解』がわからないから、解釈違いも何もないのに。ただの作り上げた『理想』なのに。ううむ。
◆上杉主従
ベストオブ「なんでそうなった大賞」。
先の重成と真逆で、大河ドラマの主人公になるくらいメジャーな人物。戦国主従の中でも人気が高く、世間でのイメージが概ね統一されてる。
だからこそ崩そう、新しい上杉主従を作ろうというのはめっちゃわかる。大坂の陣あたりの上杉家にアクティブなイメージがなかったので普通に九度山に来てるの笑ったし、口の立つ兼続の口をあえて封じたのはおもしろかった。スケブ芸。いざ口を開くとボキャ貧で頭悪そうなのも新鮮だった…けど、兼続が景勝を裏切るとか嘘だろ?!!!
あまりの事態になんで兼続がそんなに怒ってるのか全然頭に入ってこなくて、あとで友人に教えてもらった。めっっっちゃショックだった。そこまでショックうけてる自分にもびっくりした。覚えておこう、景勝を裏切る兼続は地雷。そうそう見ることもなさそうだけどな…!?(景勝をあまりよく思っていない兼続はたまに小説とかで見るけどさすがに刀は向けない)
上でも書いたけど政宗と重長、秀頼と重成、景勝と兼続が、主君に命をかけられない信用できないともがく主従の対比、だとすると兼続が一番タチ悪いと思ってしまう。
重長と重成はまだあまり戦を経験してない「子ども」ポジションだと思うんですが、兼続…お前…御館の乱も関ヶ原も他の危機も一緒に乗り越えて来たんちゃうんか…とか考えてしまう。ただしる年の上杉家にそれらの危機があったとは限らないよな…と感想書くためにパンフ改めて見たら兼続が小姓になってた。マジかよ。マジ…
えっ 小姓!?
びっくり。この項で何回びっくりするねん。思わず他の人たちの関係性確認したけどだいたい「側近」になってるわ…ええ…これは完全にわたしの思い込み&確認不足だけども、マジか…。ということは、子どもポジションでいいのか兼続。それなら真田に肩入れする景勝に怒るのも、わかる…か…!?うーん、これはこの設定を頭に入れた状態でもう一度見ないとわからない。兼続の話をきっちり聞かないと。でもなんで小姓に…いい年齢の人物がいなかったのか、って言われるとあの辺りには確かにいないけども。
定説と真逆のことをするキャラ設定ってうまくやってくれたらめちゃめちゃ楽しいんだけども、それ相応の説得力が要ると思うんですよね。る典の宇宙人信長とそれを虐げる光秀に当時めっちゃ驚いたけど、あの関係性は好きだったな…。
稽古場で松村さんの話を膝立ちで聞く陣くん、というエピソードがあまりに良すぎたので陣くんまた時代劇で従者やってください。動ける子だとは聞いていたけど殺陣もすごかった。
◆徳川さん達
タッキーの家康あまりにもタッキー。アテガキだそうで。ひたすらにチャラい雰囲気が一瞬で冷たくなる声色と表情、好きです。誰も信じてなさそうな家康。正信がミックスされた忠勝のことさえも信用してなさげで、最近あまり見ない「悪役家康」だったなぁ。あとやっぱり月代姿がめちゃくちゃ似合いますね…顔がきれい…大河に出よう…?売れる売れないネタはそろそろおなかいっぱいです。
へい兄の半蔵…の印象めちゃくちゃ薄いんですけども何回出てきたっけ!?擬音全部口で言うの可愛かったし歌はうまかった。安心のこけしヘアーがウィッグだったのびっくりだ。DVD出たら注目したい。
お天気おじさん天海、キャラも衣装も予想外だったけどいいアクセントになってた。あの富士山衣装どうなってんの…肩辺りにワイヤーパニエ入ってんの…?大坂の陣をそれぞれ天気で表すのゾクッとしたし、〆が天海だったのよかった。啓さんの台詞回し好きだなぁ。るひまの不老不死といえば海尊くんだけども、謎の怪僧(しかも長寿)といえば天海だったと思い出した。
◆伊達さん達
正直言うと、あまり片倉重長についての知識がないのでここはすんなり入ってきた。重長って言いづらそうだなー小十郎じゃ駄目だったのかとかは思ってたくらいで。あっ本多の項で書いたけど突然の幸村娘にはおいおいって思ったから、あのオチになるならなにか伏線欲しかったな!いっそ結婚しなくてもよかったのでは!
三成、綿麻呂と頭いいキャラが続いたのに重長が清々しいほどに馬鹿で笑った。あの小十郎の子どもがそんなアホでいいんか…?とは思ったんだけどその辺の話は伊達クラスタさんたちにおまかせします。
そんでW座長ではあるんだけど、つじちゃん政宗の印象は正直薄い。わたしが基本的に大坂方贔屓で見てるからだったら申し訳ない。エクストリーム謝罪や人を食ったような笑顔は勿論素晴らしかったけど、なんだか消化不良気味なんだよなー二回見たらまた違った気がする…。他で見る政宗像が豪快過ぎる気もする。殺陣はとてもよかったです。伊達政宗人形の人形っぷり好き。
亡霊の見える右目の話もラストもちょっと唐突な気がして、台本カットでもあったのかなぁ。義姫様のお名前出たけどその辺もリーディング案件です?
小十郎こと景綱。大坂の陣ということは出ないのか!?と心配してたけど出ててよかった…死んだけど…。ここの二人は本当に主従として理想形ですね。兼ちゃんの背が高いから重長と並ぶとほんとに親子感があったのもよかった。政宗様より先に子ができて、のくだりやると思ってなかったからちょっと驚いたけど、あの世界の秀宗どんな感じの子なんだろう…。
ベリーさんこと成実、なんでそんな不思議なあだ名ついてんだと思ってたけど、重長と名前かぶるからかもな?重長・重成・成実。時代劇あるあるだけど名前被りが多い。
客席降りるし客席の女の子を口説くし、最初から自由で笑った。今回どちらかというとツッコミだし、そこまで気持ち悪い要素はなかった気がしますね?なんか動きがおかしいところはあった。成実色んなところで頑張っていたのでどのシーンでどこに居たかちょっとわからなくなってるのだけど、いい仕事してんなぁと思った記憶はある。
思い返すと伊達家は全体的にDVD待ちなところがある…。元々伊達が好きな友人が首をひねっていたので、そういう方々の率直な感想も聞いてみたい。
十勇士をひとまとめにしたので細かく触れられていない人もいるけど、だいたいこんな感じですかね。
重成や上杉主従ショックがあり、それ以外でもいろいろと本編に直接関係ない過去や出てない人物の補完をして勝手に「あっそうくるのか…」と思ってしまったところも多々あった。今までのるひま作品でここまでは思わなかったのは、好きな時代詳しい人物に直撃してなかっただけだったのかなと。もしくは脚本の好みかな?同じ戦国のる典は好きだから穴吹さんの脚本が好きなのかも。
史実のイメージ引っこ抜いて見たい、でも知ってるとニヤリとできるシーンや台詞が必ずあるのが歴史作品。『理想』の人物に出会うために手当たり次第に歴史作品に触れていた時期もあるのだけど、もう自分の中での『理想』が出来上がっていることに気付いた。重成の項で書いたけど、歴史人物の『正解』はタイムスリップでもしない限りわからない。正解なんてない、理想だ。作中で使われていたのとは全然違うけども、る年を見てからこの言葉がずっと渦巻いている。
とりあえず、しばらく新しい歴史ものに触れるのはちょっと考えよう、今年の観劇予定を見直そうと思った。
そんなわけで、なんだか色々考えさせられた観劇初めでした。
でもるひまのノリは本当に好きだから、来年もし満を持しての幕末が来たら見に行っちゃうだろうし似たような感想書いてる気がする。
でも太平記とかもっと古代の話も見たいなぁ。るひまさん、物部VS蘇我とかやりません?
真田家最高!真田家再興!
観劇まとめ2017下半期
上半期分はこっち。
yhforestmk.hateblo.jpいやほんまに…一旦上半期でまとめた6月の自分ありがとう…ってくらい下半期が怒涛でした。演目数は余り変わらないんだけど、チケット枚数が…!
感想書いてるものはリンクを、そうでないものはtwitterでつぶやいたのを簡単にまとめています。基本的に見た順だけど、複数回見て月をまたいでるやつが多いので一部だけ前後してます。
書きかけの感想は年内…は無理だけど、1月中をめどになんとかしたい。
◆7/7(初日)・7/9 Building303『水の泡』(ブラックチェンバー)
◆7/17(千穐楽) 舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE(森ノ宮ピロティホール)
くろステ、ノータッチで来てたんだけども原作では木吉が大好きで、ステに木吉が来たら行きたいな…と思ってたらまさかの河合さんだったし、おまけに松井さんまで出るんかい!と勢いで申し込んだら千穐楽が取れた。ありがたい。河合さんが好きな友人と行きました。牧田さんも好きなのでブロマイドがセット的に買いやすかった。
続投キャストの熱演も、舞台でのバスケの表現の仕方も好きなタイプでとても見やすかった。2.5を見る本数を徐々に減らしているけども、河合さん牧田さんが続投するなら次も行きたい、と思っていたら続投だし紫原鮎川さんだし氷室が秀翼さん…絵面が強い…気になる…。
◆7/31(ライビュ)・8/3 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season鳥(IHIステージアラウンド東京)
◆8/3・18-20 ピースピット『グランギニョル』(サンシャイン劇場・シアタードラマシティ)
◆8/4・9/2・10 ミュージカル『にんじん』(新橋演舞場・大阪松竹座)
◆8/26 劇団壱劇屋 五彩の神楽『憫笑姫』(HEP HALL)
◆9/5 『パッチこーい!!vol.2』~今年初めて全員揃いますねんSP!~(ABCホール)
昼夜両方参加。あんなに笑いっぱなしで腹が捩れるかと思ったのは久々だった…
ジャー忍追加チケも買えたしフォロワーさんにも沢山会えたし、何より全員揃ったぱっちはめちゃくちゃ可愛い。輝いている。準劇団員のお披露目もあったのだけど若さ溢れすぎて眩しくて直視できない。
行った人にしか伝わらない自分メモ↓
◆9/3・13 ミュージカル『レ・ミゼラブル』(フェスティバルホール)
「原作読んでからレミゼ見に行ったらとても楽しかった話」という書きかけ記事があります。6月に帝国劇場で見て↓
yhforestmk.hateblo.jpここから9月の大阪公演までに、原作(岩波版)・ゲッサンコミカライズ・映画版で予習復習しまくってレミゼそのものにハマってしまい。9/13はあとから見切れ席で無理やり増やした。
そんなわけで、原作読んでからは初めてのレミゼです。 pic.twitter.com/C6Uprs6702
— 蓮 (@15_EL_choclo) 2017年9月3日
列に入ってきました。見れなかったキャストもいるけど、SPカテコダイジェストのエンドロールおかげでわたしの2017年レミゼ・完!!!って気持ちになれたありがとうーーー!!! pic.twitter.com/6RRDOKfjQk
— 蓮 (@15_EL_choclo) 2017年9月13日
まとまってないけどそれぞれの日の感想はここからスレッドにしてます。自分で読み返すのも不便だから記事にまとめたい!
上半期と跨いでしまったけど、計3ステ。
◆9/16 『ニコニコで"歌ってみた"10周年!同窓会ライブ』(吉祥寺CLUB SEATA)
◆9/23 劇団壱劇屋 五彩の神楽『賊義賊』(HEP HALL)
◆10/1 仮面ライダーエグゼイドファイナルステージ(オリックス劇場)
ファイナル特有のスクリーンを使った演出が、エグゼイドの作風とあまりにマッチしていて「テレビで見たやつだ!」という感動がすごい。キャストの安定感もすごかったな~。生で見るレベル1たちめっちゃ可愛かった。神は神だった。
◆9/29・30・10/5・6・8・22 Patch stage vol.11『JOURNEY-浪花忍法帖-』(インディペンデントシアター2nd・シアターモリエール)
yhforestmk.hateblo.jp計8ステ。公演期間的にも帰りの新幹線的にも長かったー!と感じた1ヶ月だった。細かい感想が書けてないな~。でもハブレンもそうだったしぱちすての感想をまとめるのが下手。
改めて東京進出おめでとうございました、次の特別公演も本公演の情報も楽しみにしてる!!
◆10/17 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」SPECIAL SHOW(NHK大阪ホール)
ヘドウィグは推しさんの代表作なので、次に日本で公演があったら誰が演じてても絶対見に行こう…って決めてたらまさかのブロードウェイご本家ご本人!?客席のノリ(コスプレいっぱいいたし革ジャン率が高い)も内容も今まで自分が見てきた作品とは違って、なんだこれ…すごい…って口が開きっぱなしだった。乳首ドリルするJCMに笑った。日本キャストでも見たい!
◆10/21 劇団☆新感線『髑髏城の七人』season風(IHIステージアラウンド東京)
これもちゃんと感想書きたかったんだけど、ライビュ見れなかったしジャー忍に挟まれてしまったし、台風に巻き込まれたりして色々感想がすっ飛んでいる…。season風だからってほんまに台風呼ばなくても!
無界屋襲撃が今までで一番しんどかった…。捨と天の同じ顔は、蘭兵衛や沙霧相手だけでなく無界屋での効力がしんどい…。むかいり蘭兵衛の冷たさがまた凄惨さを増す。口移しの前に一度普通にキスされるの笑ってしまった、愛されてんな蘭兵衛。
そんな中、登場BGMがただのレミゼだったりくろまきに乗ってきたじゅんさんの贋鉄斎の存在がありがたかった。三五ちゃんは今回も可愛かったし、狸もふもふで良かった。
やっぱり何回も(せめてライビュ)見たかったー!ゲキシネはよ!ネタバレを避ける、ってほどではなかったんだけどあまり見ずにいたら、入れ替わりを見事に見逃した。
あと天魔王の最期に脳内の花捨蘭天が「あっ…」ってつぶやいたよね…何あれ…。
そういえば今回元Patch二期生の棚橋麗音くんがいる(新感線に何度か出てる)と聞いてたので探してみよ~って思ったら、まぁめっちゃわかりやすい!動きが力強くも可憐で足がキレイで普通に目で追っちゃったよ白介!カテコのお辞儀まで完璧だった。皆色んなところで頑張ってるな~。
◆10/28 劇団壱劇屋 五彩の神楽『心踏音』(HEP HALL)
◆10/29 ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』”進化の夏”(ライビュ)
関西公演の日程が見事に合わなくて今回はライビュ。人数が多いしみんな自由だから、カメラに写ってないところで行われる何かに会場で笑いが起こっていて、ぐぬぬ…見えない…って歯ぎしり。
ハイステ、ステとしてどんどん進化していく分どうしても原作のキャラからズレて行きがちなところがあるのだけど、2.5舞台って原作の完全再現だけをするものではないからアレはアレでいいんだよなぁって思ったりした。
若いなぁ青いなぁ青春いいなぁとか、皆うるせぇwwでも高校生の部活ってこんなもんだわwwっていうリアルさに胸を押し潰されそうな時もあれば、しっかりしたセットいいなぁとか演出すごいさすがだなぁとかすごく客観的に見てる時もあって目も脳も忙しい。そろそろ原作読み返さないと忘れている。
次も決まっているし気にはなるけど、どうしよっかなー。
◆11/15 ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』(梅田芸術劇場)
初演の時も若手俳優いっぱい出るよ!って情報は見てたんだけど、今回は最近レミゼにはまったから同じ時代の他の作品見よう+理生さんがロベピなの面白すぎるだろ革命家俳優すごい+とんちゃんとレイフジタおるやん行くか!ってノリで見た。レミゼハマったよ!って記事を上げてからちゃんと感想書こうとしてたのだけど、そっちが完成しないせいで書けずじまい…。
ギロチンとロベスピエール出てくるってことはフランス革命あたりだな!っていうのに気付けるようになったのすら最近の世界史音痴なので、話わかるかな…って心配してたけどなーんにも問題なかった!というか予想の5倍くらいゆるかった。みんな死ぬのかと思ってたけどそういえばこれ宝塚作品だったわ。ハッピーエンドだわ。
ギロチンの機構が気になると噂に聞いてたのでめっちゃオペラでガン見した。川口さん、あの姿勢であれだけ歌えるってすごいな…。
ピンパーネル団みんな知ってる顔で名前も結構呼んでくれてたので事なきを得た。見分けつかんでも問題ないタイプではあるよねレミゼの学生的な。見分けさせる気もない気がした。初演とキャラ位置シャッフルしてるそうですね?
ああいう格好すると、とんちゃん(ハル)の腰の高さが異常で目の錯覚かと思った。モブに紛れてても縦に長いからわかっちゃって、ピン団としての変装なのかアンサンブルなのかどっち!?って混乱したりした。たわちゃん(エルトン)も背高いし顔立ちはっきりしてるからめっちゃ見つけやすい。
ロベピ出てきた瞬間に、わたしレミゼでしか理生さん見てないから普通の台詞聞くの初めてだな…!?って気付いて何だか笑ってしまった(レミゼは基本的に全部歌) 。二幕冒頭めちゃくちゃかっこいい…からの早着替えと爽やかな笑顔よ…。
続投のメインお三方、全員初見かと思いきや安蘭さんをアリスで見てたのを梅芸に入ってから思い出す。石丸さんよう口回るな~あと三角関係な話だと思ってなかったから昼ドラ感にびっくりした(楽挨拶で石丸さんが「大人のドロドロを~」って言ってはったけど笑)
◆11/25 劇団壱劇屋 五彩の神楽『戰御史』(HEP HALL)
◆12/2・7・16・17 ミュージカル『メンフィス』(新国立劇場中劇場)
一曲ずつ、アンサンブルさん含めキャスト全員それぞれ、全ての感想を書きたい………大好きです……三週連続で東京行ったの初めてで身体もお財布も息をしていないけど、まっっったく後悔していないしむしろもっと見たかった、どんどん記憶が薄れていくのが悲しくてしょうがない。感想書きます。
◆12/23・25 劇団壱劇屋 五彩の神楽『荒人神』(HEP HALL)
観劇納めにふさわしすぎた。他4ヶ月の感想書けてるのでこれも書きますね。とにかく最高過ぎた…。
ゲキシネでアカドクロとアオドクロ見たのですが、作品自体がだいぶ前のだし映画の通常料金なのでカウント外。どちらもおもしろかったです。映画はあと美女と野獣を見ただけ…かな?
ライブとイベントが混ざっているけど、20演目。レミゼ2回(+上半期に1回)、にんじん3回、グランギニョル4回、ジャー忍8回、メンフィス5回等、複数回見たものが多すぎてチケット枚数は41枚。2回見たのも結構あるな…。
上半期と合わせると、38演目、69枚。ちなみに去年は28演目40枚だったそうで、一昨年(2015年)より倍近いと。倍々とまでは行かないがチケ枚数が増えすぎ。
でも、もう今年はしょうがない。推しさんとぱっち関連と繭期作品以外は複数回見ない、って決めてるんですけど全部あったもんね今年。よしくんがあんな大きな舞台に立つとはね。メンフィスの再演が年内とはね。(レミゼ3回行っちゃったけど、円盤にならないしバルジャベマリが全員見れたしレミゼ30周年だったから良いことにする)
毎度毎度、推しさんが関西公演やってくれないと嘆いているのですが、その代わりその劇場でしかできないものばかり(回るステアラ、一幕セリで二幕盆の新国立劇場)なのでしょうがないか、とも思ってきた。しばらく舞台情報がなさそうなので舞台での推しカツはお休みです。
今年の本命だった花髑髏とメンフィスが終わって、去年から楽しみにしていた五彩の神楽も終わったので全体的に燃え尽きちゃって、今チケットケースに入っているのは1月のるひまと、3月の大阪ドンキホーテのみ。抽選待ちなのが月ライビュと5DAYS。1789とM!等のグランドミュージカルにも行きたいけども今のとこ未定。
主に遠征費がかさんで下半期はほぼ関西小劇場に行けなかったので、来年はもうちょっとのんびりしたい。近いのに行けないのも悔しいし、12月はメンフィスに捧げる!っていう予定を組んでいたらどんどんぱっちの客演が増えていって、結局ほとんど行けなかったんですよね。推しさん関連とぱっち、劇場の場所やチケット単価もだけど、発表されるタイミングも違うので兼ね合いが難しい!と実感した2017年だった。ハブレンと花髑髏を天秤にかけることになったの分身したくてしょうがなかった…。
よく読ませて頂いているブログを勝手に紹介させて頂きますが、
人間とは不思議なもので、結局のところスキになれる物事の定量は決まっているようだ。舞台にお金を遣うようになって、自然とアニメグッズからは遠のいた。スキになれる定量は、自分のお財布と連動していると言えなくもないが、正直実生活での恋愛沙汰があった時には舞台もグッズもどうでも良かったので、わたしとしては心のキャパの問題だと考える。
楽しいフリをし続けていると楽しいのかもしれない - 明日がくれば忘れてしまうから
心のキャパ、めっちゃわかる。これ以上は無理なんじゃないかなぁと思う瞬間が今年はあった。実際、観劇以外の趣味をいくつかやらなくなったし。
もしわたしがもっと高収入で、東京に住んでいて、体力も時間もあって色んな舞台に行ける状況だったとしても、心のキャパを優先して行こうと思いました。そんな状況にはならない?わかっとるわーい!
「山本耕史=時代劇」という人に観て欲しい、ミュージカル『メンフィス』
突然ですがわたしの「推し」は俳優の山本耕史さんです。今年の10/31に41歳になられまして、それと同時に芸歴も41年という、文字だけ見るとめっちゃ大御所みたいな方です。推しを推すようになったきっかけってエントリもいつか書きたい。
ところで、世間的な耕史さんのイメージって
・『ひとつ屋根の下』の柏木文也
・堀北真希さんと結婚した方
ほぼこの四つのどれかじゃないかなと思います。(※個人的な印象です)最近の「植木等とのぼせもん」「トットちゃん」で初めてしっかり見た、という方も居たようで嬉しい!
他にも数多くの映像作品・舞台作品に出演されていますし、最後に至ってはドラマの話ではないですが、
もっとざっくりしたイメージをひとつだけ上げるとなると
山本耕史=時代劇の人
じゃないです?
上に挙げている二作品以外にも、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』の坂崎磐音、『平清盛』の藤原頼長、『薄桜記』の丹下典膳、『戦国疾風伝二人の軍師』で竹中半兵衛、『影武者徳川家康』で徳川秀忠…と、メインでない作品も書き出すとキリがないのであとは
を参照して頂きたい。
とにかく、時代劇の人というイメージが強いって方がたくさんいると思うんです。
そして何より極め付けは、今年春の『髑髏城の七人 season花』の無界屋蘭兵衛。全85ステージという長丁場と、客席が回るという新しい会場のこけら落し公演、そして何より劇団☆新感線作品。ほんっっとに沢山の方が「初めて生で山本耕史を見た」と思います。
「蘭兵衛が美しかった」「殺陣がすごかった」という感想を見かける度に嬉しくて浮足立っていたのですが、その中で
「やっぱり山本耕史って時代劇が一番似合うんだな」
「時代モノでしか山本耕史見たこと無いけど合ってるよな」
「THE・時代劇役者だよね」
と言われているのを見ると、せやろ!!と、ちゃうねん!!という気持ちが同時に襲ってきて勝手に苦しんでいました。
そうなんです、時代劇の耕史さんめちゃめちゃかっこいいんです!殺陣のうまさや所作の美しさは勿論、何より主君に先立たれた未亡人元従者の哀愁の表現が…最高…。
だけどもそうじゃない、いやそれだけじゃない、
山本耕史の真髄は『ミュージカル』での『外国人役』なんだ!!
ということで、これはつい三年前までまさに「山本耕史=時代劇」だと思ってたうえに海外ミュージカルに一切興味がなかったのに、舞台上で生きる彼を見た瞬間恋におちたニワカファンによるゴリ推しマーケティング記事です。前置きが長い。
◆ミュージカル『メンフィス』
ミュージカル「メンフィス」いよいよ明日12/2 開幕!!!
— 『メンフィス』日本版公式アカウント (@HOCKADOO_japan) 2017年12月1日
まさに撮れたてホヤホヤの舞台稽古映像を公開しました!
劇場でお待ちしております! ハッカドゥー!https://t.co/4dyNsaVWo0 pic.twitter.com/8SCKeT2MQ7
山本耕史・・・ヒューイ・カルフーン
濱田めぐみ・・・フェリシア・ファレル
ジェロ・・・デルレイ
米倉利紀・・・ゲーター
伊礼彼方・・・ボビー
栗原英雄・・・シモンズ
根岸季衣・・・グラディス
ICHI、風間由次郎、上條 駿、当銀大輔、遠山裕介、富永雄翔、水野栄治、渡辺崇人
飯野めぐみ、岩崎ルリ子、ダンドイ舞莉花、増田朱紀、森 加織、吉田理恵
この作品にはミュージカル俳優としての耕史さんの良さが詰まっているので、少しでも彼が気になっている方全てに観て頂きたい…のですが、普段ミュージカルや舞台をあまり観ない層には情報が届きづらい作品だよなと思います。三年前のわたしならきっと観に行かなかった。
その理由ってこの辺りなんですね。
・耕史さん以外のキャストを全く知らない。
・曲も全然わからないし、ミュージカルはいきなり歌い出すのがちょっと…。
・人種差別を扱う作品って重いのでは?勉強しないとわからない?
これらが気になって悩んでる方には「私もそうだったけど、つべこべ言わず見て!!!」って言いたい。
そんな私の、初演時の気持ちがこちら。
無駄に長いんだけど、ここから下に色々書き連ねることよりこれを読んでもらえたら一番わかりやすい気もする。
あらすじはこんな感じです。
人種差別が色濃く残る1950年代、テネシー州メンフィス。
黒人専用のナイトクラブを訪れたブラックミュージック好きな冴えない白人青年ヒューイ・カルフーン(山本耕史)は、瞬く間にそこで歌うフェリシア・ファレル(濱田めぐみ)の歌声の虜になる。
しかしクラブの経営者でフェリシアの兄デルレイ(ジェロ)も従業員のゲーター(米倉利紀)も白人である彼のことを快く思っていない。
ある日、デパートで働くヒューイがレコード売り場で、禁じられているブラックミュージックを流したところ、レコードが面白いように売れる。
この騒動で仕事はクビに。しかし音楽が人の心を動かす様を見たヒューイはラジオ局に乗り込み、そこで働くボビー(伊礼彼方)の制止を振り切り、メンフィスの町中にブラックミュージックを流してしまう。
これが思わぬ反響を呼び、気を良くしたプロデューサーのシモンズ(栗原英雄)は、ヒューイをラジオDJとして採用する。
一方、歌手としての成功を夢見ていたフェリシアも、ヒューイのラジオ番組に出演したことで、スターダムへの階段を上り始める。
ヒューイとフェリシアの間には愛が芽生えはじめるが、デルレイ達だけでなくヒューイの母グラディス(根岸季衣)も二人の関係に理解を示さない。
周囲の反対を押し切って愛を貫こうとする二人は街で暴漢に襲われ・・・。
まずキャスト。知ってても知らなくても全く問題ないんですが、一つ言えるのは全員ハチャメチャに歌が上手い。ダンスもめちゃめちゃ上手い。
そんな人たちがコーラスでどんどん増えていくもんだから、舞台からの圧がやっばい。
特にヒロイン:フェリシア役の濱田めぐみさんの歌声を全身で浴び続けられます。めぐさんずっと歌っているから…贅沢かよ…!
そんで内容。初演の時にラジオDJの話と聞いて全くピンと来なかったんですけど、とてもわかりやすい話です。あらすじをそのまま受け取っていい。
ブラックミュージックが好きな白人DJ、それがどういう風に異質で、異端で、反逆的なことなのかは見ているとよくわかる。ヒューイはデューイ・フィリップスという実在の人物がモデルになっているのですが、特に事前に調べたりはせずに見ました。
人種差別の表現については要所要所の台詞に表されているし、あるシーンだけは直接的で目を覆いたくなる。 ちくちくと胸が痛む。でもこれって人種云々ではなく、現代の日本の、普段生活で身近なところにある差別問題と同じなんですよね。作品とはまた別に、色々考え込んでしまいます。
曲はどれもすっごく良い!飛びつきサイコーのR&B!ボン・ジョヴィのデヴィッド・ブライアンが音楽を作っているのでかっこいいし耳に残る。こんなに、こんなに良いのに今のところCD化もDVD化も予定がありません…(海外版権作品だからね!)(でもアンケートは書こう!)
そして、普段あまりミュージカル見ない人にオススメなんですメンフィス。
全員歌がうまいので聞く楽しさもあれば歌詞も聞き取りやすいし、「いきなり歌う」に対しての抵抗感があまり無い気がする。黒人の集まるクラブ・ヒューイが流すラジオ・教会のゴスペル・テレビ・フェリシアのライブと日常的な音楽が中心だから、「歌うこと」に違和感がない。勿論会話の途中から歌になるシーンもあるんだけども、耕史さんって「話すように歌う」「歌うように話す」ので、そのへんもすんなり入ってくると思う…。あとで思い返すと、あれっあのシーン歌だっけ台詞だっけ?とわからなくなったりするくらいには自然なんですよね。
で。
そんなメンフィスにおける山本耕史。めっちゃ可愛いんです。
時代劇をやっている時の冷静沈着さ、融通のきかない堅物っぷり、どこか儚げな繊細な雰囲気…は、どこへ仕舞った!?!?ってくらい、ちょこちょこ動き回り舞台上を駆け巡り歌って踊る。衣装がなんだか芋っぽくて、ダンスが妙にダサくて、しゃべり方も変わっている(ただし歌はめちゃくちゃ上手い)。すぐ人にちょっかいをかける落ち着きの無さはまるで子どものよう。どの仕草もあまりに自然で、素はこういう人なのか?と思ってしまいそうになるけども、全て演技なんですよね…。テレビや時代ものだとまず見ることはないそんな彼の姿がもう、可愛い。
そんな中、どれだけ周りに批判されようと「好きなもの」を「好きだ」と言う、一本の芯は一切揺るがない。そんなところはめちゃくちゃかっこいいし、胸を打たれる。好きなものを好きって言えるのって、幸せなことなんだなぁと。
歌う、踊る。ちょっとだけどピアノも弾く、笑って泣いて怒って恋をして、ヒューイという人物が舞台上で生きている。それがたまらなく愛しいんです。是非劇場で見てほしい。
再演、ということでかなりブラッシュアップされ、演出もガラリと一新。とても見やすくわかりやすくテンポよく、とてもパワーアップしています。
公演後のリピーターチケット売り場に長蛇の列ができるなど、口コミでどんどん評判が広がっているので、良い席取るなら今のうち!
公演日は12/2(土)~12/17(日)二週間しかないよ!
会場は新国立劇場(京王新線初台駅直結、新宿駅からなら歩いて20分強)
各プレイガイドでまだまだチケット取扱中です!ぴあやe+なら座席選択ができるのですが、今回の演出的に後方や二階席もおすすめ!
そしてなんと!U-25チケットは5500円!!数に限りがあるのでもう買えない日もあるのですが、これめちゃくちゃうらやましい……わたしも25歳になるまでにもっと色んな舞台をお安く見たかった…!!!
地方公演はありません(なのでわたしは今月必死こいて遠征をしています。)が、その分新国立劇場の機構で色々な挑戦をしているので、それも見てほしいポイントです。
わたしはこの作品が本当に大好きで、今回再演が決まってからずっとウキウキしていて、それと同時に初演が好き過ぎる故の不安もあったのですが初日で全部ふっとばされて。初演千穐楽以上に泣きました。
耕史さんが好きなのでどうしてもヒューイメインの話になってしまうのだけれど、どの登場人物もとても愛おしい素晴らしい作品です。
毎日でも行きたい、ずっとメンフィスの世界に浸っていたい。関西在住という身ではそれも叶わないので、せめて私の代わりに、いや私のことはどうでもいいからこの素晴らしい作品を見てくれ!というゴリ押しマーケティング記事でした。
ところで耕史さん、そろそろ関西での公演しません?(約3年間無い)
『メンフィス』を見に行く。
ミュージカル「メンフィス」いよいよ明日12/2 開幕!!!
— 『メンフィス』日本版公式アカウント (@HOCKADOO_japan) 2017年12月1日
まさに撮れたてホヤホヤの舞台稽古映像を公開しました!
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ハッカドゥー!!!
メンフィス再演の幕が上がる。私のまだまだ短い観劇人生の中で、再演を心待ちにしていた作品の一つである。
新幹線が暇なので、思い出話をします。
初演の製作が発表されたのは2014年6月。舞台『オーシャンズ11』を見て、推しを推し始めた矢先だ。
元々組!からの10年来のにわかファンではあったのだけど、彼の出る舞台にあまり興味がわかず(海外作品を敬遠していた)ずっと見ずにいたのだが、オーシャンズは何といっても局長と副長の共演。これは見るっきゃないなと軽い気持ちでいたら、踊る姿を見た瞬間マジで燃える太陽の矢が胸に飛び込んだ。(マリウス、君の気持ちがよくわかった。)
推し舞台はそのほとんどがDVD化されていない。今まで逃した魚があまりにも大きかったことに気付いた私は、食わず嫌いはやめて今後彼の出る作品は全て見ようと決めた。そんな頃に発表された『メンフィス』(次作品はLost Memory Theaterだったけど。)ブラックミュージックを愛する白人のラジオDJが、黒人の歌姫と恋に落ちる話。
いやもう、ぜんっっっぜん興味がなかったんですわ。申し訳ないくらいに。
大阪公演がある・原作を知ってる2.5作品・日本が舞台の時代劇(できればバリバリの殺陣!)・キャストの半分を知っている、が当時の私の見る作品を選ぶ基準で、どれにも当てはまらなかったんですよメンフィス。オーシャンズは例外で。
幸い別のイベント予定が公演期間と被っていたので、とりあえず一公演を取った。DVDにならないならもう一回見とくか?とあまり乗り気でないままその前日のチケットも増やす。内容には興味が湧かないしキャストも推しさん以外はジェロさんしかわからない。評判を聞いても、私はこれでいいのか??という疑問がずっと心の底にへばりついていた。のだが。
終演後、「ヒューイ…可愛い…可愛い…ほんま可愛い…」と繰り返すだけのポンコツと化し、一緒に見てくれた友人は「おもしろいから、何回可愛いっていうかをカウントする野鳥の会やってた」らしい。ごめんな…。ちなみに彼女は花髑髏感想にも出てきた早乙女太一さん推しの友人で、「推しと推し、共演しないかなぁ…新感線で…」という話はこの時にしていた。可愛い発言カウントをされながら。
休憩中に二階後方に空席を見つけては「こんなに素晴らしい推しを全世界に見てもらえてないなんて…!!」とありがちな絶望をしたりしていたのだけど、ホテルに帰ってからいやいやこれはあと一回では足りない、っていうか何回でも見たい!!空席は自分で埋めればいい!!とその場で博多千秋楽のチケットを取った。東京滞在は仕事の関係上延ばせなかったので。
メンフィスを見て、人生で初めてブロードウェイに行きたいと思った。洋楽にも興味をもったことがなかったのに、英語の曲を聞くようになった。原曲の歌詞を調べてみて、訳詞という仕事の素晴らしさを知った。翻訳ミュージカルのおもしろさを知った。
人種差別というものに、学生ぶりに触れた。それらについてめちゃくちゃ考えた。身近な差別問題にも敏感になって、ちょっとしんどくなった時期もあった。
アンサンブルさんたちの名前や顔を覚えた。他のミュージカルのフライヤーに知ってる名前を見つけるのが楽しくなった。敬遠していた海外ミュージカルを見るようになった。あれだけ推しさんが原点としているRENTだって、きっとメンフィスに出会わなければ見なかった。
キャスト、音楽、衣装、セット。メンフィスの何もかもが好きで、再演がもしあるなら全てそのままでと願っていたのだけど、さすがにそううまくはいかない。それでも、メイン二人を始め続投キャストもいて、しかも演出:山本耕史!!!推しさんを更に大好きになった作品の再演の演出が推しさん!嬉しい!
彼の演出はまだ見たことがないけれど、前の『髑髏城の七人』で360度回転する客席、という機構に興味津々だった彼の作り出すものがどうなっているのか、単純に楽しみだ。
いつも感想ブログを書く時は、始めにどういった経緯でその作品を見たのかを毎回記録しているのだが、今回はさすがに長くなりそうだったのでこうして先に一つ記事を作ってみた。こんなに思い入れのある作品の再演は初めてなので、少しこわいところもある。もしかしたら、初演が好きすぎて今回の観劇後の私はしょんぼりしているのかもしれない。それも含めて、『再演』だ。
初日の開演まであと、3時間半。
初演で買ったメンフィストートバッグ、それ以来わたしの観劇バッグになっているのだけどそろそろくたびれてしまったので、今回もあったらいいなぁ。
劇団壱劇屋 『五彩の神楽 戰御史~Ikusaonsi~』
五彩の神楽、ノンバーバルという特性上早く感想書かないとこの思いが霧散する!みたいな焦りが強いのか、見てすぐにブログ書きたくなります。9月はちょっと遅くなっちゃったけど。そして今回長めです。
『憫笑姫』感想
『賊義賊』感想
『心踏音』感想
そんなこんなで今月も見てきました。
満を持して登場の壱劇屋座長・大熊さん。そして自分の周りにもファンが多く、始まる前からみんながそわそわしてた赤星さん。わたしは初演TRUMP(DVD)と赤坂3作品(配信)を見たのと、昨年の東京物語を見に行ったので生で見るのはまだ2回目?ですね。赤星さんが殺陣されるところが見たかったので嬉しいキャスティング。
今回ちょっと自分的に面白いことになったので、感想の方向性が他と違うかも。
『戰御史~Ikusaonsi~』
これは“戰”の物語
ある夜男は嵐に襲われる
駆け込んだ屋敷で男は男に出会う
床には不規則に並べられた数多の刀
微笑みながら男は男を見つめる
男はその光景に見覚えがあった
男は語り始める
男の物語を
これは“戰場”の物語
この記憶の主は、果たして
最初にあらすじを見た時に「おっ何だ何だ剣豪将軍足利義輝か?」って思ったけど特にそんなことはなかった(最終決戦はちょっとそれっぽいところもあった)。 ピンと来ない人は足利義輝の最期をググってみよう、後世の創作だと言われようとテンション上がるもんは上がるし好き。
閑話休題。
ノンバーバルシリーズ、「ここはこういう意味かな」「この二人はこういう関係かな」という疑問をぽんぽん頭の上に浮かべたまま見ていて、話が進むにつれて違うなこうだな、と修正していくので最終的に台本と大きなズレはなかったんです。この三ヶ月(と独鬼)は。細かいキャラの行動原理が想像と違ったのはちょこちょこあったけど。
でも今回おもしろいくらい大外れで、いっそ外れすぎて自分の中で物語が一本出来上がったくらいの勢い。台本は存在するけどもあくまでノンバーバルだから、お客さんが思ったこと感じたことが正解なので、それで構わないんですけどね。
なのでここからしばらくは感想じゃなくて、見ながら考えてたことを書き残しておきます。お前の妄想どうでもええねんって方は適当に飛ばしてね。
台本読む前に考えてたので役名でなくキャスト名です。あと他作品名がちょこちょこ出る。
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あらすじの最後の「この記憶の主は、果たして」がずっと気になっていたので、『人』の記憶じゃないかもしれない、『屋敷』の記憶か『武器』の記憶。どっちかというと後者と仮定。ろうそくの記憶かな?とも思った。
列を組む敗戦兵がどんどん減っていくほどの激しい戦いなのに平然と歩く大熊さん。いや平然というには動きが奇妙で、「これただの人じゃないな?そもそも人間ですらないかもしれない」と思った。色んな武器の記憶を、戦いの記録を埋め込んだアンドロイドのような…戦う度に強くなっていくみたいな…時代背景(いつだよ)に合わないか。じゃああらゆる戦いを飲み込んだ化物。継ぎ接ぎ。鵺か。
最初に考えちゃったもんだからその印象が抜けなかったので、とりあえず機械じゃないにしてもアンドロイド的な、人工的な何かをされてるモノとする。撃たれてもなんか生き返ってるし、不死?(それは赤星さん(と山浦さん…)のイメージだけど。)殺される度に人格がリセットされる系アンドロイド。なので大熊さんには過去の記憶がなくて(このへんEqualを引きずっている)自分が誰だかわからなくなる。武器を持つと思い出す。あくまで武器の記憶なので、自分の味方も殺していくし自分の知らないことも多い。混乱と精神的な攻撃。
動きがおかしいので、段々バグが生じてきて暴走するようになったから処分されそうになってるとか?友達っぽい黄色い人(伊藤さん)が管理してる(博士的なやつ?)。隊列のシーンは本当は全部違う状況だけど伊藤さんがわざと(リセットされた)大熊さんに合わせてて、同じシーンの繰り返しに見えてる。毎回処分に失敗してはやり直してる。黒幕かな。
赤星さんは伊藤さんに見えてないなら幽霊か幻覚だよなぁ。最初に殺した人の人格(記憶)が表に出てきちゃってる?もしくは大熊さんはもとは赤星さんだったのに色々混ざっていくうちに変わってしまったとかで、元の人格で身体を取り戻そうとしてる。こっちかな。
今まで自分(大熊さん)が倒してきた敵の武器をわざと持たせてフラッシュバックさせることで、大熊さんの人格はほとんど崩壊しかけてたのに、自分の知らないところでおかしな行動をしていた伊藤さんに気付いてしまう。それから繰り返す度に伊藤さんを気にするようになる。
繰り返しの隊列シーンが赤星さんになった。一番最初の記憶?かと思ったら屋敷に入って大熊さん出てきたわ違うわ。見た目ひっくり返ってるから身体取り戻せた?おめでとう?(この辺の考察が雑、というか段々考えるのやめかけてるのがよくわかる)どっちがどっちかが段々わからなくなってきてますますEqual。
自分VS自分やべー最高なんだこれ!(考えるのをやめた)このへん剣豪将軍感あるけど思ったより物理VS物理!!
最終的に伊藤さんの武器を触っちゃってそっちの考えが全部読めて、自分の正体を知って絶望する。取り囲まれてしまって逃げられない。自殺しようと頭を撃つが勿論死なない。混乱する意識の中で赤星さんに語りかけられる。「二人なら倒せる」プリキュアか!?(そういえば公式もそんな感じのこと言ってたな)(※これツイ見直したら大熊さんと伊藤さんのことだったから違った)
入れ替わりながらの戦い、今までの武器の持ち主を憑依させてる感じ。スタンドっぽいな?鵺でもアンドロイドでもなくスタンド使いが一番しっくりくるなこれ??そっかースタンドならしょうがない!(何が)
黒幕伊藤さんを倒して、めでたしめでたし…かと思えばまた繰り返し。伊藤さんがいない。これで未来が変わる(でもタイムパラドックス系ではないよなぁ)と思ったら同じ屋敷へ。そこにいるのは…。
これ最終的な黒幕、屋敷じゃないか?引き寄せられる魔窟みたいな。過去の武器が出てくるのも、元の人格が現れるのも考えてみればおかしいし。双亡亭か、牙狼っぽいところもある。作演は竹村さんだけど、大熊さんメインだと世にも奇妙なエンターテイメントになるんだなぁ。
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と、まぁこんなこと考えてたわけですが。合ってるところもあるんだけど方向性が盛大に違う。
・大熊さんの人間離れしたマイム
・赤星さんの過去の役のイメージ
に引っ張られまくったらこうなった!って感じですね。何やねんアンドロイドって。博士って。シンプルに二重人格やないか。
あと何度も伊藤さんが打ってたのが麻酔銃だと気付かなかったのも原因かな…。死なない+変な動き=人じゃない!って結論づいてそれが最後まで抜けなかった。おかげでスペクタクルな近未来作品になった。
こうやって自分の中でほぼストーリーが出来上がって見てたので、疑問だらけで終わったわけではなかったのは良かったです。これもノンバーバルの楽しみ方だなー。
でも今回の台本、そこまで「答え合わせ」感はないんですよね。結局何故あの屋敷に武器があったのかろうそく男が現れたのか(全部幻覚かもしれない)。なぜ武器を持つと意識が飛ぶのか。そもそもどうして表助は二重人格(しかもろうそく男めちゃめちゃ強い)なのか。そんな表助を飼い慣らしていた後助の目的は。っていうかあの軍、何。全部わからんまま。わたしが読み解けてないだけだったらすいません。
でも今回は殺陣重視!!!ってのはわかったし、五ヶ月もあるのだからこういう回があってもいいんだなって思いました。
ここから普通に感想です。
赤星さんかっるいな…体重がない。セットに飛び乗る動きが身軽すぎて、大熊さんと違う意味でこの人人間か??って思ってた。役名がろうそく男って尚更人外感。美女と野獣かな(あれは燭台)
そして山浦さんや坂口さんや今回の大熊さんとの、誰とも顔や体格が似ているわけではないのにこうやって同一人物を演れるというか、混ざるのがうまいってこの人は一体何なんだ。親和性が高い?でも赤星さん個人の印象はめっちゃ強い。どういうこっちゃ。
笑いながら人をさくさく殺していく感じ、全オタクが推しにやってほしい戦闘狂だ!ずるい!!みたいなアホな感想を抱いた。猩獣の配信だとわからなかった(うちのPCの問題)ので生で見れてよかったな…。自分VS自分のところ、ああいう手練同士の殺し合いだーいすき♥なので二人とも大口開けて笑いながら戦ってるの最高に最高すぎてニヤニヤしながら息止まってた。めっちゃ不審者。
何月かの感想でも書いたけどわたしは御歌頭さんのファンなので推しを描いてもらえるのうらやましいな!?ってずっと思っているのだけど、今月もめちゃくちゃかっこよかったですね…。
そういえば赤星さんの殺陣もだけど、大熊さんのマイムも生で見るの初めてだったんですよ。独鬼は殺陣だし新しい~には出てなかったので。Twitter感想で「前説おじさんがあんなに動けるとは」っての見かけたけどわたしもそれに近いものがあった。DVDとかでは見てるけど。首締められるマイムとかさすがに人生で初めて見たわ…。
入れ替わり殺陣、やっぱり席位置で見え方が変わると思うんですけど、わたしの席からは壇上から飛び降りてきた赤星さんが寸分の狂いもなく下にいた大熊さんの位置に立って(るように見えて)、布もないし瞬きもしなかったのに人が入れ替わる瞬間を見てしまった…!!って感動してた。その少し前のろうそく男が狂人に変わるところもキレイに入れ替わっててすごかった。
見てて一番「キャーー!!」ってなったのは、女頭領を憑依(?)させたろうそく男の一斉掃射。構図が完璧すぎ。ぴょんぴょん跳ねるのも姿勢の低い回転も好きだなー。
っていうかあの殺陣考える方もすごいし実現させてしまうのもすごい。竹村さんがお二人の技量をわかっていてどれだけ尊敬し信頼しているのかがわかる。
そんな竹村さんは今回メインでの出番が少なめでしたね?作演やってるんだからこれくらいが普通だろうに、ようやく減った笑 その分来月大暴れなんでしょうね楽しみ~!顔を剥がれる『顔無』というところは気付けなかったのだけど、人の良さそうな男、に微笑ましくなったし、男一人抱えてあの動きはやはりすごい。
出ずっぱりで色んな表情が意味ありげだった後助の伊藤さん。何気に色んな所で見るけど上手いなぁ…。怪しさ満載だったけど小物感はなくて。
見た目からしてずるいのは満腹さん。いやーずるい。斧が小さく見える。それでいて優しそう。表助が入ってない状態の大男ってどういう人物だったのか気になる。ロブカールトン好きなんですよね~前回公演に行けなかったので次は行く。
サリngさんは初見。お名前はかねがね。もうかっこよすぎてファッションも髪型も真似したい!とりあえず髪切りにいこう!っていう謎の決意をした。女だけの武装集団の雑賀衆っぷりがすごくてやっぱりこの舞台戦国なのでは?って思ったり。撃たれたい。
狂人、動きもメイクもすごいからしばらく誰かわかってなくて「まだゲストいたっけ…」って考えてた。河原さんだった。狂人VSろうそく男の殺陣のスピード速すぎて息が詰まる。
セットがあんなに動くと思ってなくてびっくり。アクションモブメインの殺陣があってテンションあがりました。こんなにめちゃめちゃ動ける人しか出てない作品を見れている贅沢さやばい。熱量にぶん殴られ続けた65分だった。
残すは来月ですね!開演前に流れる予告PVに力が入りまくっていた。安達さんや新団員高安さん(入団おめでとうございます!)も出られるし、総力戦!!って感じですね。今までの全部見てるとわかるらしい仕掛けが楽しみ。そんな中に参戦する田中亨君、あまりにも期待度が高い。楽しみ過ぎるわ。
ここまで全て一回(見る回も席もほぼ一緒)で来たのは、台本読んだ後に見ると確実に見方が変わるけど二回見れない月があるから不公平だな、と勝手に考えてのことだったのですが、ラストはさすがにな…と千穐楽も行くことにしました。
五ヶ月の集大成、そして(十周年チラシが楽しそうな)壱劇屋十年分の力、存分に見せてください!
何回見てもこの赤星さんかっこよすぎる。
藤原在吉役目当てで刀ステ小田原の配信を見た感想。
刀ステ小田原がとてもよかったので、溜まってる観劇感想をすっ飛ばして小田原の感想を書きます。
とうらぶは未プレイ(アニメちょっと見たり、好きな友人たちの話はよく聞くのでざっくりとキャラは知ってる)、戦国と幕末が好きな日本史おたく。
推してる劇団は劇団Patch、刀ステは初演のライビュで見て、「やっぱり末満さんの脚本演出とても好きだなぁ」と実感した舞台おたくです。
そのくらいのふんわりした知識で見た感想ですのでご了承下さい。藤原在吉の話ばっかです。
時は一週間だけ遡る。
お知らせです。
— 竹下健人【劇団Patch】 (@TKST_KNT) 2017年11月17日
「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」に藤原在吉役として出演させていただくことになりました。小田原城で行われる一夜限りの特別公演、全身全霊をかけて臨みます。なにとぞ宜しくお願い致します!#刀ステ #刀剣乱舞
もうチケット販売終わってるけど!!??っていうかもう来週では!!?!
と、思わず口に出た。竹下くんはここ二回分の本公演に出演していない(日替わりや声の出演はしている)ので、竹下くんの演技を生で見るチャンスだったのだがチケット戦争にも参加できなかった。当日券を狙いにダメ元で小田原に行く手も勿論あったのだけど、私を含めて彼のファンは劇団Patchの本拠地である大阪や近畿在住の人が多いんですよね…。日本列島、もうちょっと縦に縮んでほしい。
見られないのか…!とがっくり来たのだけど、配信がある!さすがは人気コンテンツ!(一般的な舞台は配信やライビュはおろかDVDも出ないぞ!)
DMMに初めて登録し(これを機にとうらぶ始めるべきだろうか…)、雨雲レーダーを気にしながらいそいそと配信を待った。っていうか何であんなにピンポイントで小田原周辺に雨雲があったんだ…。
舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原
ざいきっちゃん、もとい藤原在吉、めっちゃええキャラやん…!
人の地雷をじゃんじゃん踏むキャラをやらせたら何故かピカイチの竹下くん(参考例:SPECTER)、自分の言いたいことを捲し立てる刀バカだけどどこか憎めず、山姥切を見つめる真っ直ぐな眼差しとハキハキした物言いで、あぁ良い子なんだなぁってことが伝わってきて良かった。
相変わらず和服が似合うし、刀の所作がスムーズ。今回は弱々しい動きをしていたけど、殺陣もできるし空手の達人なんですよ。あと稽古期間も短かっただろうに、長台詞がすごかったね…。あれをよどみなく言えるかで在吉というキャラの説得力が全然違うと思った。
まんばちゃんに手を取られて納刀をするところ、カメラワークにもこだわりを感じた。あれとても好き。
刀ステ脚本演出の末満さんは、今年の4月に劇団Patchの総合演出を離れられたところで。そんな末満さんの作品に今後最初に関わるメンバーって、刀ステにずっと出ている納谷くんを一旦除くと松井くんor中山くんかなぁと漠然と思っていたところがあるんだけど、これで竹下くんになったんですよね…。
Patch旗揚げ作品(OLIVERBOYS)での主演や、ピースピットへの客演(れみぜやん)を思って胸が熱い。竹下くん、末満さんに信頼されている。
正直あんなに出番や台詞があると思ってなくて、Twitterとかで「在吉良かった」って言われているのがめちゃくちゃ嬉しいのだけど、だからこそ先に発表してほしかった。見に行きたかったなぁと思ってしまった。
アンサンブルでも、スタッフ(音楽担当の方が好きで行く舞台あるし)でも、誰にでもファンはいるのだからチケット発売後の追加発表はなくなってほしいなぁ。
でも演目と主演だけ出てキャスト全員未発表の段階で行われる先行販売が有難いこともあるから、その時々かもしれない。
でもやっぱり今回は生で見たかったよ!
在吉以外の話。
同じく後から発表の、北条氏直役の早川さん。グランギニョルのアンサンブルで大活躍だった方ですね。氏直は正直小田原征伐後も生き延びた割に(といっても早死だけど)影が薄いというかあまり評価されていないので、ただ父に従っていたわけじゃないんだよとこうして描写されるのは嬉しい。舞など適当にやれば、とどこか諦めかけていた氏直が、思い悩み取り込まれそうになりながらも、最後に自分で決断したのはとても熱い。しかし歴史は変わらないので、小田原城はあのあと…と思うと悲しい。素敵な当主でした。
長尾顕長役の合田さん、個人的にはオーブルーで格さん。竹下くんの出演と同じくらいびっくりした。いつになってもかっこいいなぁ…後半山姥の面で顔が隠れてしまうの惜しい。顕長についてはあまり知らなかったのだけど甲斐姫の叔父さんなのかな?この人も小田原征伐後生き延びる側なんだなぁ…。
小夜は、納谷くんの地声に慣れすぎてて「声たかっ!!」ってびっくりした。そういえば小夜の声はこうだった。ラストが不穏でびっくりしたけどこれのあとが義伝?相変わらず姿勢が低くて殺陣が鋭いし、表情(特に目)がいつもの納谷くんと全然違って、知らない人を見ている気分になったからやっぱりすごいなぁ彼。
雨の中戦うまんばちゃんも長谷部もあまりに美しくて、この雨はキャストもスタッフさんも客席もかなり大変だっただろうけども、たった一夜の公演がこの雨でこれが映像に残るのだと思うと感慨深いものがある。最後には雨が上がっていたのも…。
今日小田原に居た方々が体調を崩されませんように。
ところで今回の新キャストの皆様、序盤の顔見せのあと出てこなくてすっかり忘れ気味だったので、あの登場の仕方がヒーローショー過ぎて爆笑してしまった。あれ、戦隊のファイナルライブステージの途中で助けに来る次戦隊メンバーのやつだ!みんなで中央のラスボスにかかっていって弾き飛ばされて「こいつ強い…!」ってなるとことかヒーローショーだ!!!ってテンションアホほど上がった。どうも特ヲタです。
次の刀ステライビュどうしようかな、と思っていたのですがまんまと本編も気になってしまったので、申込みしようと思います。ちょうど申込期間とか商売うまいなぁ!笑
ところでここまで読んで頂き、納谷くんと竹下くんの所属する劇団Patchって他に誰がいるの?と気になった方は公式ホームページ、各Twitterやブログ、そして
yhforestmk.hateblo.jpこちらなど参考にして頂けましたら幸いです。
次回の本公演はまだ未定ですが、3/23.24に大阪市中央公会堂で『大阪ドンキホーテ』(仮題)という舞台があります。
ざいきっちゃん良かったな、小夜以外の納谷くん見てみたいな、って思った方は是非ホームでの彼らも見てくださいね。
劇団壱劇屋 『五彩の神楽 心踏音~Shintouon~』
先月分の感想を一昨日書いたばかりですが今月分は早めで!先月はジャー忍開幕とかレミゼとか色々あったからな…秋が怒涛のように過ぎていく。
『憫笑姫』感想
『賊義賊』感想
yhforestmk.hateblo.jp統一感もたせようと同じ写真にしたけど逆にわかりづらかったなこれ。
『心踏音~Shintouon~』
これは“男”の物語
生まれたときから
男の世界に光はなかった
耳は目になり
少し世界が明るくなった
生まれたときから
女の世界に音はなかった
足音は声になり
少し世界が輝いていった
二人は出会う
世界は眩しく色付いていく
闇は音もなく近づいてくる
これは“男女”の物語
光を奪われた男は復讐の修羅となる
改めて見るとこのあらすじ、ちょっと勘違いしてしまう。もしくは脚本が変わったのかな?女(フミ)に『音』がないって、盲人との対比で耳が聞こえないのかとしばらく思ってた。首に手を添えるシーンで『喋れない』ことを表現してたけど、精神的なものかと思ったら台本には「首に古傷」とあって、それは全然わからんかったなぁ。でも喋れないことが伝わってたならいいんだな。聞こえてることは見てたらわかるし。
セットがど真ん中にあったからか、今回メインが二人とも男性だったからか、板の上から感じる圧が半端なかった。でもフミとの心の触れ合いはとても穏やかに可愛く描かれていて、緩急の差がジェットコースター。ハラハラした。
でも、セットがそこにあることで『死角』が多い。色んなものが『見えない』。戦っている相手さえも。これはあとで改めて。
効果的に使われている照明もそうだった。フミが死ぬシーン、盲人視点の一回目だと舞台下手半分が暗い。目を凝らせば見えるけどそうではなくて、舞台における照明当たってないとこって『見えていない』ってことだし見なくていい(というと語弊あるかもけど)。実際わたしはそっち見てなかったから、フミがいきなり倒れてるように感じて「えっ何!?重要なとこ見逃した!?どしたの病気とか!?!」って混乱したけどこの反応大正解だと思う…笑
フミの助けに気付かない、もしくは誤ってフミを斬ってしまうっていう最悪の展開を予想していたらそのどちらでもなくて、フミと岳人と笑人それぞれの優しさと決意がやるせない。その分、鈴人に全部の恨みをぶつけられるのは有り難いな…完全に元凶。お前な!何やっとんねん!
坂口さんも竹村さんも他のモブとあまり変わらない(とはいえロングコート最高やん)黒の衣装で、お二人の顔もわかるし体格でも見分けつくとはいえたまにモブに埋もれてて、特に竹村さんは結構見失ったんだけどそれすらフラグか…。
斬られても立ち上がる坂口さんの不気味さにゾッとした数分後に、刺されているのが竹村さんに変わる衝撃よ…。体格近いけど明らかに髪型が違うから、「あれ!?」って一発で気付けるのが良い。
鈴を鳴らしながらも本気で殺そうとしてなかったのに、最後だけめっちゃ音と声で盲人の耳を撹乱してまで殺しにかかってるのなんで!?って思ってたので、繰り返しですっきりしたし泣いた。槍を床にドンドン打ち付けながら「声出せ!!」って感じで指示出してるの、鬼気迫ってて明らかに異質だった。
一回目(盲人視点)で笑人が死んでたのは、いなくなったから死んだと盲人が解釈したか、笑人が岳人の役目を託されたことによって自らの存在を殺したようなものなのかな…と思ったら台本に答えあったんですけどね。前者だった。
先月はどんどん増えていく回想で、今回は完全に視点の変わる繰り返し。た、たけむらさーーーん!!すげぇ!!って何度も脳内で叫んだ。繰り返しスパンが早いから、まだ細かいとこを覚えてるうちに種明かししてくれるのありがたい。笑人が鈴が鳴る前に周りの民衆を避難させようと走り回ってるのに泣ける。本当に優しい。
盲人はあれだけ耳に神経を研ぎすませているなら、指示を出す笑人の声で気付きそうなものだけど、それすら気付けないほどに狂気に染まっているなら。最後に手を伸ばして顔を触ってたから、そこでようやく笑人だとわかったのか。ところで竹村さんずっと死んでるけど、12月の自分メイン回は生きててくれますかね?来月も大熊さんいるから大丈夫かな。
坂口さん、わたしの知っているビジュアルそのままだから、最初に出てきて剣を振った瞬間びっくりしたし怖かった。でもどこかコミカルで、盲人とフミのやり取りを見つめる顔が優しいのなんの…おとうさん…親子なのすぐわかったよ…。迫力ある身のこなしとご本人の優しい顔が苦痛に歪むそのギャップ、とても好き。
吉田さん雰囲気抜群すぎる。あの姿勢も歩き方も殺陣も大変そうだよ…どこに骨入ってるんだ関節どうなってんだ!?って動き。西分さんもおっしゃってたけどヌルヌル動く。普段フラフラしていて、殺陣に入るとヌルヌル動いて、人を斬る時は鋭い。緩急自在ですごいな…。
盲目の剣士・タップダンスとくると座頭市のラストシーンを思い出すんですけども、フミの今中さんのタップはああいった激しいものではなく、手拍子のようで笑い声のようで、会話だった。軽やかで可愛い音。それなのにあんなに誰にも届かない悲しい地団駄ってないよ…。後半ずっと悲しい顔をして叫んでいたので、エピローグ幸せそうでよかった。タップちょっとだけやらせてもらったことあるんだけどめっちゃむずいよね。
エピローグもだけど、カテコの最後で幸せそうに並んで歩く親子と、それに手を振る盲人があまりに幸せすぎて一番泣いた。
今回ノンバーバルなのに更に制約(見えない・喋れない)が加わってたのでいつも以上にごちゃごちゃ考えながら見てたし、終わった後の考察も捗るタイプ。好き。
次回は発表された時から楽しみにしてた赤星さん、満を持しての登場大熊さんにゲストもいっぱい。毎月同じことしか言えてないけど、楽しみだなーー!